本庄市の概要

本庄市の地理

本庄市は埼玉県の北西部の県境に位置した市町村です。

北には利根川があり、南部には関越自動車道と上越新幹線が東西を横断しています。

本庄市の中心部にはJR高崎線が通っており、本庄駅付近は市の中心として栄えております。

本庄市の人口

2023年3月1日時点での本庄市の人口は7万8,210人です。

約8万人の総人口の男女比として、2022年12月1日時点では男性が3万8,743人、女性が3万8,832人でした。

このうち65歳以上の人口の男女比としては、男性が1万136人、女性が1万2,497人というデータが出ています。

本庄市の面積

本庄市の面積は89.69km²で、埼玉県内の市町村の中では63都市中の9番目に広い都市です。

埼玉県の総面積は3,798km²なので、本庄市はシェア率が2.362%であることがわかります。

埼玉県内にある市町村の平均値と比較すると1.4878倍広く、中央値と比較すると2.42倍広いというデータが出ています。

本庄市の特徴

本庄市の歴史

本庄市は古くから大規模な原始・古代遺跡の分布地域であることで有名です。

奈良時代前後には児玉郡が設置され、その後「荘園」が営まれました。

古代末には武蔵七党武士団の1つである児玉党が児玉氏によって急激に栄えました。

後に氏名(うじな)は「児玉庄氏」から「庄氏」を経て、やがて宗家(本家)は「本庄氏」を名乗るようになりました。

児玉地区は戦国時代に山内上杉が雉岡城を築城したと言い伝えられ、その後は城下に営まれた家臣団を中心とする町屋が町の興りとされています。

本庄地区は弘治2年には、本庄宮内少輔実忠が現在の市役所周辺に本拠を移動し、「本庄城」を築いたといわれております。

本庄城の城下には「本庄村」ができ、江戸時代には中山道が整備され、その中で「本庄宿」が建設されました。

天保14年には中山道最大規模の宿場町となるまで発展しました。

明治22年には「町村制」が施行され、その影響で本庄地区では、本庄宿が「児玉郡本庄町」となったのです。

また、児玉地区でも2町が合併して「児玉郡児玉町」が生まれました。

この他にも両町周辺の村々の多くが合併して各地域に新しい村が誕生しています。

昭和29年7月1日には、本庄町と周辺4村は昭和の大合併によって「本庄市」となりました。

その後各地域で合併が進み、平成18年1月10日に旧本庄市と旧児玉郡児玉町が合併して、新しい「本庄市」が誕生しました。

本庄市の文化

本庄市は古くから「獅子舞」などの郷土芸能や伝統行事が言い伝えられ、現在も大切に守られています。

「獅子舞」は豊年を祈る厄払いとして舞われてきた伝統的な行事です。

「塙保己一旧宅」は国指定文化財として指定されています。

有形文化財としては、「本庄金鑚神社大門」や「円心寺山門」、「八幡神社随身門」などが挙げられます。

国登録有形文化財として「旧本庄商業銀行煉瓦倉庫」や「本庄仲町郵便局」、「間瀬堰堤管理橋」などが登録されています。

このように本庄市には歴史あるさまざまな文化財があります。

本庄市の産業

本庄市は首都圏に近いことから年々発達している地域で、主に近代工業が盛んな都市です。

児玉工業団地やいまい台産業団地などが造られ、市街地にはマンションやホテル、オフィスビルなどが建立され、商工業の中心地となっています。

また、農業も盛んであり、玉ねぎやネギ、ナスやキュウリ、ほうれん草などの野菜の他にもいちごやブドウ、メロンなどの果物の栽培も盛んです。

これらの農作物が首都圏などの全国各地に出荷されています。

本庄市の葬儀事業

本庄市の葬儀事情として斎場は主に3つあり、「ファミリーホール本庄」や「さいたまセレモニーホール本庄」、「さいたまセレモニーホール児玉」が挙げられます。

本庄市では近年「家族葬」や「一日葬」などの小規模な葬儀の需要が高まっています。

それぞれ設備の充実度や対応可能な葬儀形式、費用などは異なるので事前に確認して比較・検討することをおすすめします。

火葬に関しては「斎場・こだま聖苑」という公営の火葬施設を利用していただくことが一般的です。

本庄市であれば市役所が相談窓口となります。

