周南市の概要

周南市の地理

周南市は、2003年4月21日に旧徳山市、旧新南陽市、旧熊毛町、そして旧鹿野町の2市2町が一つになって新たに生まれ変わった美しい都市です。

この市は、山口県の東南部に位置しており、北部では島根県との自然豊かな境界を持ちながら、南部では瀬戸内海の静かな海岸線に恵まれています。
この地理的特性が、周南市の多様な魅力を形成しております。

周南市の人口

令和5年6月30日時点で、周南市の人口は合計で13万6,886人となっております。
この中には、男性が6万6,652人、女性が7万0,234人と、わずかに女性の方が多い傾向にあります。

また、世帯数に注目すると、6万7,995世帯が周南市に暮らしていることが分かります。
周南市はその豊かな自然と文化で多くの住民に愛されている地域であり、この数字もその魅力を伝えるものと思われます。

周南市の面積

周南市は、山口県の美しいエリアの中でも特に広大な土地を持っております。

東から西まで約37km、南から北まで約43kmという広々とした範囲にわたり、その総面積は656.29平方キロメートルにも及びます。

この数字は、2017年10月1日の国土地理院の調査によるものです。
驚くべきことに、この広さは山口県全体の約1割を占めているのです。

その壮大な面積は、周南市の多彩な風景や魅力を生み出しております。

周南市の特徴

周南市の歴史

周南市の地は、古くから山間部には農村、沿岸や島部には漁村が点在しておりました。
元和3年（1617年）、毛利輝元の次男・毛利就隆がこの地に足跡を残し、徳山という地名で城下町として栄えて参りました。

時代が下ると、慶安3年（1650年）には野上村に中心が移ります。

明治に入り、山陽鉄道の開業や大正期の軍需産業の発展を迎え、さらに第二次大戦後の復興期を経て、昭和中期からは造船業や繊維、重化学工業が盛んになりました。

昭和50年（1975年）の山陽新幹線開通により、さらなる発展を遂げ、平成15年（2003年）には近隣の2市2町と合併し、新たに周南市が誕生しました。

このように、周南市は長い歴史を有する文化的な都市として知られています。

周南市の文化

周南市は山口県の観光名所として多くの魅力を持っております。
「周南市徳山動物園」は、約110種の動物たちが約5万平方mの広大な敷地で暮らしています。

毎年約30万人が訪れ、特に夏の「夜の動物園」イベントは大人気です。
また、子供たちには動物とのふれあいや学習プログラムが提供されています。

周南市の夜には、「日本夜景遺産」にも認定された幻想的な工場夜景が広がります。
特に「晴海親水公園」からの眺めは絶景で、多くの観光客が訪れます。

そして、周南市の文化を感じることができる「粭島貴船神社夏祭り」があります。
勇壮な海中の神輿行列は見るものであり、その伝統行事は約300年の歴史を誇ります。

こうした多様な文化が、周南市の魅力として訪れる人々を魅了しています。

周南市の産業

山口県の東南部、瀬戸内海に面する周南市は、風光明媚な景色と産業の融合が魅力的です。2003年に複数の町や市が合併して生まれたこの地域は、山と海に囲まれ、産業の宝庫として知られています。

特に、農業は市の北部で根付いており、ブドウやナシなどの果物から、高級な「周南和牛」まで、品質の高い農畜産物が生産されています。

また、漁業も盛んで、特に「粭島」で獲れるフグは全国的に名高く、「周防はも」や「周南たこ」も地域の誇りです。

工業の面では、重化学工業が主力。徳山湾沿岸には大手の化学工場が立ち並び、夜になると幻想的な工場の夜景が観光資源としても人気を呼んでいます。

市内ではおみくじや「徳山みかげ」の採石も行われ、多様な地場産業が盛んです。
そして、JR徳山駅を中心とした商業発展も見逃せません。

新幹線の停車や近代の道路網の整備により、多様なショッピング施設が集まる活気ある都市として、今もなお発展を続けています。

周南市の葬儀事業

周南市には長い伝統を持つ葬儀事業があり、その中で地域ごとに根付いている風習や作法が存在します。
特に、葬儀をサポートする「講」や「死講」という組織がその代表例です。

近隣の方々が集まり、斎場の準備から片付け、そして葬儀での食事の準備までを手伝ってくれるのが特徴です。

このような組織は、地域住民の連帯感を形成し、互助の精神を育んできました。
食事に関する風習として、「立飯」という独特な作法があります。

その名の通り、出棺の前に遺族や参列者が食事をする風習で、山口県独自のものとして知られています。
特に、大豆やご飯のおこげを食べるのが伝統的です。

また、故人の棺には、その大豆やお米を供物として入れることもあるのです。
山口県では、香典と併せて供物も贈る習慣があり、果物やお菓子、場所や家庭によっては野菜や穀物が遺族に贈られます。

これらの供物は、式中で参列者とともに分け合われることが多く、残ったものは遺族が持ち帰ります。
また、特筆すべきは「焼香銭」という風習です。

焼香の際にお金を入れる器や袋が用意されていて、それに寄付をするというものです。
この作法や金額については、地域や葬儀社により異なるため、参列する際は事前に確認しておくとよいでしょう。

