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お葬式

どうしても葬儀に行けない時の正しい対処法とは?

更新日:2022.11.18 公開日:2021.06.18

弔問

記事のポイントを先取り!

  • 基本的には葬儀に行けない場合は電話での連絡が良い
  • 葬儀に行けない時には弔意を伝えるため、弔電や香典、供花などを贈る
  • お悔やみの手紙を書く際には、時候の挨拶や頭語を書かず、忌み言葉も使わない

誰もが予期しないタイミングでやってくるのが訃報です。
どうしても外せない用事がある場合には、葬儀に行くことができないということもあります。

そこでこの記事では、葬儀に行けない時の対処法について詳しく説明していきます。
この機会に葬儀に参列できない場合の対処法について覚えておきましょう。

葬儀に行けない場合の連絡の仕方や弔意の伝え方についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 葬儀に行けない場合の遺族への連絡方法
  2. 弔意(ちょうい)の伝え方
  3. 葬儀に行けない方はオンライン葬儀
  4. 葬儀に行けない時の正しい作法のまとめ
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葬儀に行けない場合の遺族への連絡方法

訃報は突然やってくるものです。

やむを得ない理由や、感染症の防止策の一環として葬儀に行けないことは仕方のないことです。

しかし、葬儀に行けない場合にも、連絡をする際には最低限の遺族へのマナーがあります。

電話で葬儀に行けないことを伝える

葬儀の連絡を受けて行けないとわかった段階で連絡を入れましょう。

後日に葬儀を欠席する連絡を入れる場合では、電話で連絡を入れることがベストです。

遺族は葬儀の準備で忙しいため、連絡するタイミングを考えて、行けない旨を簡潔に述べるように心がけましょう。

葬儀に行けないことをメールで伝える

メールでの連絡はマナー違反と感じる人もいます。

そのため、メールで連絡がきた場合や、親しい友人などに送る場合を除いて、原則電話を利用して葬儀に行けないことを伝えましょう。

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弔意(ちょうい)の伝え方

葬儀に行くことができないと分かったら、弔意を伝えましょう。

弔意とは故人をとむらう気持ちのことです。

弔意を伝える際には、様々な方法が存在しますが、シーンにあった弔意の伝え方を選択しましょう。

弔電(ちょうでん)を打つ

弔電とは電報によって弔意を伝えることです。

弔電を使うタイミングは、個人とのお別れができず葬儀に行けない場合に、お悔やみの気持ちを伝えるために利用します。

香典を渡す

葬儀に行けない時には香典を渡すことによって弔意を伝えることもできます。

年齢や故人との関係性にもよって香典に包むお金の額は変わります。

一般的に香典の相場は、

・親族の場合…1万円から10万円程度
・知人・友人の場合…3000円から1万円程度

となっています。

香典を渡す方法は3通りあります。

代理人にお願いする

葬儀に行けない場合の、最も失礼のない丁寧な対応のうちの一つです。

代理人を立てる場合、個人との関係性がなくても問題ありません。

この際、香典は代理人を依頼した人物の名前を記入し、記入した名前の下に「代理」と記載しまよう。

郵送する

代理人を立てるのが難しい場合は、郵送で香典を送りましょう。

この際、注意してもらいたいのが現金書留で郵送するということです。

郵便局の窓口に「香典を送りたい」との旨を伝え、香典袋が入る現金書留用の袋を有料で用意してもらいましょう。

葬儀に行けないお悔やみの気持ちの手紙を添えたりするのも良いでしょう。

後日、弔問に訪ねる時に持参する

上記2つの方法でどうしても香典を渡すことができない場合や、直接お話をしたい場合には後日に弔問に伺って香典を渡しましょう

ただし、葬儀を終えたばかりでは遺族が忙い可能性もあるため、事前に遺族側の予定を確認した上で弔問に伺いましょう。

供花とお供え物

供花やお供え物を贈ることも弔意の表現のうちの一つです。

葬式が始まるまでに会場へ届くように手配しましょう。

また、地域や宗教や宗派によって葬儀のスタイルは違うため注意が必要です。

供花

供花は香典と同様に故人との関係性によって贈る数が変わります。

通夜・葬儀に行けない場合に贈る花の選び方は2種類です。

スタンド花
