お葬式
自宅葬の流れは?費用や通夜での準備、マナーについても解説
更新日:2024.02.15
近年執り行う人が増えている自宅葬ですが、自宅葬の流れは通常の葬儀の流れと違うのでしょうか。
葬儀場にて葬儀を行うことが一般的であるため、自宅葬の流れや注意点などはあまり知られていないかもしれません。
そこで本記事では、自宅葬の流れや概要についてご紹介します。
大切な人を自宅からお見送りしたい方は、ご参考にしていただけますと幸いです。
ぜひ、最後までご覧ください。
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- 自宅葬とは
- 自宅葬をする方法と必要な準備
- 自宅葬のメリット
- 自宅葬のデメリット
- 自宅葬が行える自宅の条件
- 自宅葬の流れ
- 自宅葬の費用や相場
- 自宅葬の注意点
- 自宅での葬儀のマナー
- 自宅で家族葬を行なう場合
- 自宅で葬儀をする場合の祭壇を置く部屋
- 神道の自宅葬では神棚封じを行う
- 自宅での葬儀のよくある質問
- 自宅葬のまとめ
自宅葬とは
自宅葬とは、故人の自宅で行う葬儀です。
近年、流行した新型コロナウイルスの影響で生活環境が変化し、選ばれるケースが増えています。
故人が生前親しんだ場所での葬儀が可能で、時間の制限がなく、会場費用が発生しないのがメリットです。
しかし、近所への周知が必要であったり、集合住宅では実施できない可能性もあります。
初めて葬儀を行う場合は葬儀社に依頼することが推奨されます。
自宅葬の割合
以前は当たり前のように見かけた自宅葬ですが、1990年頃から急速にその数は減少していき、現在では全国的にも葬儀の9割近くが葬儀場で葬儀を行うようになりました。
自宅葬が急激に減少した理由は、自宅で亡くなることが少なくなったことや、マンションやアパートなど集合住宅に暮らす人が増えたなど、日本人の生活環境の変化によるものが大きいとされています。
自宅葬の場合、弔問客など多くの人が訪れるために近所迷惑になるので一定の配慮が必要になったり、集合住宅の場合であれば自宅葬を禁止しているところもあります。
自宅葬が無くなった背景にはこのような状況が関係しているのかもしれません。
しかし近年、少人数での家族葬を行う人が増えたこともあって、自宅葬が見直されつつあります。
ごく親しい人だけのお別れなら、参列者もあまり多く無いので近所への配慮も可能で、式場費用がかからず、かつ住み慣れた家でゆっくり最後の時を過ごせることから、自宅葬を行う割合は今後少しずつ増えるかもしれません。
田舎では自宅での葬儀が多い
都市部においては、核家族化の進行に伴い、葬儀を葬儀会社に依頼し、会館やホールで行うスタイルが増加しています。
しかし、田舎の地域では自宅で葬義をする人々が多い傾向にあります。
この違いの主な理由は、田舎地域には都市部と比べて、檀家になっている家庭が多く存在し、そのために葬儀会社が参入する余地が限られているという点です。
また、田舎ならではのしきたりやこれまでの人間関係が重視される文化もあり、自宅での葬儀が依然として一般的です。
これにより、田舎の地域では自宅での葬儀がより身近であり、家族や地域の人々とのつながりを重視する傾向が強まっています。
田舎ならではの風習や伝統が今なお受け継がれ、大切にされています。
自宅葬をする方法と必要な準備
次に自宅葬をする方法や必要な準備について紹介していきます。
ケースごとに紹介していきますので参考にしてください。
個人で葬儀を行う場合
自分たちだけで自宅葬を行うことは可能です。
しかし、様々な手配や対応があるため、個人で自宅葬を行うのはかなり大変です。
葬儀社に依頼せずに自宅葬を行う場合に必要な準備や対応は以下の通りです。
- 棺や骨壺の手配
- 死亡届の提出や火葬場との連絡
- 故人を自宅や火葬場に運ぶ手配
- 遺影の準備
- 納棺
- 僧侶との打ち合わせ
このように準備しなければならないことが、非常に多くあることがわかります。
また仏壇や祭壇、仏具などもすぐに手配するのは難しいため、あらかじめ全て準備しておく必要があります。
