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法事法要

初盆の提灯とは?意味や飾り方・送る時の注意点など徹底解説!

更新日:2022.06.25

お盆

お盆に飾る盆提灯

記事のポイントを先取り!

  • 初盆の提灯は白提灯
  • 白提灯は1度きり

初盆の準備は慣れていないと、いろいろ戸惑うことも多いです。
初盆の場合は通常のお盆とは異なる初盆用の提灯を飾るので、選び方やタイプをきちんと確認しておきたいですよね。

そこでこの記事では、初盆の提灯について詳しく解説していきます。
故人が亡くなってから初めてのお盆を、正しいマナーで迎えましょう。

こちらで法事法要のお布施や流れも解説しているので、チェックしてみてください。
宗派ごとの初盆提灯の違いやレンタルについても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 初盆とは
  2. お盆の提灯の意味
  3. 初盆の提灯の選び方
  4. 初盆の提灯の飾り方
  5. 初盆の提灯を贈る場合の注意点
  6. 初盆提灯のお返しは?
  7. 宗派ごとに初盆提灯に違いはある?
  8. 初盆提灯セットのレンタルも
  9. 初盆提灯のまとめ
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初盆とは

初盆の意味

初盆は故人の四十九日以降初めて迎えるお盆です。
お盆は、故人の魂が帰ってくる時期と考えられています。

初盆は通常のお盆よりも参列者を多く招き、規模が大きく行われることが多いです。
初盆と同じ意味で、新盆と呼ばれることもあります。

西日本の地域で新盆と呼ぶことが多いです。

初盆の時期

初盆の時期は、通常のお盆の時期と同じです。
全国的に8月13日から16日までが一般的です。

東京や神奈川の一部の地域や東北などの地域では旧盆といわれる7月13日から16日までの場合があります。

初盆でやること

迎え火

お盆の初日に迎え火の日を焚いて、故人の霊を迎える準備をします。
午前中は精霊棚を飾ったり、お供え物を用意します。

法要やお墓参り

お盆の2日目や3日目で、参列者を招いて法要を行います。
法要後にお墓参りをすることが多いです。

送り火

お盆の最終日に、故人の霊を送り出す送り火をします。
初盆の場合は白提灯を飾り、送り火のときに一緒に燃やします。

精霊流し

精霊流しとは、お盆の最終日に、火を灯した精霊船にお供えをのせて川や海に流します。

盆踊り

盆踊りには、お盆に帰ってきた故人の霊を慰めて無事に帰ることを祈る意味があります。
故人の霊が成仏したことを喜ぶことを表しているとも言われています。

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お盆の提灯の意味

盆提灯

盆提灯は帰ってくる故人が迷わないための目印と考えられています。
また、故人の冥福を祈り、感謝の意を示します。

盆提灯の種類は、上から吊るす御所提灯下に置く大内行灯、霊前灯があります。
提灯のデザインは、七草や菊の花の絵や、故人が好きだった花の絵柄を選ぶ方が多いようです。

浄土真宗の場合は、お盆に故人が帰ってくるという考えがないため、提灯は変わりません。

初盆の提灯

初盆は通常の盆提灯と、初盆用の白提灯を飾ります。
初盆用の白提灯には、故人の霊が初めて帰って来るので、迷わないための目印と考えられています。

盆提灯は数が多いほど、故人を慕っているとされていますが、初盆の白提灯は1つで十分です。
初盆の白提灯は、初盆のときのみに飾り、初盆が終わったら燃やして処分します。

白提灯の処分方法は送り火の時に燃やしたり、自宅や菩提寺で燃やすことが多いです。

盆提灯は絶対に必要なのか

お盆に提灯を飾るのは意味があり、「帰ってくる霊が道に迷わない目印」という役目があります。
これは、鎌倉時代に始まった風習が現代に残っている形です。

お盆では、故人を迎え、偲んで敬うという気持ちが大切なので、盆提灯を必ず飾らなければいけないわけではありません

また、浄土真宗の場合も盆提灯を飾りません。
故人は亡くなると同時に極楽浄土にいき、成仏するため、お盆に霊となって帰るという考えが無いためです。

初盆の提灯はいつからいつまで飾る?

初盆の提灯は何時から何時まで飾るのがいいのか、飾る時期についても確認しておきましょう。

初盆の提灯には、故人の霊を迎えるという意味がありますので、お盆の初日の迎え盆から最終日の送り盆まで飾ります。
お盆の時期は7月に行われる地域と、8月に行われる地域がありますが、日にちは13日~16日まで飾りましょう。

盆提灯を飾ることには、故人を偲び敬うという気持ちを表すものなので、お盆の時期にこだわらず、お盆の月初めから飾っても問題ありません

初盆の提灯は誰が買う?

