茅野市の概要

茅野市の地理

茅野市は長野県にある諏訪盆地のほぼ中央に位置する都市です。

また、富士山に次ぐ広大な「八ヶ岳火山列」の西側半分を占めています。

諏訪盆地平坦部の南部は、標高770mから1,200mにわたる緩やかな裾野となっております。

ここには多くの集落があり、市民の生活の中心となっています。

耕地も豊かなため、産業も栄えています。

茅野駅を中心に栄えており、中央本線や国道20号線および中央自動車道が走っているので、交通の便が良いです。

茅野市の人口

茅野市の人口は5万4,146人で世帯数は23,669戸です。

男女比でみると、男性が2万6,959人で女性が2万7,187人です。

また、2015年に行われた国勢調査によると、人口集中地区である茅野市の人口比は20.2%でした。

茅野市の面積

茅野市の面積は約266.59km²で、人口密度は208人/km²です。

なお、この面積には境界未定部分があるのでご注意ください。

長野県内の他の市町村と比較すると、77市町村のうちの14番目に大きな市町村です。

茅野市の特徴

茅野市の歴史

茅野市は数千年前の縄文文化が栄えていた時代に始まりました。

古代から中世にかけては諏訪大社上社前宮に諏訪大祝が神殿を構え、鎌倉街道が整備されました。

そのため、交通の便も良くなり、この頃から文化や政治・経済の中心となり、栄えています。

戦国時代になると甲州街道が開かれ、金沢は宿場町となりました。

江戸時代260余年間には多くの新田村がうまれたのです。

明治4年7月には「廃藩置県」によって当地は高島県に属していました。

同年11月には高島県が統合され筑摩県の管下になりました。

明治7年には永明・宮川・金沢・玉川が組織されています。

さらに明治8年には、湖東・豊平・泉野・北山・米沢の各村が組織されました。

明治22年には「町村制」が施行され、自治行政の基礎が確立されています。

その後、交通の発達と共に産業文化が発展していきました。

昭和23年には永明村は「町制」が施行され、町となりました。

その後、昭和30年2月1日に「町村合併促進法」により、1町8か村が合併して茅野町となりました。

昭和33年8月1日「市制」施行によって現在の茅野市が誕生しています。

茅野市の文化

白樺は「森の佳人」とも呼ばれており、蓼科や白樺湖一帯に自生して緑の中に浮き出る姿は凛としていて美しいです。

茅野市ではこの「白樺」が市の木としてのシンボルになっています。

茅野市では恵まれた気候風土の中で「りんどう」が多数栽培されており、その質は高く、量ともに全国有数です。

茅野市では「りんどう」が市の花とされており、広大な高原の中に咲き誇る紫色の「りんどう」は茅野市の象徴となっています。

また、昭和61年に棚畑遺跡で発掘された土偶である「縄文のビーナス」は国宝とされています。

さらに平成12年には中ッ原遺跡から「仮面の女神」という土偶が出土され、こちらも国宝とされています。

茅野市の産業

茅野市は広大な土地を利用した農業が栄えており、新鮮な高原野菜が全国各地に出荷されています。

また、茅野市では古くから天然角寒天づくりが地場産業として栄えています。

冬になると茅野市の寒さを活かした寒天干しが有名です。

戦前に建てられた寒天倉庫もあり、歴史を感じさせる産業の1つです。

さらに、茅野市が含まれている諏訪地域は「東洋のスイス」とも呼ばれており、国内外にビジネスを展開する製造業が多くあります。

精密機器からエレクトロニクス分野まで、その種類は幅広いです。

茅野市の葬儀事業

ここまで茅野市の文化や産業などについて詳しく紹介してきましたが、ここからは葬儀事情について紹介していきます。

茅野市にはいくつかの斎場があるので希望する葬儀の種類に対応しているのか、安置設備やバリアフリー対応などの設備の充実度などを踏まえて検討するといいです。

費用に関しても各葬儀場や依頼する葬儀社によって異なるので迷っている場合は、いくつかの斎場で見積もりを出してもらい、比較することをおすすめします。

葬儀形式として茅野市では近年、家族葬や一日葬、火葬式の需要が高まっております。

これは核家族化が一般的となり、新型コロナウイルス感染拡大が影響しているといわれております。

茅野市の火葬場については、公営の火葬施設である「静香苑」を利用していただくことが一般的です。

こちらの火葬施設は公営のため、市役所が窓口となり申し込みをする流れとなります。

