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法事法要

新盆見舞いは何を贈るの?新盆のお供え物や香典について解説

更新日:2022.06.26

お盆

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記事のポイントを先取り!

  • ・新盆見舞いは新盆に持っていくお供え物
  • ・新盆見舞いには定番品がある
  • ・新盆見舞いに適さない品もある

故人が亡くなって初めて迎えるお盆のことを「新盆(にいぼん、しんぼん、ういぼん)」と呼び、これ以降のお盆より丁重に供養します。

新盆の法要に参加するときに持っていくお供え物のことを新盆見舞いといいますが、どのようなものを持参すればいいか分からない方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、新盆見舞いについて詳しく説明していきます。
こちらで、法事の手配やお布施に関する情報を発信しているので、ぜひチェックしてみてください。

また、新盆見舞いに行けない場合の対応や、返礼品の選び方なども説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 新盆見舞いについて
  2. 新盆見舞いのお供え物
  3. 新盆見舞いの香典の相場やマナー
  4. 新盆見舞いの服装
  5. 新盆見舞いに行けない場合
  6. 新盆見舞いのお返しには何を選べば良い?
  7. 新盆見舞いまとめ
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新盆見舞いについて

新盆とは

新盆とは故人が亡くなって四十九日の忌明けが過ぎてから初めて迎えるお盆のことを指します。
地域によっては、初盆(はつぼん、ういぼん)と呼ぶことがあります。

新盆では親族で集まってお墓参りに行くほかに、法要を開き僧侶に供養してもらったり、食事会を開いて故人を偲んだりします。

新盆は四十九日を過ぎてからなので、故人が亡くなってから四十九日が明ける前にお盆が来た場合、翌年のお盆が新盆となります。

新盆見舞いの意味

新盆は故人の四十九日以降、初めて迎えるお盆のため、通常のお盆よりも参列者を多く招いて規模が大きくすることが多いです。

新盆見舞いはお寺や自宅で行う法要に持参する香典やお供えものなどのことを指します。
一般的には、線香やろうそく、花、お菓子などを新盆見舞いとして持っていきます。

新盆見舞いの時期

お盆の時期は一般的に8月13日~16日の間になります。
ただし、関東の一部の地域では7月13日~16日がお盆とされる所もあるので、注意が必要です。

7月に行われる7月盆、8月に行われるお盆を旧盆と言います。
全国的には旧盆が主流でほとんどの地域で旧盆に併せてお盆が開かれます。

お盆の時期が2種類あるのは、明治時代に行われた改暦が関係しています。
改暦は日本の暦を世界基準に合わせるために行われ、改暦に伴い日本の行事は30日遅らせることになりました。

もともと旧暦の7月に行われていたお盆が、新暦の8月に移動することになりました。

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新盆見舞いのお供え物

塩盆見舞いに持っていくお供え物に決まったルールはありませんが、新盆見舞いにふさわしいものは存在します。
お供え物の定番とされる五供(ごく、ごくう)を基に、線香やろうそく、食べ物、花などが一般的とされています。

線香やろうそく

線香の煙は部屋中に広がり充満することから、仏様のすべてのものに慈しみをもって接する心を象徴しているとされています。
また、煙が天に昇っていくさまが現世とあの世をつなぐ架け橋になるとも考えられています。

さらに、線香の煙は故人の好物であると言われており、故人に喜んでもらうために焚くのが一番の理由とされています。
故人を供養する遺族や、手を合わせる人を清める意味もあります。

ろうそくの灯は拝む人の煩悩や心の闇を照らし取り除く力があるとされ、ろうそくの光に従うことで迷うことなく道行を照らしてくれるとも言われています。

また、ろうそくがゆっくりと燃え尽きるさまから、この世の無常を表しているともいわれます。
どちらも供養に必須の仏具なので、新盆見舞いにぴったりの品になります。

飲料

お茶や果物のジュースなどの飲料も、新盆のお供え物に選ばれることが多いです。
お茶はお盆などの法要の際のお茶出しに使えたり、日持ちするため保管しておくこともできます。

