お葬式
喪中はがきはいつまでに出すの?書き方や喪中となる範囲も紹介
更新日:2022.07.21 公開日:2021.10.26
喪中の際には、正月に喪中はがきを出す必要があります。
喪中はがきについては、人生の中で発送する回数はあまり多くありません。
いつ出せば良いのか、どのように書くべきなのかと悩まれている方もいるでしょう。
そこでこの記事では喪中はがきをいつまでに出すのかについて解説していきます。
次の年末年始に、喪中はがきを発送する予定のある方のお役に立てると思います。
ぜひ最後までご覧ください。
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喪中はがきとは
喪中はがきとは、身内でご不幸があった場合、年末年始に年賀状の代わりに出す挨拶状のことです。
ご家族の誰かが亡くなった場合、一定期間「喪中」と呼ばれる故人を悼む時期を過ごすことになります。
喪中の間はお祝い事やおめでたいことを避けるべきとされているため、新年の到来を祝う年賀状は出しません。
ただ年賀状を出さないだけでは、日頃からお付き合いのある人たちに失礼になるため、事前に「年賀のご挨拶ができないお詫び」の意味で喪中はがきを発送します。
スポンサーリンク喪中はがきの期限はいつまで?
喪中はがきを発送する際、いつまでに送れば良いのでしょうか。
喪中はがきは、年賀状よりも早く出すのが一般的です。
喪中はがきを出す期限
喪中はがきを出す期限は、故人が亡くなった年の11月初めから12月中旬が望ましいとされています。
喪中はがきは、あくまでも喪中で年賀状による新年の挨拶ができないことを伝える手段であるためです。
郵便局での年賀状の受付は毎年12月15日以降となっているものの、あまりにも期限間近で発送すると相手の方に失礼になります。
少し時期に余裕をもって、11月には発送するのがおすすめです。
なお喪中はがきは、年賀状と同じように10月から購入できるようになります。
ただ10月にはがきを買って発送しても、相手方が忘れてしまう可能性もあるでしょう。
相手の方に喪中であることを覚えておいていただけるようにするためにも、あまり早い時期の発送は避けた方が良いです。
投函が間に合わない場合は?
年末近くまで忙しく、喪中はがきが間に合わない方もいらっしゃいます。
もし投函が間に合わない場合は、年を越した後に「寒中見舞い」を発送すると良いでしょう。
寒中見舞いは正月を祝う期間である「松の内」が終わってから、立春を迎える2月4日に送る季節の挨拶状です。
発送する期間も関東では1月8日、関東以外の地方では1月16日以降となっています。
12月中旬以降に亡くなった場合は?
身内の方が12月中旬に亡くなった場合はどうすれば良いのでしょうか。
もし12月中旬以降にご不幸があった場合は、期限に間に合わなかった場合と同じく寒中見舞いをお送りします。
一方身内の方が年末近くに亡くなった場合、相手方は年賀状を発送しているケースも多いです。
年賀状が届いた場合は、寒中見舞いにて年賀状へのお礼を伝えつつ、身内の方が亡くなったことと寒い時期で相手方の体調を気遣う旨を記すと良いでしょう。
寒中見舞いの書き方についてはぜひ以下の記事をご参照ください。
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喪中はがきを出す範囲
喪中はがきを出す必要がある故人の範囲は、以下の通りです。
なお喪中の期間も故人との関係性に応じて目安があるため、合わせてご紹介します。
- 故人が両親や義父母、配偶者:喪中期間は12~13ヶ月
- 故人が子供や子供の配偶者:喪中期間は3~12ヶ月
- 故人が祖父母や義理の祖父母:喪中期間は3~6ヶ月
- 故人が兄弟姉妹:喪中期間は1~6ヶ月(3ヶ月の場合が多い)
具体的な喪中の期間は、ご家庭や住んでいる地域、宗派などによって様々です。
ご家族に万が一のことがあった場合に備えて、ご親族やご近所の方、菩提寺の住職などに聞いておくと良いでしょう。
また発送する相手については、毎年年賀状のやり取りをしている方が一般的です。
特に故人と親しい付き合いのあった方や葬儀に参列した方、訃報を知らされていない故人の知人・友人には送るようにします。
ただ故人に近いご親族は、すでに訃報を知っているため、省略する場合も多いです。
はがきの選び方や買える場所
はがきにも多くの種類があり、どれが喪中はがきに適しているのかわからない方もいらっしゃるかと思います。
また、そもそもどこで買えるのかも気になりますよね。
以下で解説します。
はがきの選び方
喪中はがきをきちんと書くには、まず適切な種類のはがきを選ぶことが大切です。
喪中はがきを発送する際は、派手な印象を与えるものは避けます。
絵はがきや年賀はがきではなく、普通のはがきを使うことが重要です。
またはがきだけではなく、切手のデザインにも注意します。
胡蝶蘭が印字された切手が印字されている官製はがきがおすすめです。
私製はがきを使って発送する場合は、弔事用に準備されている花文様の切手を貼ると良いです。
ハガキはどこで購入できるの?
