法事法要
3000円の香典にお返しは必要?連名で頂いた場合についても解説
更新日:2022.05.15 公開日:2021.09.17

3000円の香典に香典返しをするととても小さな金額になりますよね。
3000円以下の香典には香典返しをした方がよいのでしょうか?
そこで、この記事では3000円の香典にお返しは必要かどうかについて詳しく解説いたします。
葬儀に参列し香典を渡す立場になった時にも役立つ情報となっています。
ぜひ最後までご覧ください。
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香典返しとは

香典とは、葬儀の際に参列者がお花やお香の代わりとして、故人の霊前に供えるお金のことです。
葬儀に香典を送ることで故人を偲ぶ気持ちを表しています。
香典返しは、頂いた香典への感謝の気持ちを表して贈るものです。
一般的に葬儀終了後に忌が明けてから贈ることが多いです。
香典は、故人との関係性によって金額相場が変化します。
香典返しの金額は頂いた香典によって変化するため、頂く香典の金額は香典返しをするうえで非常に重要です。
3000円の香典に香典返しをする?

参列者と故人との関係性によっては、3000円の香典を贈られる場合があります。
故人との関係性が薄い場合や、年齢が若いと金額が安くなる傾向にあります。
例えば友人の父母への香典の相場は3000円からとなっています。
地域によっても香典の相場は異なりますが、3000円の香典を贈られることはよくあると言えるでしょう。
地域にもよりますが、3000円の香典に対してはお返ししなくても失礼にならないことが多いです。
しかし何もしないのはマナー違反になることもあり注意が必要です。
お返しをしない場合も、葬儀に参列してくれたことのお礼と四十九日の法要が無事に終えたことの報告は必要です。
お礼状や挨拶状という形で、香典をくださった方へ出すのが最低限のマナーです。
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当日返しの場合は必要

本来、香典返しは葬儀後の忌明けに送る物とされています。
しかし近年では、当日返しといって葬儀当日に香典返しを渡すやり方も人気です。
お礼状・香典返し・挨拶状の3つをセットにして、焼香後に渡すことが多いです。
葬儀場受付で手渡すこともあります。
当日返しでは、頂いた香典金額に関わらず全員に同じ返礼品を渡すため、頂いた金額が3000円でも香典返しをすることになります。
香典返しの相場

香典返しの相場は、頂いた香典の金額の3分の1~半額程度です。
香典返しの品物としては、不祝儀を残すことがタブーとされており、残らないものがおすすめです。
そのため、消耗品や食品が香典返しの定番です。
食品としては日持ちするお茶・コーヒー・海苔が好まれる傾向があります。
慶事に使われる鰹節・昆布・お酒はふさわしくありません。
最近は、カタログギフトも人気です。
カタログギフトは、さまざまな価格帯の商品があります。
そのため、香典の額に応じて対応しやすいのがメリットです。
また、参列者が欲しいものを自分で選べるため、品物を選ぶ手間も省けます。
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連名で香典を頂いた時のお返し

連名で頂いた香典にはどのように香典返しを贈れば良いのでしょうか。
ここでは連名の香典への対応を解説していきます。
家族で連名にしていた場合
香典は、個人名で頂くことが多いです。
しかしご夫婦や家族などから連名で頂くこともあります。
ご夫婦やご家族の連名で香典をいただいた場合も、個人に贈る方法と同様の金額相場で香典返しを行います。
宛名は、ご夫婦やご家族の連名となります。
香典返しの品物は、基本的に1世帯につき1つを包むのが一般的です。
家族単位で食べられるお菓子やタオルなどがおすすめです。
職場から連名で頂いた場合
職場の方から連名で香典をいただくこともあります。
その場合も特に辞退などされていなければ、香典返しをします。
香典金額が高額でも、一人あたりの値段は少額になることもあります。
職場で分けられるように、小分けにされた品物がおすすめです。
香典返しを辞退されたらどうする?

香典返しを辞退する旨が香典袋に書かれている場合、香典返しは不要です。
一般企業でも、経費から香典を用意した場合などは香典返しを辞退するケースもあります。
香典返しが不要の場合でもお礼状は送るのがマナーになります。
四十九日法要後に、お礼状や挨拶状を贈り感謝の気持ちを表しましょう。
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香典の全返しとは?

頂いた香典を全てお返しする全返しをする場合もあります。
以下で詳しく説明します。
香典を辞退していた場合
香典返しの金額相場は、3分の1~半額が一般的です。
しかし香典を辞退していたのに香典が贈られた時には、全返しをする場合があります。
また地域によっては、全返しをすることがマナーとされていることもあります。
お気持ち無用と意思表示するため
故人との関係性が浅い場合などに、香典をいただいて対応に困るケースもあります。
そのような場合は、全返しにするのがよいでしょう。
例えば、故人との関係から香典を受け取りたくない意思があるのにもかかわらず、止むを得ず渡されたケースです。
香典は、故人に対して供養する気持ちを表しているものです。
全返しすることは気持ちを受け取らないという意思表示になります。
仲が良い場合や深い関わりのある相手に対して全返しを行うと、勘違いされることもあるので気を付けましょう。
まとめ

ここまで、3000円の香典にたいする香典返しの必要性や、連名で香典を頂いた場合について解説しました。
この記事のポイントは以下の通りです。
- 3000円の香典には香典返しが不要な場合がある
- 3000円の香典にもお礼状だけは贈る
- 当日返しの場合は金額に関係なく香典返しする
これらの情報が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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