お葬式
カトリック葬儀の服装とは?参列時の持ち物やマナーについても説明
更新日:2022.11.21 公開日:2021.09.01

キリスト教の葬儀についてわからない人は多くいらっしゃると思います
中でもカトリック式の葬儀の服装などに関してはわからないことが多いでしょう。
そこで、この記事では
- 服装の選び方
- 葬儀の持ち物
- カトリック式葬儀のマナー
以上の内容で解説していきます。
カトリック式の葬儀での、言い回しや聖歌・献花のマナーにも触れているのでぜひ最後までご覧ください。
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カトリック式の葬儀とは

カトリック式の葬儀は日本ではあまり行われないため、馴染みがない方が多いです。
仏式との決定的な違いは、カトリックでは「死」は悲しいことだと捉えられない点にあります。
地上での行いをすべて許され天に召される、また復活する日までの休息の時間と捉えられています。
そのためカトリック式の葬儀では、人生を全うしたことをむしろ喜び送り出す意味合いが強いです。
男性の服装

男性の服装は、仏式の時と同様の喪服で構いません。
男性の基本的な服装
フォーマルスーツが望ましいですが、なければ普通のブラックスーツでも問題ありません。
ネクタイと靴下は黒いものを選びましょう。
ネクタイは光沢のない無地のものを使用します。
結び目はくぼみができないように気を付けてください。
ワイシャツは白で構いません。
カフスボタンやネクタイピンなどの装飾品は外します。
腕時計は付けても構いませんが、金色など派手なものは避けましょう。
靴
靴は黒の革靴を使用します。
デザインもフォーマルなものにしましょう。
「ストレート・チップ」というデザインのものがおすすめです。
1足持っておくと急な葬儀などでも安心です。
髪型
光沢のある整髪料は避けます。
髪色も派手な色合いも好ましくありません。
黒のスプレーなどをするよう配慮しましょう。
長髪の場合は黒のヘアゴムで、顔周りがすっきりするようにまとめしょう。
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女性の服装

女性の場合も基本的に仏式と同じ喪服でかまいません。
ただし、喪主側にはカトリック限定の装いも存在します。
また、毛皮は殺生をイメージさせるため避けるのがマナーです。
基本的な服装
女性の場合は、黒のワンピースやスーツ、アンサンブルなどを着用します。
前夜式(仏式でいう通夜)では、ダークグレーなどのワンピースなどでも構いません。
靴下やストッキングなどは黒で統一しましょう。
参列するときの服装として、和装は避けましょう。
和装は禁止ではありませんが、仏式でも主に喪主や親族が着るものなので着ない方が無難です。
アクセサリー
アクセサリーは、基本的に付けません。
付けるとしても、真珠のものか、シンプルなデザインの結婚指輪程度にとどめておきましょう。
真珠は涙を表すため、葬儀の場でもつけることができます。
マニキュアやネイル
マニキュアやネイルは派手なものは避けましょう。
もし塗っている場合は手袋を着用するなどの配慮が必要です。
黒の地味な手袋であれば構いませんが、フォーマル用の手袋もあります。
バッグ
バッグは、布製の黒色のものを使用します。
革製のものは殺生をイメージさせるためタブーとされています。
派手な装飾や金色の金具がついているものも避けましょう。
靴
靴は黒のパンプスでシンプルなデザインのものが望ましいです。
光沢のあるものは避け、ヒールも5㎝程度で細くないものを選びましょう。
髪型・メイク
長い髪は、耳より少し低い位置で後ろで1つにまとめておきます。
男性の場合と同様、派手な色合いは避けましょう。
メイクもごく薄化粧で、派手な色合いは避けてください。
トークハット
喪主や親族であれば、カトリック式の葬儀ではトークハットというベールが付いた帽子を着用することがあります。
カトリック信者のみの装いになります。
喪主や親族のみの帽子なので参列者は被らないように気を付けてください。
子供の服装