初盆の提灯で使用される白提灯は、1度しか使う機会がありません
1年で処分してしまうので、白提灯は故人の身内が用意するのが一般的です。

通常のお盆には絵柄入りの盆提灯が使用されますが、これを用意するのは、故人と関係が近しい兄弟や知人です。

絶対にこの人が用意しなければいけないという決まりではなく、地域によっても慣習が違います。

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初盆の提灯の選び方

初盆の提灯は白提灯が選ばれますが、白提灯にもタイプがあります。

吊るタイプと置くタイプがありますが、どんな特徴があるのか、種類ごとに解説します。

吊るすタイプ

初盆の提灯には、吊るすタイプの提灯が一般的です。

吊るすタイプの白提灯は、玄関や窓際、仏壇の前などに吊るし故人をお迎えします。

白提灯には、清浄無垢の白でお迎えするという意味がありますので、白木で作られた白紋天の提灯を飾るのが一般的です。

置くタイプ

吊るタイプが一般的ですが、十分なスペースがある場合置くタイプの白提灯を使用する方もいます。
事情に合わせて、吊るすタイプまたは置くタイプを選ぶのがいいでしょう。

地域の慣習によっても、提灯のタイプが違う場合もありますので、親戚や地域の仏具屋さんに相談してみましょう。

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初盆の提灯の飾り方

初盆の提灯はどこに飾るのがふさわしいのでしょうか。
初盆提灯を飾る場所・飾り方について説明します。

玄関や軒先に飾る

初盆の提灯は玄関、軒先に吊るして飾るのが、正式な飾り方です。
昔から初めてのお盆に霊は、白提灯の白い灯を目印に帰ってくるとされていましたので、見えやすいように玄関先に飾りました。

お盆には故人の霊を迎え、送り出すために迎え火、送り火を行います。
迎え火は故人が帰ってくる目印になりますし、送り火は迷わずに帰れるようにという気持ちを込めて玄関先で火を焚きます。

難しい場合は、盆提灯を置く代わりに送り火や迎え火を省略しても構いません。

マンションの場合

マンションの場合は、玄関先や軒先に飾るのが難しいという家もありますよね。

初盆の白提灯の場合は、外から見える場所に飾るのが良いので、ベランダ窓際に飾ってください。
また、玄関の内側や精霊棚、仏壇の前などに白提灯を飾っても問題はありません。

お迎えするという気持ちが大切なので、家の条件に合わせて白提灯を飾ってください。

白盆提灯には、中にローソクをたてて火をつけるタイプと、電気や電池式のろうそく型のライトをつけるタイプがあります。
マンションの場合は、火災になる心配がない電気式の盆提灯がおすすめです。

つけっぱなしはOK?

提灯をつけるのは、基本的に1日のうちの夕方2~3時間の間にともします。

必要に応じて昼間につけてもいいですが、長時間つけておくことで、中の電球が切れやすく、火袋が変色しやすくなります。

使いまわしてOK?

初盆用の白提灯は、1度しか使う機会がありません。

他の方に使いまわすことも基本的には行わず、故人一人に白提灯はひとつです。

処分方法は?

お盆が終わったら、白提灯は燃やして処分するのが良いとされています。
燃やす場合は、菩提寺に持参して、お焚き上げをしてもらい処分します。

また、形だけのお焚き上げとして火袋の一部を燃やし白い紙に包んで処分することもできます。

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初盆の提灯を贈る場合の注意点

初盆の提灯の白提灯は、初盆の時のみに使用し、その後は処分されます。
親族に初盆の提灯を送る場合は、白提灯ではなく長く使える、絵柄が入った提灯を送っても良いとされています。

初盆の提灯を送る場合のマナーを紹介します。

初盆の提灯を送る時期

贈る時期はお盆の直前ではなく、お盆の月である7月、8月の初めに届くように手配します。

のし袋の書き方

提灯を送る際にのし紙をかける場合は、表書きを「御仏前」とします。

表書きは地域によっても違いますので、確認してみましょう。

提灯代を送る場合

昔に比べて最近では初盆の際に、提灯ではなく「提灯代」として現金を送ることが増えてきました

現金を送る際は、いただいた方が負担に思わない金額にすることがマナーです。
遠い親戚の場合は5,000円~1万円、近しい親戚の場合は1万~2万円が相場です。

不祝儀袋の表書きは「御提灯代」としましょう。

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初盆提灯のお返しは?

自分たちが初盆の提灯や提灯代をいただいた場合、お返しを送りましょう。
一般的にいただいた金額の1/3〜半分程度の品物をお返しとします。

品物として返す場合は、石鹸、そうめん、お茶、お菓子などの消耗品を送ります。
日持ちするものを送るのが良いです。

初盆法要で香典をいただいた場合のお返しについては、「初盆のお返しとは?お返しの選び方や相場・注意点まで解説」をご覧ください。

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宗派ごとに初盆提灯に違いはある?

盆提灯を購入するときに迷うのは、宗派によって決まった形や色があるのかということです。
基本的に提灯は、仏教の宗派によって違いがなく、どの提灯でも使用することができます

宗派よりも地域によって違いのある場合が多いので、購入するときは親戚や家族、地元の仏具店で相談するといいですね。

ただ、浄土真宗では盆提灯の代わりに、切子灯籠を使用します。
切子灯籠は迎え火として、門に飾る提灯の役割をはたします。

地域によっては豪華な切子灯籠で初盆を迎えます。

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初盆提灯セットのレンタルも

初盆用の提灯は一度しか使用しないので、レンタルするという手もあります。
最近は、提灯だけではなく初盆用の祭壇もレンタルしている会社がありますので、利用してみるのもいいですね。

提灯の場合は2個セットで1万円~2万円程度でレンタルが可能です。

飾る場所によって、提灯の大きさを選ぶことができ、処分する手間もありませんので便利です。

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初盆提灯のまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで初盆の提灯の情報や、選び方や贈る場合についてなどを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 初盆の提灯はお盆に帰ってくる例が道に迷わない目印としての役割がある
  • 初盆の提灯は吊るすタイプ、置くタイプの2種類で置く場所によって最適の物を選ぶ
  • 初盆の提灯は外から見てわかるところに飾り、処分はお焚き上げをする
  • 提灯を送る場合は、絵柄が入った提灯を送っても良く、提灯代を送る場合もある

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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