お葬式
訃報では何を伝えれば良いの?連絡手段や具体的な文例も紹介
更新日:2022.11.19 公開日:2021.12.03

記事のポイントを先取り!
- 故人と縁の深い人から順に伝える
- 葬儀日時や会場名を伝える
- 連絡手段は相手によって変える
身内が亡くなった際は、悲しみに暮れる間もなく訃報を関係者に伝えなければなりません。
しかし、訃報を伝える機会はあまりないため、どのように訃報を伝えればいいのかわからない方がほとんどでしょう。
そこでこの記事では、訃報を伝える方法や、その内容についてご紹介します。
訃報について正しく理解し、突然身内が亡くなった場合も冷静に対処できるようにしておきましょう。
訃報を受け取った際の返信方法についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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訃報(ふほう)とは
訃報(ふほう)とは、身内が逝去したことを親戚や故人の友人などにお知らせすることです。
亡くなったことのお知らせに加えて葬儀日程などの葬儀・法要に関する情報を伝える役割も兼ねています。
「訃」という漢字は、人が亡くなったことを急いで知らせるという意味があり、
「報」は報告のように事実を知らせるという意味があります。
また、訃報の類義語には「死亡通知」があります。
「悲報」も似ている言葉として使用されますが、悲報は悲しい事実の報告という意味です。
人が亡くなったとき以外でも使えるため、訃報と同じ意味ではありません。
スポンサーリンク訃報の連絡手段
ここでは、訃報を伝える際の連絡手段について解説します。
電話
訃報の連絡手段として最もよく知られているのが電話です。
確実に相手に伝わりますし、何より素早く簡潔に伝えられる点が一番のメリットといえます。
親戚や故人と親しかった友人など、故人と深い関係の方への連絡は電話がベストでしょう。
亡くなった時間帯が深夜で電話が難しい場合は、一度メールで連絡して翌日電話を掛けなおすのがマナーです。
また、耳の遠い方や障害のある方へは電話での連絡が難しくなるため、FAXなどを活用して確実に伝えられるようにします。
メール
メールで連絡するメリットは、一斉送信ができる点と連絡した葬儀情報などが残る点です。
また、葬儀場までの地図などの詳細情報を送りやすいというメリットもあります。
近年は訃報連絡をメールでおこなう方も増えてきましたが、送る相手を考慮しましょう。
基本的に親戚や目上の方へのメール連絡はおすすめできません。
特に高齢の方の場合、メールでの連絡が失礼だと思われることが多いです。
普段から親しい間柄である友人や、会社関係の方へはメールの方が良い場合もあります。
電話で情報が伝えた情報を改めてメールで送るなど、電話との併用も可能です。
手紙・はがき
手紙やはがきでの訃報連絡は、メールよりも丁寧な印象を与えることができます。
ただし、届くまでに時間がかかり、タイムラグが発生してしまう点には注意が必要です。
相手が受け取ったかどうかの確認が難しいというデメリットもあります。
葬儀までの日程に余裕があるときはいいのですが、通夜や葬儀は故人が亡くなってから日を置かずに行われることが多いです。
確実に訃報を伝える為にも、基本的には電話での連絡をおすすめします。
会社や自治体など広く知らせる場合の手段としては有効です。
そのまま社内文書や回覧板に掲載することもできます。
SNS
SNSを利用して訃報を知らせることも可能ですが、メールと同じく相手を考慮して送りましょう。
メッセージアプリなどで訃報を知らせることに対して「故人の死を軽く見ている」と感じる方もいるかもしれません。
特に高齢の方は抵抗感の強い方が多くいらっしゃいます。
SNSでの弔事連絡は最近増えてきてはいるものの、一般的ではありません。
家族同士や普段から頻繁に連絡をとる友人同士であれば問題ありませんが、送る相手は慎重に選ぶようにしましょう。
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連絡するタイミング
訃報を連絡するタイミングは故人との関係性や葬儀スタイルによって異なります。
葬儀が決まり次第連絡をする
訃報の連絡の際、葬儀の詳しい日時や場所が決まっていたら一度の連絡で伝えることができます。
そのため、葬儀の詳細が決まり次第連絡するのが最も良いタイミングです。
特に勤め先への連絡時には、日程が決まっていないと忌引き休暇の申請が難しくなるため、決まり次第連絡するようにします。
しかし、親戚など親しい方への連絡に関しては亡くなった直後にしたほうが良いでしょう。
ひとまず訃報を伝えたあと、折り返し日程の連絡をする旨を伝えれば問題ありません。
特に遠方にいる親戚の場合、移動時間を考慮して連絡する必要があるため注意しましょう。
家族葬の場合は後日伝えることもある?