周南市の葬儀事業は、こうした伝統や風習を大切にしつつ、時代の変化に合わせてサービスの向上や新しい取り組みを進めています。

地域住民の心の支えとして、また訪れる参列者の安心感を提供する存在として、葬儀事業は今後も周南市の風景の一部として続いていくでしょう。

周南市の葬儀場探しのコツ

自治体のウェブサイトをチェックする

自治体のウェブサイトは、葬儀場探しの大きな手がかりとなります。
例えば、市民葬・区民葬という、自治体が提供する住民向けの葬儀サービスプランが存在します。

これは葬儀の一部分について自治体と協力する葬儀社とで協定料金を定めているため、葬儀費用を比較的安く抑えることが可能です。

ただし、市民葬・区民葬のプランには含まれていない追加のサービスについては、別途発注が必要となりますので、最終的な葬儀費用は個別になります。

また、市民葬・区民葬を利用するための条件や申し込み方法なども自治体のウェブサイトで確認することができます。

これらの情報を活用し、自身の状況に最も適した葬儀場を選ぶことが大切です。

葬儀規模に合わせた葬儀場かどうか確認する

葬儀を行う際の重要なポイントとして、参列者の人数に対応できる葬儀場の選択があります。

あまりに広大な斎場は、参列者に対して寂しい印象を与えることがある上に、規模に合わせた祭壇への変更など追加料金が発生する可能性もあります。

逆に、参列者数に対して斎場が狭すぎると、葬儀自体の進行にも影響を及ぼす可能性があります。
このような事態を避けるため、葬儀規模に合わせた斎場の選択は必須となります。

葬儀場の選定は、故人を偲ぶ場として、また参列者全てにとって快適な空間を提供するために重要です。
そのため、葬儀場の広さや設備、立地などを検討し、適切な斎場を選ぶことが大切です。

葬儀場のアクセスや駐車場の有無を確認する

葬儀場までのアクセスや駐車場の有無を実際に訪れて確認する事をおすすめします。

参列者の中に、ご高齢の方や遠方から来られる方がいる場合、最寄りの駅またはバス停からのアクセスを詳しく知ることで、参列者の不便や負担がないか確認することができます。

お車での来場が可能かどうか、駐車場の台数や混雑具合を確認することも大切です。

周南市の葬儀場探しのお役立ち情報

周南市の葬儀場をお探しの皆様へ、地域に根ざした情報をお届けいたします。
周南市には、御屋敷山斎場や周南市新南陽斎場、周南市鹿野斎場、そして周南市大津島火葬場など、公営の斎場が幾つもございます。

公営斎場の特徴として、斎場係員が心づけを受け取ることができない点が挙げられます。
また、周南典礼会館や周南東典礼会館のように、火葬炉がない式場のみの葬儀場も選べます。

周南市は周南地区衛生施設組合に参加しており、下松市や光市と共に御屋敷山斎場の運営を行っています。
そのため、住民の方は安心してこれらの斎場を利用できます。

火葬場の利用に際しては、必ず周南市役所から発行される死体火葬許可証が必要です。
その許可証の取得には、死亡診断書の提出が求められますので、ご注意ください。

故人の様々な証明書や保険証は使用不能となりますので、周南市役所への返還もお忘れなく。
また、周南市の住宅地では、家族葬やワンデーセレモニーが増加しているのも特徴的です。

山口県全体を見ると、通常は葬儀後の火葬が主流ですが、一部の地域では通夜の後の火葬も行われています。
また、俗信である「友引の葬儀は友を引く」という言い伝えも、特定の地域では気にされないことが多いです。

周南市にお住まいの方や、周南市での葬儀を検討されている方々へ、この情報がお役立ちとなれば幸いです。

周南市の交通事情

周南市の鉄道

周南市を訪れる際には、JR西日本の便利な鉄道路線をご利用いただけます。
まず、高速の移動には山陽新幹線の「徳山駅」が中心となる駅です。

都市間の移動がスムーズに行えますので、大変便利です。
また、市内の移動や近隣の町へのアクセスには、山陽本線をご利用ください。

櫛ケ浜駅から徳山駅を経て、新南陽駅、福川駅、戸田駅方面へと続いています。
さらに、岩徳線も周南市の鉄道として利用できます。

高水駅から勝間駅、大河内駅と進み、下松市の3駅を経て櫛ケ浜駅へと至ります。
周南市の美しい風景を楽しみながらの鉄道旅、ぜひ体験してみてください。

周南市のバス

周南市の移動には、防長交通による便利な路線バスをご利用いただけます。
市内はもちろん、周南市から防府市や山口市、さらには下松市、光市、柳井市へとアクセスが可能です。

特に周南市旧熊毛町域から下松市や光市へのアクセスもスムーズです。
また、長距離を移動される方には、防長交通の高速バスをおすすめします。

東京や京都、大阪、神戸、福岡、広島など主要都市とを結ぶ高速バスが運行しています。
中でも夜行の「萩エクスプレス」や「カルスト号」は、都心からのアクセスに大変便利です。

