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法事法要

冬の四十九日法要の服装とは?コートや上着のマナーも解説

更新日:2022.11.17 公開日:2022.04.08

回忌

喪服を着た男女の胸元

記事のポイントを先取り!

  • 制服がある場合には子どもにとっての礼服は制服になる
  • 四十九日法要では礼装用コートや黒のフォーマルコートが最適
  • 毛皮の手袋は殺生をイメージさせてしまうので避ける
  • 基本的にはブーツや長靴はマナー違反になるので注意が必要

四十九日法要は故人やその家族にとっても重要なものですが、冬の服装についてはご存じでしょうか。

服装の注意点を踏まえてマナーを守ることは大切なことになります。
そこでこの記事では、四十九日法要の服装を具体例を出して詳しく説明していきます。

この機会にコートやマフラー、手袋のマナーを知っておきましょう。

四十九日法要でコートを脱ぐタイミングについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 男性の冬の四十九日法要の服装
  2. 女性の冬の四十九日法要の服装
  3. 子供の冬の四十九日法要の服装
  4. 冬の四十九日法要の服装の注意点
  5. 四十九日法要でコートを脱ぐタイミング
  6. 冬の四十九日法要の服装まとめ
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男性の冬の四十九日法要の服装

男性の四十九日法要での服装は、ブラックスーツなどの喪服が一般的になります。
スーツの種類としては、シングル・ダブルのどちらでも構いません。

男性の場合、中には黒のビジネススーツやリクルートスーツでもいいのではないかと迷われる方もいるかと思います。

一見同じように見えますが、ブラックスーツとフォーマルスーツでは光の当たり具合で全く色合いが異なります。

ブラックスーツの中にフォーマルスーツの人がいれば一目瞭然になります。

親族のみでの四十九日法要での服装では問題ないケースもありますが、喪服の着用の指定がある場合には注意が必要です。

中に着るワイシャツは白の無地のものを選び、ネクタイは黒のものを付けることがマナーになります。

靴下や靴も黒でまとめ、足元から全身黒でコーディネートしましょう。

冬は寒さの対策としてベストを着用しようと思われる方もいますが、葬儀や法要の際にはベストの着用は避け、セーターヒートテックなどで防寒対策するといいです。

ポケットチーフは入れないか、白の無地のものを選択するといいです。

ベルトは着用しても構いませんが、黒の地味なものを選び、派手なデザインのものやバックルが金色などの光るものは避けるようにしましょう。

また、仏教では殺生を禁止しているので、は虫類の柄革の素材のベルトはNGなので控えましょう。

防寒対策としてコートを羽織ることも多いので、コートの選び方や着用方法のマナーについては以下の章でまとめているので、ぜひご覧ください。

結婚指輪は問題ありませんが、男性の場合にはピアスやネックレスなどのアクセサリーは付けないことがベストです。

補足として雨天の場合の傘は黒の無地のものがおすすめですが、持っていない場合には地味な色合いのものを選ぶか、透明なビニール傘でも問題ありません。

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女性の冬の四十九日法要の服装

女性の四十九日法要での服装は、黒のワンピーススーツアンサンブルなどの喪服にストッキングの着用が一般的になります。

防寒対策としてコートを着用して行っても問題ありませんが、色合いやコートの種類には注意が必要です。

コートに関しては以下で詳しく説明していきますのでぜひご覧ください。
足元は黒のパンプスが適しており、ミュールやサンダルなどのつま先の空いた靴はマナー違反になります。