結論から述べますと、喪中はがきは郵便局、コンビニ、ショッピングモール、ネットで購入ができます。
違いとしては喪中はがきの発売時期に差があり、郵便局は10月から、コンビニは11月から、ショッピングモールでは時期になると特設コーナーが設けられたりするのでそこで購入が可能です。
ネットはいつでも買うことができるというメリットがありますが、切手料金が変更された年の、前の年のものを購入してしまうと切手を付け足す必要ができてしまいます。
前の年の喪中はがきを使用していると、前もって準備していたように受け取られてしまう可能性があるので避けましょう。
喪中はがきの書き方
書く内容
はがきや切手の準備ができたら、次は書く内容が重要になります。
喪中はがきを書く際、以下の項目で作成するのが一般的です。
- 喪中を理由に年賀欠礼する旨を記した文
- 誰の喪中であるのかを、亡くなった月と没年齢とともに記す
- 故人が生前にお世話になった感謝や、今後の変わらない付き合いをお願いする一文
- 発送した年と月(年は元号表記が望ましい)
喪中はがきは基本的に縦書きで記すため、没年齢や発送年・月の数字も漢数字を使いましょう。
書き方の注意点
喪中はがきを書く際は、いくつか注意すべき点があります。
実際に作成する際は、以下の各ポイントを意識していくと良いでしょう。
句読点を使わない
まず、文中に句読点を使わない点です。
冠婚葬祭の招待状など書面で儀礼的な挨拶を行う場合は、句読点を使わないことが一般的なマナーとされています。
加えて、普通の文章のような文頭の一字下げもしません。
薄墨を使う
喪中はがきは弔事を理由に発送するため、薄墨を使って作成します。
故人のご不幸を深く悲しむ気持ちを表すため、墨が涙が混じって薄くなったように見える薄墨を使うのが一般的です。
ただ最近では読みやすいように、普通の黒い墨を使う人も増えています。
特に宛名の部分は、喪中になっていない相手方に気遣かったり郵便配達員の届け間違いを防いだりする意味でも、黒で書くのが望ましいです。
なおパソコンで作成する際も、薄墨仕様にするか薄墨に近い色を使って書いていくと良いでしょう。
パソコンを使う際は、書体も明朝体や行書体など格式を感じられるものを使うべきです。
前文を省略する
時候の挨拶や、「拝啓・敬具」などの頭語・結語といった前文は省略します。
あくまでも弔事を理由に年賀の挨拶ができないことを伝えたり、故人の訃報を知らせたりすることが目的であるためです。
なるべく簡潔に伝える意味でも、前文は書かず発送します。
文例
以下に文例をご紹介しますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます
父・太郎が本年九月十三日に九十三歳にて永眠いたしました
生前長年にわたって賜りましたご厚誼に深く感謝申し上げますとともに
明年も変わらぬご厚誼のほどをお願い申し上げます
令和三年十一月
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喪中はがきは印刷しても良い?