昼行のバスもあり、福岡や広島との間を快適に移動できます。
周南市へのアクセスや市内移動に、防長交通のバスをぜひご活用ください。

安全で快適な旅をサポートいたします。

周南市の高速道路

周南市を訪れる際のアクセスに便利な高速道路が整備されています。

西日本高速道路（NEXCO西日本）が運営する中国自動車道は、鹿野ICと鹿野SAで周南市と繋がっており、スムーズな移動を実現しています。

また、山陽自動車道も周南市のアクセスには欠かせない道路となっています。
熊毛IC、徳山東IC、そして徳山西ICを通じて、市内各所へのアクセスが大変便利です。

これらの高速道路を利用することで、周南市への入出りや、市内での移動が迅速に行えます。
観光やビジネス、家族や友人訪問など、さまざまな目的での旅行をサポートする重要なインフラとして、多くの方々に利用されています。

周南市へのアクセスには、これらの高速道路をぜひご利用ください。

周南市のおすすめエリア

徳山駅周辺エリア

徳山駅周辺は、山口県周南市の魅力的なエリアとして知られています。
新幹線が停車し、関東や九州へのアクセスが容易で、日常の移動も快適です。

また、医療施設が充実しており、徳山医療会病院や黒川病院などが住民の健康をサポートしています。
瀬戸内海に面したこの地域は、安定した気候で、家族や子育てにも適しています。

広々とした道路は車の移動をスムーズにし、高速道路のICも利用しやすい位置にあります。
徳山駅周辺は、自然と都市の利点を兼ね備えた、理想的な住み心地の地域と言えるでしょう。

新南陽駅周辺エリア

新南陽駅、山口県周南市の交通の要所として、多くの住民から愛されています。
買い物の便利さや子育て環境、治安の良さが特に評価されています。

日常生活に必要な施設が手の届く範囲にあり、家族連れからシングルまで、多様なライフスタイルの人々に適した住環境を提供しています。

新南陽駅周辺は、快適な生活を追求する人々にとって、最適な選択となるでしょう。

櫛ケ浜駅周辺エリア

櫛ケ浜駅周辺は、都会の喧騒から離れた静かな住環境が魅力です。
駅周辺には、緑豊かな公園や歴史的な名所が点在し、家族での散歩やリラックスタイムに最適です。

また、生活に必要な施設やショッピングモールも充実しており、日常生活が非常に便利です。
治安の良さや子育て環境の充実も評価されているため、ファミリー層に特におすすめのエリアです。

櫛ケ浜駅での生活は、心地よい住み心地と都会の利便性を兼ね備えた最高の場所と言えるでしょう。

周南市のおすすめ観光スポット

遠石八幡宮

遠石八幡宮は、周南市の「周南緑地公園」の南側に位置する歴史的な神社です。

この神社は、応神天皇「誉田別尊」を始めとする多くの神々を祀っており、緑に囲まれた美しい境内には、8件の登録有形文化財が存在します。

特に、下関壇ノ浦での源平合戦の前哨戦の記録が古鐘に刻まれていることが注目されており、この鐘は文化財として指定されています。

厄除けや開運、事業の発展、安産などのさまざまなご利益があるとされ、年間を通じて多くの参拝客が訪れる市内有数の神社として知られています。

アクセスは、JR徳山駅から防長バスを利用し、「遠石八幡宮前」で下車するとすぐです。

万葉の森

万葉の森は、周南市の美しい都市公園「周南緑地」の一部として位置する植物見本園です。この特別な場所は、徳山ロータリークラブの支援により整備され、木本類約70種、草本類約60種の万葉植物が植えられています。

園内を歩くと、古代の詩人たち、特に山上憶良や大伴家持らの歌碑が立っており、彼らの詩とともに日本の古来の植物を楽しむことができます。

特に6月上旬から中旬にかけては、色とりどりの菖蒲が見頃を迎え、園内は訪問者で賑わいます。
自然と歴史が融合したこの公園は、市民の憩いの場として、また観光スポットとしても非常に人気があります。

TOSOH PARK(トウソー パーク) 永源山

TOSOH PARK(トウソー パーク) 永源山は、山口県周南市富田に位置する美しい公園です。
この公園は、緑豊かな自然と花々に囲まれ、訪れる人々に癒しの時間を提供しています。

園内には郷土美術資料館などの施設があり、特に山頂に立つオランダ風の「ゆめ風車」は、地域の象徴的なランドマークとして多くの人々に親しまれています。

夏のシーズンにはプールも開放され、家族連れや友人同士で賑わう場所となっています。

営業時間はゆめ風車が10:00-15:00、夏季のプールが10:00-18:00となっており、火曜日（祝日の場合は翌日）、年末、臨時休館日があります。プールの使用料は大人620円、小・中学生200円、幼児100円、3歳以下は無料です。

美しい風景と施設が魅力のTOSOH PARKで、心地よい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。