閉じる

法事法要

金仏壇って買取してもらえる?買取の準備や買い取り先を紹介

更新日:2022.09.28 公開日:2022.02.04

仏壇

お墓に黄色い花が供えられている

記事のポイントを先取り!

  • 金仏壇は美術品として買取可能
  • 高額買取には綺麗であることが大切
  • 海外オークションでの需要が高い

ライフスタイルが変わったりなど、金仏壇を手放したい場合の処分方法をご存知でしょうか。

金仏壇は職人が丁寧に造り上げた伝統工芸品のため、買取に出すことが可能です。

そこでこの記事では、金仏壇の買取について詳しく説明していきます。

この機会に買取の準備についてもしっかり学びましょう。

また金仏壇の買い取り先や掃除方法についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

都道府県一覧から葬儀場を探す

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

  1. 金仏壇とは
  2. 金仏壇は買取できるの?
  3. 仏具の買取相場
  4. 仏壇の買取需要や買取金額の相場
  5. 金仏壇の手入れ方法
  6. 仏壇の処分方法
  7. 仏具も買取可能
  8. 金仏壇の買取まとめ
スポンサーリンク

金仏壇とは

金仏壇とは、白木に彫刻や漆を施し、金粉や金箔を使用して仕上げた高級仏壇のことです。
塗りや蒔絵、彫刻などの工程をそれぞれ一流の職人が分担して作り上げます。

京仏壇や広島仏壇など、全国15の産地で伝統的工芸品として指定されているのも特徴です。
主に浄土真宗では、金仏壇が使われています。

こちらの記事で金仏壇について解説しているので、ぜひご覧ください。

スポンサーリンク

金仏壇は買取できるの?

仏壇は買取可能

日本ではたいてい新しい仏壇を購入するため、中古の仏壇の買取需要はほとんどありません。
ただし海外では、美術品として仏壇が買取されることがあります。

特に金仏壇は金箔や金粉が多く、美術品や伝統工芸品としての価値が高いものです。

また、使用されている金箔の純度や量によってはさらに金の価値が上がるため、金箔目的としても購入されています。

買取の準備

魂抜きが必要

仏教では一般的に、新しい仏壇を購入した際には仏様やご先祖様の魂を宿す魂入れ(開眼供養)を行います。
仏様の魂が宿る仏壇を、そのまま魂抜き(閉眼供養)をせずに処分や買取に出すのは禁忌です。

トラブルを避けるためにも、まずは菩提寺に相談をして魂抜きをしてもらってから買取に出しましょう。
ただし浄土真宗の場合、現世に故人の魂が残っているといった考え方がありません。

魂入れや魂抜きといった言い方はしませんが、「入仏法要」「遷仏法要(せんぶつほうよう)」がそれにあたります。

遷仏法要は不要な場合もあるようです。
いずれにしても金仏壇を買取してもらう前には、まずは菩提寺に相談しましょう。

引き出しの中を確認

特にご年配の方は、重要な通帳や銀行の印鑑などを仏壇の引き出しに入れて保管していることがあります。

買取後に仏壇の中に入れたままだと戻ってこない可能性が高いので、買取前には引き出しの中までしっかりと確認しておきましょう。

親族に相談をすること

仏壇はご先祖様が祀られている場所です。
毎日仏壇に手を合わせる習慣があったご年配の方だと特に、仏壇を手放すことに否定的な方もいます。

また、引き取りたいと申し出てくる親族もいるかもしれません。
仏壇を買取に出す前には一言親族に相談をして、トラブルを避けるようにしましょう。

買取はどこで行う?

金仏壇は、日本のオークションサイトはもちろん、海外のオークションサイトにも出品できます。

その他、多くはありませんが仏壇仏具の買取を行っているリサイクルショップや、古くなった仏壇の買取をしてくれる仏具店もあるようです。

骨董品の買取を行っている業者に依頼してみるのも良いかもしれません。

こちらの記事で仏壇の買取について解説しているので、ぜひご覧ください。

みんなが選んだ法事法要の電話相談

みんなが選んだ法事法要では葬儀や法事法要のご相談に対応しております。 お悩みにある方はご相談ください。

category_3_block_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
平均よりも低額!
5万円からご案内!
葬儀の宗教者手配
平均よりも低額!
4万円からご案内!
法事法要の宗教者手配