また火葬場においても、個人での予約を受け付けているところはごく一部です。
さらには首都圏では原則として個人で火葬場を予約して、故人の遺体を搬送することはできません。
そのため、葬儀を自宅で自分たちだけで行うことは可能です。
しかし、よほどの理由がない限り葬儀会社に依頼することをおすすめします。
その後の火葬については葬儀会社に依頼する形になります。
葬儀会社に依頼する場合
先述しましたが、自分で自宅葬を行うとなると慣れないことに手間や時間がかかってしまいます。
そのため、スムーズに準備を行えるよう、葬儀会社に依頼をするのがおすすめです。
葬儀会社に依頼すれば、ご遺体の保管や死に装束への着替えなどの難しい工程も、全て安心して任せることができます。
例えば、葬儀全体の流れや工程の準備、ご遺体の死に装束への着替えやご遺体の保存管理などの難しい作業もプロに依頼することができます。
そのため、個人で行うと時間や手間のかかる準備や手続きなども短時間で行うことが可能になります。
なお、棺や骨壺、遺影に関して、希望があれば葬儀会社のスタッフに伝えておけばよいでしょう。
極力希望通りの葬儀ができるよう、サービスが充実している葬儀会社を選ぶのがおすすめです。
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自宅葬のメリット
自宅葬のメリットをご紹介します。
住み慣れた自宅で最期の時間を過ごせる
安心できる自宅で最期を迎えたいと思っている人は多くいらっしゃいます。
実際には病院にて亡くなられる人がほとんどです。
そのような方は最期はできれば自宅でお見送りしたいものです。
自宅で故人との最期の時間を過ごしたいという希望を叶えることができるのが自宅葬です。
また、最期のお別れは住み慣れた自宅で行い、故人を送り出してあげたいといった家族側の希望を叶えることができることもメリットの1つです。
時間を気にせずお別れが出来る
葬儀場では予約時間の制限があります。
自宅葬では自宅にて故人をお見送りするため、時間的な制限は少ないです。
そのため、ゆっくりと故人とのお別れの時間を過ごすことができます。
予約時間や会場を借りる時間を気にせずに最期のお別れを丁寧にすることができることは大きなメリットと言えます。
費用の負担が減る
葬儀場で葬儀を行う際には会場を使用するための費用がかかりますが、自宅の場合には式場利用料が不要です。
そのため、葬儀を行う際は自宅葬では費用の負担が軽減されます。
その分、故人の祭壇の飾り付けを豪華にしたり、飲食接待費にあてることができることがメリットと言えます。
自宅葬のデメリット
自宅葬のデメリットをご紹介します。
準備が大変
自宅葬では自宅で葬儀を行うことになるため、自宅の中のプライベートな面が参列者や僧侶の目に触れます。
自宅葬を自宅で行えるスペースを作るために自宅内を整理整頓したり、仏具の設置準備や後片付けも必要になります。
こういった準備の手間がかかることはデメリットと言えるでしょう。
ご近所への配慮が必要
また、自宅葬では参列者が自宅に出入りしたり、霊柩車も配車されますので駐車スペースなども確保し、近所にも配慮する必要があります。
大切な人を失い精神的に不安定な中で、ご近所トラブルにならないように配慮することは、遺族にとって大きな負担になります。
大人数を呼べない
自宅にて葬儀を行う場合、その家の広さに参列者の数が制限されてしまいます。
葬儀会場で葬儀を行う場合に比べて参列者数も制限されることがほとんどです。
大人数を呼べないことはデメリットだと言えるでしょう。
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自宅葬が行える自宅の条件
自宅葬を執り行うために必要な自宅の条件をご紹介します。
葬儀を執り行える広さ
自宅葬を執り行う場合、6畳以上の部屋の広さが必要になります。
祭壇の幅は、部屋の広さの3分の1または2分の1くらいの大きさをおすすめします。
セレモニーホールなどを利用した場合の祭壇より小さくなってしまいますが、部屋全体のバランスから見ると寂しい印象を与えることはないので安心です。