公営の施設のため、スタッフへのお心づけやお清めのお金などをお渡しすることは禁止されています。

こちらの「静香苑」は諏訪南行政事務組合に参加している地域に在住している方は特別料金にてご利用いただけます。

具体的にいいますと、茅野市や諏訪市、諏訪郡富士見町や諏訪郡原村に住民票がある方が対象となります。

もちろんこちらの地域以外の方もご利用いただくことができますが、費用は割高になるのでご注意ください。

茅野市の葬儀場探しのコツ

葬儀場のスタッフの対応や雰囲気を確認する

葬儀場選びのポイントとしてはスタッフの対応や葬儀場の雰囲気を事前に確認することです。

葬儀は故人との最期の時間であり、後悔がない時間を過ごすことが大切です。

そのためには葬儀をサポートしてくれる葬儀社のスタッフの存在が重要になります。

葬儀社の口コミなどを参考にして親身になった丁寧な対応をしてくれる葬儀社を選択しましょう。

また、葬儀場の雰囲気も最期の時間を過ごすにあたり重要なポイントになります。

騒音が多く、暗い施設よりは静寂で落ち着いた雰囲気のある明るい施設の方が過ごしやすいです。

故人としっかりと向き合え、リラックスして過ごせる葬儀場を選ぶことをおすすめします。

後悔のないお別れができるように葬儀社や葬儀場選びをしっかりと行いましょう。

葬儀場での宿泊施設や食事の提供状況を確認する

遠方からお越しの参列者が多い場合には宿泊が必要になることも多いです。

そのため、葬儀場に宿泊設備が設けられているのか確認しておくことをおすすめします。

特に一般葬などのお通夜を執り行う場合には、ご遺体の安置中の面会が可能なのかも確認しておきましょう。

少しでも長く故人との最期の時間をお過ごしになりたい方は、宿泊設備が充実しているのかどうかにも注目して葬儀場を選ぶことをおすすめします。

また、会食を伴うお通夜や葬儀を執り行う場合には、精進料理などを提供しているのかどうかも確認しておくと安心です。

葬儀施設内にお食事できるスペースが設けられている施設を選択することで、故人との想い出を語り合いながら会食をしてお過ごしいただけます。

葬儀場のアクセスや駐車場の有無を確認する

葬儀場を選ぶ際にはアクセス面にも考慮しましょう。

最寄り駅からのアクセスは良いのか、駐車場はあるのかなど事前に確認することで参列者の負担が軽減します。

例え駐車場があったとしても十分な駐車スペースがない場合には、公共交通機関を利用してお越しいただくことをおすすめします。

その際には最寄り駅からのアクセスの良い立地であれば安心です。

また、自家用車でお越しの方が多く見込まれる場合には、高速道路からの距離や道路の混雑状況などを含めた行きやすさに着目しましょう。

アクセスが良い立地であれば参列者の負担が軽減するので、アクセス面や駐車場の有無をあらかじめ確認しておくは大切なことです。

茅野市の葬儀場探しのお役立ち情報

茅野市でおすすめの葬儀場である「アイプラザなごみの館」と「アイプラザ」の2つ紹介していきます。

2つとも「セレモニーハートアイプラザ」が運営する葬儀場です。

JR中央本線「茅野駅」より徒歩12分程度、車やタクシーであれば6分程度の場所にあります。

公共交通機関を利用してお越しいただいても便利ですが、駐車場が完備されているので自家用車でお越しいただくこともできます。

一般葬の他にも家族葬や一日葬、火葬式などのさまざまな葬儀形式に対応しております。

小規模から大規模まで幅広い葬儀に対応できるので、多くの方のニーズに合っております。

ホールの式場数は3室で、大式場では350席収容可能です。

そのため、100〜350名程度の一般葬向きの式場になります。

中式場は100席収容可能で、50〜100名程度の葬儀に適しています。

小式場は50席収容可能であり、20～50名程度の家族葬などに多く利用されています。

宗教や宗派を問わず、どなたでもご利用いただけるので多くの方が利用しております。

火葬の際には「静香苑」を利用していただくことが一般的であり、諏訪市や茅野市、富士見町、原村の住民であれば特別料金で利用いただけます。

故人が大人の場合の火葬料金は1万円、13歳未満の場合には7,000円です。

茅野市の交通事情

茅野市の鉄道

茅野市では主に「茅野駅」と「青柳駅」が多くの地域住民に利用されています。