事前に必要なものを確認してからお越しいただくと安心できます。

「児玉郡市広域市町村圏組合」に加盟している地域に在住している方であれば、特別費用にてご利用いただけ、費用面の負担が軽減されます。

なお、「斎場・こだま聖苑」は公営の施設であるため、スタッフに対するお心づけなどは禁止とされていますのでご了承ください。

本庄市の葬儀場探しのコツ

葬儀場での宿泊施設や食事の提供状況を確認する

葬儀場選びでは、宿泊施設の有無や会食可能なのかをあらかじめ確認しておきましょう。

特に遠方からの参列者が多い場合や、お通夜や葬儀の際に会食を伴う場合には事前に確認しておくと安心です。

葬儀場によっては精進料理を提供している料理店が施設内に設けられていたり、連携している料理店が決められている場合もあります。

また、故人のご遺体の安置が可能なのか確認すると共に、安置中の面会が可能なのかどうかにも着目して検討するといいです。

宿泊設備が設けられていない斎場であった場合には、周辺に宿泊施設があるのか確認し、事前にお伝えしておくと参列者の負担が軽減されます。

葬儀場の宗教色を確認する

葬儀場によって利用できる宗教や宗派が制限されていることがあります。

最近は宗教・宗派不問を謳っている葬儀場も増えています。

宗派によって細かな葬儀の流れや供養方法は異なるので、事前の打ち合わせにて伝えておくとスムーズです。

また、近年はお通夜が省略される「一日葬」などの人気が上がっていますが、宗派によってはお線香を絶やさずに灯すなどの決まりがあります。

詳しくは宗教者や年配の親族の方などに確認することをおすすめします。

葬儀場のスタッフの対応や雰囲気を確認する

お通夜や葬儀、火葬では故人との最期の貴重な時間となります。

故人との最期のひと時を納得のいくものにできるかどうかは、サポートしてくれる葬儀社のスタッフにかかっているといっても過言ではありません。

そのため、葬儀社の口コミなどを参考にして親身になって対応してくれるところを選択することをおすすめします。

葬儀場の雰囲気や設備の充実度についても同様にあらかじめ確認しておくといいです。

できれば騒音などがなく、静かで落ち着いた雰囲気の葬儀場を選択するといいでしょう。

故人としっかりと向き合い、納得のいくお別れができる環境が整った施設を選ぶことが大切です。

本庄市の葬儀場探しのお役立ち情報

ここからは本庄市にある葬儀場を紹介していきます。

本庄市には「ファミリーホール本庄」、「さいたまセレモニーホール本庄」、「さいたまセレモニーホール児玉」があります。

「ファミリーホール本庄」は家族葬におすすめの斎場であり、アットホームな雰囲気の中であたたかな葬儀が執り行えます。

「さいたまセレモニーホール本庄」は、すべてバリアフリー設計の建物なので、小さなお子様をお連れの方やご高齢の方まで安心してご利用いただけます。

「さいたまセレモニーホール児玉」は、JR「八高線児玉駅」から徒歩約5分圏内のアクセス良好な立地にあるので、参列者が多い葬儀でも負担が少ないです。

本庄市で火葬をする際には「斎場・こだま聖苑」を利用していただくことが一般的です。

こちらは公営斎場のため、児玉郡市広域市町村圏組合に加盟している地域に在住の方であれば費用を抑えられます。

公営のため、本庄市役所が窓口となり、利用の手続きなどを行っていきます。

なお、スタッフに対するお心づけなどは禁止されているのでご注意ください。

本庄市の交通事情

本庄市の鉄道

本庄市には「本庄駅」、「本庄早稲田駅」、「児玉駅」の3つの駅があります。

本庄駅は都心から1時間ほどで行ける立地にあるので、普段は都心まで通う学生や会社員が多く利用しています。

本庄駅から徒歩で移動すると大変なので、タクシーまたはバスで移動することをおすすめします。

本庄駅からバスに乗車する方は、「本庄駅北口バス停」まで徒歩約1分の立地なので便利です。

本庄早稲田駅はJR上越、金沢、長野新幹線専用の駅になります。

 駅の北口には大型ショッピングモールがあり、南口には本庄早稲田の杜があり、自然と一体化した環境の中にある駅です。