自宅葬を選ぶ方の中には、祭壇を設置しないで棺を飾って葬儀を執り行う場合もあります。
飾った棺の周りでの葬儀は、故人を身近に感じながらお別れができます。
ただし、葬儀社に依頼して自宅葬を執り行う場合は、祭壇なしでも可能かを確認する必要があります。
また、宗教・宗派によっては祭壇なしの葬儀を認めていない所もあります。
棺の搬入、搬出が行える広さ
自宅葬を執り行う場合、棺の搬入と搬出ができる玄関の広さも必要になります。
自宅がアパートやマンションの場合は、玄関だけでなく通路やエレベーターの広さも確認してください。
棺は故人の身長の10㎝〜15㎝ほど大きいサイズを選びますが、標準的なサイズで180㎝ほど、大きいサイズだと195㎝ほどの長さになります。
もし、棺の搬入と搬出ができる玄関や通路、エレベーターの広さがない場合、葬儀の流れを前火葬にする方法があります。
関東では通夜→告別式→火葬の流れが多いですが、東北の一部の地域では通夜→火葬→告別式の流れで行う前火葬が一般的で、骨葬とも呼ばれています。
前火葬だと告別式は骨壺で行うため、棺を搬入、搬出できる広さは必要ありません。
ただし、棺が搬入できないため納棺の儀式と通夜はセレモニーホールなどで行う、または通夜を省いて火葬と告別式だけ行うことになります。
また前火葬だと、故人の顔を見てお別れできる時間が減る部分にも注意が必要です。
駐車スペース
自宅葬の場合、駐車場の確保も必要になります。
参列者が車を利用する以外にも、霊柩車を駐車できるスペースが必要になるため、自宅に駐車場がない場合は近隣の駐車場を借りるようにしてください。
近所の地主や商業施設などと交渉することが必要なケースもあります。
さらに、周辺の交通の妨げにならないように導線の確保など近隣住民の方への配慮が大切です。
自宅葬の流れ
次に自宅葬の流れについて紹介していきます。
流れを知ることでスムーズに葬儀を行うことができるため、参考にしてください。
死亡の確認〜葬式の手配
医師により死亡が確認されたら、葬儀社へ連絡して葬儀の手配を依頼します。
病院で亡くなられた場合、葬儀社が故人の遺体を自宅まで専用の車両にて搬送してくれます。
自宅に到着すると、北枕にて故人の遺体を布団に寝かせます。
ドライアイスなどの処置や着替えなどは葬儀社のスタッフに行ってもらえることが多いです。
その後は線香などの枕飾りを済ませた後に、葬儀の流れなどの打ち合わせを葬儀社のスタッフと行います。
医師による死亡確認後、病院で亡くなられた場合には医師から死亡診断書が発行されます。
死亡診断書には死亡届がついているので、必要事項を記入して役所に提出します。
役所への提出は、葬儀社に代行して頂けることもあります。
通夜式当日
お通夜の当日は故人の旅支度を整えて棺に遺体を納めます。
葬儀社が祭壇の準備や飾り付けを行い、必要に応じて自宅の敷地内に受付のテントなども設置します。
通夜式は夕方から夜にかけて開始し、開始の1時間前から受付を行うことが多いです。
参列者が揃ったら僧侶に読経していただき、参列者が焼香を行ないます。
その後は通夜振舞いにて飲食をしながら故人の思い出話などをして時間を過ごします。
葬儀・告別式当日
葬儀は通夜の翌日の午前中に開始することが多いです。
葬儀の当日も僧侶に読経していただき、参列者は焼香を行います。
読経後に僧侶が退席されたあとは故人との最後のお別れをする時間が設けられます。
その後は故人を火葬場まで搬送する霊柩車や寝台車が配車され、出棺する流れになります。
出棺には遺族のみ同行するのが一般的です。
火葬場についたら火葬を行い、遺骨を骨壺に納めるお骨上げが行なわれます。
その後、自宅で遺骨を後飾り壇に安置します。
以上が自宅葬の流れになりますが、基本的な流れは葬儀場で行なう場合と変わりはないと考えて構いません。
宗教別自宅葬の流れ
自宅葬は一般的な葬儀と流れはほぼ同じですが、規模が小さく、省かれる工程があることが特徴です。また、宗教によってもその流れは異なります。
キリスト教、神道、無宗教の自宅葬の流れについて解説します。
キリスト教
