法事法要
初七日法要のマナーは?香典やお布施の相場も解説
更新日:2022.11.17 公開日:2022.04.17
故人の死後に行われる忌日法要の中には、葬儀からすぐに行われる追善(ついぜん)法要というものがあります。
その一つとして、故人が亡くなってから7日後に行う初七日法要というものがあることをご存知でしょうか。
そこで、この記事では初七日法要について詳しく解説していきます。
この機会に初七日法要がどういった法要であるかを知り、理解を深めておきましょう。
また、記事の後半では初七日法要に呼ぶべき人についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 初七日法要とは
- 初七日の読み方
- 初七日の数え方
- 初七日法要はいつするか
- 初七日法要の準備
- 初七日法要の香典の相場
- 初七日法要のお布施の相場
- 初七日法要の香典返しの相場と品物
- 初七日法要に出席する際の服装
- 他の人はこちらも質問
- 初七日法要には誰を呼ぶ?
- 初七日法要についてのまとめ
初七日法要とは
初七日法要とは追善法要の一種です。
追善法要とは、故人が亡くなってから四十九日までの中陰と呼ばれる期間に、故人の冥福を祈って行われる法要のことをいいます。
初七日法要はその中でも、故人が亡くなってから7日後に行われます。
仏教において亡くなった人たちは皆、四十九日までの期間、この世とあの世の間を彷徨うものと考えられています。
そして、中陰の期間中、7日ごとに浄土へ行けるかの審判を受けます。
四十九日まで7日ごとに法要するのは、この審判を通過して無事に浄土へ行けるように祈るためです。
初七日法要は追善法要の中でも初めに行われる法要であり、知人なども呼んで大きい規模で行われる傾向にあります。
初七日の読み方
初七日の正しい読み方は、「しょなのか」もしくは「しょなぬか」です。
昔は「七日」を「なぬか」と呼んでおり、初七日も「しょなぬか」と呼ばれていました。
そのため、現在もこの呼び方が使われることがあります。
時代の流れと共に読み方が変化し、「七日」を「なのか」と呼ぶのが主流となりました。
そのため、「しょなのか」という読み方も間違いではありません。
初七日には読み方が二つあるということを覚えておきましょう。
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初七日の数え方
初七日法要の日にちを数える時には、故人が亡くなった日を1日目として数えます。
そのため、命日当日を入れないで数えた場合、6日目が法要当日となります。
また、一部の地域では、命日の前日を1日目として数える風習があります。
もし何日目に初七日法要すれば良いか不安な方は、事前に周りの方に確かめておきましょう。
初七日法要はいつするか
前述した通り、通常、初七日法要は故人が亡くなって7日目に行います。
しかし、何らかの事情で法要を7日目に行えない場合には、葬儀・告別式の日に併せて行うケースもあります。
近年ではこちらの方が主流になっているため、以下で詳しく説明していきましょう。
「繰り上げ法要」
繰り上げ法要とは、通常は7日目に行う初七日法要を葬儀と同日に行うことです。
近年、繰り上げ法要で初七日法要を営むケースが増えています。
これはライフスタイルの多様化や遠方に住む親族が増えていることが影響しています。
通常、繰り上げ法要は葬儀と火葬が終わってからお寺・法要施設などで行われます。
しかし葬儀の時間が遅い場合には、葬儀の翌日に繰り上げ法要をする時もあります。
「繰り込み法要」
繰り込み法要とは、葬儀・告別式と一緒に初七日法要まで行うことです。
葬儀・告別式の流れから続いて初七日法要が始まる形式で、火葬場へ行かずそのまま法要します。
そのため、火葬場に行かない親族の方も待たせることなく、すぐに法要に参列してもらえるというメリットがあります。
前述した繰り上げ法要は、火葬後に法要するため、ご遺体がお骨になってからの法要です。
一方で、繰り込み法要は火葬が終わる前のため、ご遺体がお骨になる前に行われます。
上記のような違いがあることを理解し、言葉の意味を混同しないようにしましょう。
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初七日法要の準備
通常の日程で初七日法要する場合、亡くなってから7日という短い期間で準備しなければなりません。
そのため、葬儀が終わったらすぐに準備を始める必要があります。
しかし、法要に慣れていない方はどういった準備をすれば良いのか分からない方もいるでしょう。
まずは、初七日法要の日程と開催する場所を決めましょう。
葬儀から時間がないため、葬儀を手配するタイミングで一緒に決めてしまうのがおすすめです。
次は法要に参列してもらう人を決めます。
基本的に初七日法要は規模を大きく行うため、親族に加えて故人の知人・友人も参列してもらうことが多いようです。
法要に招待する方が決まったら、必ず全員誘い忘れの無いようにしましょう。
参列者へ渡す返礼品も併せて用意しておきましょう。
返礼品の表書きは「志」や「粗供養」と書くのが一般的ですが、関西などの地域では「満中陰志」と書く場合もあります。
また、品物にかける水引は黒白か銀色のものを使用しましょう。
併せて、法要後の精進落としの準備もする必要があります。
精進落としに関してはお弁当や御膳を手配しておきましょう。
また、自宅で法要する場合は「後飾り祭壇」を用意する必要があります。