家族がいる方にはジュースのギフトもおすすめです。

お菓子やゼリー

日持ちのするお菓子やゼリーなども新盆見舞いに向いています。
ケーキなどの生の物は避け、個別の包装になっている分けやすいものが好ましいです。

個包装になっていれば少しずつ仏前に供えられ、遺族に消費を急がせることがないからです。

果物

新盆見舞いに持参する果物はインターネットやスーパーなどで購入できます。
果物がカゴに入っている状態で売られているお供え用のギフトもあります。

お供え用の果物の価格は5000円から1万2000円程度です。
お供えに不適切な果物はありませんが、腐りやすいものや傷みやすいものは避けましょう。

常温で日持ちする果物を選ぶといいでしょう。
故人が好きだった果物を選ぶのもいいでしょう。

供花

供花も五供の一つであり、新盆見舞いに適したお供え物になります。
新鮮な花を仏前に供えるのは、花のような清い心でいてほしいという仏教の教えや願いでもあります。

花屋で買ったものだけでなく、故人が好きだった花を庭で摘んで供えても問題ありません。

強い花や、ツルが長い花、バラなどの棘がある花はお供え物にふさわしくないので、新盆見舞いでは選ばないようにしましょう。

盆提灯

古くから新盆の際に盆提灯を贈る風習があります。

贈られた盆提灯の数が多いほど故人が慕われていた証とされ、贈る側も故人への感謝の証として盆提灯を贈っていました。

昔は盆提灯を送ることは最高の新盆見舞いであるとされていました。

しかし、近年では住宅事情の変化などから盆提灯を置く場所が限られるため、盆提灯を新盆見舞いに選ぶことは減ってきています。

もし、盆提灯を贈りたい場合は、遺族に盆提灯を贈ってもいいかの確認をしてから贈るようにしましょう。

新盆見舞いのお供えに避けた方がいい品

果物や肉や魚などの生ものは、日持ちがしないものが多く遺族に消費を急がせてしまう側面があります。

果物は高価で見栄えもよく定番のお供え物の一つではありますが、果物を選ぶ場合は腐りにくく日持ちする物を選びましょう。

また、肉類や魚介類は仏教の無益な殺生を禁じるという教えに反しているため、新盆見舞いにはふさわしくありません。

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新盆見舞いの香典の相場やマナー

新盆見舞いの香典の相場

新盆見舞いの相場は、故人との関係性や自分の年齢などによって変わってきます。
故人と親密なほど、自分の年齢が高いほど香典の金額は高くなっていきます。

故人との関係別の香典の金額は以下の通りです。

・親     1~2万円
・兄弟姉妹  1~2万円
・祖父母   5000円~1万円
・親戚や親族 5000円~1万円
・友人や知人 3000~5000円

新盆見舞いの香典のマナー

香典袋の書き方

香典を包む封筒は不祝儀袋を使います。
水引は結び切りのもので、色は白と黒を選びましょう。

ただ、関西の一部地域では黄と白の水引を使う場合もあります。

香典袋の表書き

新盆見舞いの表書きは「御仏前」や「御供物料」と書きます。
表書きを書く際に使う墨は濃いもので構いません。

葬儀などの弔事では薄墨を使いますが、これは悲しみの涙で色が薄まったという悲しみを表現したものです。
お盆は故人の霊が帰ってくる行事であり弔事ではないため、薄墨を使う必要はありません。

お札を入れる向き

お札を封筒に入れる際は、お札の肖像画がある面を下にしましょう。
お札を2枚以上包む際は揃えてから入れるようにしましょう。

連名で香典を包む際は、お札の枚数が少なくなるように両替してからお札を入れましょう。

金額のマナー

4」や「9」が付く数字は「」や「」を連想させてしまうので、控えましょう。
香典を包むお札の枚数は1、3、10枚のどれかにしましょう。

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新盆見舞いの服装

遺族側の場合

新盆の法要を招く側の場合は、喪服を着用しましょう。
男性は、ダークスーツに白無地のシャツを着用します。

ネクタイの色は黒やグレーなどの地味な色にしましょう。
女性は黒や紺のスーツやワンピースを着用して肌の露出を控えましょう。

遺族側も平服を着用することがあります。
新盆法要における平服は、黒や紺のスーツやワンピースを着用します。

参列者側の場合

新盆の案内状に略喪服か平服などの指定がある場合は案内状の指示に従いましょう
案内状がない場合は、遺族の方に確認をとりましょう。

法要における平服は、普段の服装ではなく、黒や紺のスーツを着用します。
女性であれば地味な色のスーツやワンピースを着用しましょう。

学生や子供は制服を着用しましょう。
制服がない場合は、目立たない色の服装にしましょう。

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新盆見舞いに行けない場合

遠方に住んでいたり、どうしても外せない仕事があったり、新盆見舞いにやむを得ず参加できない場合もあるでしょう。
ここでは、そのような場合にどのように対応すればよいか、具体的に解説します。

