お葬式
葬儀の別れ花の意味・種類・花言葉は?花入れの流れや持ち込みも解説
更新日:2024.01.24 公開日:2022.07.04

記事のポイントを先取り!
- 別れ花は棺に花を供える儀式
- 宗教によって使われる花は異なる
- 別れ花では副葬品を入れる
- 別れ花に適していない花もある
葬儀では、別れ花と呼ばれる儀式を行うことをご存知でしょうか。
別れ花の種類と花言葉について知らない方も多いかと思います。
そこでこの記事では、別れ花について解説します。
この機会に、花入れの大まかな流れについても知っておきましょう。
後半では、棺に入れる生花の切り方についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 葬儀の別れ花の基本的な意味を解説
- 別れ花の種類と花言葉!宗教による違いは?
- 葬儀の別れ花を解説!花入れの流れと副葬品
- 葬儀の別れ花・花入れに向かない花とは?
- 別れ花の持参・持ち込みはできる?
- 棺に入れる花の切り方を解説。
- 葬儀の別れ花についてのまとめ
葬儀の別れ花の基本的な意味を解説
別れ花とは、出棺前、故人が入った棺の中に花を収めて、故人の周りを花で飾る儀式のことです。
葬儀が終わってから祭壇の前に棺を移動し、棺の蓋を開けてそこに花を入れていきます。
別れ花は、故人の顔を見ながら故人へ最後の別れを言う時間でもあり、重要な儀式のひとつです。
参列者は一輪ずつ花を持って、一人ずつ順番に棺の中へ花を入れていきます。
基本的に故人の遺族や親族などの近しい方々が行う儀式ですが、葬儀によっては参列者も一緒に行います。
花は祭壇の供花が使われることが多いですが、地域によっては祭壇とは別に葬儀社が花を用意していて、それを供えることもあります。
別れ花を行った後は棺に釘が打たれるため、棺を開けた状態で故人を見られるのはこれが最後です。
後悔のないよう、しっかりお別れを言いましょう。
別れ花の種類と花言葉!宗教による違いは?

ここからは、別れ花で使われる花の種類と花言葉を紹介していきます。
別れ花の種類と花言葉
別れ花で使われる花は、白が一般的ですが、他にもピンクや紫などの色の付いたものも用いられます。
別れ花で、特に使用されることが多いのが菊です。
菊は格調高い花だとされています。
特に、白い菊には「誠実」「真実」「旅立ち」といった花言葉があり、葬儀にぴったりだといえるでしょう。
また、ユリも葬儀でよく使われる花のひとつです。
葬儀で使われる白ユリには「純潔」や「高貴」という花言葉があります。
また、白のカーネーションも「純粋な愛」や「尊敬」といった花言葉があり、故人の旅立ちを彩る別れ花に適した花のひとつです。
この他、「幸福」などの花言葉があるカスミソウや、「純粋な愛」という花言葉があるデンファレや胡蝶蘭も選ばれることがあります。
別れ花で使われる花は花言葉もしっかり、弔事に合うものが選ばれていることも覚えておきましょう。
宗教による別れ花の種類の違い
宗教によって別れ花で使われる花にも違いがあります。
例えば、仏教では菊やユリ、カーネーション、デンファレなどが使われることが多いです。
また、神道では白い菊やユリなど白い花を供えるのが一般的です。
キリスト教では洋花を使うことが多く、ユリやカーネーションが別れ花に使われる花として一般的です。
また、仏教や神道で使われる和菊は使われない傾向にあり、代わりとして小菊やスプレー菊がよく使われます。
白ユリは聖母マリアを表す花であるため、キリスト教ではよく用いられます。
このように、宗教によってよく使われる花は異なるため、注意しましょう。
ただし、上述したもの以外にも、故人が好きだった花がある場合は、その花を棺に入れることもあります。
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葬儀の別れ花を解説!花入れの流れと副葬品