キリスト教の自宅葬では、故人の生涯を讃え、神への帰還を祝う儀式が行われます。
故人の遺体は棺に安置され、祈りや讃美歌が捧げられます。
その後、教会での礼拝が行われ、最後に墓地での埋葬が行われます。
神道
神道の自宅葬では、神々への敬意と故人の魂の安息を祈る儀式が行われます。
神職による祝詞奏上や神饌の供え物が特徴的です。
その後、故人の魂を神々に還すための火葬が行われます。
無宗教
無宗教の自宅葬では、故人の人生を讃え、家族や親しい人々との思い出を共有する時間が中心となります。
特定の宗教的な儀式は行われず、故人の遺志や家族の意向により、様々な形で故人を偲ぶことが可能です。
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自宅葬の費用や相場
葬儀社に委託した場合の一般葬の費用相場をご紹介致します。
自宅葬の費用相場
安い葬儀社だと総額40万円前後です。
諸費用などが追加されて100万円かかる場合もあります。
葬儀社とご相談の上、プランをご選択ください。
費用の内訳は以下の通りです。
葬儀プラン費用
プランには、ドライアイス、搬送車、枕飾り、湯灌・納棺の儀式、お棺などの品目が含まれることが多いです。
実費費用
火葬料、収骨容器、病院から自宅まで搬送する寝台車の料金、自宅から火葬場までの霊柩車の料金、火葬場同行スタッフ等の料金が実費になることが多いです。
おもてなし費用
通夜料理、精進落とし(会席膳)、飲み物代、会葬御礼品(香典返し)等が必要になることがあります。
宗教者への謝礼等
読経料、戒名料、お車代、お膳料などが必要になります。
葬儀の費用について、以下で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
自宅葬の注意点
自宅葬の注意点について紹介していきます。
注意点を考慮して心のこもった自宅葬ができるように参考にしてください。
自宅で葬儀を行う場合の案内状
自宅葬では、一般葬に比べて招待できる人数に制限があるため、注意が必要です。
招待する人には葬儀日程が記された「案内文」を送ります。
一方、葬儀には招待せず、逝去を知らせたい人には「死亡通知」を送ります。
自宅葬では、身近な人だけが参列し、出棺や火葬にも立ち会うことが一般的です。
そのため、葬儀の時間だけでなく火葬の時間も明示しておくと、当日の流れが分かりやすくなります。
また、通夜を行わない場合は、その旨を明記します。
車で参列される方がいる場合は、駐車場の有無を明記することも重要です。
公民館などの駐車場を借りる必要がある場合は、町内会長と相談することをおすすめします。
このように、自宅葬においては、招待者の制限や葬儀日程、火葬時間、通夜の有無、駐車場の案内など、細かな情報を明確に伝えることが大切です。
それによって、参列者や関係者がスムーズに葬儀に参加できる環境を整えることができます。
焼香の方法
自宅葬において焼香を行う際、式場とは広さが異なり、焼香のための導線を確保できない時は、「回し焼香」という方法が用いられます。
回し焼香は、参列者が座った状態で行われ、お盆に香炉と抹香がのせられます。
喪主から始まり親族の順に回っていき、各自が自分の席で焼香をします。
隣の人から香炉が順番に回ってくるため、参列者が移動する手間を省くことができます。
そのため、自宅葬などで広さに制約がある場合に多く採用されています。
回し焼香を行うには、焼香時に使用する「焼香セット」と呼ばれる一式の仏具が必要です。
自宅に手持ちのセットがない場合は、事前に用意する必要があります。
片付けに立ち会い人が必要
一般的には出棺後に葬儀会社のスタッフが祭壇などの撤去や片付けを行います。
撤去や片付けを行う際に自宅の窓や扉は開けていることになります。
片付けの際に家の中に関係者が誰もいないと、思わぬトラブルに発展する可能性もありまするため、立ち会い人が必要になります。
そのため、出棺後にして火葬が終わって遺族が自宅に自宅に遺族が戻ってくるまでの時間は、誰かが留守番をしておく必要があります。
自宅葬・自宅安置に必要な電気容量を確保できるか?
