三次市の概要

三次市の地理

日本の中国地方に位置する三次市は、広島県北部に位置し、海に面していません。

日本海側に注がれている水源は、中国地方で最も大きな川である可愛川と、その支流である馬洗川、西城川、神野瀬川が交差する地点から来ています。

また、冬の気温は仙台や福島などの東北地方と同じくらいで、毎年積雪30cm程度まとまって降っています。

三次市の人口

三次市は、中国地方に位置する人口約5万人の都市です。

2004年に8市町村が合併して誕生し、広大で緑豊かな地域となりました。

しかし、最近は人口が減少傾向にあり、令和3年時点で人口は50,852人で、合併時の平成16年の61,823人に比べて約17.7%減少しています。

高齢化率の上昇とともに、高齢者のひとり暮らしの世帯が増えています。

三次市の面積

三次市の総面積は広島県の総面積の約9.2%にあたる778.18平方キロメートルで、可住地面積は187.86平方キロメートルです。

三次市の可住地人口密度は270人/平方キロメートルで、日本の市区町村の中で56位に位置しています。

また、三次市の畑耕地面積は13,100 haで、広島県の田耕地面積全体の約33%にあたります。

三次市の特徴

三次市の歴史

三次市は、豊富な川の水と山砂鉄による「たたら製鉄」、交通の要衝として栄えてきた歴史的な地域です。

7世紀の後半に備後国が設立され、大宝律令の下で三次郡と甲奴郡の地域が形成したとされます。

源氏の御家人が地頭となり、在地領主となっていましたが、戦国時代には毛利氏の支配下に入ります。

江戸時代を通じて、交通の要衝であり、和紙・鉄・牛などの特産物を中心に三次市は活気にあふれていました。

明治22年の町村制施行により、三次市域100余の町村が再編され、昭和29年に三次市が分離しました。

その後、合併・編入を重ねて、平成16年に8市町村を合併して「新三次市」が誕生したのです。

三次市の文化

三次市は、多彩な祭事・催事が特徴的な地域です。

毎年4月の第1週の日曜日には「三次さくら祭」、夏の「みよし市民納涼花火まつり」や「三次きんさい祭」などが開催され、地元の人々や観光客たちが楽しんでいます。

また、三次では、三次人形や泡雪といった和菓子・三次ワインや地酒・カーターピーナッツなどの名産・特産品も多数販売されています。

さらに、中国地方最大の古墳群である「浄楽寺・七ツ塚古墳群」や、江戸時代末期の屋敷を保存した「旙山家住宅」など、歴史的な建造物も見どころの1つです。

三次市の産業

三次市は、農業・工業・商業の3つの産業が盛んな市といえます。

農業では、三次ピオーネの栽培やワイン生産が特徴的であり、県内で有名な特産品です。

工業では、マツダの自動車試験場やガソリンエンジン製造、ミヨシ電子やシナジーテクニカなどの製造業が中心です。

商業では、サングリーンやCCプラザなどの商業施設があり、市内のショッピングや観光に活気を与えています。

古くから交通の要所としての役割があります。

また、交通網が充実していることから、物流業も発展しており、産業構造の多角化も進んでいます。

三次市の葬儀事業

三次市には、三次市斎場 悠久の森、三次市甲奴斎場 紅梅苑などの公営斎場があります。

これらの火葬場の使用には、三次市役所から発行された死体火葬（埋葬）許可証が必要であり、死亡診断書を提出する必要です。

とくに、平成14年に建てられた甲奴斎場紅梅苑は、甲奴町の中心部付近の山間部に位置し静かな環境が相応しい場所となっています。

三次市の葬儀社には、平安祭典・折鶴社・JAアスク・愛光三次葬儀社・ジャパン葬祭などの葬祭業者があります。

三次市の葬儀事業者は、遺族との信頼関係を重視している地元密着型の企業も多いです。

葬儀社によってそれぞれ、葬儀内容や費用もさまざまあるため、自分にあった葬儀会社を選ぶといいでしょう。

参列者や連絡する人を慎重に選定することが大切です。

まず、事前に葬儀の規模を把握し、参列者の人数を予想しましょう。

訃報の範囲に悩んでいる場合には、葬儀会社にも相談できますので、気になったら相談してください。

三次市の葬儀場探しのコツ

葬儀場の宗教色を確認する