葬儀社に依頼するか、ご自分で箱に白い布をかけるなどして簡易的に製作することも可能です。
初七日法要の香典の相場
初七日法要に参加する際に気になるのが、香典の相場です。
香典の金額については、故人と自分が生前にどういった関係性であったかによって変動します。
以下で関係性による香典の相場を紹介します。
参考にしてください。
- 両親:3万円〜5万円
- 兄弟:3万円
- 叔父・叔母:5,000〜1万円
- 祖父母:5,000〜1万円
- 友人:3,000〜5,000円
- 仕事の関係者:3,000〜5,000円
また、上記の関係性に加えて自分の年齢や立場、宗教なども関係してきます。
心配な方は周囲の年配の方などに聞くと良いでしょう。
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初七日法要のお布施の相場
初七日法要では、僧侶を呼んで読経してもらうこととなります。
僧侶を呼ぶと、参列へのお礼としてお布施を渡す必要があるため事前に用意しておきましょう。
初七日法要のお布施の相場は、3〜5万円とされています。
これは四十九日法要まで共通の相場のため、覚えておきましょう。
初七日法要の香典返しの相場と品物
初七日法要で参列者から香典を頂いた場合、香典返しを用意する必要があります。
一般的に、香典返しは参列者から頂いた香典の金額や品物の価格の「3分の1〜2分の1」が相場です。
金額にすると3,000円〜5,000円程度です。
また、初七日法要の品物は葬儀と同じく「消えもの」が定番です。
消えものとは、食べたり使ったりすると無くなる、食料品や日用品などのことを指します。
また、参列者に返礼品をお渡しするのが当日の場合、重いものやかさばるものは持ち帰るのが大変なため避けましょう。
軽くて日持ちがする焼き菓子やせんべい、お茶などは香典返しの品物として特に人気です。
包装が小分けになっているものは職場などでも分けやすいためおすすめです。
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初七日法要に出席する際の服装
自分が参列者の場合、初七日法要の服装は「略式喪服」を着用します。
初七日法要と葬儀が同日の場合は、そのまま喪服を着用し、法要に参加しましょう。
葬儀と別日の場合は略式喪服での出席が基本です。
また、遺族に関しては初七日法要では正礼服か準礼服の着用がマナーとされています。
ただし、法要では準礼服での出席が一般的です。
男性はブラックスーツ、女性は黒のワンピースかスーツを着用しましょう。
他の人はこちらも質問
ここからは検索エンジンで他の方により、よく検索されている質問とその回答をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
初七日法要、何をする?
初七日法要では、喪主からの挨拶や僧侶による読経、参列者による焼香などをします。
また、法要が終わった後には「精進落とし」と呼ばれる会食が行われます。
法要の際は後飾り祭壇と呼ばれるものに、故人の遺影・位牌・遺骨などを飾ります。
初七日の法要はいつ?
初七日の法要とは、故人が亡くなってから7日目に行われる法要です。
一般的に他の法要よりも大きな規模で行われ、知人・友人・親族などが参列します。
初七日って何ですか?
初七日とは故人が極楽浄土に辿り着けるように行われる追善供養の中の1つです。
仏教では、故人は死後四十九日までは、魂が彷徨っていると考えられています。
そしてこの期間中、故人は7日ごとに生前の行いについて審判を受けます。
この審判の結果によって、故人が極楽浄土に行けるかが決定されます。
遺族は故人が極楽浄土に無事たどり着けるように、この審判の日に法要して、冥福を祈るのです。
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初七日法要には誰を呼ぶ?
ここからは初七日法要に誰を呼べば良いかを解説していきます。
葬儀や法要などの弔事では、誰を呼ぶべきか悩む方もいらっしゃるでしょう。
以下を参考に、誰を招待するかを考えていただければと思います。
近しい親族
初七日法要では、近しい親族に関しては必ず招待しましょう。
遺族と特に近しい人物は、法要に呼ばないとトラブルの元となります。
具体的には故人の兄弟・子供など、三親等以内に含まれる親族は法要に呼ぶべき人物です。
親等が遠くても生前故人との関係性が深かった親族には連絡するようにしましょう。
会社関係や知人友人
多くの場合初七日法要には、会社の関係者や知人・友人も招待します。
知人・友人であっても特に仲が良かった人は初七日法要に呼びましょう。
また、その際は故人に代わって遺族が生前のご厚意に対する感謝の気持ちを伝えましょう。
初七日法要についてのまとめ
ここまで初七日法要の意味や、行うタイミングなどを中心に紹介してきました。
この記事のポイントをおさらいすると、以下の通りです。
- 初七日法要は故人が亡くなった日から数えて7日後に行われる
- ライフスタイルの多様化や住環境の変化により、繰り上げ法要や繰り込み法要が主流となっている
- 香典返しは頂いた香典金額の「2分の1〜3分の1」にあたるものを渡す
- 初七日法要には近しい親族や会社関係者、友人・知人などを呼ぶ
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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