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法事法要

新盆のお返しは何がいいの?お礼状の書き方も例文付きで解説

更新日:2022.06.30

お盆

記事のポイントを先取り!

  • 新盆は故人が仏様になってから最初のお盆のこと
  • 新盆のお返しは食品や日用品など消えるものを選ぶ
  • お返しは控えめな内のしが一般的
  • お返しは1/2(半返し)~1/3が相場

新盆で頂いたお供えものに対してお返しが必要なことをご存じでしょうか。
新盆のお返しについて、選び方やマナーを知らない方も多いかと思います。

そこでこの記事では、新盆のお返しについて解説します。

この機会に、お返しの金額相場についても知っておきましょう。
後半では、お返し以外に必要な準備について触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 新盆とは
  2. 新盆(初盆)のお供え物のお返し
  3. 新盆のお返しを選ぶ際のマナー
  4. 新盆のお返しに最適の品物
  5. 新盆のお返しにふさわしくない品物
  6. 新盆のお返しの熨斗の書き方
  7. 新盆のお返しの相場
  8. 香典が相場より多かったときはどうする?
  9. 新盆のお返しにはお礼状を添えて渡す
  10. 新盆のお礼状の書き方
  11. 新盆のお礼状の例文
  12. 新盆を迎えるために準備すること
  13. 新盆のお返しまとめ
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新盆とは

新盆とは、亡くなった方が四十九日法要を終えてから初めて迎えるお盆のことです。

新盆の読み方には(にいぼん)のほかに(あらぼん・しんぼん)また、「初盆(はつぼん)」と地域によって呼び方もさまざまです。

お盆時期といえば、8月13日〜8月16日というのが一般的ですが、地域によって7月13日〜16日にお盆の供養をするところもあります。

四十九日法要がその年のお盆時期を過ぎている場合は、翌年が新盆となります。

新盆に故人をお迎えする時期には「白紋天(しろもんてん)」と言われる白提灯(しろちょうちん)を飾る習わしがあります。

故人が仏様となって初めて家に帰ってくるため、道に迷わないための目印として仏壇や玄関などに飾ります。
この白い提灯は新盆の時のみ使用するので、お盆時期が終わればお寺で供養してもらいます。

新盆とお盆の違い

新盆と通常のお盆はどちらも亡くなった方の霊を自宅に迎え入れ、家族や親族が集まり、供養する行事です。
しかし、新盆は故人が四十九日法要を終えて、初めて自宅に戻ってこられる一度きりの特別な供養のときです。

そのため、通常のお盆よりも華やかにしつらえ、大勢の方々が集まり故人を偲びます

最近では、毎年お盆に法要を行う家は少なくなってきていますが、新盆では「新盆法要」という行事を執り行います。

菩提寺の僧侶をお迎えし読経していただき、そのあとは集まった家族や親族、友人などで会食を行うスタイルが一般的です。

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新盆(初盆)のお供え物のお返し

新盆の法要は、法要後に食事を振る舞うことが多く、基本的に参列者の方へのお返しは不要とされています。
法要後の食事が、参列者へのお礼とされています。

香典やお供えものを頂いた場合や、法要には参加せずに香典だけいただいた場合は、新盆のお礼が必要になります。

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新盆のお返しを選ぶ際のマナー

新盆のお返しとは、お盆時期に香典やお供え、線香代、提灯代などをいただいた場合のお返しのことを指します。
では新盆のお返しはどのようなものが良いのか、また選ぶ際のマナーについて解説いたします。

消えもの(消耗品)を選ぶ

新盆のお返しでは、消えものが多く選ばれる傾向にあります。

「消える」また「残らない」というのは「悲しみや不幸が残らないように」といった遺族の願いから考えられたといわれています。

中でもお菓子や素麺などの食べ物や、洗剤など生活の必需品で消耗する品物が喜ばれます。
生活の中で使用するため、もらって困ることはないという理由が挙げられます。

持ち運びの負担にならないものを選ぶ

遠方から電車やその他の公共機関でお越しになる方がいる場合は、相手に負担をかけないように持ち運びしやすいものを選びましょう。

常温で保存可能、日持ちするものを選ぶ

お返しには常温で日持ちするものが多く選ばれます。
持ち帰ってから保存を気にせず、好きな時に食べられるお菓子や乾麺などが人気です。

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新盆のお返しに最適の品物

さまざまな観点からみて、最適なお返しの品物をご紹介します

食品

食品は、日持ちするゼリーやお菓子などが多く選ばれます。
個包装になっているものは、好きなタイミングで好きな量を食べることができるところも選ばれるポイントです。

また、お盆時期にそうめんをお返しするのも夏の贈り物として最適です。

海苔やお茶、干し椎茸(どんこ)は軽くて持ち運びがしやすく常温で保存できるため定番のお返しとして良く選ばれます。

お供えのお返しでよく選ばれのは以下の食品です。

  • 海苔  
  • お茶 
  • お茶   
  • コーヒー
  • お菓子  
  • そうめん
  • ゼリー  
  • 水ようかん
  • 干し椎茸 