三次市で葬儀を行う際に必要なことの1つが、

葬儀場の宗教色を確認することです。

葬儀は、故人の宗派に沿った形式で行う場合がほとんどため、無宗派も含めどの宗派の形式で葬儀を行うのかを確認しておきましょう。

葬儀社との打ち合わせの際にも、必ず故人の宗教や宗派の確認をする必要があります。

葬儀社によって葬儀の対応ができる宗派やできない宗派があります。

具体的な話を進める前に、葬儀場の宗教色を確認しておくようにしましょう。

葬儀場での宿泊施設や食事の提供状況を確認する

三次市で葬儀を行う際には、会食や弔事の席での食事や宿泊施設の提供状況を確認することが重要です。

会食は、遺族や親族もしくは僧侶とともに最後の場をともにして供養するため、また弔問に来てくれた人々にお礼をするために行われます。

また、宿泊施設に関しても、葬儀に参列するために遠方から来る人や、お通夜や法要の翌日に行われる会食のために必要なことがあります。

このため、葬儀場探しの際には宿泊施設がある、もしくは近くに宿泊できる葬儀場だと安心です。

葬儀場のアクセスや駐車場の有無を確認する

三次市での葬儀場探しの際には、アクセスや駐車場の有無を確認する必要があります。

参列者が多いことが予想される場合には、最寄り駅からのアクセスや駐車場の状況を確認することが重要です。

たとえば、駐車スペースがあまりない葬儀場だと、参列者の車が周辺に駐車することになります。

駐車スペースが限られている場合や周辺道路が狭い場所での葬儀の場合は、周辺住民や通行人に迷惑がかかってしまうこともあります。

とくに、遠方からの参列者や高齢者が参列することを考慮すると、アクセスの良い葬儀場や駐車場がある葬儀場を選ぶことが望ましいです。

三次市の葬儀場探しのお役立ち情報

三次市で葬儀を行う際には、友引を避けて行われる場合が多くあります。

また、通夜振る舞いは親族のみが行い、一般会葬者には通夜菓子が配られます。

住んでいる地域の風習によっては、棺回しが行われ、初七日法要後にお齋の会食が必要です。

火葬を行う時間帯にもよりますが、火葬中に親族で精進料理を食べ、お斎は行わない場合もあります。

香典の受け取り時や返しなど、地域による文化・風習の違うため、分からなければ親戚や葬儀会社に聞いておくと安心です。

インターネットなどで葬儀サービスを検索すると、満足度の高い信頼性のある葬儀社を選べます。

プランに関しては追加料金がかかることがあるため、細かな内容を確認することが重要です。

広告には追加料金が不要という記載があっても、必要な項目が含まれていない場合があるため、注意しておきましょう。

消費税を含めた総額の葬儀費用を仮決めしながら、費用の中身を理解し、適正価格を把握することが後悔しないための第一歩となります。

三次市の交通事情

三次市の鉄道

三次市にはJR西日本の2つの路線が通っています。

広島方面からは、芸備線を利用でき、福山方面からは広島市と福山市を結ぶ福塩線の利用ができます。

そのため、広島市や福山市から三次市へのアクセスは比較的便利です。

ただし、三次市内には鉄道駅が13駅あり、そのうち主要な駅である三次駅になっています。

各葬儀場に移動する場合には、タクシーやバスを利用する必要があります。

三次駅は、インターチェンジも近くにあるため、アクセス良好だといえます。

三次市のバス

三次市におけるバスに関しては、路線バスや高速バスなど、充実しています。

路線バスは、備北交通が多くの路線を巡回しているほか、中国バスが三次から吉舎・世羅方面へと運行しています。

具体的には、備北交通には、庄原・西城方面の三城線や口和町大月・高野町新市方面の下高野山線などです。

また、中国バスは、尾道方面・三原方面にも連絡しており、お盆を除いた平日のみ1日2往復を運行しています。

JRバス以外の高速バス路線は、三次駅前が整備されたことで、三次駅前に乗り入れるようになりました。

三次市の高速道路

三次市にある三次ジャンクションは、中国縦貫自動車道（中国道）と中国横断自動車道尾道松江線（尾道道・松江道）の結節点であり、インターチェンジも設置されているジャンクションです。

