法事法要
葬儀の後の初七日法要は?初七日法要の流れやマナーを解説
更新日:2022.11.18 公開日:2021.07.04
葬儀の後に初七日法要を行います。
初七日法要は、故人が亡くなってから行う初めての法要なので、流れやマナーに不安を持つ方がいらっしゃると思います。
そこで、この記事では葬儀後に行う初七日法要について解説します。
初七日法要の参列者についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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初七日法要とは
初七日法要は(しょなのかほうよう)または(しょなぬかほうよう)と読みます。
初七日法要は、葬儀後、命日を含めた7日目に行います。
原則、骨上げしてから2~3日後になります。
故人が死後、三途の川にたどり着く日がちょうど7日目だからです。
そこから緩やかな道に行くのか、それとも激しく厳しい道に行くのかの道筋が決まる重要な日でもあるのです。
僧侶がこの日に供養をするのは、故人が緩やかな道に進めるようにと願うためです。
初七日の数え方は地域によって故人の命日の前日から数える場合もあります。
その場合は初七日を行う日は6日目ということになります。
近年では葬儀の同日に初七日法要も行うことが増えてきました。
葬儀の喪主がそのまま施主をやるのが一般的です。
例外ですが、浄土真宗は初七日法要や四十九日法要を行いません。
故人は死後すぐに極楽浄土に行くと考えられているからです。
浄土真宗で初七日や四十九日を行っている場合は、遺族の故人への思いを形式的に表したものです。
初七日法要は葬儀と一緒にするのが一般的
初七日法要は、本来死後7日目に行うものです。
しかし、親族であっても違う地域に住んでいたり、仕事で休めないなどで初七日に集まれないことが多いです。
近年では葬儀後に初七日法要も一緒に行うという形が一般的になってきました。
繰り上げ初七日法要(戻り初七日)
繰り上げ初七日法要は戻り初七日ともいいます。
葬儀当日に初七日法要も一緒に行うという形を取ります。
葬儀から初七日法要を一日で終わらせることが一般的です。
しかし葬儀が午後からの場合は、翌日に持ち越すこともあります。
葬儀、火葬、繰り上げ初七日法要の順で行います。
地域によって葬儀と火葬が反対になることがあります。
また火葬の待ち時間に精進落としを行う場合もあります。
葬儀のあと火葬場へ向かい、火葬後、御遺骨とともにもう一度葬儀場に戻ります。
葬儀場と火葬場を2往復するので大変です。
しかし御遺骨が戻ってきてからは落ち着いて法要が行えます。
葬儀と初七日法要には参加するが、火葬には参加しない人を待たせてしまうこともあります。
火葬場の混み具合によって予定時間を押してしまう場合があります。
故人が御遺骨になってからの法要になります。
よって本来の初七日法要とも近い形で行うことができます。
繰り込み初七日法要(式中初七日)
繰り込み初七日法要は式中初七日ともいいます。
繰り上げ初七日法要と同様に、葬儀当日に行います。
違いは葬儀自体に初七日法要を組み込むということです。
葬儀、繰り上げ初七日法要、火葬、会食の順で行います。
火葬に参加しない人への負担が軽減されます。
初七日法要を前倒しに行っても本来行われる7日目に手を合わせると良いでしょう。
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初七日法要の流れ
それではここで初七日法要の流れをご説明していきます。
ここでは寺院で行う場合の流れをご紹介します。
- 喪主の挨拶
- 僧侶による続経
- お焼香
- 喪主の締めの挨拶
- 精進落とし(会食)
- 解散
繰り上げや繰り込み法要にした場合は、精進落としの前に出棺と火葬が入ることがあります。
スポンサーリンク初七日法要にかかる費用
ここからは初七日法要でのお布施、香典返し、お車代に掛かる相場を見ていきましょう。
お布施
お布施は僧侶への感謝の気持ちを表すものになります。
お布施の相場は、法事のときと同様に3万円くらいが相場です。
葬儀の当日に初七日法要を行う場合は、お布施に「初七日」と書き添えておきましょう。
お車代
お車代は僧侶が自宅や会場に移動される際のお車代になります。
相場は、約5,000円~1万円です。
お渡しする場合は、お布施とは別にして白い封筒に入れてお渡ししましょう。
香典返し
香典へのお礼と参列者へのお礼の2種類があります。
香典返しの相場は、葬儀でいただいた香典の金額より1/2~1/3を目安にします。
香典返しを送るときは、四十九日法要が終わったあとに送るのが多いです。
表書きは「志」や「粗供養」と書きましょう。
参列者へのお礼は「消え物」と呼ばれる消耗品が一般的です。
また壊れにくく傷みにくいものや、値段がわかりづらいものが良いでしょう。
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初七日法要に出席するときのマナー
初七日法要に、出席者として参列するときのマナーをご紹介します。
服装
略式喪服、正喪服は遺族が着るものなので正喪服はマナー違反です。
お供え物
繰り上げ法要や繰り込み法要の場合は、必要ありません。
葬儀と別の場合は、個包装のお菓子や果物を選びます。
香典
渡すことが一般的です。
「御霊前」と表書きしてあるものを使用します。
基本的には「御仏前」と書かれたものは使用しません。
しかし浄土真宗などは「御仏前」や「御香典」と書きます。
繰り上げ、繰り込み法要の場合は、葬儀と別で用意します。
初七日に招待する範囲ってどこまで?
初七日法要を葬儀とは別で行う場合、悩むのが招待する人の範囲です。
必ずしも、葬儀のときに呼んだ人すべてを招待する必要はありません。
一般的には、故人と近い存在である親族や親戚、その配偶者と子ども達です。
四十九日法要と同じく、初七日法要も基本的に親族や親戚だけで行うことが多いです。
友人や知人までは荷を広げる必要はありません。
しかし葬儀に参列してくれたなどの場合、連絡だけはしておくと良いでしょう。
もし、「是非、同席したい」と打診された場合は、快く招待しましょう。
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葬儀後に行われる初七日についてのまとめ
ここまで初七日法要の意味や流れ、お布施などの相場についてもご紹介してきました。
この記事のポイントをおさらいすると、以下の通りです。
- 初七日法要は葬儀後に、故人の死から7日目に行う法要
- 初七日法要のお布施の相場は3万円
- 初七日法要に参列するときの服装は、略式喪服
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
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