近年は葬儀形式もさまざまです。
家族葬など故人と親しい人のみで葬儀を執り行う場合は、事前に訃報を知らせないこともあります。
その場合、参列者以外の方には葬儀後に訃報と葬儀を終了した旨をお伝えします。
また、知人や自治体関係など縁が遠い方へは葬儀後に事後報告という形でお知らせするのが一般的です。
訃報を伝える順番
訃報は主に以下の順番で伝えます。
- 親戚
- 葬儀社・寺院
- 故人と親しかった友人
- 故人の会社関係
- 町内会・自治体
- 遺族の関係者
基本的には故人との関係性が深い人から順に伝えますが、葬儀日程を決める関係で葬儀社や寺院にも早めに連絡します。
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訃報で伝える内容
ここでは、訃報で伝える内容について詳しく解説していきます。
故人の名前・年齢
故人の名前はフルネーム、年齢は数え年で伝えるのがマナーです。
数え年では、産まれた年を一歳とするため、よく使われる満年齢より一つ年上になるため注意しましょう。
また、年齢の前には享年を付けるようにします。
数え年90歳で亡くなられた場合は「享年 90歳」と記載します。
亡くなった日時
故人がいつ、何時頃に亡くなったのかを伝えます。
ハッキリと「午前3時頃」のように伝えてもいいですし、「深夜に」「明け方に」などおおよその時間帯でも問題ありません。
喪主の名前・続柄
喪主名は必ず伝えましょう。
喪主名を伝える際には、喪主と個人の続柄も伝えます。
相手方が弔電を送る際は喪主宛てに送る必要があるため、伝え忘れのないようにします。
葬儀の日時・内容
通夜・葬儀を行う日程と葬儀場の名称・住所をお知らせします。
式が始まる正確な時間もしっかり伝えるようにします。
参列する方はもちろんですが、参列できない方も弔電や香典の送り先を把握しなければなりません。
日程や時間に誤りのないよう気を付けましょう。
連絡先
喪主の連絡先も伝えておく必要があります。
何かわからないことがあったときや、急なトラブルで葬儀へ参列できなかったときの緊急連絡先となります。
会社に連絡をする場合
会社へ連絡するケースとしては2つの場合が考えられます。
- 故人が勤めていた会社へ訃報を伝える。
- 故人の家族が勤めている会社へ訃報を伝える。
故人の勤めていた会社への連絡は遺族が行います。
訃報連絡する本人と故人の続柄を伝えてから訃報を告げましょう。
故人の死亡日時や葬儀日程も併せて伝えます。
故人の家族が勤めている会社への連絡は、勤めている本人が行います。
故人名と続柄、葬儀日程を伝えるのはもちろんですが、忌引き休暇の申請も忘れずに行いましょう。
また、忌引き休暇中の仕事の引継ぎについても連絡しておくのが好ましいです。
口頭だと会社側がメモを取らなければいけないため、ひとまず忌引き休暇の連絡だけ済ませ、業務の引継ぎに関してはメールするのがおすすめです。
メールであれば文字で残るため会社側が確認しやすいですし、部署全体で共有もできます。
家族葬の場合
葬儀を家族葬で行う場合、参列者からの香典や弔電を辞退することが多いです。
香典辞退の連絡も訃報のお知らせとともに伝えます。
会社へ訃報連絡する際も、個人宛と同様に弔電・香典を辞退する旨を伝えましょう。
早めに辞退を申し出ないと相手が弔電や香典の手配をしてしまいます。
訃報の文例
訃報の文例を電話・メールでそれぞれご紹介します。
