お葬式
通夜振る舞いなしでも失礼にはならない?やらない場合の対応を紹介
更新日:2024.02.03 公開日:2022.01.25

記事のポイントを先取り!
- 通夜振る舞いは行わなくてもよい
- 精進落としも行わなくてもよい
- 通夜振る舞いの際はマナーに注意
通夜振る舞い(つやふるまい)とは、通夜終了後に行われる会食のことですが、そのマナーについてご存知でしょうか。
通夜振る舞いは行わなくても失礼にならないのか、知っておきましょう。
そこでこの記事では、通夜振る舞いについて詳しく説明していきます。
通夜振る舞いを行わないケースについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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通夜振る舞いとは
通夜振る舞いとは、通夜の後に参列者や住職へ食事を振る舞うことを指します。
故人との最後の食事と考えられ、お清めや供養の意味もあります。
また故人を偲んで、思い出を語る場として提供されるものです。
地域によって形式はさまざまで、食事ではなくお茶をいただくだけの場合や、お菓子を持ち帰るだけの場合もあります。
通夜振る舞いの費用相場
通夜振る舞いは、遺族・親族・手伝いも含めた参加者の、7割程度を目安にして用意します。
人数や出される料理の内容によって値段は変わりますが、通夜振る舞いの料理費用は1人あたり2000円から3000円程度が相場になります。
通夜振る舞いでは主に大皿で料理が提供されるため、料理の量によって値段が変わります。
地域によっては折詰で料理を持ち帰ってもらう所もあります。
そのため、通夜振る舞いでは質より量が重視されがちです。
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通夜振る舞いは無くても問題ない?

通夜振る舞いは基本的に行うことが多いですが、行わなくても問題はありません。
そこで、通夜振る舞いを行わない場合の対応を説明します。
通夜振る舞いなしでも問題ない
通夜振る舞いは、都心部を中心に十分な広さの部屋を確保することが難しいといった理由などから、行わないケースも増えてきました。
また地域によっては、通夜振る舞いの習慣がないところもあります。
その他にも遺族のみが参加し、参列者には弁当や商品券などを渡すことで通夜振る舞いとすることもあります。
やらない場合の対応
通夜振る舞いを行わない場合は、粗供養品(そくようひん)を参列者に渡すのが一般的です。
通夜振る舞いの代表的な粗供養品として、弁当やビール券、商品券があげられます。
住職への対応
通夜振る舞いを行わない場合、もしくは住職が参加を辞退された場合は御膳料(ごぜんりょう)を渡しましょう。
封筒は無地で水引・のしのないものを使用し、御膳料と表書きをします。
御膳料と書く際は、住職に起こった不幸ではないので薄墨ではなく普通の墨で書きましょう。
ちなみに御膳料の相場は、5000〜1万円となっています。
葬儀が終わった後、もしくは通夜の前後どちらでも良いので、タイミングをみて渡しましょう。
通夜振る舞いをしない状況
通夜振る舞いを行わない状況として、家族葬とキリスト式葬儀の場合が挙げられます。
ただし、どちらの場合も必ず行わないということではありません。
家族葬・キリスト式葬儀であっても、通夜振る舞いを行う場合もあります。
通夜振る舞いを実施するかどうかは、遺族でよく相談して決めましょう。
家族葬の場合
家族葬とは、家族や親族、また故人と親しかった方に参列していただき執り行う葬儀のことです。
遺族に負担をかけたくないという思いから、故人が生前に家族葬を指定する場合もあります。
また参列人数が少ないため、参列者一人ひとりが時間をかけて故人とお別れできる点から選ばれることも多いです。
家族葬は遺族や親しい方のみが参列する葬儀ですので、通夜を行わない場合があります。
通夜を行わない家族葬のメリットとして、「葬儀時間が短縮できる」「費用を抑えることができる」「遺族の体力的な負担が軽減される」などがあります。
家族葬で通夜を行わない場合は、通夜振る舞いも行われない場合がほとんどです。
もし家族葬で通夜振る舞いを行う場合は、誰に参加してもらうかなど、遺族でよく相談しましょう。
また、通夜を省略し、葬儀のみで完結する葬儀のことを「一日葬」と言います。
一日葬の場合、菩提寺(墓のある寺)の住職から供養を断られる場合や、しきたりを重んじる親族の理解が得られない場合があります。
トラブルを起こさないためにも、事前に周囲へ確認してから葬儀内容を決定しましょう。
キリスト式の場合
キリスト式の場合、大きくカトリック式とプロテスタント式の2つに分けられます。
通夜のことをカトリックでは「通夜の祈り」「通夜の集い」、プロテスタントでは「前夜祭」と呼びます。
一般的に神父・牧師を招き、聖歌・賛美歌の斉唱、聖書朗読を行います。
神父・牧師が祈りを捧げた後、参列者全員で献花を行います。
仏式のように通夜振る舞いは行いませんので、参列者は喪主の挨拶後に帰宅します。
しかし神父・牧師や近親者で、故人を偲び思い出を語りつつ、茶菓や簡単な食事をとることはあります。
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精進落としもなしで良い?
通夜振る舞いと似た儀式に「精進落とし」が挙げられます。
本来、精進落としとは、身内に不幸が出た後に肉・魚・卵などを避けて精進料理を食べていたのを、四十九日の法要明けに通常の食事に戻す、日常に戻す行為のことをいいます。
精進落としも行わなくて問題はないのか、詳しく説明していきます。
精進落としもなしで問題ない
四十九日の法要明けに行われていた精進落としですが、近年は初七日法要が終わった後や、火葬式が終わった後に行うことが一般的です。
基本的に、火葬場まで同行する住職や遺族でのみで行われます。
精進落としも通夜振る舞いと同様、行わなくて問題はありません。
しかしマナー違反にならないよう、行わない場合の対応をしっかりと把握しておきましょう。
やらない場合の対応
精進落としを行わない場合は、参列者に持ち帰り用の仕出し弁当や返礼品をお渡ししましょう。
ただし、夏場などの食べ物が傷みやすい時期は、食中毒の恐れもあるため注意が必要です。
返礼品の場合は、一般的に消えものが良いとされていますので、日持ちのする菓子や飲み物が多く使われます。
お弁当を精進落としの代わりとする場合は、住職へも同様に持ち帰り用の弁当をお渡ししても問題ありません。
しかし、精進落としを省略する場合は、御膳料を包んでお渡ししましょう。
御膳料の相場は、5000〜1万円です。
金額はあくまで相場になりますので、迷った場合は周囲の親族や葬儀社へ相談するようにしましょう。
やらない場合の注意点
精進落としを行わない場合、参列者へ事前にアナウンスする必要があります。
なぜならば、参列者の中には精進落としがあると思い予定を立ててくる方や、食事を控えてくる方がいる場合があるからです。
葬儀の案内状に、精進落としをやらない旨を記載することを忘れないようにしましょう。
参列者同様、住職への連絡も忘れずに行ってください。
通夜振る舞いでのマナー

