京丹後市の葬儀事業

京丹後市には竹野川斎場と網野火葬場、久美浜火葬場という3つの公営火葬場がありますが、昭和45年、昭和40年、昭和56年に竣工されて以降、長期間稼働していました。

経年劣化が進んでいる3つの火葬場では今後の火葬の増加への対応が難しいと判断され、2015年に「京丹後市火葬場」という火葬場と待合機能を有した施設が完成しました。

無煙、無臭のダイオキシンなどの対策がされた最新の火葬炉が4基設備されており、1日8件の火葬が可能です。

駐車場は車椅子用と職員用を含めて、普通車28台、マイクロバス4台が収容できます。
施設内はバリアフリー設計で、足元が不自由な方も安心して来場できる配慮がされています。

故人の住所が京丹後市にあった場合の火葬料金は、12歳以上で1万5,000円と安価です。

京丹後市火葬場の周辺は緑に囲まれていて車でのアクセスになりますが、周辺の葬儀場から車で約10分の距離にあります。
そのため、京丹後市で葬儀を執り行う際には非常に助かる火葬場といえます。

京丹後市の葬儀場探しのコツ

葬儀場の場所を確認する

京丹後市には市民が安価で利用できる火葬場がありますが、葬儀・告別式を執り行う葬儀場と火葬場の距離が離れすぎていると霊柩車の費用が高くなる可能性があります。

霊柩車の費用は走行距離で決まるため、葬儀場を探す際には葬儀場の場所と火葬場との距離を確認して決めることをおすすめします。

火葬費用を抑えてもその他で費用が高くなると予算を超えすぎてしまうので、注意が必要です。

葬儀場の広さや設備の充実度を確認する

葬儀場の広さは参列者の人数に合わせる必要があります。
参列者が少ないのに広すぎる葬儀場を選ぶと寂しい印象を与えてしまいますし、逆に参列者が多いのに小さめの葬儀場を選んでしまうと窮屈になってしまいます。

各葬儀場には収容人数が明記されているので参考にすることをおすすめします。

また、式場だけでなく待合室や会食室の収容人数の確認も必要です。
待合室や会食室が洋室の椅子席か、和室かでも過ごし方が変わるので、収容人数だけでなく設備の充実度の確認も一緒にすると安心です。

葬儀場の宗教色を確認する

信仰している宗教・宗派がある場合は、希望する葬儀場の宗教色の確認をしてください。
近年では宗教・宗派不問で利用できる葬儀場が増えていますが、中には限定しているところもあります。

また、宗教・宗派によって必要な祭具が違います。
宗教・宗派不問の葬儀場でも、それぞれの葬儀に合わせた葬具が準備されている葬儀場もあれば、喪家が用意する葬儀場もあります。

葬具をすべて用意すると費用も変わるため事前の確認が大切です。

葬儀場のスタッフの対応や雰囲気を確認する

葬儀の経験が豊富な喪主は少ないため、一緒に葬儀を執り行うスタッフの対応や雰囲気は大切です。

事前相談を通じて、困った時や分からないことがあった時に丁寧に対応してくれるかの確認をすることをおすすめします。

慣れない葬儀ではトラブルが起こる可能性も高いです。
万が一の時に頼れるスタッフがいることでトラブルが起きても対処ができ、悔いのないお見送りを実現できます。

葬儀場での宿泊施設や食事の提供状況を確認する

葬儀場の会食室で通夜振る舞いを希望する場合や、通夜後に故人の付き添いを希望する場合は、葬儀場の宿泊施設や通夜振る舞いの食事の提供状況を確認してください。

通夜振る舞いで提供される食事は、葬儀場が提携している会社に依頼することが多いです。
扱っているメニューの内容が参列者のニーズに合っているか、参列者にアレルギーがあった場合に柔軟に対応できるようにしておくと当日のトラブルを減らせます。

また、親族控え室の設備は葬儀場によって異なります。
寝具の用意だけの葬儀場もあれば、キッチンや洗面所、シャワーが設備されている葬儀場もあります。

次の日の葬儀・告別式を万全の体調で迎えるためにも宿泊設備の確認は大切です。

京丹後市の葬儀場探しのお役立ち情報

通夜や葬儀に持参する香典は基本的に黒と白の水引を使用しますが、京丹後市がある京都府では黄色と白の水引を用いることがあります。

これは、京都府は武家文化よりも公家文化が身近だからです。
かつて宮中に献上する品物には玉虫色の水引を使用していましたが、玉虫色の紫がかった濃い緑は遠くから見ると黒に似ています。

そのため、弔事に宮中の献上品と似た色の水引を用いるのは畏れ多いという考えから、喪を表す黄色の水引が使われるようになったといわれています。

他にも京都府には、故人が生前に使用していたお茶碗を割って供養する風習や、出棺時に送り火を焚く風習があります。

故人の成仏を願って行われている風習を取り入れる場合は、地域の事情に詳しい葬儀社に相談することをおすすめします。

事前に相談して、参列者にも案内しておくと適切な形で執り行えるため、納得のいくお見送りをすることが可能です。