仏具の買取相場

仏像の買取相場

仏像の買取相場は、5,0005万円で、宗派に関係なく高価買取が見込めます。
貴金属で作られたものが多く、木製でも古美術品としての価値があるものがあります。

古美術や骨董品の専門店にも、貴金属の専門店にも査定してもらうのがいいでしょう。

掛け軸の買取相場

掛け軸は7,000円程度が買取相場で、意外と高い買取額になります。
古美術品としての価値もまだまだ見込めます。

作者が判明しているものや、入れ物が残っているものは、特に高額な査定がされるでしょう。

香炉の買取相場

香炉は、おおむね8,0001万2,000円が買取相場です。
高額な買取価格が期待できるのは、金・銀・真鍮製のものです。

香炉は商品の状態が大きく影響しますが、中古市場では需要の高い人気品目です。

花立の買取相場

仏壇に花を添える時に使う花立の買取相場は、1万円2万円程度です。
最近ではステンレスやアルミ、真鍮のものが増えてきましたが、陶器や銅で作られたものもあります。

純金や純銀製の花立となると、買取り相場はおおむね数十万円です。
その中でも、細かな装飾があるものや、一対になっているものは高い需要があります。

リンの買取相場

金や銀などの貴金属でできたリンの買取相場は、18金のリンの場合、1グラム3,700円で、グラム数を乗じた金額が買取価格で、銀製の場合は、7,174円です。

買取価格は、その日の貴金属の価値と、リンのグラム数によって変わってきます。
リンは、高額な買取相場なので、貴金属買取業者にも人気があります。

数珠の買取相場

数珠の買取相場は、数1000円1万円程度です。
象牙や香木製の数珠だと、数万円になることもあります。

制作年代がはっきりしており、箱や袋や証明書があるものは、さらに高額になるでしょう。
数珠は、厄除けのお守りやアクセサリーにもなります。

スポンサーリンク

仏壇の買取需要や買取金額の相場

中古の仏壇は需要があまりない

自分の先祖や家族といった大切な人を祀るものが仏壇です。
一度、他人が使用していた仏壇を再利用したいという人は少ないでしょう。

そのため、中古の仏壇の需要は少ないです

美術的価値がある仏壇

仏壇は、本来、礼拝するためのもので、所有者固有のものです。
収集や観賞が目的なのではありません。

そのため、他人が使っていた仏壇を再利用するのに抵抗があるのは当然です。

しかし、仏壇の中には、高度な金箔押しの技術が使われているもの、細かい彫刻や貝殻をはめこんだ螺鈿(らでん)といった装飾が施されているものもあります。

あるいは、蝋色(ろいろ)仕上げや、鏡面仕上げといった、最上級の漆塗りの技術がほどこされているものも見られます。

美術工芸の粋を極めたような仏壇を買い取る場合高い値がつく傾向があるようです

通常の仏壇の買取金額の相場

数十万円ほどで買った普通の仏壇の買取金額の相場は、1,000円数千円程度です。
新品同様のものなら買取可能なこともありますが、通常の中古の仏壇なら、買取価格はほとんど期待ができません。

金仏壇の買取金額の相場

普通の仏壇では、買取り価格はほとんど期待できませんが、金仏壇となると話が違います。
金仏壇とは、漆塗りや金箔を施すといった、職人の技術の粋がつまった仏壇のことです。

中には、伝統工芸品と評価される仏壇もあります。
また、金箔の純度や量といった金の価値そのものが、買取価格になる場合もあるでしょう。

そういった金仏壇の場合は、買取価格は数千円数万円に及ぶ可能性もあります。

みんなが選んだ法事法要の電話相談

みんなが選んだ法事法要では葬儀や法事法要のご相談に対応しております。 お悩みにある方はご相談ください。

category_3_block_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
平均よりも低額!
5万円からご案内!
葬儀の宗教者手配
平均よりも低額!
4万円からご案内!
法事法要の宗教者手配

