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法事法要

両親の四十九日法要に香典は必要?香典袋の選び方や書き方も解説

更新日:2022.10.22

香典

香典と数珠と黒いネクタイ

記事のポイントを先取り!

  • 両親の四十九日法要の香典の相場は1~10万円
  • 香典袋の水引は結び切り
  • 香典袋の水引の色は白黒が一般的

法要に招かれた場合には、香典を持参するのが一般的です。
しかし故人が両親で自らが主催者の立場であっても香典が必要なのか悩みますよね。

今回は、両親の四十九日法要でも香典が必要なのかについて、以下の内容に沿ってご紹介していきます。

  • 四十九日法要とは
  • 自分の親に香典は出すべきなのか
  • 四十九日法要の香典の相場

四十九日法要における香典の相場に関してもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 四十九日法要とは
  2. 自分の親に四十九日香典は出す?
  3. 四十九日法要における香典の相場
  4. 四十九日香典袋の選び方
  5. 四十九日法要の香典の書き方
  6. 四十九日法要における香典の渡し方とマナー
  7. 香典に税金は発生する?
  8. よくある質問
  9. 四十九日法要の参列者の挨拶
  10. 両親の四十九日の香典まとめ
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四十九日法要とは

仏壇に向かって祈りをささげる僧侶の背中

四十九日とは、故人の命日から数えて49日目のことをさします。
仏教では人が亡くなると、7日ごとに、閻魔様による裁きが行われると考えられています。

それによって最終的に極楽浄土へ行けるかどうかの判決がなされるのです。
7日ごとに行われる裁きの判決がくだる日が、命日から数えて49日目にあたります。

そのため、四十九日は故人が仏様のもとへと旅立つ日とされ、法要の中で最も重要視されます。
また命日から四十九日法要の前までを忌中とし、ご遺族が身を慎む期間とされています。

四十九日法要が行われた後に忌明けとなり、忌中が終わります。

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自分の親に四十九日香典は出す?

メリット・デメリット

自分の親の法要では香典を渡さないのが一般的です。
香典とは、葬儀や法要に参列する方がご遺族に対して渡す金銭のことを指します。

親の四十九日法要で香典を渡すのはどのような時か、解説します。

四十九日香典を渡す場合

法要に参加できない場合には香典を渡すこともあります
法要に参加する代わりとしての意味があります。

法要のお手伝いができないという場合はきちんと香典を渡すことをおすすめします。
義理の親で配偶者が喪主を務めない場合も香典が必要になります。

四十九日香典を渡さない場合

親が亡くなった場合、子供が法要の主催者となるケースが多いです。

そのため、親の法要では、子供は香典を受け取る立場となるのが一般的です。
また、子供が未成年である場合も香典を渡す必要はありません。

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四十九日法要における香典の相場

費用

香典の相場は、故人との関係性自分の年齢によっても異なります。
ここでは、それぞれのケースにおける香典の金額相場について詳しくご紹介します。

両親に四十九日香典を用意する場合

基本的には、自分の両親でも義理の両親でも香典の金額相場は同じです。
ただし、自分の年齢によって相場が変動するので注意が必要です。

年齢が上がるほど香典の金額は高くなります。
また、四十九日法要の後に会食の場が設けられている場合もあるでしょう。

その場合は下記の金額に1万円程度上乗せした金額を香典として包みます。

  • 20代~30代の子供 1万~5万円程度
  • 40代以上の子供 1万~10万円程度

その他の場合

故人との関係性や自分の年齢によって香典の金額が異なることは両親以外に香典を渡す場合も同様です。

祖父母

  • 20代 3000円~1万円程度
  • 30代以上 3000円~3万円程度

友人

  • 20代 2000~5000円程度
  • 30代以上 3000円~1万円程度

会社関係

  • 故人が勤務先の上司である場合 1000~1万円程度
  • 故人が勤務先の同僚である場合 1000~5000円程度

友人の両親

  • 20代 3000円程度
  • 30代 3000円~5000円程度
  • 40代以上 5000円程度
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四十九日香典袋の選び方

