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法事法要

四十九日法要の準備・当日の流れは?服装や相場についても解説

更新日:2022.11.17 公開日:2022.04.15

回忌

記事のポイントを先取り!

  • 四十九日法要は早めに準備する
  • 当日の流れを事前に把握しておく
  • 四十九日法要の服装は葬儀に準ずる

四十九日法要を行なう場合、どのように準備したらいいかご存知ですか?

四十九日法要当日の式次第はどうなっているのでしょうか。

この記事では四十九日法要について詳しく説明していきます。

この機会に四十九日法要の服装や相場についても覚えておきましょう。

四十九日法要に参列する際のマナーついても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 四十九日とは?
  2. 四十九日法要で執り行う主な儀式
  3. 四十九日法要までの準備の流れ
  4. 四十九日法要の当日の流れ
  5. 四十九日法要にかかる費用の相場金額
  6. 四十九日法要の服装のマナー
  7. 四十九日法要に参列する場合のマナー
  8. 四十九日法要の流れまとめ
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四十九日とは?

仏教の考えにおいて、死後四十九日までの間を中陰と呼び、魂が現世とあの世をさまよっている状態とされており、四十九日に極楽浄土に行けるか否かの判決が下されるとされています。

また、四十九日は、亡くなった日を1日目として49日目を計算します。

つまり、命日から48日目が四十九日となります。

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四十九日法要で執り行う主な儀式

四十九日法要ではどのような儀式を執り行うのでしょうか。

それぞれの儀式の内容について説明します。

忌明け法要

忌明け法要とは四十九日の法要のことで、遺族は忌明けとして日常生活に戻るために、親戚などの参列者と共に、故人が極楽往生できるように追善供養します。

儀式としては、まず僧侶を仏壇の前に案内し、最初に施主が簡単に挨拶することから始まります。

その次に僧侶の読経があり、その間に施主から順に焼香して、読経終了後に僧侶からの法話があります。

納骨法要

納骨法要とは、墓に遺骨を納める際に行う、僧侶による読経や参列者による焼香などの一連の法要です。

通常四十九日法要の後に実施され、墓の周りを清めてから花や供物を置いて、僧侶による読経を行います。

開眼供養

開眼供養とは、仏壇や墓、位牌などを新しく購入した際に最初に行う仏壇開きのことで、僧侶を招き読経してもらい魂を込める法要のことです。

開眼供養は、葬儀で使用された白木位牌を本位牌に魂を移し替えるために必要になります。

開眼法要、入魂式、魂入れとも呼ばれます。

お斎

お斎とは、全ての法要終了後に行われる会食のことです。

施主から僧侶や参列者に食事を振る舞い感謝の気持ちを表すとともに、故人を思い出し、偲ぶ時間を取ります。

自宅や葬儀場などのホール、レストラン、料亭などで行われます。

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四十九日法要までの準備の流れ

四十九日法要は葬儀同様に重要な仏事ですが、準備期間は短いため準備の流れを把握して臨む必要があります。

それぞれの準備内容について説明します。

日程を決定する

まずは日程を決めます。

四十九日法要は、基本的に四十九日に実施するのが良いですが、参列者が集まりやすさを考慮して四十九日の前の土日に設定するのが一般的となっています。

命日を1日目として数え、49日目よりも前に設定するように注意しましょう。

後に日程をずらすと、あの世での裁きに間に合わなくなってしまうと考えられているため避けるのが望ましいです。

また、亡くなってから四十九日法要までに月を三つまたぐことを「三月またぎ」といいます。
「三月またぎ」は「始終苦(四十苦)労が身(み)につく」と考えられることから縁起が良くないと考える人もいます。
しかし、「三月またぎ」の考え方はあくまでげんかつぎの一種に過ぎません。そのため、日程をずらしてまで避ける必要はないでしょう。

