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法事法要

迎え盆のやり方とは?迎え盆に必要なことやそれぞれのやり方を紹介

更新日:2022.06.30

お盆

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記事のポイントを先取り!

  • ・迎え火は仏様があの世からこの世に帰ってくるときの目印
  • ・お墓参りの際にはお供え物は持ち帰ることがマナー
  • ・法要で僧侶に読経していただく場合はお布施が必要

お盆は日本人にとっては馴染みのある仏事の1つですが、迎え盆のやり方についてはご存知でしょうか。
迎え盆の詳しいやり方を知ることで故人の供養にもつながります。

そこでこの記事では、迎え盆のやり方について解説します。

この機会に、迎え盆に必要なことについて知っておきましょう。
後半では、盂蘭盆会のやり方について触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 迎え盆とは
  2. 迎え盆にすることは?
  3. 精霊棚の飾り方
  4. 墓参り・掃除のやり方
  5. 迎え火のやり方
  6. お盆法要のやり方
  7. 盂蘭盆会のやり方
  8. お盆の日程
  9. 迎え盆のやり方まとめ
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迎え盆とは

まずはそもそも迎え盆には、どういった意味合いがあるのか紹介していきます。

仏教ではお盆には、故人やご先祖様があの世からこの世へ帰ってくると考えられております。

そのため日本ではお盆の時期になると、お墓参りなどをして供養をする風習があります。
ご先祖様をお迎えするのが迎え盆で、お見送りするのが送り盆になります。

迎え盆をすることで、ご先祖様や故人が迷わずに自宅に帰ってくることができるとされています。

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迎え盆にすることは?

迎え盆では、精霊棚の準備や墓参り・掃除、迎え火を行うことが一般的です。

新盆の場合には、僧侶に読経していただく必要があるので、早めに寺院に連絡してスケジュールを調整しましょう。

迎え盆前には、お墓の掃除をして仏様を気持ちよく迎えられるように準備をします。
お墓掃除の方法については、以下の章で紹介しますので、そちらをご覧ください。

普段、見守ってくれているご先祖様や故人に感謝の気持ちを込めてお迎えする準備を整えましょう。

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精霊棚の飾り方

ここでは、精霊棚の飾り方について紹介していきます。
以下で、必要なものや飾り方について詳しく説明していきますので、参考にしてください。

必要なもの

事前に必要物品を準備することで、スムーズに迎え盆を行えます。

精霊棚を飾るときに必要なものを以下にまとめます。

  • 経机や小机などの棚
  • 真菰(植物)で作った敷物
  • 笹竹  ※宗派によっては不要です
  • 縄  ※宗派によっては不要です
  • お供え物
  • 精霊馬(茄子で作った牛・胡瓜で作った馬)
  • 盆提灯

飾り方

精霊棚の飾り方手順については以下の通りです。

  • 用意していた棚に真菰を敷きます
  • 棚の四隅に笹竹を立てます
  • 笹竹の上の部分を縄で結んで結界を作ります
  • 縄に稲穂やほおずきを挟んで吊るします
  • 棚の1番奥の中央に位牌を置きます  ※段の棚であれば1番上の段に置きます
  • 棚の手前に精霊馬とお供え物を置きます
  • 迎え火で使用する麻の茎であるおらがではしごを作って棚にかけます  