どちらも伝える内容についてはほとんど変わりません。
電話での伝え方
電話での訃報連絡の文例をご紹介します。
〇〇〇〇(故人名)の長男△△です。
父〇〇が、かねてより入院治療を行ってまいりましたが、昨日の深夜に息を引き取りました。
生前は大変お世話になりましたこと感謝申し上げます。
遺体は現在、〇〇セレモニーホールに安置しております。
葬儀日程等の詳細が決まりましたら改めてご連絡差し上げます。
もし何かありましたら、私の携帯にお知らせください。
携帯番号を控えていただけますか?070-××××-××××です
メールでの伝え方
メール作成の例文をご紹介します。
タイトル:訃報のお知らせ
〇〇様
かねてより病気療養をしておりました母△△が永眠いたしました
生前はたくさんのご厚意をいただき 誠にありがとうございました
尚 通夜と告別式については仏式により 下記の通り執り行います
<通夜の日時と会場名>
<告別式の日時と会場名>
喪主〇〇〇〇
連絡先070-××××-××××
メールでは時候の挨拶は省き、句読点を使用せずスペースや改行でバランスを取ります。
たとえ仲の良い友人でも丁寧語でお知らせしましょう。
砕けた文章や絵文字の使用はNGです。
葬儀場の地図も添付するとより丁寧です。
訃報は新聞でも伝えられる?
訃報は新聞のお悔やみ欄でも伝えることができます。
お悔やみ欄とは
お悔やみ欄とは、亡くなった方の情報が記載された新聞記事のことです。
伝えられる内容は主に以下の5つです。
- 故人の名前と享年
- 住所
- 故人が亡くなった日時
- 通夜・葬儀の日程(式の始まる時間も)
- 喪主名
これらの情報が掲載されることが一般的ですが、葬儀情報は記載せず、亡くなったことのみ伝えることもできます。
掲載方法
お悔やみ欄へ掲載するには遺族の了承が必要です。
身内が亡くなると役所へ死亡届を出しますが、その際に役所から掲載希望か尋ねられることがあります。
掲載を希望する旨を伝えると役所の方が新聞社へ依頼してくれます。
お悔やみ欄への掲載が慣習化している地域では葬儀社が代行して依頼してくれることも多いです。
地域によって異なるため葬儀社の方に確認してみましょう。
また、弔問は辞退したいが訃報は知らせたいという場合は、葬儀を終えた後に「葬儀終了掲載」としてお悔やみ欄が使用できます。
費用
お悔やみ欄への掲載費用は無料です。
ただし、大きな事故や災害があった場合はお悔やみ欄自体が掲載されないこともあります。
また、大手の新聞だと一般人のお悔やみ欄は設けていないことが多いです。
どうしても新聞で訃報を知らせたいのであれば「死亡広告」を利用することもできます。
「黒枠広告」という別名通り、記事の周りに黒枠が施されています。
こちらは広告のため有料となります。
基本的には広告代理店へ依頼して死亡広告の原稿を作成してもらいます。
原稿ができあがると広告代理店が新聞社へ掲載依頼するのが一般的です。
広告内容は自由度が高いですが、代理店へ支払う原稿料には数万円かかるようです。
さらに記事掲載代金として新聞社へ料金を支払います。
全国紙と地方紙では相場が異なりますが、全国紙は20万~300万円以上、地方紙では5万~50万円ほどが相場です。
サイズや新聞社によっても相場が異なります。
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訃報を聞いたらどうする?