日用品

日用品は洗剤や石けんは、もらって困るものではないので喜ばれる品物の一つです。

また、洗剤や石けんは「悲しみを洗い流す」という意味をもつとされています。

ほかにもタオルやシーツなどの寝具類も白装束を連想させ、涙をぬぐうという意味合いがあります。

ただし、洗剤や石けんなどはサイズによって重さやかさばるものがありますので注意が必要です。
後日お返しを先方に配送する場合は問題ありません

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新盆のお返しにふさわしくない品物

新盆のお返しにふさわしくない品物もあります。

肉や魚などの生鮮食品

たとえ消える食品だとしても、四つ足生臭ものはお返しとしてはふさわしくありません。
四つ足歩行の動物の肉や生の魚は、仏教では「殺生」を意味しているため基本的にはNGです。

昆布・かつお節

昆布やかつお節はお祝いのときに用いられ、またお酒などの嗜好品も同様に慶事のイメージが強くお返しにはふさわしくありません。

置き物

お返しの基本は「消えてなくなるもの」です。

置き物は、保管に困る場合や処分するときも相手に心の負担をかけてしまうことが考えられるので、避けたほうが無難です。

割れやすいもの

お返しで割れやすいものは避けましょう。
移動の最中など割れないようにとお返しを持ち帰った方へ余計な心労をかけてしまいます。

華やかなパッケージのもの

品物のほかに注意したいのが包装やパッケージです。
色鮮やかで派手な包装は、弔事にふさわしくありません。

黒系やダークな色合いのものや白を基調としたシンプルなデザインが一般的です。

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新盆のお返しの熨斗の書き方

のしの水引

新盆のお返しに使う熨斗(のし)は、その地域の伝承や宗教によって書き方がさまざまあります。

熨斗は、黒白の結び切りの水引が関東方面では多くみられますが、関西は黄白の水引を使うことが一般的です。

結び切りとは、水引がほどけない結び方を言い、二度とこのような弔事を繰り返さないようにとの意味が込められております。

のしの表書きの書き方

熨斗の表書きも地域によりますが、一般的には「」が用いられ相手への感謝の気持ちを表します。

また、「志」は宗教問わず幅広く使うことができ、新盆の熨斗には「新盆志(にいぼんこころざし)」や「新盆供養(にいぼんくよう)」また、粗供養(そくよう)と書くこともあります。

神式の熨斗には「偲び草(しのびぐさ)」という書き方もします。

熨斗の下には施主の氏名を書き入れます。

主に、「〇〇家」と書くのが主流ですが、同じ名字が多く所在している地域などはフルネームで書いたり、夫婦連名の場合は施主の前の左横に妻の名前を入れます。

のしの掛け方

熨斗の掛け方は「内のし」です。

内のしはお返しの品物にのし紙をかけ、その上から包装するのでのし紙は見えない状態で、弔事では内のしが多くみられます。

外のしでも問題はありませんが、新盆は慶事ではないため控えめな「内のし」にするのがおすすめです。

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新盆のお返しの相場

新盆でいただいた香典やお供えのお返しの金額は、1/2(半返し)〜1/3程度が相場と言われており、関西は〜1/3程度のお返しが主流で、地域によって多少の差がみられます。

例えば、新盆供養で1万円のお香典やお供えをいただいた場合は3,000円〜5,000円程度のお返しをする必要があるということです。
この相場からも新盆のお返しは、他の葬儀や法要のときとほぼ変わらないということがわかります。

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香典が相場より多かったときはどうする?

新盆法要に参列してくれた方がどれくらいの香典を包んでくれるのか、というのは分からないものです。

しかし、香典のお返しは「これくらいかな」と想定し、あらかじめ用意しておかなくてはなりません。

ここで問題なのが、予想していたよりも多く香典を受け取った場合の対応です。

まずは、当日に用意したお返しの品物を渡して、後日差額に相当するギフト(カタログギフトなど)をお贈りするのがマナーです。

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新盆のお返しにはお礼状を添えて渡す

新盆法要への参列者や香典やお供えをいただいた方へのお返しには、お礼状を添えてお渡しします。

当日にお礼状は添えないでお返しを渡す、という方も中にはいますが、後日ご挨拶としてあらためてお礼状を送り、感謝の気持ちを伝えることも大切です。

また、新盆法要には参列せずに、香典やお供えの品物を郵送してくれた場合も、お返しを送る際に礼状を添えます。

文面には香典やお供えをいただいたお礼と、新盆法要が無事に済んだことをご報告します。
お返しの品物を送る時期は、新盆法要が終わってから当月末頃には届くように手配します。