香典を入れる香典袋にも、細かいマナーがあります。
以下で解説するので、ぜひご参考にしてください。

不祝儀袋

四十九日法要で使用する不祝儀袋は通夜や葬儀などで使うものと同じです。
宗教によって使用する不祝儀袋が異なります。

仏教で使う不祝儀は、ハスの花がついたものを使用できます。
キリスト教で使う不祝儀袋は、十字架や百合の花が描かれたものを使用します。

仏教やキリスト教以外の宗教・宗派では絵柄がついた不祝儀袋は使えないので、無地の不祝儀袋を使用します。

香典袋の水引の結び方

四十九日法要の香典で使用する水引の結び方は結び切りが一般的です。
結び切りは「2度と起きてほしくないこと」を表しています。

キリスト教の場合は水引を使用しません。

香典袋の水引の色

四十九日法要で使用する水引の色は黒白藍銀双銀が一般的です。
水引の色は包んだ香典の金額などで決められます。

黒白の水引は地域や包んだ金額、弔事を問わず使用できるので、最も一般的とされています。
双銀は5万円以上の高額の香典を包んだときに使用します

関西地域は黄色と白の水引を使うことが多いです。
地域によって使用する水引の色が異なることがあるので、もう一度ご自身の住んでいる地域を確認するといいでしょう。

香典袋の水引の本数

四十九日法要で使う香典袋の水引は5本が基本です。

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四十九日法要の香典の書き方

筆ペンで香典袋を書いている手元

ここでは、四十九日法要で使用する香典の書き方についてご紹介します。

表書き

表書きとは、慶事や弔事で使用される金封に書く言葉のことをさします。
表書きには様々な種類があり、宗派や用途に合った表書きを書く必要があります。

仏教

四十九日法要に持参する香典の表書きは、御仏前が一般的となります。
49日を経ると、故人は成仏して仏になると考えられているからです。

故人が亡くなると49日までは霊の状態であると考えられます。
四十九日法要までにお渡しする香典の表書きは御霊前となります。
浄土真宗では四十九日法要以前でも御仏前です。

神道

仏教における四十九日法要は、神道で五十日祭といいます。
五十日祭での香典の表書きは、御玉串料・御神前料・御神饌料です。
御霊前を使用しても特に問題はありません。

キリスト教

カトリックかプロテスタントかによって表書きは異なります。
故人がカトリックの場合であれば、御ミサ料を使用するのが一般的です。
故人がプロテスタントの場合には、忌慰料を使用します。
故人がカトリックかプロテスタントか不明な場合であれば、御花料を使用します。

名前・住所

香典袋に名前を書く場合、表書きの真下に名前を書きます。
表書きの基本的な書き方は次のことに注意しましょう。

  • フルネームで書く。
  • 夫婦の場合には、夫婦共に名前を書く。
  • 連名で書く名前は3人までとし、それ以上の人数では「〇〇一同」のように書く。
  • 目上の方の名前を中央部に、向かって左側に目下の方の名前を書く。
  • 序列関係がない場合には、五十音順により名前を書く。

香典袋に住所を書く場合には、中袋の裏側に記入するのが一般的です。

濃墨で書く

四十九日法要に持参する香典袋には、濃墨を使用して表書きなどを記入します。
通夜や葬儀に持参する香典袋には薄墨を使用するので注意しましょう。

金額の書き方

香典袋に金額を書く場合には、漢数字の旧字体を用いるのが一般的です。
例えば、壱、弐、参、伍、拾、佰、阡、萬などが、漢数字の旧字体となります。
香典の金額が5千円であれば金伍仟円、1万円であれば金壱萬円と記入します。