会場の手配

会場は自宅、菩提寺、セレモニーホール、ホテルなどです。

自宅以外で行う場合には、日程が決定したら早めに予約がとれるか確認しましょう。

土日を希望する人が多いため、スムーズな準備のためにも早めの確保が必要です。

僧侶の手配

日程や時間の調整、会場の手配と同時に僧侶も手配します。

僧侶の予定次第では、法要自体を別の日に調整する必要もあるので、早めに依頼しましょう。

普段から付き合いのある寺がない場合でも、希望の日時と場所に全国の僧侶の手配を行なっているサービスもあるので利用してみると良いでしょう。

会食の手配

人数が確定したら仏事の後にいただく会食(お斎)の手配します。

一般的に、自宅で行う場合には仕出し料理の手配が多くなりますが、寺や葬儀式場などで行う場合には近くの料亭などを利用します。

予約時に法要であることを伝えるとそれに見合った料理を出してもらえるため、法要であるという一言を添えると良いでしょう。

都合によりお斎を行わない場合は、引き物と一緒に料理の折り詰めや小瓶のお酒などを用意し、参列者に渡すのが一般的です。

案内状の作成と発送

案内状は、白無地の封筒に案内状と出欠を確認する返信用ハガキを入れて発送するのがマナーです。

案内状は句読点を使わず縦書きで書きましょう。

身内や親族だけで行う場合は往復はがきや電話での案内のみで済ますこともあるようです。

案内状は、先方の都合も考慮し1ヵ月前までには到着するように送ります。

返信締め切りは四十九日法要の2週間前頃にしておくと準備をする上で安心です。

本位牌の手配

四十九日法要では、葬儀の際使用される白木の仮位牌(野位牌)から魂を移す、本位牌(塗位牌)を準備しておく必要があります。

本位牌の作成には1〜2週間程度かかるので早めに手配するよう注意しましょう。

納骨のタイミングを決める・手配

火葬したお骨を入れた骨壷を墓や納骨堂などに納めることを納骨と言いますが、そのタイミングを決めて僧侶の手配する必要があります。

通常四十九日法要の後に実施されますが、急なことで四十九日法要までに墓の用意ができないなど様々な理由から日程をずらして実施する場合もあります。

四十九日法要と同じタイミングで実施しなかった場合は三回忌までに行われることが多いです。

寺や葬儀社に日程を伝え、僧侶の都合を確認して手配します。

納骨には、埋葬許可証が必要なので、市町村役場に死亡届を提出し、火葬許可証と共に埋葬許可証を発行してもらい納骨法要に持参しましょう。

その他にもどのような準備が必要か、事前に寺や葬儀社に確認しておきましょう。

香典返しの準備

弔事を無事に終えたという報告の意味から、香典返しは忌が明けたあとに贈るというマナーがあります。

不祝儀を残さないという意味から、日持ちのするお茶やコーヒーなどの食べたらなくなるような、
後に残らないものを送るのが一般的です。

石鹸や洗剤などの日用品も香典返しの定番です。

頂いた香典の半分〜三分の一ほどが香典返しの金額の相場で、のし紙のない掛け紙をかけるという点に注意しましょう。

お布施、御車料などの準備

僧侶へ読経の謝礼としてお布施を渡します。

金額の決まりは特にありませんが、目安としては葬儀費用の十分の一程度と言われています。

また、自宅などに僧侶に来てもらった場合は、御車料を渡します。

お斎に参加されない場合は、御膳料もお渡しします。

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四十九日法要の当日の流れ

四十九日法要の当日の流れは以下の通りです。

  • 開式の挨拶、僧侶入場
  • 読経
  • 焼香
  • 僧侶の説話
  • 納骨式(お墓の準備ができている場合)
  • お墓参り
  • 施主の挨拶
  • 会食
  • 引き出物を渡し閉式

それぞれについて説明します。

開式の挨拶、僧侶入場

遺族との血縁が深い順に前から着席し、僧侶が入場したら施主が開式の挨拶を行います。

あらかじめ挨拶を考えておくと慌てなくて良いでしょう。

読経

挨拶が終わると読経と焼香がはじまります。

僧侶が読経をしている間に施主→親族→友人、知人の順で焼香を行います。

僧侶の説話

全て終わると僧侶の説話があり、それから位牌の供養をします。

納骨式(お墓の準備ができている場合)