スエードやは虫類の革の素材は、殺生を連想させるため控えましょう。
カバンは光沢のあるものは避け、黒のシンプルなデザインのものを選ぶといいです。

アクセサリーについては基本的には付けない方が良いのですが、結婚指輪であれば付けていても問題ありません。

結婚指輪の中でもダイヤモンドが目立つような派手なものは外して行くことが無難になります。

パールのイヤリングネックレスであれば、付けていてもマナー違反にはなりませんので、ご安心ください。

ネックレスが二重のものは、不幸が重なると考えられ縁起が悪いとされていますので避けるようにしましょう。

イヤリングは、派手なデザインや揺れるものを避けて、耳にフィットするものを選びましょう。

ハンカチを持参する場合には、白の無地のデザインか黒などの地味な色合いのものを選ぶといいでしょう。

補足として、メイクは派手なものは避け薄めにするように心がけることが大切です。

ネイルアートは避け、マニキュアも派手な色合いのものはできるだけ避けるようにしましょう。

このように小物も含め、全体的に黒でまとめたコーディネートで地味にまとめることが重要になります。

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子供の冬の四十九日法要の服装

四十九日法要での子どもの服装は、年齢によっても異なります。

一般的に、制服がある子どもにとっての礼服は制服になるので、制服を着用して四十九日法要に参加するようにしましょう。

全体的に暗めの地味な色合いでまとめるのが、ポイントです。

乳幼児の服装では明るめの色合いのものやキャラクターがデザインされたものが多いので難しいケースもあるかと思います。

このような場合には、上から地味なデザインや暗めの色合いのベストやセーターを着せてキャラクター部分を隠すなどすることがおすすめです。

普段、着慣れない服装をすることで、機嫌が悪くなるお子さんもいますので、大人のようにそこまで正式な服装にこだわる必要はありません。

四十九日法要は静寂な場なので、音の鳴るような靴は避けましょう。

大人ではマナー違反になるローファーでも子どもの場合は問題ありませんので、覚えておきましょう。

子どもの場合には白や黒などの地味なデザインであればスニーカーでもマナー違反にはなりません

中学生や高校生などの制服がある場合は、制服を着ていけば問題ありませんが、着崩して着ることは大変失礼になるので注意しましょう。

ブレザーなどでリボンやネクタイが派手なデザインである場合には、取り外して四十九日法要に参加することをおすすめします。

靴下は黒や白のものを選び、くるぶし丈のソックスやニーハイソックスはマナー違反になるので覚えておきましょう。

女の子の髪型としては、お焼香やお参りをするときにお辞儀をすることが多いので、髪が長いケースでは後ろで1つにまとめるといいです。

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冬の四十九日法要の服装の注意点

次に四十九日法要の服装の注意点について紹介していきます。
注意点を守り、失礼のないように以下を参考にしてください。

コート

真冬や、寒さが厳しい地域で四十九日法要を行う場合、コートや上着で何を着ていけばいいか迷うと思います。

四十九日法要で着用する防寒着には、注意点がありますので、以下を参考にしてコーディネートしてみてください。

礼装用コートや黒のフォーマルなコートが最適

コートで最も適しているのは、冠婚葬祭のどのようなシーンでも使うことができる礼装用コートです。

礼装用コートは正式な服装とされているため、間違いがなく安心できます。
礼装用コートを持っていないケースでも黒のフォーマルコートが最適です。

コートの長さは膝程度か膝よりも長めのものを選ぶとフォーマルな印象になるのでおすすめです。

色は黒が適していますが、持っていない場合にはネイビーやグレーなどの暗めの色合いのものでも問題ありません。

毛皮製品は避ける

革や毛皮素材のコートや上着類殺生を連想させるので、避けましょう。
襟元のファーもマナー違反になるので、法要に参加するときには取り外して行くといいです。

ダウンジャケットの中にはダウンが使われており、殺生をイメージさせてしまうため、避けましょう。

トレンチコートやフードの付いたものはNG

暗めの色合いでもトレンチコートやフードの付いたものはカジュアルな印象になってしまうため、避けた方がいいです。

また、裏地にも注意が必要で、暗めのコートであっても裏地のデザインや色合いが派手なものは避けましょう。

コートのボタンについては、ゴールドやシルバーなどの派手なデザインのものは不向きになります。

用意できない場合は入場前に脱ぐ

礼装用コートや黒のフォーマルなコートが用意できないケースでは、普段使いのコートを着用し、会場の近くのコインロッカーに預けるなどの工夫をするといいです。

お寺に預けることが可能なケースもあるので、事情を説明して預かってもらうことをおすすめします。

手袋やマフラー

冬場は防寒対策のため、手袋やマフラーを着用する方も多いかと思います。
次は手袋やマフラーなどの小物類の注意点について紹介していきます。

黒色や地味な色

四十九日法要でマフラーや手袋をすること自体はマナー違反にならないので問題ありませんが、色合いやデザインには注意が必要です。

