熊本市北区の葬儀事業

熊本市北区には、昭和56年に建築された公営の火葬場「植木火葬場」があります。

火葬炉2基と待合室が2室設備された、平屋建てのシンプルな火葬場です。

火葬受付時間は8時30分から16時で、1日の火葬件数は4件となっております。

利用料金は、北区植木町に住所があった12歳以上の故人は1万円、植木町以外の方の火葬は2万円です。

町民料金が設定されていますが、それ以外の方も比較的安価で利用できます。

また、北区に隣接している東区にある「熊本市斎場」では市民料金が設定されているため、熊本市北区に住所があった故人の火葬も市民料金の12歳以上6,000円で執り行えます。

熊本市斎場は、火葬炉以外に30人収容できる式場が併設された斎場です。

シンプルな祭壇も設置されているため、東区側に住所がある方は熊本市斎場のご利用をおすすめします。

さらに、熊本市北区には公営の火葬場以外に複数の民営の葬儀場が点在しており、故人や遺族の希望に沿った葬儀場を選びやすい地域になっています。

熊本市北区の葬儀場探しのコツ

地元の葬儀社に問合せる

熊本市北区には民営の葬儀社が複数あり、それぞれに特長があります。

ウェブサイトを閲覧すると、式場の収容人数や駐車場の有無、アクセス方法、基本費用などが記載されています。

しかし、ウェブサイトの閲覧だけでなく直接葬儀社に問合せて相談すると、より詳細な情報が得られます。

特に費用は、基本費用以外に必要になる項目があり、見積りを出してもらわないと総額が分かりません。

問合せた葬儀社と必ずしも契約を結ぶ必要はないため、まずは複数の葬儀社に見積りを出してもらい比較検討することをおすすめします。

信仰宗派の宗教法人に問合せる

熊本市北区には寺院が多く、菩提寺での葬儀を希望する方もいます。

そのため、葬儀場を探す際には菩提寺に連絡し、僧侶のスケジュールと寺院での葬儀が可能かどうかを確認することをおすすめします。

近年は民営のセレモニーホールに僧侶に来場いただき葬儀をする流れが一般的ですが、菩提寺があれば寺院での葬儀も可能です。

年末の寺院が忙しい時期は難しい可能性もありますが、一度菩提寺に連絡してから民営のセレモニーホールを探すかどうかを検討することをおすすめします。

葬儀場のアクセスや駐車場の有無を確認する

遠方からの参列者が多い場合、地理に詳しくないため葬儀場に容易にアクセスできるかは大切な要素です。

そのため、主要ターミナル駅からの乗り換え方法や最寄駅からの道順を調べ、案内状に記載できるようにしておくことをおすすめします。

また、車で来場する方が多い場合は、駐車場の有無の確認も必要です。

葬儀場に駐車場が設備されていなかったり、収容台数が少ない場合は、葬儀場周辺に利用できる駐車場がないかも確認しておくと安心です。

葬儀場でのお通夜や葬儀に参列する人数について確認する

お通夜や葬儀に参列する人数によって、必要な葬儀場の広さが異なります。

参列人数が少ないのに広すぎる式場を選んでしまうと寂しい印象の葬儀になってしまい、参列者が多いのに式場が狭いと窮屈さを感じます。

各葬儀場には収容人数の目安がウェブサイトに記載されているため、予定している参列者の人数に近い葬儀場を選ぶことをおすすめします。

しかし、葬儀場の収容人数は目安のため、会場の飾りつけなどの工夫で収容人数に合っていない葬儀場を利用しても問題ない場合もあります。

そのため、参列人数を確認してから葬儀社に相談すると、丁度良い葬儀場を紹介してもらえます。

遺体の安置場所や供養場所の確認をする

故人の安置は自宅で行う場合の他に、葬儀社が用意している安置施設や葬儀場内の安置室を利用する方法があります。

自宅以外の安置方法はそれぞれ異なり、布団に安置して付き添いができる安置室もあれば、冷蔵保管庫に安置して葬儀当日まで面会ができない場合などさまざまです。

安置料金も異なり、火葬場が混雑していてすぐに火葬ができない場合は安置日数も延びます。

その際に延長料金がかかるかどうかという点も、事前に確認しておくことをおすすめします。

熊本市北区の葬儀場探しのお役立ち情報

熊本市北区には、公営の「植木火葬場」以外に複数の民営のセレモニーホールが点在しています。

1日1組貸し切りのホールや、3階建ての建物で各階に家族葬、一般葬、大型葬に対応した式場を有している葬儀場などさまざまです。

高速道路の近くに位置している葬儀場もあるため、遠方から車で参列する方が多い場合は葬儀場の場所も考慮することをおすすめします。

また、熊本市北区がある熊本県は、葬儀・告別式の前に火葬をする「前火葬」と葬儀・告別式の後に火葬をする「後火葬」が混在している県です。

後火葬は、火葬できる日時によって葬儀・告別式のスケジュールを組む必要がありますが、前火葬は骨壺で葬儀・告別式をするため、遠方の参列者に合わせて日程を調整できます。

しかし、後火葬と比べると、故人の顔を見てお別れできる時間が短いというデメリットもあります。

火葬のタイミングによってメリット、デメリットが存在するため、遺族や親族、参列者の事情を考慮して決めることをおすすめします。