納骨式がある場合は墓へ移動します。

この時、墓の準備ができていない場合は実施をずらします。

お墓参り

墓の準備ができている場合にはお参りします。

施主の挨拶

施主が終了の挨拶をします。

この時も事前に挨拶内容を考えておくと良いでしょう。

会食

お斎の場では、まず施主が挨拶を行い、その後献杯の挨拶をして会食を始めます。

引き出物を渡し閉式

会食の後に参列者に引出物を渡して閉式となります。

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四十九日法要にかかる費用の相場金額

四十九日法要にかかる費用の相場はどれくらいなのでしょうか。

会場使用料など、それぞれの金額相場について説明します。

会場使用料の相場

自宅以外で法要を行う場合には会場使用料がかかります。

この料金は寺やホテル、葬儀場などの会場や参列者の人数によって異なります。

寺で行う場合、お布施に含めている場合もあれば別途使用料を払う必要がある場合など様々です。

またホテルによっては、会場費は無料もしくは食事代に含まれていることもあります。

寺の場合3000〜2万円程度、葬儀場の場合3~10万円程度が相場となっています。

お布施の相場

金額は特に決まりはありませんが、四十九日などの法要では葬儀費用の十分の一程度が目安と言われており、具体的には3〜5万円程度です。

会食費の相場

会食費の相場は一人3000円〜1万円程度です。

ホテルなどで法要を行う場合には、料理のコースやグレードで会食費が大きく変わるので、参加者の人数や予算を考慮した上で価格を決めると良いでしょう。

引き出物の相場

引き出物の相場は一人2000〜3000円程度です。

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四十九日法要の服装のマナー

四十九日法要での服装は、施主や遺族と参列者では異なります。

施主や遺族は正式な喪服を着用し、参列者よりも軽装にならないように注意する必要があります。

施主や遺族と参列者のそれぞれの服装について説明します。

施主・遺族

施主や遺族は正式な喪服を着用します。

男性

和装の場合は、紋付羽織袴です。

紋付と羽織は羽二重などの黒無地染め抜き五つ紋付のものに仙台平等の平袴を履きます。

洋装の場合は、ブラックフォーマルのシングルもしくはダブルのスーツです。

中には白色のワイシャツを着用し、ネクタイ、ベスト、靴下は黒色のもの、光沢のない黒い靴を合わせます。

女性

和装の場合は、黒喪服といわれる染め抜きの五つ紋と黒無地の着物です。

帯や帯揚げ、帯締め、草履、鞄は黒色のもので、足袋や襦袢、半襟は白色のものを着用するのが基本です。

洋装の場合は、長袖のブラックフォーマルのワンピースかアンサンブル、スーツです。

スカート丈は膝下かくるぶしまでのもの、ストッキングは黒無地、靴は光沢のない黒いパンプスが基本で、つま先の出ているものは厳禁です。

結婚指輪以外のアクセサリーや髪飾りはマナー違反となるため着用しないようにしましょう。

妊婦

赤ちゃんを最優先で考え、お腹にゆとりのあるワンピースなどを選択すると良いでしょう。

妊婦用の喪服のレンタルサービスも利用できます。

園児・子ども

制服がある場合には制服を、ない場合には地味な色の私服を着用します。

女の子は白色か黒色のブラウスと黒色か紺色のスカートやワンピース、男の子は白色のシャツと黒色か紺色のズボンの着用が望ましいでしょう。

上着は黒色か紺色のブレザーやジャケットを羽織ります。

男女共に、靴と靴下は黒色が良いでしょう。

参列者

参列者は準喪服という、喪服に準ずる格式の喪服を着用します。

他にも略式喪服という、喪服の中で一番格式が低いものもあります。

案内に「平服でお越しください」と書かれていた場合には、略式喪服での参列としましょう。

男性

ダブルもしくはシングルのブラックスーツが一般的です。

中には白色のワイシャツを着用し、ネクタイ、ベスト、靴下は黒色のもの、光沢のない黒い靴を合わせます。

リクルートスーツやビジネススーツは紺に近い黒色で、ブラックスーツは濃い黒色になっているため、正式な場ではきちんとブラックスーツを選択するよう注意が必要です。

略式喪服の場合はダークスーツです。

フォーマル以外の黒や紺、グレーなどの地味な色のスーツを着用し、中には白色のワイシャツを着用し、靴下は黒色のもの、ネクタイや靴は地味な色なら黒でなくても大丈夫です。

