倉敷市の葬儀事業

倉敷市で火葬ができる公営の施設には「中央斎場」「児島斎場」「玉島斎場」「真備斎場」の4つがあります。

真備斎場は火葬炉2基のみの簡素な斎場になっており、児島斎場と玉島斎場には火葬炉以外に霊安室が設備されています。

4つの火葬場の中でも倉敷市民の利用頻度が高い中央斎場は建て替え工事を実施しており、令和6年4月1日から新しい中央斎場の供用を開始しています。

倉敷市では2040年及び2065年の火葬需要ピーク時において、必要な火葬炉数は20基という試算が出ているため、新しい中央斎場には13基の人体火葬炉が設けられています。

これにより、倉敷市全体では火葬炉を24基保有でき、今後の火葬需要増加にも対応できる設備が整えられました。

また、中央斎場は火葬炉だけでなく葬祭室や待合室、霊安室も完備されているため、告別式と火葬を一ヶ所で執り行える斎場です。

公営斎場による倉敷市民の利用料の軽減、施設の充実、火葬需要に対応できる火葬炉数により倉敷市民の利便性が考慮された施設になっています。

倉敷市の葬儀場探しのコツ

自治体のウェブサイトを確認する

多くの人口を有している倉敷市には、公営の火葬場が4つあります。

それぞれ倉敷市内に点在しているため、お住まいの近くの火葬場を利用することをおすすめします。

公営の火葬場の情報は、倉敷市のウェブサイトに記載されています。

住所や利用料、設備内容が閲覧できるため、利便性を考慮して選択してください。

各公営斎場を利用するには、ウェブサイトに記載されている連絡先に問合せる必要があります。

そのため、まずは自治体のウェブサイトで火葬場の情報を得ることが大切です。

葬儀場の設備やサービス内容を確認する

倉敷市には、公営斎場の他に民間の企業が運営している葬儀場が多数存在しています。

それぞれの葬儀場ごとに設備やサービス内容が異なるため、必要な設備が揃っている葬儀場を選ぶことをおすすめします。

設備やサービス内容の確認は、各葬儀場のウェブサイトで閲覧できますが、より詳細な情報は直接葬儀場にお問合せください。

また、葬儀場によって事前相談や葬儀場の見学が可能なため、実際に自分の目で見て確認することも可能です。

葬儀場の宗教色を確認する

近年では、宗教・宗派問わず利用できる葬儀場が増えています。

仏式の各宗派、神式やキリスト教などの葬儀に葬儀場自体は対応していますが、宗教儀式に則った葬儀にするには、葬儀場のスタッフの知識も大切です。

宗教・宗派ごとに葬儀の流れや作法、死生観が異なるため、希望する葬儀場に故人が信仰していた宗教・宗派に詳しいスタッフが在籍しているかの確認もしておくことをおすすめします。

遺体の安置場所や供養場所の確認をする

自宅での遺体の安置が難しい場合、葬儀社が有している安置施設に遺体を搬送します。

ただし、安置施設といっても設備は多様で、自宅のように安置できる施設や、冷蔵保管庫を有している施設などがあります。

冷蔵保管庫の場合、施設の状況によっては付き添いができない可能性があります。

できる限り故人とのお別れの時間を持ちたい場合は、事前に安置施設の内容を確認して後悔の残らないお別れができるようにしてください。

葬儀場での会食の場所や内容を確認する

葬儀場で通夜をする場合、通夜振る舞いができる会食室の確認もしておくことをおすすめします。

葬儀場によっては、会食室が設備されていない場合があるためです。

葬儀場に会食室がない場合は別に会食場所を用意する必要があるため、葬儀場周辺の飲食施設の確認もしておくと安心です。

また、会食室が設備されていても和室か洋室、椅子席かどうかで参列者の過ごしやすさが変わるため、設備内容の情報も得てください。

倉敷市の葬儀場探しのお役立ち情報

倉敷市は、同じ岡山県に位置している岡山市に次いで人口が多い地域になっており、葬儀需要も高いため葬儀場の選択肢が複数あります。

例えば葬儀ができる施設には、公営斎場や民営の葬儀場、寺院会館の利用などが考えられます。

複数の種類から迷った場合は、葬儀のタイムスケジュールは火葬時刻に影響されるため、火葬場を決めてから葬儀場を探すのも一つの方法です。

倉敷市には公営の火葬場が4ヶ所あり、自宅などからの距離や設備内容で比較して決定することをおすすめします。

4つのうち、中央斎場は火葬だけでなく告別式も可能なため、火葬場への移動の負担や費用を削減したい方には利便性の高い斎場になっています。

また、民営の葬儀場には、家族葬専門の小規模な葬儀場や、大規模な駐車場を有している葬儀場などそれぞれに特色があります。

多くの葬儀場が点在している点は、倉敷市で葬儀場を探す際の利点ですが、同時に比較検討するには時間がかかる難点が存在します。

そのため、倉敷市で条件に合った葬儀場を探すには、故人の生前のうちに余裕を持って探し始めることをおすすめします。