欠席する場合は郵便で送る

新盆見舞いを欠席する際は、その旨を事前に連絡しましょう。
お詫びの挨拶状をお供え物や香典に同封し、現金書留や郵送で法要の施主に送ります。

郵送をするタイミング

新盆見舞いを郵送する時期は、新盆の開催日の一週間前から前日が良いとされています。
ただ、新盆の時期は忙しい場合が多いため、前日よりもお盆の数日前に到着するように送るほうが、より相手のことを考えたタイミングと言えるでしょう。

挨拶状の書き方

ここでは挨拶状の例文を紹介します。

拝啓

暑さ厳しき折、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

○○様の新盆法要を執り行う旨を承っておりますが、法要当日は□□のためお伺いすることが出来ません。
遠方より合掌させていただきたく存じます。

気持ちばかりですが、御香料を同封させていただきました。
どうぞご仏前にお供え下さいますようお願い申し上げます。

末筆ながら、皆様のご健康をお祈り申し上げます。

                          敬具

別の日に改めて訪問をする

時間に余裕ができたら、後日改めて訪問することをおすすめします。
故人の追悼のためならば、遺族も遅れてのお参りでも受け入れてくれるでしょう。

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新盆見舞いのお返しには何を選べば良い?

新盆見舞いとして香典やお供え物をいただいた場合は、お返しを贈るようにします。
風習として香典やお供え物を下さった方にお返しを渡すのは一般的なものとなっています。

ここでは、新盆見舞いに対するお返しの相場やおすすめの品、お返しを送るタイミングなどを紹介していきます。

お返しの金額相場

新盆見舞いのお返しの相場は、一般的にいただいたものの三分の一から半額程度の金額が良いとされています。
また、いただいたものの金額が分からない場合は、新盆見舞いや香典の半額程度にするとよいでしょう。

親族や故人が親しくしていた方からは高額の新盆見舞いをいただくこともあります。
そのような場合は、お返しの金額が四分の一や三分の一になってしまっても失礼に当たることはありません。

また、高額の新盆見舞いをいただいたときは、後日にカタログギフトを送るという方法もあります。

お返しにおすすめの品

お返しの品の選び方の基準を説明します。
お返しの品が後日返品可能なものを選びましょう。

お返しの品が足りなくなることを避けるため、予測人数より多く用意しておくのが一般的です。
そのため、余った分を返品できるお店から購入すると安心できます。

また、持ち帰る方のことを考えて重かったり割れたりするものは避けたほうがいいでしょう。
楽に持ち帰ることが可能な物を選びましょう。

その他に、食べたり使ったりで消費できるような「消えもの」がおすすめです
具体的な品としては以下の通りです。

・お菓子
・のり、お茶漬け
・油、調味料
・そうめん
・洗剤

これらの品がお返しに適したものとなります。

お返しを送るタイミング

お返しを渡すタイミングは法要の当日か後日郵送するかのどちらかになります。
当日に渡す場合は、法要か会食の後に手渡しします。

渡すときに参列してくれたことへのお礼と感謝を伝え忘れないようにしましょう。

後日郵送する場合は、8月中に届くように手配するのがおすすめです。
あまりに届くのが遅れても失礼に当たりますし、季節感のあるお返しの場合は時季外れになってしまうからです。

また、お礼を記した手紙やカードを同封するとより丁寧になります。

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新盆見舞いまとめ

ここまでは新盆見舞いについての情報を中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

・新盆見舞いは新盆で開催される法要に持っていくお供え物のこと

・新盆見舞いは8月のお盆の時に行くのが一般的

・新盆見舞いのお供え物には五供を基準としたろうそくやお菓子などがおすすめ

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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