色合いはブラックやネイビーグレーやブラウンなどの暗めなものを選び、デザインは無地のものがおすすめです。

手袋も同様に地味なデザインと色合いのものを選び、毛皮は殺生をイメージさせてしまうので、避けるようにしましょう。

白色は不可

マフラーを着用して行く際は、白いマフラーはマナー違反となりますので、注意してください。

また、ファー素材のものも仏教では避けるようにしましょう。

タイツやストッキング

次に冷えやすい足元の防寒対策であるタイツについて紹介していきます。

ストッキングよりはタイツの方が防寒対策になりますが、注意点もあるので以下を参考にしてください。

60デニールが無難

喪服ではストッキングがマナーとされていますが、寒さが厳しい場合には60デニール程度のものであればタイツを着用しても問題ありません。

また、寒さが厳しい場合は、ストッキングの代わりに、黒の厚手のタイツを着用しても問題ありません。

パンツスーツタイプの喪服の場合には黒または肌色のストッキングがおすすめです。

柄のあるものはNG

柄のあるタイツやリブのあるタイツだと、カジュアルな印象になってしまうため、法要のような正式な場面では避けることがマナーになります。

靴においてもマナーがあるので以下の注意点を守り、ふさわしい靴を選ぶようにしてください。

例外や防寒対策も紹介していきますので、参考にしてください。

黒のパンプス

葬儀や法要の場面ではシンプルなパンプスが最も適しています。
ヒールの高さは高すぎるものやピンヒールは避け、35cm程度がおすすめになります。

ヒールで歩くと「コツコツ」と音がなりますが、葬儀や法要の場面では音が気になることもあるので、歩くときの音にも注意して選択してください。

色は黒が適切になりますが、黒であってもローファーは避けるべきです。
ローファーだとカジュアルな印象を与えてしまうので、法要の場では不向きになります。

光沢のあるエナメルスエード素材は虫類の革を使ったものは殺生を連想させてしまうので、避けることがマナーです。

靴の場合には正式な場面で適しているものは皮素材のものが多いです。

他の小物類で革製品は避けるべきと説明してきましたが、靴においてはシンプルなものであれば皮素材でもマナー違反にはならないのでご安心ください。

ブーツはマナー違反

基本的にはブーツや長靴の着用はマナー違反になるので注意が必要です。

北海道や東北などの積雪量が多い地域では、例外としてシンプルなデザインであればブーツや長靴でも問題ないケースもあります。

この理由は、足場の悪い中でパンプスなどを履いてしまうと転倒のリスクが非常に高くなるためです。

このように地域によって細かなマナーには違いがありますので、地域の風習に従って臨機応変に対応するといいです。

寒い場合は履き替え用の黒い靴を用意する

パンプスだと足元が冷えてしまい、身体に負担がかかってしまいます。

そのため、寒さが厳しい場合には会場まではブーツなどを履いて行き、会場に入る直前に黒のパンプスに履き替える方法もあります。

どうしても寒さに耐えられないときなどには、身体も大切になるのでこのように工夫して対応していくことをおすすめします。

下着やカイロで工夫する

寒さが厳しい場合には、タートルネックを着ていく人もいます。

マナー違反ではありませんが、中には良く思わない方もいるのでマフラーや手袋などの着脱できる小物を使うといいです。

また、使い捨てカイロヒートテックなどの、見えない箇所を工夫して防寒対策をすることをおすすめします。

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四十九日法要でコートを脱ぐタイミング

喪服は薄手の生地のものが多いので、冬はコートを着用して四十九日法要に参加するケースも多いです。

このようなときには、コートを脱ぐタイミングやマナーに迷ってしまう方もいるかと思います。

ここからは、四十九日法要でコートを脱ぐタイミングについて紹介していきます。

ほとんどの葬儀場はクロークを設けているので、クロークがあればクロークに預けましょう

クロークがない場合は、コートや上着を脱いで手荷物として斎場に入りましょう

クロークがなくても焼香や献花する際には、手荷物置き場が設置されているケースがほとんどであるため、一時的にそこへ置いてお参りするといいです。

ちなみに火葬場にいくときに外に出る場面が少ない場合には、コートなどの手荷物は置いていって構いません。

火葬場の状況がわからず、迷った場合には葬儀スタッフに確認してアドバイスをもらうことをおすすめします。

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冬の四十九日法要の服装まとめ

「ま」「と」「め」と書かれた積み木と電卓と時計

ここまで冬に着る四十九日法要の服装のポイントを中心にお伝えしてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 革や、スエード素材の小物や上着は避ける
  • 葬儀や法要の場面では3~5cm程度の高さのシンプルなパンプスが最も適している
  • コートなどの上着は脱いで、手に持って四十九日法要の会場に入る

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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