※地域や宗派によって異なります。

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墓参り・掃除のやり方

次に墓参りやお墓の掃除のやり方について紹介していきます。

以下で詳しく説明していきますので参考にしてください。

墓掃除のやり方

お墓の掃除のやり方を以下にまとめます。

【敷地内の掃除】

お墓の周囲に生えている雑草はむしり、落ち葉や枯れ葉、枯れ枝などの処分をします。

枯れた花やお線香の燃えカスなどは取り除きます。
樹木を植えている場合には、枝切をして整えましょう。

【墓石の掃除】

墓石はタワシなどでこすると墓石が傷ついてしまうので、柔らかいスポンジなどで丁寧に磨きます。

彫刻部分は歯ブラシなどを使用して優しく磨きましょう。

家庭用洗剤などを使用すると墓石にシミができてしまう原因にもなりますので、注意が必要です。

あまりにも墓石の汚れがひどい場合には、専門の業者に依頼することをおすすめします。
掃除の際に出たごみは全て持ち帰ることがマナーになります。

墓参りのやり方

お墓参りのやり方について以下にまとめます。

  • お供え物を置く

お供え物を置く際には、半紙を敷いてその上に用意していたお供え物を置きましょう。

  • お線香をお供えして手を合わせる

お線香に火を灯したら故人とつながりが深かった方から順番に合掌します。

  • お供え物を持ち帰る

お供え物をそのまま置いておくと、カラスやキツネなどの野生の動物にお墓を荒らされてしまうだけでなく、傷んだお供え物で墓石が汚れることもあります。
そのため、必ずお供え物は持ち帰ることがマナーになります。

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迎え火のやり方

迎え火をすることで、ご先祖様や故人があの世からこの世に帰ってくるときの目印となるとされております。

迎え火の流れについて以下にまとめます。

  • 焙烙(ほうろく)・苧殻(おがら)などの必要物品を用意します
  • 焙烙の上におがらを積みます
  • 玄関先や庭先で燃やし、火に合掌します
  • 火の鎮火を確認し、片づけを行います

※火の取り扱いには十分に注意してください。

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お盆法要のやり方

次にお盆法要のやり方について紹介していきます。
お布施や服装のマナーなどを以下で詳しく説明していきますので参考にしてください。

お盆法要に必要なこと

お盆法要の際には事前に寺院や斎場に連絡をして、会場の予約や僧侶へ読経の依頼を行います。

法要の際に会食を設けているケースでは、人数分の料理の手配をしましょう。
料理を注文するときには、法要での会食であることをあらかじめ伝えることで、適した料理を用意してもらえます。

お盆法要のお布施

法要の際には僧侶に読経していただくことになるので、お布施の準備が必要になります。
あくまでもお布施は僧侶に対する感謝の気持ちのため、明確な金額は決まっておりません。

相場としては5,000円〜1万円程度になります。

僧侶を自宅などに招いた場合には、お車代として5,000円〜2万円程度を用意することがマナーになります。
金額については距離に応じて金額を考えるといいです。

法要後の会食に僧侶が参加しなかった場合には、御膳料として5,000円〜2万円程度を僧侶にお渡しします。
僧侶が会食に参加した場合にはこのお金は不要です。

お盆法要の服装

お盆法要の服装は、平服で問題ありません

ただし、初めて迎える新盆の場合には、略礼服がふさわしいとされています。
男女別に以下で服装の例を挙げていきます。

【男性の場合】

  • 無地のブラックスーツもしくはグレー、ネイビーなどの暗めのスーツや夏用の喪服
  • 白いワイシャツ
  • 落ち着いた色合いや柄が控えめなネクタイ
  • 黒の革靴
  • 黒の靴下

【女性の場合】

  • 暗めの色合いでシンプルなワンピースや喪服
  • 肌の露出の少ないジャケット  ※色はブラックやダークグレーなど
  • 黒や白の半袖ブラウスやスカート
  • 黒または肌色のストッキング  ※素足はマナー違反です
  • 光沢のない黒のパンプス  ※ヒールの高さは3~5cm程度
  • 白またはグレーのパールのネックレスやイヤリングまたはピアス

【子どもの場合】

  • 制服
  • 制服がない場合では全体的に暗めの色合いでコーディネートする
  • 乳児であれば白などの淡い色合いの服装で問題なし
  • 足元はローファーやシンプルなスニーカー

お盆法要はやらなくてもいい?

