お葬式
葬儀の通夜マナーとは?服装・持ち物・香典について解説
更新日:2022.11.21 公開日:2021.08.20

記事のポイントを先取り!
- 男女とも黒を貴重としたシンプルで地味な服装で参列
- 基本的に数珠、袱紗、香典、ハンカチなどを持参
- 新札や忌み数を入れることはマナー違反
突然の訃報が届き、通夜に参列することになったら、マナーに沿った準備が必要です。
亡くなった方へや遺族に対し、マナーに反した振る舞いは避けたいものです。
そこでこの記事では、葬儀で気をつける通夜マナーについて詳しく解説します。
この機会に通夜のマナーについて覚えておきましょう。
通夜だけに参加するのはマナー違反なのかについても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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通夜とは

通夜とは、故人と最後の夜のお別れをする儀式です。https://www.eranda.jp/column/592
現在では夜中に2〜3時間行い、故人との別れを惜しむ場となっていますが、元の意味は、夜通し明かりを消すことなく遺体を見守ることでした。
通夜の服装マナー

葬儀での通夜マナーで気になるのは服装という方も多いのではないでしょうか。
喪服を用意すべきか、平服で参列するかなど事前に知っておきたいものです。
そこで葬儀での男女別の服装のマナーや子供の服装、マスク着用などについて解説します。
男性の服装
男性の葬儀の服装はダークスーツやブラックスーツを着るのが通夜マナーの基本です。
ワイシャツはボタンダウンやワンポイントのカラーが入っていない無地の白色を選びます。
ネクタイは黒で、葬儀の通夜では結び目のディンプル(くぼみ)を作らないようにしましょう。
靴は黒い革靴で靴下も黒色で、柄物や白色は基本的にNGです。
ベルトは派手なものは避け、黒色のシンプルなものを使用します。
アクセサリー類はなるべく身に付けず、シンプルな結婚指輪程度にしておきましょう。
髪型は襟足や前髪が長い場合は切るかセットして、礼儀として無精髭は剃って参列します。
女性の服装
女性の葬儀の服装も黒を基調とした略礼服を着るのが通夜マナーです。
ブラックスーツやブラックフォーマル、アンサンブル、パンツ、ワンピースなどで光沢のないものを選びます。
ブラウスやカットソーなどのインナーも黒色です。
ストッキングは黒かベージュのものに、黒いパンプスを合わせます。
アクセサリーは最小限に止め、パール系などの地味な色合いものにします。
髪型は一つにまとめるなど、おしゃれに見えないようにするのが葬儀の通夜マナーです。
ピンなどの髪留め類は黒色で統一します。
女性の冬のコートについて
冬場に着るコートに動物のファーが付いたものや革製のバッグなどは殺生をイメージさせるためNGです。
夏場の場合、露出は極力控えて上は短くても5分丈、スカートは膝下までとします。
子供の服装
葬儀においては子供が通っている学校の制服を着ることが通夜マナーとされています。
制服がない場合は黒やグレー、紺色などの地味な色合いの服装で参列させます。
ブラウスやポロシャツは白色で、ズボンやスカートは黒、紺などがよいでしょう。
靴は黒のローファーやパンプスがあればよいですが、スニーカーでも特に問題ありません。
マスクの有無について
花粉症や風邪などで咳やくしゃみが出る場合に葬儀に参列する際はマスクをつけてもかまいません。
お年寄りや子供など、さまざまな人がいる葬儀で風邪をうつしてはいけません。
体調に不安がある場合は、受付で一言伝えておくのがスマートな通夜マナーとされています。
ただし、症状が重い場合や感染症の疑いがある際は葬儀に参列するべきではありません。
通夜なら平服でも問題ない?
平服はカジュアルな普段着ではありません。
格式を求められる結婚式や告別式などには礼服や喪服といった正装が求められます。
通夜は突然の訃報で駆けつける意味合いがあり、正装は重視されず平服でも可とされています。
葬儀での平服は準礼服、略礼服と呼ばれる一段格式が低い服装のことを指します。
普段着と正装の中間にあたる平服での参列が通夜マナーとされています。
告別式も同じ服装で大丈夫?
通夜と告別式両方に参列する場合、同じ服装でも問題ないか気になるところです。
ここまで挙げたマナーが守られていれば、通夜と告別式の服装が同じでも大丈夫です。
ブラックフォーマルを貴重にした通夜マナーに則った服装で参列しましょう。
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通夜の持ち物マナー

葬儀での通夜マナーを考慮する際に、どのような持ち物なら大丈夫か、またはダメなのか理解しておく必要があります。
持ち物は男性と女性に共通するものと異なるものがあります。
それぞれご紹介しますので、参考にしてください。
男性の持ち物
男性は香典、袱紗、数珠にハンカチや天候によっては雨具を持参するとよいです。
女性の持ち物
女性も男性と同じく香典や袱紗、数珠、ハンカチ、雨具を用意します。
また、サブバッグや替えのストッキングがあると、いざというとき便利です。
通夜でも数珠は必要?
数珠は仏教徒でなければ必須ではありません。
しかし、「数珠は身を守る」という意味合いから持参する必要性もあります。
そのため通夜マナーとしては数珠は携帯するのがベターです。
数珠の選び方としては、特定の宗派に限定されない数珠を選ぶとさまざまな葬儀に持参できて便利です。
数珠には略式と本式があります。
略式は宗派を問わず使用でき、本式は宗派ごとのしきたりに則った数珠です。
通夜の香典マナー

香典にはいくつかマナーが存在します。
遺族に無礼を働かないために香典のマナーについて見ていきましょう。
香典の相場
香典には相場がありますので、通夜マナーに反しないように確認してください。
香典の相場は以下の通りです。
- 友人、友人の家族:5,000〜1万円
- 近隣の方:3,000〜5,000円
- 職場・仕事関連の方:5,000〜1万円
- 叔父・叔母:1〜2万円
- 祖父・祖母:1〜3万円
- 兄弟・姉妹:1〜5万円
新札は入れない
香典に新札は入れてはいけません。
「故人の死をあらかじめ考えていた」ということで失礼にあたるためです。
ですが汚れがひどいお札もNGです。
用意できるお札が新札しかない場合は、折り目をつけるなどするのが通夜マナーです。
忌み数を入れない
忌み数とは縁起が悪く、避けられるべき数字のことです。
香典に包むお札を偶数枚入れてはいけません。
偶数は「割り切れる」「故人との縁が切れる」といった謂れがあるからです。
また、葬儀関連での忌み数の4と9も通夜マナーに反します。
袱紗(ふくさ)に包んで渡す
袱紗(ふくさ)とは香典やお布施、祝儀袋などを包むものです。
お祝い事用と弔事用で使用する色合いに注意が必要で、葬儀では地味な色の袱紗を使います。
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通夜だけの参加はマナー違反?

訃報は突然やってくるものです。
亡くなった方と関係がある場合は通夜ならびに告別式の案内が届きます。
通夜だけに参加する、もしくは告別式だけの参加はマナー違反にあたるのでしょうか。
故人との関係性によるところが大きいですが、一般的に夕方行われる通夜の方が参加しやすいです。
仕事関連や友人知人は通夜だけに参加することが多くみられます。
親族や近しい関係者は告別式もしくは通夜と告別式両方に参列する傾向にあります。
葬儀の通夜マナーまとめ

ここまで、葬儀の通夜マナーの情報や、通夜マナーの具体例などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 男女とも黒を貴重としたシンプルで地味な服装で参列
- 基本的に数珠、袱紗、香典、ハンカチなどを持参
- 新札や忌み数を入れることはマナー違反
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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