ここまで訃報を伝える側の説明をしてきましたが、反対に訃報を受ける側についてもご説明します。
お悔やみの連絡
訃報メールに対して送るお悔やみメールは、送っても良い相手と送らない方が良い相手がいます。
送っても良い相手は親しい関係にある友人や会社関係の方です。
送らない方が良いのは親族や関係性の薄い友人・仕事の取引先の方などです。
後述しますが、お悔やみメールでは送り主の体調を心配している旨を親身になって伝えます。
普段あまり親しくしていない方へ送るメールとしては違和感のあるものになってしまうため、関係性の薄い方には送らないのが一般的です。
基本的は相手との関係性で返信するかを決めます。
お悔やみの連絡の注意点
お悔やみ連絡をする際にはどのような点に注意すべきかをご説明します。
まず全体の内容についてですが、以下の3点を記載します。
- お悔やみの言葉
- メールの送り主へ体調などの気遣い
- 通夜や葬儀への参列可否
メールを作成するときは以下の4点に注意して作成します。
- 忌み言葉は使用しない
- 絵文字や砕けた表現はNG
- 死因は尋ねない
- 敬称に注意する
弔事では忌み言葉を口にしたり文章にするのはNGです。
忌み言葉とは「死ぬ」や「落ちる」「消える」などの直接的な言葉や重ね言葉などです。
重ね言葉とは「次々」や「度々」など同じ言葉を2つ繰り返す言葉をいいます。
同じ言葉を2回重ねるのは不幸が重なるという意味に捉えられてしまうため、注意が必要です。
また、宗派ごとに使用してはいけない言葉があるのをご存知でしょうか?
浄土真宗の教えでは、人は亡くなるとすぐに成仏して極楽へ旅立つとされています。
霊という概念がないため「ご霊前」や「ご冥福」の使用はNGです。
神道やキリスト教では仏教用語が使用不可です。
「往生」や「供養」、「成仏」は仏教用語となるため使用できません。
さらに故人の敬称にも注意が必要です。
お悔やみのメールや弔電では決まった続柄の呼び名があります。
以下、代表的なものをご紹介します。
父 | お父上様・ご尊父(そんぷ)様・父上・父君 |
母 | お母上様・ご母堂(ぼどう)様・お母様 |
義父 | ご岳父(がくふ)様 |
義母 | ご岳母(がくぼ)様 |
夫 | 旦那様・ご主人様 |
妻 | 奥様・ご令室様 |
祖父 | ご祖父(そふ)様・御祖父(おじい)様 |
祖母 | ご祖母(そぼ)様・御祖母(おばあ)様 |
兄弟 | ご令兄(れいけい)様・ご令弟様 |
姉妹 | ご令姉(れいし)様・ご令妹(れいまい)様 |
息子 | ご令息様・ご子息様 |
娘 | ご令嬢様・お嬢様 |
ちなみに義母を表す「ご岳母」は妻から見た夫の母の敬称です。
夫から見た妻の母はご丈母(じょうぼ)様と表現されます。
文例
お悔み連絡の文例をご紹介します。
同じ部署で働く社員の家族がなくなった場合の返信メールです。
タイトル:〇〇(名前)です お悔やみ申し上げます
このたびはご母堂様の逝去の報に接し 心からお悔やみ申し上げます
家族を励まし 支えなければと無理をなさっていないか心配しています
こちらは営業部全体で業務をカバーする準備をしているので 安心してください
会社のことは気にせず ご家族との時間をお過ごしください
安らかなご永眠を 部署一同でお祈りしています
訃報まとめ

ここまで、訃報についての情報を中心にお伝えしました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 訃報では逝去や葬儀に関する情報を伝える
- 訃報の連絡手段としては電話やメールが一般的
- 訃報を伝える順番は基本的に縁の深かった方からにする
- 訃報では葬儀日程や喪主名、連絡先を必ず伝える
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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