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四十九日法要における香典の渡し方とマナー

四十九日法要においては、香典の渡し方に関してもマナーがあります。
以下で確認して、くれぐれも粗相のないようにしましょう。

四十九日香典を手渡しする場合

香典は袱紗で包んで持っていきます。
香典を渡す際は袱紗から出して、軽く頭を下げて簡単に挨拶をします。

四十九日香典を郵送する場合

香典を郵送する際は必ず、現金書留封筒に香典袋を入れて郵送します。
香典を郵送する際は香典だけでなく手紙を添えます。

手紙には四十九日法要に招いてくれたお礼、法要に参加できないことのお詫びと理由、郵送で送る理由、故人の冥福を祈る旨を書きます。

四十九日香典を包むのに避ける金額

四十九日法要で包む香典は4や9のつく金額は避けましょう。
「死(4)」や「苦(9)」を連想させるためです。

連名で送る際も合計の香典金額が4や9のつく数字にしないようにしましょう。

四十九日香典のお札の入れ方

四十九日法要で包むお札の向きは、肖像画が下になるように裏向きで入れます。
ただ、お札の肖像画の方を表側にするという説もあるので、お札の向きについて深く考える必要はありません。

肖像画の部分を裏にするか表にするかにしても必ず揃えて入れましょう。
お札の向きがバラバラでは失礼に当たります。

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香典に税金は発生する?

費用 電卓

香典ではお金をやり取りしますが、税金はかかるのでしょうか。
ここでは、香典に税金が発生するのかどうかについてご紹介します。

相続税にはならない

相続税とは、故人の遺した財産を相続する際に生じる税金のことです。
香典は、故人の財産には当たらず、故人のご遺族に対して贈与されるものとなります。

そのため、香典は相続財産とはみなされず、相続税の対象とはなりません
また、福利厚生の一環として弔慰金の制度を設けている企業も多くあります。

弔慰金とは、社員が亡くなった際などに企業から支給されるものです。
この弔慰金も、香典と同様に相続税の対象とはなりません

贈与税は発生しない

贈与税とは、個人より贈与を受けた財産に対して課される税金のことをいいます。
基本的には、贈与を受けた財産全てが課税対象となります。

しかし香典やご祝儀で頂いたお金は、非課税扱いとなります。
そのため、香典について確定申告で申告する必要はありません。

非常に高額の場合

例外として、高額な香典に関しては課税対象となる場合があります。

一般的な葬儀や法要などで頂く香典については、極端に高額になることは少ないです。
そのためそれほど気にしなくても特に問題はありません。

しかし社葬などの規模が大きな葬儀や法要では注意が必要です。
参加する人数も多くなり、香典の総額もかなり高額となるケースが多くあります。
そのため、頂いた香典の総額によっては贈与税の課税対象となり得ます。

弔慰金も、受け取った金額が高額の場合には、みなし財産とされます。
そのため相続税の課税対象となる可能性もあります。

みなし財産とは、故人が亡くなったことにより相続人のものとなった財産のことです。
弔慰金は、故人が亡くなった当時の給与額の3年分以上の金額が支給されると、みなし財産の対象となります。

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よくある質問

Q:香典袋には何を書く?

A:香典袋の表書きには「御仏前」と書くのが一般的です。

Q:四十九日の香典で気をつけることは?

A:4や9の死や苦を連想させる金額を包むのは避けましょう。

Q:香典袋は何を使えばいい?

A:四十九日法要で使用する香典袋は無地の不祝儀袋が無難です。

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四十九日法要の参列者の挨拶

四十九日法要は、遺族にとっては忌明けとなり、かつ追善供養がおこなわれる節目となる供養です。

参列者として招かれた人は、施主や遺族に挨拶を述べる必要があります。

また、四十九日法要の参列者の挨拶には、いくつかのタイミングがあります。
どのようなタイミングでどういったことを述べればいいのでしょうか。

来場時

来場時にまず受付に向かい、受付を行っている人に挨拶をします。

この時、「ありがとうございます」などと言うのはよくありません。

「恐れ入ります」「恐縮です」などと言う方がよいでしょう。

法要前は受付が混雑するので、挨拶は短く伝えます。

「この度は…」のように後の言葉を省略しても問題はありません。

挨拶の例:

「大変恐れ入ります」

「恐縮でございます」

「本日は四十九日法要の席にお招きいただきまして恐縮でございます」

「この度はお招きいただきまして大変恐縮です」 

香典袋を渡すとき

受付での挨拶が済んだら、続いて香典袋を渡します。

香典袋を渡すときは、相手から見て文字が読める方向に回して渡すようにしましょう。

この時、四十九日法要に招待いただいたことへの感謝と、故人の冥福を祈り、同時に遺族をいたわる言葉を伝えます。

挨拶の例:

「お供えください」

「心ばかりですがどうぞ御霊前にお供えください」

「本日は○○様のために心からお祈りさせて頂きます」

「何かとお忙しいとは存じますが、お身体を大切になさってください」

「お気を落とされませんように」

法要の前は、準備で忙しいので、励ましてあげたい気持ちはよくわかりますが、むやみに遺族に話しかけたりしてじゃまをすることのないようにしましょう。

話は、法要が終わってからの会食の時にでも可能です。

法要の開始前は、しんみりした雰囲気を保ち、会話も少なめにするように心がけましょう。

四十九日法要では、通夜や葬式のような「お悔やみ申し上げます」「御愁傷様」などの言葉は使いませんので注意が必要です。

故人が亡くなってから49日が経ち、仏教ではすでに個人は成仏したものとされています。

悲しさよりも遺族をいたわる気持ちの方に重きを置くようにしましょう。

帰宅するとき

法要が終わって帰宅する際にも喪主にきちんと挨拶をします。

法事や会食が終わったら黙って帰ってはいけません。 

法事に招いていただいたことへの感謝を再び伝えます。

やむを得ず中座する場合は、必ず遺族のお詫びの言葉を伝えましょう。

また、遺族の大変さをねぎらう言葉をかけてあげるといいでしょう。 

故人の没後49日が経っていますが、遺族はまだこの時期は悲しみが残っているものです。

とは言え、遺族と延々と会話をしていると他の弔問客も困ってしまいます。 

法事が終わってからも、挨拶は簡潔に心をこめて伝えるようにしましょう。

例:

「本日はお世話になりました」

「本日はお招きいただきまして恐縮です」

「本日はお食事までいただきまして大変恐縮でございます」

「まだまだ大変なことが多いかもしれませんが、お体を大切にお過ごし下さい」

「くれぐれもご自愛くださいますように」

なお、49日法要の挨拶で気をつけたい点として、忌み言葉を使わないようにしましょう。

弔事などでは、忌み言葉は縁起の悪い言葉とされ、避けられるものなのです。

数字の4や9は「死」や「苦」を連想させます。

また、「浮かばれない」や「迷う」や「落ちる」は、成仏できないことを予想させる言葉です。

「生存中」「死ぬ」「生きている頃」「ご存命中」なども生死を直接連想させるので控えます。

「またまた」「くれぐれも」「重ね重ね」「返す返す」「たびたび」「いよいよ」「次々」などの重ね言葉も、不幸なことが重なるというイメージがあることから避けるようにしましょう。

また、これらの忌み言葉は前向きな言葉に言い換えられることもあります。

例えば、「続いて」は「後ほど」に、「重ね重ね」は「深く」などに、「たびたび」は「よく」に言い換えられます。

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両親の四十九日の香典まとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで、両親の四十九日法要の香典についてご紹介してきました。
今回の記事をまとめると、次のようになります。

  • 四十九日とは、故人が仏様のもとへと旅立つ日
  • 両親の四十九日法要の香典の相場は1~10万円程度
  • 四十九日法要の表書は「御仏前」が一般的

今回ご紹介しましたこれらの情報が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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