自宅葬では照明器具が必要になり、普段よりも電気が必要になります。
そのため場合によっては電気会社で契約している電気容量をオーバーしてしまうケースもあります。
お通夜の最中にブレーカーが落ちて真っ暗になってしまう事態は避けたいところです。
契約している電気会社に連絡をすれば、一時的に電気容量を上げてもらうことが可能なケースもあります。
そのため、自宅葬を行うことが決まったらまずは、電気会社に連絡をして契約内容を確認しておくとよいでしょう必要があります。
自宅葬を依頼する葬儀社を選ぶポイント
式場の費用などがかからない自宅葬のプランは、一般葬や家族葬のプランと比較すると低価格で提供している葬儀社が多いです。
しかし、自宅葬のプランに含まれている内容は、葬儀社によって異なります。
基本プラン、オプションプランに希望する内容が入っているのかを必ず確認しましょう。
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自宅での葬儀のマナー
どこで葬儀を執り行うにしても必ずマナーがございます。
下記で自宅で執り行う際に気を付けたいマナーについてご説明します。
ご近所への配慮
自宅葬を行うにあたって近所への配慮は必要不可欠になります。
線香やお焼香の匂い、木魚やリンなどの鳴り物の音、霊柩車の配車や参列者による車両、普段と異なる人の出入りなど近所の方にはさまざまな影響が考えられます。
そのため自宅葬をすることが決まったら、必ず近隣住民へ挨拶に赴き近所の住民にあいさつに行き、了承を得ることを忘れないようにしましょう。
このときに町内会の役員にも伝えておくと協力が得られたりすることもあるため、しっかりとあらかじめ伝えておくことをおすすめします。
マンションなどの場合、管理人に確認する
集合住宅の場合にはそもそも自宅葬を行うことは可能なのかを家主や管理会社にあらかじめ確認する必要があります。
その上でマンションやアパートなどの集合住宅の場合には、エレベーターに棺が入るかも確認しましょう。
場合によってはエレベーターの壁を開いてスペースを広げることも可能なこともあります。
管理人に相談してみることをおすすめします。
参列者へのおもてなし
自由にできる自宅葬ですが、貴重な時間を割いて参列してくれる方へのもてなしも忘れてはいけません。
まず準備するものとして、参列者に振舞うお茶菓子や、故人が好んでいた料理やお茶、お酒といった飲食物です。
また、参列者の中には初めて故人の自宅を訪問する方もいますので、事前に最寄り駅や自宅までの道順を伝えて、当日になって道に迷わずスムーズに到着できる配慮をするのも大事になります。
車で訪れる方のために、駐車スペースの確保や駐車場の場所を知らせるのも忘れずにしましょう。
自宅葬の香典のマナー
自宅葬では、香典辞退が申し出られることがありますので、訃報の報せを受けた際にその旨を確認することが重要です。
もし香典辞退の連絡がない場合は、故人との関係性や年齢に応じて、適切な金額を包むことが一般的です。
ただし、辞退の連絡があった場合は、香典を送ることはマナー違反であり、遺族の負担を増やしてしまうことになりますので、避けるべきです。
自宅葬では、遺族の意志を最も尊重することが大切です。
遺族が香典辞退を希望する場合は、それに応じるようにしましょう。
自宅葬に供花を送る時のマナー
自宅葬にお花を贈る場合、まず遺族に送ってもいいか確認する必要があります。
遺族が供花を辞退していなければ、ネットや電話で手配すると、当日のお届けが可能な場合もあります。
また、弔電も添えることができる場合もありますので、弔いのメッセージやご遺族への気遣いの気持ちをしっかりと伝えることができます。
自宅での葬儀では、限られたスペースでも飾りやすい胡蝶蘭の鉢植えやアレンジメントフラワー、または長く飾っておける枯れないプリザーブドフラワーがおすすめです。
スタンドタイプの花輪は立派ですが、ご自宅の状況によっては飾る場所がなく、かえってご迷惑になることがあります。
また、相手の宗教がわからない場合には、洋花での贈り物が無難です。
自宅葬を行う際の「納棺時」の服装
自宅葬を行う際、「納棺時」の服装に関しては、参列するのは親族のみとなっていますので、平服がマナーとなります。
平服とは普段着では無く、略式喪服のことです。
男性は黒やグレー、紺の色をした地味なスーツを選ぶようにして、インナーは黒いネクタイに白いシャツを着用しましょう。
