法事法要
新盆の提灯とは?種類や選び方、価格についても解説
更新日:2022.06.25 公開日:2022.06.14

記事のポイントを先取り!
- 新盆は「にいぼん」「しんぼん」「はつぼん」と読む
- 新盆の提灯の処分は、お寺などに依頼してお焚き上げにする
- 新盆に参加する際、提灯代ののし袋は黒白か黄白がよい
お盆には故人を迎え入れる新盆の慣習がありますが、その際に使う提灯についてご存じでしょうか。
新盆で用意する提灯の種類や選び方について知っておきましょう。
そこでこの記事では、新盆の提灯について詳しく説明していきます。
この機会に新盆の提灯の相場を覚えておきましょう。
提灯代を包むのし袋や表書きについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 新盆とは
- 盆提灯とは
- 新盆の盆提灯の種類と選び方
- 新盆の提灯の飾り方
- 新盆の提灯は誰が用意するの?
- 新盆の提灯の処分方法
- 他の人はこちらも質問
- 新盆の提灯代の金額相場
- 新盆の提灯代ののし袋と表書き
- 新盆の提灯についてのまとめ
新盆とは
新盆とは亡くなった方の四十九日法要の後に迎える1回目のお盆のことです。
新盆は読み方がいくつかあり、「しんぼん」「にいぼん」「はつぼん」と呼ばれています。
新盆の時期
毎年訪れるお盆は、地域によって7月もしくは8月の13〜16日の4日間とされています。
新盆の時期も同様の4日間で、提灯を用意したりお墓参りをしたりします。
普通のお盆との違い
普通のお盆と異なり、新盆は特に重要とされ家族や親族が集まり手厚く大々的に供養を行います。
そのため、新盆では僧侶を招いたり新盆用の提灯を用意したりします。
盆提灯とは

盆提灯とはお盆の時期に使われる提灯のことです。
お盆の時期にはお墓参りをしてご先祖さまを自宅に招くことが、伝統的な慣習として今も行われています。
その慣習の一つとしてお盆の時期には提灯を玄関に飾ったり、提灯を持ってお墓参りをしたりする光景を見ることができます。
この盆提灯の意味は主に2つあります。
1つ目は、亡くなった家族やご先祖さまが迷わず自宅へ帰るための道標としての意味で提灯が用いられます。
もう一つは、故人の供養のために提灯に灯りをともし、感謝の気持ちを表現するものとして使われます。
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新盆の盆提灯の種類と選び方
故人の道標となる盆提灯ですが、新盆では「白紋天(しろもんてん)」という白地の提灯が使われます。
故人にとって新盆は初めての帰宅ですので、清浄無垢の白で迎えるという意味から、白紋天の提灯が使われます。
また、ひとくちに提灯といっても種類がいくつかあり用途も異なります。
ここでは、提灯の種類と選び方について解説します。
大内行灯
大内行灯(おおうちあんどん)は代表的な盆提灯の一つで、お盆の時期に多くの家庭で使われる提灯です。
提灯の脚が木で作られており、床に置くタイプで高級感があります。
回転行灯
回転行灯(かいてんあんどん)も大内行灯と同様に盆提灯の代表格です。
文字通り灯りをともすと本体内部の絵柄が回転します。
プラスチック素材が比較的多く使われており、大内行灯よりもお求めやすい価格設定です。
御所提灯
御所提灯(ごしょちょうちん)は提灯の正面に家紋が記されています。
室内に床置きするタイプと玄関などに吊るすタイプがあります。
切子灯篭
切子灯籠(きりこどうろう)は吊り下げ式の提灯で、本体内部の油皿に火をともすタイプです。
昔は一般的だったようですが、現在はあまり使われておらず、一部の寺院やイベントで用いられます。
お迎え用盆提灯
お盆の時期にご先祖さまを迎えるため、玄関に飾ったり持ち歩くときに使ったりする提灯の総称です。
家紋入り
御所提灯のように家紋が入っている提灯です。
ご先祖さまが自宅を判別しやすくなるとされています。
新盆の提灯の飾り方
新盆を迎えるにあたって用意する提灯は、どのように飾ればよいのでしょうか。
吊るして使う提灯と床に置く置き型提灯の飾り方についてご紹介します。
吊るし型は従来玄関や仏間に飾ることができる提灯のタイプです。
玄関や仏間に吊るせるフックなどがあれば利用します。
ろくそくに火をともすタイプの吊るし型は、安定して吊るせるかどうかが非常に重要ですので気をつけてください。
床に置くタイプの提灯は、現代の住宅で吊るし型の提灯が飾れないケースが多いため、設置しやすいです。
主に仏間に置かれますが、スペースさえあれば吊るす必要がないため提灯を引っ掛けるフックも不要です。
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新盆の提灯は誰が用意するの?
かつて盆提灯は自分で用意するだけでなく、親族や兄弟から贈られる慣習がありました。
新盆で使う提灯であれば故人の家族が用意し、通常の絵柄付き提灯であれば親戚や兄弟が贈り物として準備をしていました。
しかし近年では、兄弟や親戚から提灯を直接受け取るのではなく、「提灯代」として現金を渡されるケースが増えています。
これは提灯を飾る場所が家によって異なる住宅事情によるもので、家に見合った提灯を故人の家族が買う方が好都合なためです。
新盆の提灯の処分方法
新盆が終わると提灯を処分することになりますが、その方法についてご紹介します。
昔はご先祖さまをお見送りする送り火として焼やすか、家の庭でお焚き上げという供養の焼却処分をすることが多かったようです。
しかし、現代では家庭での焼却処分は難しいため、お寺にお焚き上げの処分を依頼するのが無難です。
また、提灯の一部だけを形式的に燃やし、残りを白紙で包んで処分してもよいでしょう。
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他の人はこちらも質問