ここからは、別れ花を行う際の流れについて解説します。
また、別れ花の際に花と一緒に入れる副葬品についても併せて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
葬儀の別れ花・花入れの流れ
別れ花は、以下のような手順で行われます。
- 別れ花を行う前に葬儀会場のスタッフが棺を祭壇の前に移動する
- スタッフが別れ花で使う花を用意して、一輪ずつ遺族・親族に渡す
- 手渡された花を一人ずつ、故人の顔の周りから身体の周りの順番で入れていく
- 花と一緒に故人の愛用品を棺に納め、最後のお別れをする
- 花入れが終わったら棺の蓋を閉じて出棺する
また、花入れの際は、喪主・喪主の配偶者・故人の両親・兄弟・子供といった順で入れる事が多いです。
しかし、それにこだわらずに各々好きな順に入れることもあります。
基本的に順番が一周しても入れていない花が残っていたら、皆で花を棺に入れていきます。
また、花入れは基本的に親族や遺族が参加する儀式ですが、遺族から希望があった場合や出棺まで時間がある場合には参列者も参加します。
花入れでは故人の棺を花で満たしていくこととなりますが、故人の顔が花で隠れてしまわないよう注意しましょう。
別れ花と共に入れる副葬品について
別れ花では、花と一緒に副葬品も入れることが多いです。
副葬品で入れることが多い品物は、故人に宛てた手紙や故人の写真、故人が生前愛用してい
たものや、好きだった食べ物などです。
棺に入れる故人の愛用品には、よく着ていた着物・服やタバコなどの嗜好品が選ばれることが多いです。
他にも、故人が生前に棺の中に入れてほしいと言っていたものがあれば、一緒に入れましょう。
ただし、副葬品は何を入れても良いわけではなく、基本的に燃やせるものしか入れられません。
そのため、燃やせないものは入れられない場合が多いです。
火葬したときに燃え残ってしまうものや、ライターやスプレー缶など爆発する恐れがあるものは入れられません。
また、ゴルフクラブなどの金属類やお皿などのガラス製品は火葬炉や遺骨を傷つけることに繋がりかねない為避けましょう。
プラスティック製品も燃えなくはないですが、有害物質が出るため、断られることが多いです。
燃えるものでも、フルーツなどの水分が多いものは爆発したり、火葬の時間に影響を与えたりするため入れられない事が多いです。
また、現金は燃やすと違法になるため、入れることができません。
このように、副葬品では入れられない物も多いため事前に葬儀社に相談しておくことが重要です。
火葬場によって入れられる副葬品が異なるため、上述したものの他にも入れられないものがあるケースも存在します。
心配な場合は、前もってスタッフに確認しておきましょう。
もし、副葬品として入れたいけれど入れられないという場合は、その品物が写っている写真を燃やすのがおすすめです。
葬儀の別れ花・花入れに向かない花とは?
葬儀の別れ花では何の花でも入れて良いわけではなく、別れ花に適さない花もあります。
例えば、毒や棘があるものは、遺族や親族が花を入れる時に怪我をするリスクがあるため向いていません。
他にも、黒い花は死、赤い花は血液を連想させるため、葬儀では避けられる傾向にあります。
また、火葬後に遺骨に色が付く可能性があるため、色の濃い花も避けましょう。
香りが強い花も、葬儀ではマナー違反とされる傾向にあります。
ただし、上述した特徴に当てはまる花を故人が生前に好きだったため、その花を別れ花で使いたいという方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、その花を使ってよいか事前に葬儀社に相談してみましょう。
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別れ花の持参・持ち込みはできる?

別れ花を自分で用意したい場合は、まず葬儀場や葬儀社に相談しましょう。
葬儀場や葬儀社によって、花の持ち込みの受け入れ状況は様々です。
せっかく用意したのに使えないということがないよう、事前に確認しておくことが重要です。
また、持ち込みする場合は、事前に花屋に依頼するか、葬儀場に依頼することとなります。
葬儀場に注文する場合の金額相場は、供花一対で1万5,000円〜3万円です。
また、一基だと、この半額となるため、7,500円〜1万5,000円が相場になります。
また、祭壇が用意されない直葬などでも、希望すれば別れ花を行うことは可能です。
花の料金は必要となりますが、別れ花を行って故人と最後の別れをしたいという方は葬儀社に相談しましょう。
また、花の量によっても金額が変わってきます。
例えば、顔周りにだけ花入れを行う場合は2万円、身体全体に花入れする場合は6万円です。
どの花を使うかによっても金額は変わるため、事前に葬儀場に相談しましょう。
棺に入れる花の切り方を解説。
棺に入れる花は、葬儀場スタッフが事前に準備しておくものです。
葬儀場スタッフは、葬儀が終わる頃に合わせて、別れ花用に供花を切って用意しておきます。
そのため、別れ花の準備を葬儀場に任せている場合は、参列者が、儀式前に自分で花を切って用意する必要はありません。
ただし、葬儀場の許可を得て、別れ花を自分で準備する方は、自分で花を切り、棺に入れやすい状態にしておく必要があります。
しかし、どのように切れば別れ花に最適な形になるか分からないという方もいらっしゃるでしょう。
ここからはそんな方に向けて、棺に入れる花の切り方を解説します。
まず、ユリなどの大きい花に関しては、茎を取り除いて花のみにしておくことが多いです。
これは、大きな花は、茎も大きく頑丈な場合が多く、棺に入れるときに邪魔になるためです。
棺に入れる際は、花のみとなった状態で故人の周りに納めていきます。
また、カーネーションなどの小さな花は、茎も付いた状態で切って整えておくのが一般的です。
特に、菊やカーネーションは、丈夫な茎が付いているため、持ち手としても使えるでしょう。
また、故人が生前好きだった場合は葬儀社と相談の上、バラなどの棘がある花を供えることもあるでしょう。
そのときは、供える際に参列者がケガをしないように、茎にある棘を取り除いておく必要があります。
茎から棘のみを取り除くのが難しい場合は、花の部分だけにしても問題ありません。
故人の好きだった花などを棺に入れたいと考えている花がある場合は、事前に葬儀社に相談しましょう。
事前に許可を得ておかないと、用意した花が直前で使えなくなる可能性もあります。
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葬儀の別れ花についてのまとめ

ここまで、葬儀の別れ花について解説してきました。
まとめると以下の通りです。
- 別れ花は出棺前に故人が入った棺の中に花を供える儀式
- 宗教によって使われる花は違うが、菊・カーネーション・百合といった花は定番
- 別れ花では手紙や写真、故人が生前好きだったものなどを副葬品として入れる
- 香りが強い花、棘や毒のある花、黒や赤い花は別れ花に向いていない
- 別れ花で使う花は、葬儀場や葬儀社の許可を得れば持参できる
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
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