金仏壇の手入れ方法

クエスチョンマークが書かれた積み木が3つ積まれている

ご先祖様を祀る金仏壇は、いつも綺麗に、清潔に保っておきたいものです。
綺麗に保たれた仏壇は、売却するとなった際にも高く売れるポイントになります。

ここでは、金仏壇のお手入れ・掃除方法をご紹介します。

手入れ方法

金仏壇の掃除で使う道具と手順を見ていきましょう。
まずは合掌礼拝をして、これから掃除することの挨拶をします。

次に位牌や仏具を仏壇から取り出していきますが、その前に写真を撮るのがおすすめです。
掃除が終わった後、置く位置がわからなくなってしまうことがあるためです。

スムーズに元通りにするためにも、事前に写真を撮ってから仏具を取り出しましょう。
窓を開けて換気をし、毛ばたきを使って上から下へホコリをはたき落とします。

彫刻部分などの破損に繋がるので、軽く払い落とすようにするのがポイントです。
乾いた柔らかい雑巾を使い、お仏壇の中を軽く拭きます。

木製部分には、仏壇クリームを塗ります。
布につけると、塗りやすいでしょう。

この時、細かい部分は綿棒を使って塗り、乾拭きをします。
掃除が終了したら仏具を元の位置に戻し、最後にお線香をあげて掃除が終わったことを報告します。

手入れの注意点

金仏壇には金箔が施されています。
金箔の部分は濡れ雑巾で拭いたり、手を触れたりしないように気をつけましょう。

指紋がついてしまった場合、専門の業者に頼まないと取れません。
絶対に触らないように注意してください。

金色の部分や細かい部分の掃除は、毛ばたきや柔らかい筆を使ってホコリを払うだけにしましょう。
また漆も水に弱いため、乾いた布で拭くだけにします。

仏具などにも指紋がつかないように、白の布手袋をはめて掃除するようにしましょう。

こちらの記事で仏壇の掃除について解説しているので、ぜひご覧ください。

スポンサーリンク

仏壇の処分方法

前述しましたが、仏壇を購入した時には魂入れ(開眼法要)を行い、仏壇にご先祖様の魂を入れます。

魂抜き(閉眼供養)をしないでそのまま処分すると、仏壇と一緒にご先祖様の魂まで捨てることになるので、必ず閉眼供養を行ってから処分しましょう。

浄土真宗の場合は、遷仏法要を行ってからの処分となります。

粗大ごみで出す

仏壇を処分するには、自治体が定めるルールに従って粗大ごみとして出すのが一般的です。
また、小さく解体できる場合は、普通ゴミとしても処分できます。

ただし、自治体によっては仏壇を処分できないところもあるので、事前に確認をしておきましょう。

寺院や業者に引き取ってもらう

仏壇を処分したい場合、遺品整理業者などに引き取ってもらうのも一つの方法です。
価値がある仏壇なら買取ってもらえることもありますが、大抵の場合は引き取ってもらうことになります。

業者でも魂抜きや、お寺で供養した後に焼いて天に還すお焚き上げの儀式を執り行ってくれるところもあります。
ただし、供養の金額は別料金となる場合もあるため、依頼前によく確認しましょう。

一番楽なのは、檀家としてお世話になっている寺院で閉眼供養をしてもらった後、そのまま引き取ってもらう方法です。

こちらの記事で仏壇の処分について解説しているので、ぜひご覧ください。

みんなが選んだ法事法要の電話相談

みんなが選んだ法事法要では葬儀や法事法要のご相談に対応しております。 お悩みにある方はご相談ください。

category_3_block_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
平均よりも低額!
5万円からご案内!
葬儀の宗教者手配
平均よりも低額!
4万円からご案内!
法事法要の宗教者手配

仏具も買取可能

仏壇はほとんど買取ってもらえないことが多い一方、仏具は買取ってもらえるケースが多いようです。

香炉、燭台、お鈴、花立などは、プラチナや金、銀などで作られていたり、貴金属が含まれていたりすることがあります。

高値で買取ってもらえる可能性もあるので、検討してみてください。

仏具買取に魂抜きは必要

仏具でも「礼拝仏具」といわれるものに関しては魂が宿ると考えられています。
仏壇同様に魂抜き(閉眼供養)を執り行ってから買取ってもらいましょう。

本尊(仏像)、仏壇の中に掛けてある掛け軸位牌または法名軸が礼拝仏具とされています。
ただし、魂抜きには宗派による考え方の違いがあります。

仏具の買取や処分でも仏壇と同様、まずは菩提寺の住職に相談するのが無難です。

もし買取ってもらえなかった場合は処分となりますが、位牌などの礼拝仏具を自分で処分するのは避けたほうが良いとされています。

閉眼供養の後にお焚き上げをして、天に還す供養をしてもらいましょう。

仏具の買い取り先は

仏具の買い取り先は仏壇と同じく、ネットオークション、買取業者、仏具リサイクルショップになります。

礼拝仏具以外の仏具で買取や引き取りができないものは、自治体のルールに従ってゴミとして処分しましょう。

スポンサーリンク

金仏壇の買取まとめ

「ま」「と」「め」と書かれた積み木と電卓と時計

ここまで金仏壇の買取準備や、買い取り先などを中心にお伝えしてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 金仏壇は美術品や伝統工芸品として買取ってもらいやすい
  • 金仏壇を少しでも高く買取ってもらうには、こまめに掃除をして綺麗を保つ
  • オークションサイト、仏壇リサイクルショップ、仏具店で買取をしてくれる
  • 仏壇と仏具は買取前に閉眼供養をする

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク

都道府県一覧から葬儀場を探す

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

法事法要の関連記事

コラム一覧へ

あなたにぴったりのお墓を診断!

色々種類があってわからない.

お墓選びで後悔したくない.

diagnosis_woman_img

最短30秒で診断

葬儀・お葬式を地域から探す

みんなが選んだお葬式は葬儀場・葬儀社をご案内/