お盆法要は必ずやらなければいけない、といったルールはありません

ただし、故人が亡くなられて四十九日を過ぎてから初めて迎える新盆では、お盆法要を執り行うことが一般的になります。

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盂蘭盆会のやり方

次に盂蘭盆会のやり方について紹介していきます。
盂蘭盆会の意味合いや流れ、必要なものを以下で説明していきますので参考にしてください。

盂蘭盆会とは

盂蘭盆会とは、「うらぼんえ」と読み、お盆の時期に行われるご先祖様や故人を供養するための仏教行事です。

お盆の時期には、ご先祖様や仏様が帰ってくるとされていますので、おもてなしをするといった意味合いがあります。

盂蘭盆会の流れ

盂蘭盆会の流れについては、地域や宗派によって異なりますが、一般的な流れを以下にまとめます。

  • 盆棚や精霊棚などを用意します
  • お供え物やほおずきなどの盆花を飾ります
  • 盂蘭盆会の期間中、仏壇は閉じておきます
  • 夕方には迎え火を焚きます
  • 僧侶を招いて棚経をあげてもらいます
  • 盂蘭盆会の間は欠かさず一日三度、精進料理をお供えします
  • 盂蘭盆会の最終日の夕方に送り火を焚いてお見送りします

おおまかな流れは上記のようになります。

盂蘭盆会に必要なもの

盂蘭盆会では僧侶に棚経をあげていただくので、僧侶に対する感謝の気持ちを込めてお布施が必要になります。
地域や寺院との関係性によっても異なりますが、5,000円〜2万円程度が相場になります。

なお、新盆の場合にはより丁寧な供養が必要になるので、3万円〜5万円程度が相場です。

お車代や御膳料を別途用意することがマナーになるので覚えておきましょう。

お布施の他にも、盆棚や精霊棚と呼ばれる祭壇やお供え物、精進料理などを用意する必要があります。

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お盆の日程

最後にお盆の日程について紹介していきます。

それぞれの日に何をするのかも以下で説明していきますので参考にしてください。

迎え盆

17時〜19時頃になったら以下の手順で迎え盆を行います。

  • 焙烙(ほうろく)・苧殻(おがら)などの必要物品を用意します
  • 焙烙の上に苧殻を積みます
  • 玄関先や庭先で燃やし、火に合掌します
  • 火の鎮火を確認し、片づけを行います

なお、マンションやアパートなどの集合住宅に在住の方で火の取り扱いができないケースでは、代わりに盆提灯を飾り、形だけ行っても問題ありません。

大切なのは故人やご先祖様に感謝する気持ちになります。

盆中日

お盆の期間中は灯りを絶やさないことが一般的です。
また、お盆の期間には精進料理を3食用意します。

故人の家族はお供えしたものと同様の食事をとることになります。

また、お盆の間には家族でお墓参りをすることが多いです。

法要を執り行う場合には、僧侶を呼んで読経していただきます。
会食を行う場合には、事前に会食の準備を整えましょう。

送り盆

17時頃になったら迎え火を焚いた場所に焙烙を置き、おがらやたいまつを乗せて送り盆を行う準備をします。

仏壇のろうそくに火を灯し、この火を提灯のろうそくに移します。

提灯の火から別のろうそくへ火を移してその火をおがらに移します。

火柱がたったら家族で手を合わせて、火が消えたら、提灯の灯りを消してお墓参りに行きます。

このように送り盆にて火を焚くことによって、あの世へ帰る道筋を示してご先祖様や故人が迷わずにあの世へ帰れるようにする意味合いがあります。

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迎え盆のやり方まとめ

ここまで迎え盆のやり方などを解説してきました。
まとめると以下の通りです。

  • ご先祖様をお迎えするのが迎え盆で、お見送りするのが送り盆である
  • 迎え盆では、精霊棚の準備や墓参り・掃除、迎え火を行うことが一般的である
  • お盆法要の服装は、平服で問題ありませんが、新盆の場合には略礼服がふさわしい

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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