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新盆のお礼状の書き方

新盆のお礼状には、書き方のルールがあります。

まず、基本的にお礼状は縦書きにします。

文面には故人の名前は必ず記載し、差出人の施主の名前もフルネームで入れます。

そして、新盆法要に参列していただいたことや、香典・お供え物をいただいたことへのお礼を必ず入れます。

ここで注意したいのが、文中に「。」や「、」の句読点を使わないということです。

句読点には文章を区切り止める意味がありますので、句読点をつけず法事や法要などの行事がスムーズに進むようにとの思いが込められています。

また、子どもへ向けて読みやすいように句読点が使われるようになった経緯があることから、大人に対して句読点を使うのは失礼にあたるとのいわれもあります。

お礼状は手書きと印刷があり、手書きの方がより丁寧ですが気持ちのこもった文章をハガキや書面に印刷するケースが多くみられます。

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新盆のお礼状の例文

ではここで、新盆法要に参列していただいた方へのお礼状の例文を紹介します。

【例文】 

拝啓

時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます
亡父〇〇儀 新盆に際しまして ご多忙中にもかかわらずお集まりいただき
またご厚志を賜り誠に有難うございました
故人も浄土にてさぞかし感謝していることと存じます

つきましては亡〇〇の新盆供養のしるしに心ばかりの品をご用意いたしましたので
ご受納賜りますようお願い申し上げます
略儀ではございますが書中にてお礼のご挨拶とさせていただきます

敬具

令和〇年〇月〇日

郵便番号
住所
喪主 〇〇 〇〇
親族一同

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新盆を迎えるために準備すること

ここでは、新盆法要でお返し以外に準備すべきものを紹介します。

お布施

新盆法要では、僧侶に来ていただき読経してもらい儀式を執り行います。
そのお礼として、お布施をお渡しします。

お盆のお布施の相場

新盆の場合のお布施の相場は3万円~5万円です。
新盆のお布施は、通常のお盆のお布施の5,000円~2万円より高額であることが多いです。
曹洞宗や臨済宗などはお布施を1万円としているところもあるため事前に菩提寺へ確認されると安心です。

お盆のお布施の書き方

お布施の表書きは「お布施」もしくは「御布施」と黒い筆ペンで書きます。
中袋がある不祝儀袋の場合は表面の中央に「金〇〇円」と漢数字で金額を書き、裏面には住所・氏名を書き入れます。

お布施以外にかかる費用

ほかに「お車代」と「御膳料」も忘れずに包みます。
お車代は僧侶の交通費として用意し、相場は5,000円〜1万円です。

距離にもよりますが実際にかかる金額よりも多めに包むのが良いでしょう。

御膳料は新盆法要のあとの会食に僧侶が出席しなかった場合のお食事代です。

お盆時期は僧侶が忙しい時期のため、会食されることは滅多にありませんので事前に用意しておきます。
御膳料の相場は5,000円〜2万円が一般的です。

新盆の飾り

精霊棚(しょうりょうだな)

精霊棚は、お盆時期に用意する特別な棚で仏壇の前に配置します。
先祖や故人の霊をお迎えするため位牌を棚の中央に置き周りに飾りをします。

精霊馬

精霊馬とは、ナスとキュウリで作られた牛と馬の飾りものです。
ご先祖様があの世から帰ってくるときの乗り物として供えられます。

キュウリで作った馬は「早くかえってきて欲しい」という願いが込められています。
ナスで作られた牛は「ゆっくりあちらの世界へ帰ってね」という家族の思いが込められています。

盆提灯(ぼんちょうちん)

お盆に飾る提灯は、故人の霊が家族の元へ戻ってくるための目印という意味があります。
故人の冥福を祈り、感謝の気持ちを込めて供養する意味もあります。

新盆に飾る提灯は、白提灯を飾ります。
白提灯は、白木でできた白紋点の提灯で、玄関先や仏壇の前に吊るして飾るのが一般的です。

新盆のお供え

精霊棚へのお供えを五供(ごく)と呼び、「香・灯燭・花・浄水・飲食」を用意します。

五供の一つの香は、線香や抹香のことを指します。
法事のときは、抹香ですが、新盆のお供えでは線香を使います。

線香の火は息を吹きかけずに手であおいで消すようにしましょう

灯燭(とうしょく)

灯燭とは、ろうそくのことを指します。
ろうそくの火の灯りは、仏様の知恵の象徴とされているそうです。

ろうそくの火も、線香と同様に手であおいで消すようにしましょう。

ユリや菊の花、故人が好きだった花を供えることが多いです。
トゲのある花や香りの強い花は避けましょう。

浄水

浄水は、仏壇やお墓に水やお茶を供えることを指します。
水道水でもかまいませんがお茶の場合は一番茶を供えます。

浄土真宗には、浄水を供えないので、注意しましょう。

飲食(おんじき)

飲食は、遺族が食べるものと同じものを仏壇の前に供えます。
飲食を供える際は、すぐに食べられる状態にしましょう。

基本的には家族が食べる主食や、お菓子や果物はすぐに食べられるように器に入れてお供えします。

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新盆のお返しまとめ

ここまで新盆のお返しについて解説してきました。
まとめると以下の通りです。

  • 新盆は故人が最初に迎えるお盆
  • 新盆のお返しは消えものが最適
  • 新盆のお返しは内のしが一般的
  • お返しは半返し~1/3が相場
  • お返しにはお礼状を添える

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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