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お葬式

葬儀と六曜の関係は?友引を避ける理由や葬儀の日取りの決め方を解説

更新日:2023.12.19

喪主

数珠をもって合掌する喪服の男女

葬儀の日取りを決める際に友引を避ける方が多いですが、その理由はご存じでしょうか。
友引は六曜のひとつで、他に先勝・先負・仏滅・大安・赤口が存在します。

この記事では、6種類の吉兆を表す六曜と葬儀の関係を解説しています。

友引の日に葬儀を避ける理由や、葬儀の日取りの決め方も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 六曜とは
  2. 六曜のそれぞれの意味
  3. 葬儀と六曜の関連性
  4. 六曜と宗教の関係
  5. 葬儀の日取りの決め方
  6. 六曜ではなく干支を気にする地域もある
  7. まとめ
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六曜とは

カレンダーと鉛筆を持つ手

六曜ろくよう)」とは、中国で生み出されたとされている日々の吉凶を判断するための考え方です。
先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6つで構成されており、この順番で繰り返されます。

日本には遅くとも14世紀にもたらされたとされ、戦後になってから一般に広まりました。
現在でもカレンダーには六曜が記され、冠婚葬祭の日程を決める際に活用されています

例えば、「結婚式は大安の日に行うのが縁起が良い」という具合です。
葬儀や法事法要では、「友引の日に葬儀を行うのは縁起が悪い」という考え方もあります。

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六曜のそれぞれの意味

六曜のそれぞれの意味をご紹介します。

先勝

先勝せんしょう)」は、「先んずれば勝つ」を意味する言葉です。
先勝についても、「さきがち」「さきかち」「せんかち」と様々な読みがあります。

先勝の意味は、先負とは逆に勝負や訴訟関係を行うには縁起が良いというものです。
また時間帯でも午前中が縁起良く、午後が逆に悪いとみなされています。

友引

友引ともびき)」は、もともと「共引」と書かれていました。
意味は、「勝負事が引き分けになる」とされています。

また時間帯別の吉凶は、朝が吉・夜が大吉であるのに対し、11時から13時の昼の時間帯は凶です。

先負

先負せんぷ)」は、「先んずれば負ける」という意味です。
読みについては、「さきまけ」「せんまけ」「せんぶ」などがあります。

「勝負事は控えるべき」とされ、「転じて穏やかに過ごすべき」という意味です。
また勝負事だけでなく、急な用事についても避けるべきとされています。

いずれにしても、「焦ることなく心穏やかに待つべき」とされる言葉です。
時間帯別の吉凶でも、午前中が縁起が悪く、午後は逆に縁起が良いとされています。

仏滅

仏滅ぶつめつ)」は、六曜の中で最も縁起が悪いとされる日です。
もともとは「物滅」という字で書かれていました。

物事全てが滅びに通ずる」という意味があり、丸1日凶とされています。
何もしないことが良いとされ、特に結婚式などの慶事は避けられるのが一般的です。

なお現在は「仏」の字が当てられていますが、元来は「物滅」という漢字が当てられていました。

大安

大安たいあん)」は、六曜の中で最も縁起の良い日とされています。
よく「大安吉日」という言葉で表現され、結婚式などの日に選ばれることも多いです。

丸1日、吉とされているため、時間に関係なく物事を行って良いとみなされる日です。

赤口

赤口しゃっこう)」は、仏滅に次いで縁起が悪い日とされています。
「しゃっく」・「じゃっく」・「じゃっこう」などとも読みます。

勝負事や訴訟関係だけでなく、火や刃物関係も避けるべきと考えられています。
現在もなお、「火や刃物関係には注意すべき」という考えが広まっています。

時間帯の吉凶は、正午を除く全ての時間で縁起が良くないとみなされています。

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葬儀と六曜の関連性

六曜のひとつ、友引に葬儀を避ける理由と、他の六曜と葬儀の関連性をご紹介します。

友引に葬儀を避ける理由

友引は、六曜の中でも縁起の良い日とされていますが、葬儀に関しては敬遠されることが多いです。

その理由は「友を引く」と書くことから「故人が友人を連れていく」という迷信が長年信じられてきたからです。

近年では迷信を気にしない方が増えている一方で、長い間友引の葬儀が避けられていたため、友引の日は火葬場が休みになっている地域もあります。

そのため、迷信を信じていなくても火葬場が休みのため友引に葬儀が行なえず、日程を変更する場合があります。

また、迷信を大切にしている地域も存在するため、友引に葬儀を執り行うかは親族と話し合って決めることをおすすめします。

先勝は通夜を避ける?

六曜の先勝に通夜や葬儀を避ける必要はありません。
しかし六曜は、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の順番で繰り返すため、先勝の次の日は友引です

縁起が悪いから、または火葬場が休みで友引に葬儀ができない場合、先勝に通夜をすると翌日が友引になり、葬儀を執り行うことが難しくなってしまいます。

火葬場が稼働している場合や、友引の迷信を気にしなければ、先勝に通夜をしても問題ありませんが、友引を避けたい場合は先勝に通夜を執り行うことは控える方が良いでしょう。