乳児であれば、無地で地味目の色の普通の赤ちゃん服で問題ありません。
子供が幼稚園児や小学生の場合、あれば制服が望ましいです。
制服がない場合は以下のような服装が望ましいです
- 男の子:地味な色のポロシャツやズボン
- 女の子:地味な色のワンピース
小学生までの子供なら、靴はスニーカーでも問題ありません。
ただし、派手な柄や色のものは避けるようにしてください。
中学生以上は制服で行きましょう。
ネクタイやリボンなどが派手目な色なら外しておきます。
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葬儀の持ち物

持ち物も仏式とほとんど変わりませんが、カトリック式ならではの持ち物もあります。
御花料
御花料(おはなりょう)とは、仏式でいう香典のことです。
仏式と同じように、不祝儀袋にお金を入れます。
仏式のように蓮の花が描かれた不祝儀袋は避けましょう。
カトリックではユリの花や十字架が描かれたものか、無地の袋を使います。
相場は以下のようになります。
- 両親:5万~10万円
- 兄弟姉妹:3万~5万円
- 祖父母:1万~3万円
- 叔父/叔母/いとこ/甥/姪:1万~3万円
- 義理両親:3万~5万円
- 近所:3千~1万円
- 会社関係/友人:5千~1万円
袱紗(ふくさ)
袱紗とは、祝儀や不祝儀を入れるのに使う布包みのことを言います。
御花料を入れた不祝儀袋を包んで持参します。
カトリック式の葬儀では左を上にするようにに包みましょう。
色は、紺や黒、グレー、紫などがあります。
ハンカチ
葬儀ではハンカチは必須です。
故人を偲んで涙を拭ったり、手を拭いたりするために使用します。
派手な装飾や色のものは避けましょう
フォーマル用のハンカチがあれば安心です。
ロザリオ
ロザリオは、仏式で言えば数珠に当ります。
手の平に納まるサイズの小さな十字架のような用具です。
聖母マリアへの祈りのときに使います。
ロザリオは、キリスト教カトリック式の葬儀では伝統的な持ち物です。
同じキリスト教でも、聖公会やプロテスタントなどの宗派ではロザリオは使いません。
参列者でキリスト教でない場合、無理にロザリオを持つ必要はありません。
数珠はNG
カトリック式の葬儀では数珠は使いません。
数珠は、仏にお経を唱えるときに用いるものです。
数珠は、仏式のものなのでカトリック式の葬儀で使うのはNGになります。
もし間違って持参した場合は、バッグに仕舞っておきましょう。
何も持っていなくても、問題ありません。
カトリック式葬儀のマナー

カトリック式の葬儀では、いくつか仏式とは違う儀式が行われます。
その際のマナーについてもご紹介します。
言い回しのマナー
カトリック式の葬儀では「死」は不幸なことという捉え方ではありません。
そのためお悔やみの言葉は言わないようにしましょう。
参列したときは「安らかな眠りをお祈りします」とだけ述べましょう。
聖歌のマナー
カトリック式の葬儀では、葬儀の開始と同時に聖歌が流れます。
- 聖歌と共に神父が入堂
- 参列者は起立で迎える
- 神父からの聖水と祈りのあと棺が入場
カトリック式では告別式のときも、入堂のときに聖歌とともに入場します。
告別式のときに参列者全員で聖歌を歌い、告別式の開式になります。
歌えない場合でも、起立はするようにしましょう。
献花のマナー
カトリック式の葬儀では、告別式のときに献花を行います。
聖歌斉唱で開式のあと、弔辞・弔電の紹介があり、その後献花の流れになります。
献花の手順は以下の通りです。
- 両手で花を受け取り、遺族に一礼して献花台へ
- 茎の方を献花台に向け捧げる
- 右手は花側、左手は茎側を持つ
- 一礼して黙祷
- そのまま数歩下がり、遺族の方に向いて一礼
マナー違反のないよう気をつけましょう。
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カトリック式の葬儀の服装まとめ

ここまで、カトリック式の葬儀での服装や持ち物、マナーについての情報を中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- カトリック式の葬儀での服装は男女共に仏式の喪服でOK
- カトリック式の葬儀でも和装はOKだが、喪主や遺族のみ
- カトリック式の葬儀での持ち物は、数珠は不要、ロザリオも必須ではない
- カトリック式の葬儀では仏式のようなお悔やみは云わず、安らかな眠りを祈る
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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