新盆や提灯についてよくある質問と回答をまとめましたので、参考にしてください。
初盆の提灯はいつから?
お盆の時期は地域ごとに7月か8月に分かれます。
地域の慣習に合わせて7月13日もしくは8月13日に提灯を飾るのが無難でしょう。
灯籠 いつまで?
地域のお盆の最終日、つまり7月16日か8月16日まで飾るとよいでしょう。
盆提灯はなぜ回る?
動力源となる電球の熱が気流を生み出し、提灯内部の羽に当たり回転します。
新盆って何をするの?
主に家族や親戚が集まりお墓参りなどでご先祖さまを供養します。
供養のために僧侶を招くこともあり、供養の後は会食をするケースが多いです。
新盆の提灯代の金額相場
故人にとっての新盆は一度きりということで、そのための提灯もまた使用するのは一度きりとなります。
高価なものを購入すべきなのか、それとも高価である必要はないのか、など気になる点も出てきます。
一般的に相場とされている新盆の提灯の値段は、3,000円〜2万円程度が多いようです。
この金額相場は購入する方と故人の関係性によって異なります。
また、お住まいの地域による慣習によっても相場は異なり、家庭やお寺によっても考え方は異なります。
故人との関係が深いほど、提灯の購入金額が高くなる傾向があります。
しかし、現実的には一度しか使わない新盆の提灯は、5,000円~1万円程度で抑えるケースが多いようです。
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新盆の提灯代ののし袋と表書き
故人の新盆を家族として迎えるのではなく、親族という立場で参加する方も多いでしょう。
そうなると気になるのが、前述した新盆の提灯代ののし袋や表書き、といったマナーについてではないでしょうか。
新盆ということで大々的に行われるお盆の集まりで、マナーに反する振る舞いは避けたいものです。
のし袋
提灯代を包む封筒は、仏事であることから明るい色は避けるべきです。
そうなると定番の色合いとして、黒白もしくは黄白の水引の不祝儀袋を用意して提灯代を包むとよいでしょう。
表書き
その際の表書きには「御提灯料」もしくは1段階丁寧に「御献灯料」と書くのが一般的です。
家庭ごとの事情に合わせてどちらの表書きにするか判断しましょう。
新盆の提灯についてのまとめ

ここまで新盆の情報や、使用する提灯などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 新盆は亡くなった方にとって、四十九日法要後に迎える初めてのお盆のこと
- 新盆には新盆の時にだけ使う提灯があり、基本的に使用後は処分する
- 新盆の提灯代は一般的な相場で3,000円〜2万円程度
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

鎌田 真紀子(かまた まきこ)
国家資格 キャリアコンサルタント ・CSスペシャリスト(協会認定)
経歴
終活関連の業界経歴12年以上。20年以上の大手生命保険会社のコンタクトセンターのマネジメントにおいて、コンタクトセンターに寄せられるお客様の声に寄り添い、様々なサポートを行う。自身の喪主経験、お墓探しの体験をはじめ、終活のこと全般に知見を持ち、お客様のお困りごとの解決をサポートするなど、活躍の場を広げる。
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