先勝・先負・仏滅・大安・赤口と葬儀への影響

友引以外の六曜は、葬儀に影響することはほとんどありません。

先勝と先負は勝負事に関係する日のため葬儀への影響はなく、縁起が悪いとされている仏滅と赤口は祝い事には不向きですが、弔事には問題ないとされています。

縁起が良いとされている大安も葬儀を執り行っても問題ありません。

しかし、基本的に祝い事に適している日のイメージが強いため、葬儀は控えたほうが良いと考える方もいます。

先勝・先負・仏滅・大安・赤口に友引のような迷信は無いですが、大安の持つイメージを気にする方もいるため、葬儀の日程は話し合って決めると良いでしょう。

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六曜と宗教の関係

六曜と仏教、神道、キリスト教との関係をご紹介します。

仏教

六曜のひとつに仏滅とありますが、仏教とは関係がありません

仏教では日にちで「良い日」「悪い日」を決める考えは無く、人の行いによって善悪が決まると考えられています。

そのため、仏教の葬儀を執り行う際に六曜を気にする必要は無いのですが、地域の風習や迷信から友引に葬儀を避ける傾向はあります。

神道

神道は、先負を含め六曜とは全く関係がありません
そもそも六曜自体が中国由来の考え方であるためです。
そして六曜は日本に入ってきた後、神道とは無縁で独自に発展を遂げました。

神道と六曜が無関係である以上、お参りによる不都合はありません。
なお神道においても、友引の葬儀は控えることが多いです。

神道の葬儀である「神葬祭(しんそうさい)」も、友引の日は行われません。
神道式で葬儀などを行う場合も、友引には注意が必要です。

キリスト教

キリスト教においても六曜を気にする必要はありません
六曜が中国由来であるのに対し、キリスト教は西アジアで生まれ西洋で発展したためです。

加えて全知全能の神による愛を説いているため、六曜による吉凶とは縁がありません。
日本でもキリスト式の葬儀は行われていますが、日程を決める際は六曜を気にする必要はありません。

ただしキリスト教の場合でも、友引の日に葬儀が行われないケースが多いです。

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葬儀の日取りの決め方

葬儀の日取りを決める際には、六曜の友引以外に葬儀場や火葬場の空き状況、宗教者、参列者のスケジュール、地域の風習の確認が必要です。
以下で項目別にご紹介します。

葬儀場や火葬場の空き状況

葬儀の日取りは葬儀場や火葬場の空き状況に影響を受けます。

葬儀・告別式を菩提寺で行う場合は、年末年始などは忙しく希望の日時で葬儀が執り行えるとは限りません。

また、火葬場もそれぞれに1日の火葬件数が決められているため、混雑していて空きが無い場合は、葬儀の日程変更が必要になります。

そのため、葬儀の日取りを決める場合は、葬儀場と火葬場の空き状況の確認が大切です。

宗教者のスケジュール

宗教・宗派に則った葬儀を執り行う場合は、宗教者のスケジュールを確認する必要があります。

葬儀場、火葬場が利用できる日時が確保できても、宗教者のスケジュールが合わなければ葬儀が執り行えません。

特に仏教の場合、お盆や年末年始は忙しいため、早めのスケジュール確認が重要になります。

参列者のスケジュール

故人の希望で必ず参列してほしい方がいる場合や、親族が海外などの遠方にいて、すぐに葬儀に参列できない場合は日程調整をします。

葬儀は基本的に逝去の翌日に通夜を行い、その翌日に葬儀・告別式をします。

しかし、必ず逝去の翌日から行わなければいけない決まりはないため、どうしても参列してほしい方がいる場合は、参列者のスケジュールに合わせて日取りを組むと良いでしょう。

地域の風習

地域によって葬儀の風習は異なります。

例えば、通夜を行わない地域や、葬儀・告別式の後に火葬をする「後火葬」の地域、葬儀・告別式の前に火葬をする「前火葬」の地域などがあります。

前火葬は遺骨で葬儀・告別式を執り行うため、必ずしも火葬と同日に葬儀・告別式をするとは限りません。
そのため、葬儀の日取りは地域の風習にも影響を受けるといえます。

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六曜ではなく干支を気にする地域もある

六曜の友引に葬儀を避ける方は多いですが、地域によっては干支も葬儀の日取りに影響を与えます。
葬儀を避けることが多い干支の子、丑、寅、卯、酉についてご紹介します。

子と丑の日

子と丑の日の葬儀を避ける地域があります。

十二支の順番は、神様の元に到着した早さで決まったという物語があり、その物語の中でネズミは牛の背に乗り一番に到着したとされています。

そのため、子と丑の日に葬儀をすると、一緒にあの世に連れていかれると言われており、葬儀が避けられています。

また、牛は歩みが遅いため49日までに旅が終わらないという一説もあります。

寅の日

寅の日は、出て行ったものが戻ってくるとされている吉日です。
しかし、葬儀の場合は旅立った故人が戻ってきてしまうという考えから一部地域では、寅の日の葬儀は避けられています。

卯の日

卯の日には「卯の日重ね」や「卯重ね」という、吉事も凶事も重なるという俗信があります。
そのため、卯の日に葬儀をすると不幸が重なると考えられ、葬儀を避ける地域が存在します。

また、慶事であっても再び起こるのは吉とされない結婚式なども卯の日には避けられているようです。

酉の日

酉の日は音から「取りの日」と聞こえ、「命取りの日」として考えられている地域では葬儀が避けられています。

他にも鳥の羽が重なることから、不幸ごとが重なるという考えもあるようです。

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まとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで、葬儀と六曜の関係を解説してきました。
内容をまとめると以下の通りです。

  • 六曜は中国由来の6種類の吉凶を表す暦
  • 友引の日は葬儀を避けることが多い
  • 先勝・先負・仏滅・大安・赤口は葬儀を行える
  • 六曜は仏教、神道、キリスト教と関係がない

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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