髪型は短いならそのままで問題ありませんが、長めだったら匂いのしない整髪料を使用して髪を整えます。
殺生をイメージさせる爬虫類系の靴や革、ベルトは使用せず、光ものも避け地味で艶の無いものを選びましょう。
女性は男性同様地味な色のワンピースまたはアンサンブルで、スカートの丈は膝下まであるのがベストです。
パンプスは、艶のない黒のプレーンが基本になります。
靴はヒールを履きますが、ヒールが高い靴や音が響く靴は使用せず、太めのヒールを選ぶようにしましょう。
結婚指輪以外のアクセサリーは外し、長い髪は黒のゴムでまとめてメイクはナチュラル、ストッキングは黒を選びます。
子供の服装も、大人と同様に地味で黒やグレーを主調とした服を選ぶようにしましょう。
もし学校の制服があるなら、制服を着て参列しても構いません。
靴はできるだけ派手で無い靴を選びましょう。
自宅葬での「通夜・告別式」の服装
自宅葬を行う際にも、通常の通夜葬儀告別式と服装は変わりません。
故人と親しい方と食事しながらお別れをする通夜に参列する場合は、平服を選ぶ方が無難です。
急な通夜の際は親族が礼服を用意できない場合があり、親族が平服で参列者が礼服になると失礼になります。
告別式の服装は、葬儀と同じ礼服を着用しましょう。
男性は黒のスーツに白いワイシャツ、ネクタイと靴と靴下は黒色で揃えます。
女性の場合も黒の礼服を着用し、派手なアクセサリーは避けるようにしましょう。
また季節に合わせた服を着用するなど、告別式の際には季節も考慮する必要があります。
夏はインナーを半袖にして、ジャケットを羽織るようにしますが、肌の露出が多いのはマナー違反なので、女性はノースリーブの着用は避けましょう。
冬はコートが必要で、アウターは黒や紺、グレーといった地味な色を選ぶのがマナーです。
自宅で家族葬を行なう場合
家族葬を自宅で行う場合は一般葬の場合よりも遺族の負担が減ります。
病院生活が長かったため、自宅葬を選ぶ方などが多いです。
家族葬という選択肢も念頭に置きましょう。
通夜振る舞いの準備が不要
家族葬を自宅で行なう場合、通夜振る舞いなどの準備が不要です。
その分、故人様とゆっくりとした時間をお過ごしいただけます。
新型コロナウイルスへの感染対策になる
家族葬を自宅で行なう場合、コロナウイルスへの感染リスクが激減します。
特に、家族の中に高齢者がいる場合は安心でしょう。
家族葬について、以下で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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自宅で葬儀をする場合の祭壇を置く部屋
最後に自宅葬をする場合の祭壇の置き場所について説明していきます。
よく葬儀の際に見る祭壇ですが、自宅葬の場合にはどの部屋に置くのが適しているのでしょうか。
以下で紹介していきます。
特に決まりはない
祭壇を置く部屋については明確な決まりはありません。
強いて言うなら自宅葬では参列者の出入りがあるため、玄関に近い部屋であった方が目が行き届くため、防犯上も安心ができます。
スペースの確保が必要
祭壇を作る際には祭壇そのものの他にも焼香スペースや僧侶が座るスペース、参列者のスペースも必要です。
そのため祭壇を置く際には、どの部屋に置くかどうかよりもスペースを確保できる部屋であることの方が重要です。
リビングに祭壇を置く際にはソファやテーブルなどの大きな家具は片付けてスペースを確保する必要があります。
できれば僧侶や参列者の控室も用意できるとなお良いです。
神道の自宅葬では神棚封じを行う
自宅で葬儀を行う家庭において、神道を信仰し神棚を飾っている場合、一時的に「神棚封じ」という儀式を行います。
神道では、死を「穢れたもの」、つまり「気枯れ」と捉え、気持ちが沈んで活力が湧かない状態と考えられています。
神道の信仰では、神様は穢れを嫌う存在とされており、家族が亡くなると神棚にその事実を示さないために神棚封じが行われます。
神棚封じとは、白い半紙を目隠しのように神棚の前に貼り付け、神棚を封じる儀式です。
この期間中は、お供え物や礼拝は行われず、神棚は一時的に封じられます。
可能であれば、葬儀業者などの第三者に協力してもらい、半紙を神棚に張るのが望ましい方法です。
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自宅での葬儀のよくある質問
自宅での葬儀のよくある質問についてお答えします。
自宅葬をするときに準備するものは?