通夜振る舞いに参加するにあたって、守るべきマナーがあります。
マナー違反をして周囲へ迷惑をかけないよう、心得ておきましょう。
故人に関係のある話をする
通夜振る舞いは故人を偲ぶ場です。
故人に関係のない話はせずに、故人との思い出話を語り合いましょう。
騒がない
故人との思い出話に花が咲き、ついつい声が大きくなってしまったり、大声で笑いたくなる場面もあるでしょう。
しかし、遺族への配慮の気持ちを忘れず、大声を出して騒がないように注意しましょう。
誘われたら参加すること
通夜振る舞いに参加し、箸をつけることが故人への供養になります。
そのため、誘われた場合はなるべく参加するようにしましょう。
どうしても参加できない場合は、必ず遺族にその旨を伝えてから帰宅しましょう。
ただし、遺族から再度参加を請われた場合は、一口でも箸をつける方が良いでしょう。
長居はしない
通常、通夜振る舞いは1時間程度行われます。
しかし故人や遺族と親しい間柄である場合を除いて、あまり長居はしないように心がけましょう。
30分程度で退席するのがスマートな振る舞いです。
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通夜振る舞いをしない場合のまとめ

ここまで通夜振る舞いについての情報や、通夜振る舞いなしの対応などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 通夜振る舞いとは通夜後に故人を偲ぶための会食を指す
- 通夜振る舞いを行わない場合は参列者へ粗供養品を、住職へは御膳料を渡す
- 家族葬やキリスト式葬儀の場合は基本的に通夜振る舞いを行わない
- 通夜振る舞いは誘われたらなるべく参加することがマナー
- 故人を偲ぶ場であることを忘れず、騒がないようにする
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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