法事法要
初七日法要の挨拶はどうする?マナーや例文を紹介
更新日:2022.11.17 公開日:2022.05.17
初七日法要の挨拶はどのように行うのかご存じでしょうか。
初七日法要の挨拶のマナーについて知っておきましょう。
そこでこの記事では、初七日法要の挨拶について詳しく説明していきます。
この機会に初七日法要の挨拶のマナーや例文を覚えておきましょう。
初七日法要でのお礼状の書き方についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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初七日法要とは
初七日とは、故人が亡くなってから七日目のことを指し、故人が亡くなってから三途の川に辿りつくまでの期間と考えられています。
初七日法要とは追善法要の一つで、故人の冥福を祈るために執り行われます。
三途の川には流れの激しい場所と緩やかな場所があり、生前の行いによりどこを渡るのかが決まるといいます。
初七日法要は、故人が穏やかな瀬を渡り、無事に向こう岸に辿り着けるようにお祈りする法要です。
初七日法要の流れ
葬儀の日に初七日法要する場合の流れは
- 葬儀
- 出棺
- 火葬
- 初七日法要の読経
- 会食
となります。
このような流れを繰り上げ法要と呼びます。
また、初七日法要を単独で行った場合の流れは
- 着席
- 僧侶による読経
- 会食
となります。
法要する場所は自宅もしくはお寺でもかまいませんが、お寺で行う場合には遺骨を持っていきます。
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初七日法要において喪主が挨拶すべきシーン
初七日法要において、喪主が挨拶するタイミングは、法要の前・法要の後・会食の前・会食の締めの4つがあります。
会食しない場合は最後の2つは必要ありません。
喪主の挨拶の例文をシーン別に紹介
初七日法要での喪主の挨拶の例文を、シーン別にご紹介します。
法要の前の挨拶
本日はご多忙の中、亡き父〇〇〇〇(故人の名前)の初七日法要にお集まりいただき、誠にありがとうございます。
皆様のおかげで、無事に初七日法要を執り行えました。
まだ気持ちの整理が付かない状況ではありますが、〇〇(故人の名前)に心配をかけないためにも、1日も早く立ち直れるように家族力を合わせていこうと思います。
皆様にお集まりいただき、〇〇(故人の名前)も喜んでいると思います。
本日はどうぞよろしくお願い致します。
法要の後の挨拶
改めまして、本日は〇〇(故人の名前)の初七日法要にお集まりいただき、誠にありがとうございました。
ささやかではございますが、お食事とお飲み物を用意いたしました。
〇〇(故人の名前)の生前の思い出話などをお聞かせ頂ければと思います。
お時間の許す限り、ゆっくりして行ってください。
本日は誠にありがとうございました。
会食の前の挨拶
ささやかな食事ではありますが、時間の許す限りごゆっくりお寛ぎください。
〇〇(故人の名前)の思い出話を皆様にお聞かせ頂きたいと思います。
それでは献杯のご唱和をお願いします。献杯。
※献杯は喪主が行わないといけないものではなく、親族や親しかった友人にお願いしてもかまいません。
その場合には事前に打ち合わせておきましょう。
会食の締めの挨拶
本日は〇〇(故人の名前)の初七日法要にお集まりいただきまして、誠にありがとうございました。
〇〇(故人の名前)も喜んでいると思います。
至らない点もございますが、今後とも皆様のご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
簡単な挨拶ではございますが、これにて初七日法要の会食を終了いたします。
本日は誠にありがとうございました。
会食がない場合の締めの挨拶
改めまして、本日は〇〇(故人の名前)の初七日法要にお集まりいただき、誠にありがとうございました。
至らない点もございますが、今後とも皆様のご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。
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初七日法要で挨拶するときのマナー
初七日法要で挨拶するとき気を付けるべきマナーについてご紹介します。
簡潔にまとめる
挨拶する際には、参列者が苦痛を覚えるような長文は控えましょう。
挨拶は参列者への感謝の気持ちを簡潔にまとめ、長くても1分前後で行います。
忌み言葉・重ね言葉は避ける
弔事では忌み言葉・重ね言葉を避けるマナーがありますが、法要の挨拶でも同様のことがいえます。
忌み言葉・重ね言葉は不幸の連鎖を連想させることから、避けるべき言葉とされています。
忌み言葉・重ね言葉の例
数字の4及び9、くれぐれ、度々、次々、重ね重ね、死ぬ、苦しむ、など。
会食の締めの挨拶は場が落ち着いたタイミングでする
会食の締めの挨拶は、参加者同士の会話の盛り上がりや料理の進み具合などを確認し、場が落ち着いたタイミングを見計らって挨拶しましょう。
一般的に会食は、1時間半から2時間くらいでお開きになるケースが多くみられます。
お開きのタイミングに迷った際には、料理業者のスタッフに相談してみても良いでしょう。
献杯の挨拶は落ち着いたトーンで短く言う
献杯はもともと弔事に限った行為ではありませんでしたが、現在では一般的に仏様や故人に対して畏敬の思いで杯を捧げる意味合いがあります。
そのため、乾杯と同じ作法のつもりで献杯しないように注意しましょう。
献杯の際の注意点としては、
グラス同士をカチンと合わせたり触れさせたりしないこと
献杯の発声時にはグラスを高く掲げずに胸の高さに軽く掲げること
献杯の発声は落ち着いた声で短く言うこと
などがあげられます。
また、献杯の発声後に拍手などは行わないように気を付けましょう。
初七日法要でのお礼状の書き方
初七日法要では、参列に対するお礼と香典に対するお礼の2種類のお返しが必要になります。
そのお返しを渡す際に添えるお礼状の書き方をご紹介します。
お礼状を書く際のマナー
お礼状を書く際には、送る相手への失礼に当たらないように、書き方や使用する言葉は一定のマナーに従って書きましょう。
お礼状のマナーとして以下のことに注意しましょう。
- 文中に忌み言葉・重ね言葉を使わない
- 基本的にお礼状は縦書きにする
- 句読点使用しない
忌み言葉・重ね言葉は不幸の連鎖を連想させることから、避けるべき言葉とされています。
また、句読点には文章を止めるという意味合いがあるため、法事や法要に関係する文章で句読点は使用しません。
お礼状の例文
拝啓
先般 亡父 〇〇儀 法要に際してましては ご丁寧なお心遣いを賜りましたことを
誠にありがたく厚くお礼申し上げます
お陰をもちまして 初七日法要を滞りなく執り行えました
みなさまに見送られ 故人も安心していることかと存じます
つきましては供養のしるしに 心ばかりの品をお贈りいたします
ご受納ください
簡単ではございますが 書中をもちまして お礼とご挨拶申し上げます
敬具
令和〇年〇月
喪主 〇〇
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初七日法要の挨拶まとめ
ここまで初七日法要の挨拶についてのマナーや例文などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 初七日法要は、故人の冥福を祈るために執り行う
- 初七日法要で喪主が挨拶するのは、法要の前、法要の後、会食の前、会食の締めの4つシーン
- 初七日法要の挨拶は、簡潔であること、忌み言葉・重ね言葉を使用しないこと
- 会食の前に行う献杯の挨拶は、落ちいたトーンで短く言う
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
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