女性

黒のワンピースやアンサンブルが一般的です。

準喪服は多少のレースなどの装飾があっても良いとされていますが、露出の多いものは避けましょう。

この他パンツスーツでも良いとされており、素材は光沢がなく透けないものを選びましょう。

略式喪服の場合は黒や紺、グレーなど落ち着いた色のワンピースやアンサンブルです。

パンツスーツの着用も可能で、派手でなければ柄があっても問題ありません。

鞄や靴は、光沢のない黒色のものを着用します。

準喪服、略式喪服共に派手な髪飾りやネイルはマナー違反なので注意しましょう。

妊婦

赤ちゃんを最優先で考え、お腹にゆとりのあるワンピースなどを選択すると良いでしょう。

妊婦用の喪服のレンタルサービスを利用できます。

園児・子ども

制服がある場合には制服を、ない場合には地味な色の私服を着用します。

女の子は白色か黒色のブラウスと黒色か紺色のスカートやワンピース、男の子は白色のシャツと黒色か紺色のズボンの着用が望ましいでしょう。

上着は黒色か紺色のブレザーやジャケットを羽織ります。

男女共に、靴と靴下は黒色が良いでしょう。

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四十九日法要に参列する場合のマナー

参列者側のマナーについて説明します。

香典について

香典の金額は、葬儀より少し低くなります。

これは故人との関係性や地域により異なりますが、一般的に親族は1〜5万円、友人、知人は3000〜1万円程度です。

会食に招かれた際には少し多めに包み、夫婦や子連れで参列する際には更に3000〜5000円程多めに包むと良いでしょう。

この際使用するお札は新札でも問題ありません。

香典袋の表書きには「御仏前」と書いて黒白か双銀の結びきりを使いますが、宗教や宗派により異なるため確認が必要です。

香典袋の表側中央の水引の下には持参する人の名前を書くことが必要なので注意しましょう。

参列ができない場合には、現金書留で法要の前日までに届くように送付します。

時候の挨拶や出席できないことのお詫び、追悼メッセージを添えて送りましょう。

参列する時の挨拶

受付では、まず招かれたお礼を伝え、持参した香典や供物を差し出す際には「御仏前にお供えください」という言葉を添えます。

会食に参加する場合には、招かれたことへの感謝と、お元気でお過ごしくださいなどの声かけをしましょう。

参加しない場合には、招かれたことへの感謝と、お先に失礼します、ご自愛くださいなどの声かけをしましょう。

簡潔なもので良いので、マナーを守った気遣いのある挨拶を心がけましょう。

お供えについて

お供物にはあとに残らないものが良いとされているため、故人が生前好んでいた果物や菓子、花や線香を持参すると良いでしょう。

黒白や黄白の結び切りの水引で、掛け紙の表書きは「御供物」とするのが一般的です。

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四十九日法要の流れまとめ

ここまで四十九日法要の準備や当日の流れ、服装や費用相場などを中心に書いてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 四十九日法要の準備は、僧侶や会場の手配など早めに取り掛かる
  • 当日の流れを把握し、スムーズに進行させる
  • 施主や遺族は正式な喪服を着用し、参列者は準喪服や略式喪服を着用する
  • 費用相場は選ぶ会場や参加人数により変動するので事前確認が必要

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(からさわ)

唐沢 淳(からさわ じゅん)

経歴

業界経歴10年以上。大手プロバイダーで終活事業に携わる。葬儀の現場でお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから大人数の葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとにも数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、ユーザー目線でのサービス構築を目指す。

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