企業や団体などから贈られる場合にはスタンド花が利用されます。
地域や宗教によって花の種類が指定される場合もあるので注意が必要です。

アレンジメント
自宅での通夜、告別式の場合にはアレンジメントを利用します。

お供え物

お供物を送りたい場合には以下の3つを贈り物とすれば問題ないでしょう。

・線香やろうそく
・お菓子類
・果物や缶詰などのかご盛り

お悔やみの手紙

葬儀にどうしても行けない場合には、手紙を検討しましょう。

手紙の文章は短くても構いませんが、あなたの気持ちを丁寧に込めて書くようにしましょう。

お悔やみの手紙の書き方

お悔やみの手紙を書く際は、薄墨の筆を利用して文章を書くのが一般的です。

しかし、近年では筆を使うシーンが減ってきたため、ボールペンや万年筆などを使用して手紙を書いても問題ありません。

手紙や封筒の色についてはなるべくシンプルな色のものを使うようにしましょう。

この際、手紙は1枚で収めるようにしてください。

なぜかというと、手紙を重ねて入れると不幸が重なってしまうことを連想させてしまうからです。

お悔やみの手紙の文章の構成

一般的に、以下の順番で書くのが常識です。

・お悔やみの言葉を伝える
短く簡潔にお悔やみの気持ちを記載するようにしましょう。

・訃報に対しての驚きや慰めの言葉を用いる
故人様への感謝の気持ちや、慰めの言葉を記載しましょう。

・葬儀に行けないことへのお詫びを伝える
葬儀に行けないことへのお詫びを記載しましょう。

・香典を同封したことを伝える
香典や供花を同封している場合には手紙にその内容を記載しましょう。

・結びの言葉を伝える
遺族の立場を考えて手紙の結びの言葉を記載しましょう。

・日付、宛名、差出人をチェック
書き終えたら日付、宛名、差出人を間違えて記載していないか確認しましょう。

注意点

お悔やみの手紙を書く際は以下の点に注意しましょう。

時候の挨拶や頭語を書かない
通常の手紙では、時候の挨拶を記載してから本題を記載していきますが、お悔やみの手紙では時候の挨拶などを書かないで本題に入るのがマナーです。

忌み言葉は使わない
死に対する直接的な言葉や、重ね言葉は不幸を繰り返す不幸が重なることを連想させてしまいます。
そのため、「重ね、重ね」、「ますます」、「続く」、「引き続き」、「死亡」などの言葉を使わないようにしましょう。

故人の死因を聞かない
悲しんでいる遺族に故人様が亡くなった理由を聞くことは控えましょう。

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葬儀に行けない方はオンライン葬儀

新たな葬儀として少しずつ認知度を高めているオンライン葬儀についてメリット・デメリットを解説していきます。

オンライン葬儀とは

オンライン葬儀と感染症拡大に伴い生まれた新しい葬儀のスタイルです。

感染症が不安で葬儀に行けない方や、会場から遠くて葬儀に行けない方などに向けて普及しつつあります。

儀葬社によって既存のインターネットツールを用いて葬儀をすることもあれば、儀葬社独自のツールを用いてオンライン葬儀をする場合もあります。

オンライン葬儀のメリット

オンライン葬儀のメリットは以下の3点です。

・葬儀場の収容人数以上の方が参列できる
・密集することがないため感染症対策になる
・遠方に住んでいて葬儀に行けない方でも参列できるようになる

オンライン葬儀のデメリット

オンライン葬儀のデメリットは以下の3点です。

・式場によっては電波が繋がりにくく、オンライン葬儀がスムーズに進まないこともある
・デジタル機器に弱い方はオンライン葬儀に参列することが難しい
・火葬場は原則撮影禁止であるため、火葬までオンライン中継することができない

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葬儀に行けない時の正しい作法のまとめ

「ま」「と」「め」と書かれた積み木と電卓と時計

ここまで葬儀に出ることができない時の情報などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 基本的には葬儀に行けない場合は電話での連絡が良い
  • 葬儀に行けない時には弔意を伝えるため、弔電や香典、供花などを贈る
  • お悔やみの手紙を書く際には、時候の挨拶や頭語を書かず、忌み言葉も使わない

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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