喪中はがきも、年賀状と同じように印刷で準備しても問題ありません。
ご自身でインターネット上のテンプレートやデザインなどをダウンロードした上で、プリンターで用意すると良いでしょう。
文言を少し変更すれば、比較的短時間で準備できます。
ご自身で準備する以外にも、郵便局やコンビニ・印刷業者などの印刷サービスを利用するのも1つの方法です。
印刷サービスを利用する際は、以下の情報を業者に伝える必要があります。
- 故人の氏名・続柄・没年齢
- 差出人の住所・氏名・郵便番号
- 必要な部数
- 選択した印刷文面・デザインのテンプレートの番号など
なお仕上がりの時期は業者によって異なるものの、3~10日程度となっているケースが多いです。
スポンサーリンク喪中はがきはメールでも問題ない?
近年では年賀状ではなく、年賀メールの形で挨拶する方も増えています。
喪中はがきについても、メールで挨拶して良いのか気になる方もいらっしゃるでしょう。
メールで年賀欠礼のお知らせを送って良いかについても解説いたします。
相手によっては問題ない
喪中はがきをメールに代えても良いかについては、送る相手との関係性が重要です。
普段からメールでやり取りしている方や、新年の挨拶さえもメールやLINEなどで行っている場合であれば、特に問題ありません。
お互いに住所を知らない関係性という場合も、メールやSNSで送っても良いでしょう。
一方相手が目上の方だったり、年賀状以外の挨拶に抵抗を感じたりする方の場合は、メールを使うべきではありません。
きちんとした喪中はがきで年賀欠礼した方が良いです。
文例
メールを送る場合の書き方がわからない方もいらっしゃるでしょう。
以下に文例を1つご紹介しますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
件名:年賀欠礼のお知らせ
○○様 ××です。
実は今年8月に父が他界したため、年始のご挨拶はご遠慮させていただきます。
来る新しい年も今までと変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。
○○様におかれましては、来年もお健やかにお過ごしくださいますようお祈りいたします。
なお、返信はご無用です。
メールで年賀欠礼のお知らせを送る場合は、喪中はがきを送る場合と異なり、本文で句読点を使っても問題はありません。
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よくある質問
ここからは喪中はがきに関してインターネット上でよくされる質問をご紹介します。
また、質問に対する回答や解説もしていくので、ぜひ参考にしてください。
Q:喪中はがきはいつまでに出せばいいの?
喪中はがきは故人が亡くなった年の11月初旬から12月中旬までに書きましょう。
基本的に喪中はがきは、送る相手が年賀状を用意する前に出します。
郵便局では15日から年賀状を出せるようになるため、それまでに喪中はがきが届くようにするのが良いでしょう。
また、12月後半に故人が亡くなり、喪中はがきが出せない場合は寒中見舞いとして、1月中旬から下旬までにはがきを出します。
Q:喪中はがきを出す範囲は?
喪中はがきは一般的に2親等までに出します。
2親等というのは、親類との近さを表すもので、1親等は親や子供世代のことを指します。
2親等は、兄弟や祖母、孫などのことです。
そのため、喪中はがきは両親・子供・兄弟・祖母・孫まで出すのが良いでしょう。
なおこの範囲は、故人本人から2親等ということですので注意が必要です。
Q:寒中見舞いはいつ出せばいいの?
寒中見舞いを送るのは、松の内が明けてから立春までです。
松の内は、関東は7日まで、関西では15日までとなっています。
そのため、寒中見舞いはそれ以降に送り、立春の前日である2月3日までの間に届けましょう。
関東と関西で、寒中見舞いの日にちが異なるため注意しましょう。
スポンサーリンク喪中はがきはいつ出すかについてのまとめ
ここまで喪中はがきを出すタイミングや、注意点などを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 喪中はがきとは新年の挨拶ができないお詫びの意味で出す挨拶状
- 両親や配偶者、兄弟姉妹などが亡くなった場合に発送する
- 11月初旬から12月中旬の時期に出すのが良い
- 相手によってはメールでお知らせしても問題ない
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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