尾道松江線は、広島県尾道市を起点として、延長約137kmの高速道路です。

この高速道路は、山陰、山陽、四国のつながりを強化し、その結果、沿線地域の社会経済的な発展と生活文化の進歩に対して大いに貢献することが期待されています。

新直轄方式で建設された無料区間もあり、広範囲に渡って交通の発展を促しています。

三次市のおすすめエリア

三次駅周辺エリア

JR芸備線に位置する三次駅は市内中心部に位置しているため、ビジネスや観光の拠点としても最適です。

また、駅周辺には大型のショッピングセンターや飲食店など、多数の施設があります。

さらに、町がコンパクトで交通量も少ないことから、車での移動に時間がかからず効率的な滞在が可能です。

また、田舎すぎず都会すぎない環境で、公園も豊富にあり子育てにも最適といえます。

地元の人たちも心穏やかで優しく、人が良いため、年齢を問わず住める場所です。

飲食店では居酒屋が多く、地元の美味しい料理が楽しめます。

神杉エリア

神杉エリアは、広島県三次市高杉町にあります。この地域には神杉駅があり、落ち着いた雰囲気を持った駅エリアとして注目されています。

神杉駅周辺にはスーパーや病院があるため、暮らしやすい環境です。さらに、少し駅から離れた場所には保育園や学校があります。

このエリアは、落ち着いた環境を求める方にとっては理想的です。駅周辺は静かで、生活に必要な施設も揃っているため、ご家族での暮らしにも最適です。また、この地域の家賃はお手頃となっており、経済的にも負担が少なく生活できます。

志和地エリア

志和地エリアは落ち着いた雰囲気の地域です。

駅舎内には芸備線の歴史が掲げられており、駅周辺には地元のスーパーやレストラン、そして保育園など、生活で必要な施設があります。

志和地駅周辺の治安も良く、家賃や土地価格も割と安いところが魅力です。

さらに志和地駅は、開業100周年を迎える長い歴史があり、地元の人に愛されています。

志和地エリアは、静かなので家族やカップルが住むのにおすすめのエリアといえるでしょう。

三次市のおすすめ観光スポット

平田観光農園

広島県三次市に位置する平田観光農園は、半世紀以上も果物作りを続ける農園です。

今では14種類、7,000本以上の果物が栽培されており、果物狩りをはじめさまざまな体験ができる観光農園として注目を集めています。

1年中いちごやぶどうなど、旬の果物狩りを楽しめ、果物を使ったスイーツや地元の食材を使った料理も味わえます。

さらに、果物を使ったアイスクリームや加工品を手作りする体験学習も行っており、子どもから大人まで楽しめます。焚火カフェの周りでのアウトドア体験もおすすめです。

尾関山公園

尾関山公園は、三次市内にある都市公園で、JR三江線の尾関山駅から徒歩ですぐの場所のところに位置しています。

公園の中央には小さな山があり、山頂展望台からは、市街地を一望できます。

また、春には美しい桜、秋には紅葉の名所としても親しまれており、四季折々の景色を楽しめます。

公園には、広島藩の尾関正勝が城を構えていたといわれる歴史的な地名が付いており、浅野長治氏が入封すると、山頂には天文台が建てられました。

常清滝

広島県三次市にある常清滝は、落差126mの滝で、県内唯一の「日本の滝百選」に選ばれています。

遊歩道が整備されているため、滝を間近に見ることが可能です。滝見台からは見事な景色を望め、紅葉の季節になると、美しい紅葉が、多くの観光客を迎えてくれます。

常清滝の瀑水は三段に分かれており、上が荒波、中が白糸、下が玉水と呼ばれています。

これらの瀑水と流紋岩の断崖が織りなす風景は、見る者を圧倒するでしょう。