自宅葬を行う際には、故人の遺体を安置する場所と祭壇を設置するスペースが必要です。
また、故人の好きなものを並べたり、お別れを自由にアレンジすることができます。
近隣への配慮や集合住宅の規約の確認、駐車場の確保も必要です。
さらに、料理や食器の用意、後片付けなどをすべて自分で行わなければならないため、手伝ってくれる人の手配も必要です。
自宅でお葬式をする時に一番気をつけるポイントは何ですか?
自宅葬を行う際に気を付けることの1つに、葬儀を行う十分なスペースの部屋を確保することです。
祭壇や棺を置く関係から、葬儀を行う上でベストな広さは6畳とされていて、参列者を招く部屋や僧侶の控室などの部屋を確保できるのかを、事前に確認しましょう。
また出棺の際に、棺が通るくらい玄関が広いのかどうかを確認する必要があります。
マンションや賃貸住宅で自宅葬を行いたい場合は、エレベーターや階段を使用することになりますので、事前に管理人や賃貸住宅の家主の方に相談しましょう。
自宅葬に弔電を送ってもいいですか?
自宅葬は参列者が限られることが多いので、参列しない方が弔電を送ることは基本的に問題ありません。
なので、故人が所属していた会社の方が弔電を送ることは問題ありませんが、遺族によっては弔電を辞退する場合もあるので、この場合には尊重して送らないようにしましょう。
どんなに心のこもった弔電を送っても、遺族が辞退するのであれば送っても迷惑になるからです。
なので弔電を送る際には、弔電を受けるか辞退するのかの確認は必ず行いましょう。
自宅で布団に安置する場合どうすればいいですか?
自宅葬で安置する際には、生前に使用していた布団を使用して大丈夫です。
布団には新しい白いシーツと白い枕カバーをかけ、仏壇がある場合は仏壇の前に、仏壇がない場合は座敷や畳のある部屋にご遺体を安置します。
枕の向きは北向きにすることが望ましいですが、無理な場合は西に枕を整えます。
枕を使用しない場合でも問題ありませんが、使用する場合は高さのあまりないものを選ぶことをおすすめします。
掛け布団は天地を逆さにしてかけ、ご遺体を温めないように薄い布団を選ぶことが大切です。
自宅葬でも会葬礼状は送ったほうがいいですか?
自宅葬の参列者が身内のみであり、香典もお断りする場合、会葬礼状を作成しないこともあります。
ただし、一般的には自宅葬でも会葬礼状を用意します。
会葬礼状は、葬儀への参列や香典などに対する感謝の気持ちを伝えるためのお礼状です。
形式ばったものは必要ないという考え方もあるかもしれません。
ですが、会葬礼状は参列してくれた方々へのお礼の気持ちを表すものなので、相手が身内であっても、その感謝の気持ちは変わるものではないからです。
事前に家主の方で用意するものはございますか?
自宅葬の際はご安置も基本的にご自宅になると思うので、故人様用のお布団として敷布団が必要になってきます。また、参列者の人数にもよりますが、座布団や低めのテーブルを用意した方が接待やお式にも使えて便利です。
また、お茶やお菓子は参列者に振舞う際に用意しておくといいでしょう。
取りやすいように小分けになっているものがぴったりです。
自宅葬のまとめ
ここまで、自宅葬の流れや注意点についての情報を中心にお伝えしました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 自宅葬の流れは一般的な葬儀とほぼ同様
- 自宅に十分な広さがあれば自宅葬は行える
- 自宅葬でも葬儀社に依頼するのがおすすめ
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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