「茅野駅」と「青柳駅」の乗り入れ路線は「JR中央本線」で、運営会社は「東日本旅客鉄道」です。

アクセス情報に関しては、「茅野駅」からピラタスロープウェイ線「茅野駅バス停」までは徒歩約1分で、中央自動車道「諏訪IC」からは2.3km程度の位置にあります。

「青柳駅」から茅野駅－青柳－御狩野線「青柳バス停」までは徒歩約2分です。

中央自動車道「諏訪南IC」までは1.3km程度の距離にあります。

茅野市のバス

茅野市には市営バスが23路線あります。

この他にも高速バスがあり、令和4年8月22日からはAI乗合オンデマンド交通「のらざあ」も運行開始となっております。

「のらざあ」とは路線バスに替わる茅野市の新しい移動サービスのことです。

路線バスは廃止となった路線などもあり、利便性が悪いことがありますが、「のらざあ」では乗車場所と降車場所を自分で設定できます。

そのため、足の不自由な高齢者なども負担なくご利用いただけます。

予約は電話もしくは専用アプリから簡単に行えます。

運賃のお支払いに関しては、現金以外にもクレジットカードなどでキャッシュレス決算ができて便利です。

茅野市の高速道路

茅野市では高速道路も整備されているので、交通の便が良いです。

茅野市には「諏訪IC」があるので、遠方からお越しの参列者が多い場合にも高速道路を使ってアクセスしやすいです。

そのため、茅野市で駐車場が完備されている葬儀場をご利用の方は高速道路を利用してお越しいただくと便利です。

茅野市周辺にはこの他にも「中央道原パーキングエリア」や「諏訪湖サービスエリア」、「岡谷ジャンクション」などもあります。

茅野市のおすすめエリア

茅野駅周辺エリア

茅野駅周辺にはさまざまな施設があり、市民の憩いの場となっております。

茅野駅には茅野市民会館が隣接しており、美術館やホール、図書館などがあります。

このように多くの文化施設があるので、リラックスしてお過ごしいただけます。

駅前には駐車場も完備されているので、お車でお越しの方も安心です。

東京へ向かう場合も茅野駅は「特急あずさ」の停車駅でもあるため、利便性が良いです。

北山エリア

茅野市の北山エリアには、信州ご当地水族館である「蓼科アミューズメント水族館」があります。

施設内にはドックランもあるので、ペットを連れてご家族でお楽しみいただけます。

この他にも「女神湖氷上ドライビング」では、冬場に自家用車で氷上のドライブが楽しめます。

また、「蓼科乗馬ファーム」では小学校1年生より本格的サラブレットの乗馬体験ができる乗馬クラブがあります。

「蓼科高原バラクライングリッシュガーデン」では、美しい花々に癒やされます。

「蓼科テディベア美術館」はメルヘンな世界観で子どもや女性の方に人気です。

このように北山エリアには多くの観光スポットが充実しています。

西原エリア

茅野市の西原エリアでおすすめのスポットとしては、標高1,925mの東山高原が挙げられます。

日本の有数の山の中でも「遊ぶ山」として有名です。

山頂からは富士山や北アルプス、中央アルプス、南アルプス・八ヶ岳連峰・浅間連山、北岳、御嶽山、乗鞍岳、穂高岳、槍ヶ岳などが一望できます。

360°の大パノラマの中でみられる絶景は登山者に感動を与えるものです。

冬場はスキー場として多くの観光客が訪れる有名な観光地です。

茅野市のおすすめ観光スポット

八ヶ岳

「北八ヶ岳ロープウェイ」があり、100人乗りのロープウェイで標高2,237ｍまで行き、7分の空中散歩ができます。

冬にはスキー場である「ピラタス蓼科スノーリゾート」がオープンし、多くの観光客が訪れています。

ビーナスライン

ビーナスラインとは長野県茅野市から上田市の美ヶ原高原をつなぐドライブコースのことです。

自然豊かなのどかなドライブコースのため、四季折々の景観を楽しめます。

また、ビーナスラインの途中にある「八島ヶ原湿原」には、国の天然記念物に指定されております。

400種類ほどの亜高原植物が見られる貴重なスポットであり、多くの人が訪れています。

天気の良い日には、終着地である「美ヶ原高原」から富士山を望むことができ、絶景を楽しめます。

車山高原

車山高原とは霧ヶ峰の主峰である車山を中心に広がる自然豊かな高原です。

その景観の美しさは多くの方に癒やしを与えます。

夏場にはハイキングやトレッキングが楽しめ、冬場にはスキー場としてにぎわっています。

このように車山高原は年間を通して楽しむことができるスポットの1つです。