児玉駅は昭和6年に開業された歴史ある駅ですが、近年新駅舎が完成してきれいになりました。

電車の本数は1時間に1本と少なめですが、駅周辺には地元のお店が立ち並んでいます。

カジュアルな衣類店や焼き鳥屋、電機屋などがあるので、待ち時間に利用してみることもおすすめです。

本庄市のバス

本庄市には路線バスが整備されており、通勤・通学の際に地域住民に利用されています。

近年はデマンド型バスである「はにぽん号」や「もといずみ号」が運行されています。

こちらを利用する際には事前予約が必要になるため、予約センターにご連絡ください。

予約の際に利用したい日時や乗車・降車するバス停、利用する人数をお伝えください。

路線バスに乗り継いで利用される場合には、乗継割引制度も設けられています。

詳しくは予約の際に確認していただくことをおすすめします。

本庄市の高速道路

本庄市には関越自動車道「本庄児玉IC」があるので、高速道路での移動にも便利です。

高速道路を利用すれば、首都圏にもアクセスしやすくお出かけや通勤に利用する地域住民の方が多いです。

遠方から葬儀のためにお越しの方も高速道路を利用してお越しいただけるので、利便性が高いです。

これらのことから本庄市は高速道路も整備され、交通の便が良い地域であるといえます。

本庄市のおすすめエリア

本庄駅周辺エリア

本庄駅周辺にはショッピングセンター「アピタ本庄店」やショッピングモール「ビバモール本庄店」、スーパー「ベルク本庄店」などがあります。

帰りに本庄駅周辺で買い物することができ、利便性が良いです。

周辺には「安養院」や「金鑚神社」などがあるので、立ち寄ってみるのも良いです。

「こだま温泉ファミリープラザ」や新1万円札にもなる「渋沢栄一記念館」もあります。

このように本庄駅周辺は利便性が良いので生活しやすく、観光スポットもあるので周辺で楽しめる地域であることがわかります。

早稲田エリア

本庄早稲田駅周辺にはニュータウンが広がっており、「本庄早稲田の杜」と呼ばれています。

駅前にはスーパーマーケットや大型チェーン店である「ベイシア本庄早稲田ゲート店」や「カインズ本庄早稲田店」があります。

「マリーゴールドの丘公園」はデートスポットや家族でのお出かけスポットとして知られています。

10～11月にかけてオレンジ色の花々が絨毯のように咲き誇り、見る者に感動を与えます。

冬場はイルミネーションが公園内を彩り、年間を通して四季折々の景色を楽しむことができます。

児玉エリア

児玉駅の周辺は落ち着きがあり、都心とはまた違ったゆったりとした時間が流れているような雰囲気があります。

昔ながらの街並みが今も残っており、少し懐かしい感じのする風情がある環境です。

駅周辺にはレストランや喫茶店などの飲食店があるため、電車を待っている間にゆっくりとお過ごしいただけます。

また、お買い物に便利な施設もあるため、必要なものを買いそろえる際にも利便性が良いです。

本庄市のおすすめ観光スポット

塙保己一記念館

塙保己一は各種文献を収集してまとめた「群書類従」を完成させた人物で、正編666冊、続編1,185冊にものぼります。

この「群書類従」は日本の文学や歴史などを研究する上で欠かせない重要な資料となっています。

この塙保己一の歴史を学ぶことができるのが「塙保己一記念館」です。

高窓の里

本庄市の南部である本庄市児玉町の小平地区は、古くから養蚕が盛んな地域です。

この蚕を育てる際には温度や湿度が大切になります。

高層階で蚕を飼育するために屋根の一部が突き出した特長のある建築様式のことを「高窓」といいます。

「高窓(たかまど)の里」はこの高窓の古民家が寄り集まっている集落のことです。

伝統的な歴史を感じさせる高窓の里は観光地として多くの方が訪れています。

本庄市立歴史民俗資料館

「本庄市立歴史民俗資料館」は、明治16年に建立された旧本庄警察署が修築されたもので、和洋折衷の美しい外観が特徴的です。

本庄市の歴史に関する資料が多く展示されているので、歴史を知る機会になります。

自分の住んでいる地域の歴史を紐とくことで、より愛着を持って生活できます。