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法事法要

香典の水引にはどんな意味があるの?水引の色や種類、結び方まで解説

更新日:2022.05.14

香典

ピンク色の菊と白黒の水引の封筒と数珠

記事のポイントを先取り!

  • 水引は金額や宗教、地域にあわせて選ぶ
  • 水引の色は黒白が多いが、地域による
  • 香典では結びきりやあわじ結びを用いる

香典袋(不祝儀袋)や祝儀袋には、様々な色や結び方の水引が使われています。
一方、どのように色や結び方を使い分ければよいのか難しいですよね。

そこで、この記事では水引きを選ぶ判断基準について中心に解説していきます。

水引の意味について知り、用途に合わせた水引が選べるようにしましょう。
水引を外さずにお札を入れる方法にも触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 水引に種類がある理由
  2. 水引の色
  3. 水引の本数
  4. 水引の結び方
  5. 香典を袱紗で包む理由と包み方
  6. 香典の水引まとめ
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水引に種類がある理由

香典

香典袋や祝儀袋には水引というひも状の飾りがついています。
水引には、「人を結びつける」という意味や魔除けの意味があります。
水引は用途によって結び方、本数、色を使い分けます

金額の違い

水引は包む金額によって色や本数が変わります。
地域にもよりますが、金額が高くなるほど色は豪華になり、本数も増えていきます
金額ごとの本数や色については、後ほど説明します。

宗教の違い

仏式、神式では水引付きの香典袋を使用します
一般的には、黒白や双銀の水引が使用されることが多いです。
神式では白白の水引を使用する場合もあります。

また、キリスト教では水引は使用しません
無地や十字架の絵が描かれた香典袋を使用します。

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水引の色

香典 ふくさ 数珠

水引の色は金額、宗教、地域によって使い分けられています。
ここでは色の違いによる選び方を解説します。

黒白

黒白の水引は、香典袋でよく使用されます。
特に関東では黒白が一般的ですが、全国一律で黒白に統一されているわけではありません。

葬儀の時には黒白、四十九日以降は黄白と使い分ける地域もあります。
地域のしきたりに従って水引の色を選びましょう

黄白

京都をはじめとする関西、北陸、山陰では黄白の水引が使われることが多いです。
京都で黒白を使わないのは、公家や宮家に対する謙虚な姿勢からだと言われています。

公家や宮家では紅白の水引が使用されます。
黒白を紅白の対照として捉え、黒白の水引を避けているのです。

双銀

双銀は銀色の水引のみで結ばれます。
双銀水引は格式が高く、高額な香典を包むときに使用されます。
一般的に5万円以上を包む場合に使います。

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水引の本数

白黒の水引の香典

一般的には5本が基本

水引は3本、5本、7本、10本のいずれかで結ばれています。
一般的には5本が基本となっています。

5本の水引が基本となっているのは、五行説が由来であると言われています。
5本を基本と考え、より丁寧な本数が7本、簡素にした本数が3本です。
10本は基本の5本を二重にしており、より豪華で格式が高い場面で使用されます。

5000円以下と香典金額が安い場合は、水引が印刷されている香典袋を使うこともあります。

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水引の結び方

香典

水引は結び方によってそれぞれ意味があります。
水引の結び方と意味について解説します。

結び切り

香典の水引は、結び終わりが上にくる結び切りを使います。

結び切りは、ほどくのが難しい堅結びです。
「一度きり」「繰り返すことがない」場面で用いられる水引の結び方です。
弔事やお見舞い、結婚祝いの際に用いられます。

あわじ結び

あわじ結びは結び終わりが上にくる結び方です。
結び切りの次にほどけにくくなっています。

市販の香典袋や祝儀袋の結び方として一般的で、結び切りと同じく1度きりを願う場面で使われます。
弔事やお見舞い、結婚祝いの際に用いられます。

蝶結び

結び終わりが下にくる結び方で、両端を引くと簡単にほどけます。
何度あってもよいお祝い事に用いるのが一般的です。
お中元、お歳暮などの贈り物、出産や長寿のお祝いやお礼を包むときに用いられます。

弔事では縁起が良くないので使わないようにしましょう

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香典を袱紗で包む理由と包み方

香典 ふくさ

香典は袱紗(ふくさ)で包んで持参するのがマナーです。
袱紗を使う理由、また、袱紗で香典をどのように包んだらよいのか解説します。

袱紗で包む理由

袱紗は金封を包む四角い布の事です。
香典を袱紗で包む理由は以下の2つです。

  • 水引の型崩れ、包みの汚れを防ぐため
  • 礼節あるふるまいによって弔意を表すため

袱紗には留め金付きのもの、台付き、金封袱紗(封筒状、挟み込む形)などがあります。
また、弔事においては寒色系の袱紗を用いるようにしましょう。

袱紗の包み

袱紗は包み方に作法があります。
布状の袱紗の香典(弔事)の時の包み方を紹介します。

  • 袱紗をひし形になるように広げる
  • 金封を袱紗の中央に置く(金封の角が邪魔せずに包める位置)
  • 袱紗の四隅を右、下、上の順に中央に集めるように金封を包む
  • 左端を畳み、端を反対側に巻き込む

「左から開く」作法が弔事の包み方になります。
右開きは慶事の時に使う包み方なので注意しましょう。

渡す際は、右手に袱紗を持ち、左手で袱紗を開いて取り出します。
畳んだ袱紗に香典袋を載せて渡すようにしましょう。

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香典の水引まとめ

香典

ここまで香典での水引の選び方や、袱紗の使い方などを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 金額や宗教、地域にあわせて水引を選ぶ
  • 水引の色は黒白が多いが、地域による
  • 香典では結びきりやあわじ結びを用いる

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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