豊岡市(兵庫県)の斎場・葬儀場一覧

豊岡市の概要

豊岡市の地理

豊岡市は兵庫県北西部にある自治体です。

北は日本海に面し、東側は京都府に接しています。

市の中心部である豊岡駅周辺は、盆地となっていて、街の中心部には円山川が流れています。

市の南部は奥深い山間部になっていて、1,000mを越える山もあるなど標高差があることが、豊岡市の地理的な特徴です。

豊岡市の人口

豊岡市の人口は、77,489人です。（2020年10月時点）

男女の内訳は男性が37,303人、女性は40,186人となっています。

世帯数は30,180世帯です。

豊岡市が現在の形になったのは2005年です。

2005年以降の人口推移を見てみましょう。

• 2005年10月　89,208人　29,617世帯
• 2015年10月　82,250人　30,189世帯
• 2020年10月　77,489人　30,180世帯

2020年までの15年間で、人口が1万2,000人近く減少し、世帯数は500以上増えていることがわかります。

これは各世帯の構成人数が減り、単身者や夫婦のみの世帯が増えたことの現れと言えるでしょう。

豊岡市の面積

豊岡市は東西には38.8km、南北には32.3kmと、やや東西に広がった形をしています。

市の総面積は697.6km²で、これは自治体として兵庫県最大の面積です。

兵庫県全体の面積が8,400.9km²なので、豊岡市の面積は兵庫県全体の8.3%にあたります。

豊岡市の特徴

豊岡市の歴史

豊岡市があるのは、かつては但馬と呼ばれていた地域です。

奈良時代の741年、仏教によって国を護り発展させていくための国策として、聖武天皇が全国に国分寺を建造するよう、勅命を出しました。

当時の但馬国にも国分寺が建造され、現在の豊岡市日高町に、但馬国分寺跡が残っています。

室町から戦国時代にかけては、山名氏が国を治め豊岡城が建造され、江戸時代には豊岡藩と出石藩が置かれました。

明治に初期には廃藩置県により豊岡県が作られましたが、5年後には廃止されて兵庫県に編入されます。

1950年に兵庫県内10番目の市として、豊岡市が誕生しました。

その後は近隣の町村との合併を繰り返し、現在の市の形になったのは2005年です。

豊岡市の文化

豊岡市は日本で最後の、野生のコウノトリの生息地です。

日本で最後の野生種が絶滅した以降は、コウノトリ保護増殖センターを設け、市をあげてコウノトリの繁殖と育成に力を入れています。

コウノトリと共生する豊岡をテーマに掲げ、コウノトリの保護だけではなく、自然環境を豊かにするプロジェクトを進めています。

豊岡市は長い歴史がある町です。

そのため市内には史跡や名所が豊富にあります。

江戸時代初頭に築かれた出石城址や、沢庵和尚が再興したため「沢庵寺」とも呼ばれている宗鏡寺などは、県や市の指定文化財となっています。

豊岡市の市の花はチューリップ、市の木は柳です。

また豊岡市のマスコットキャラクターは、玄武岩の玄さんです。

玄さんは豊岡市のゆるキャラとして、各地のイベントなどで活躍しています。

豊岡市の産業

昔から豊岡市ではコリヤナギという植物を編んで作る、杞柳細工という伝統工芸がありました。

杞柳細工で籠を編み上げた柳行李は、室町時代から江戸時代にかけて、全国津々浦々まで広がりました。

戦後になって柳行李生産は衰退していきましたが、杞柳細工を支えた編み上げの技術は健在です。

鞄の製作へと発展し、現在では豊岡鞄としてブランド化された人気商品となっています。

農業で盛んなのは稲作です。

無農薬でヘルシーな「コウノトリを育む農法」で、自然と身体にやさしいお米が生産されています。

また地元のブランド肉として但馬牛や但馬鶏が人気ですし、自然な飼料で育てられた鶏卵も特産品とされています。

水産業で注目されているのはニジマスです。

豊富な湧き水で作られた養殖池で、ニジマスが育てられています。

また日本海では、ホタルイカやハタハタ、津居山カニなどの漁が盛んです。

豊岡市の葬儀事業

豊岡市内にある火葬場は、豊岡市立豊岡斎場だけです。

豊岡斎場がある場所は、豊岡駅から車で西へ10分ほど行った山あいです。

豊岡斎場には、火葬炉が6基あります。

待合室やロビーなどはありますが、安置室や葬儀式場はありません。

豊岡斎場での葬儀は、直葬のみが可能です。

豊岡斎場の使用料は、故人の年齢やご遺体の状態によって異なります。

また豊岡市民と市外の方では、料金に大きく差があります。

豊岡斎場での火葬費用は以下のとおりです。

豊岡市民と市外の方の火葬料金比較

• 12歳以上　1万8,000円　3万6,000円
• 1歳以上12歳未満　1万3,500円　2万7,000円
• 1歳未満　9,000円　1万8,000円
• 死産児　9,000円　1万8,000円
• 胞衣など　3,500円　7,000円

豊岡斎場は市が運営している公営斎場なので、予約は豊岡市の行政機関で受け付けています。

豊岡斎場の予約を受け付けている場所は、豊岡市役所と城崎支所、竹野支所と日高支所、出石支所と但東支所の6カ所です。

全国的にみると、友引は葬儀を行うのに縁起が悪いとされていて、友引が休みになる斎場が多くあります。

しかし豊岡市のある兵庫県では、友引だからといって葬儀を避けたりはしません。

豊岡斎場でも、友引でも休むことなく営業しています。

豊岡市の葬儀場探しのコツ

葬儀場の広さや設備の充実度を確認する

葬儀場を選ぶ際に気を付けたいのは、執り行う葬儀の規模と、葬儀式場の広さが合っているか、ということです。

葬儀の規模に比べて式場が狭いと、参列者の方が慌ただしく感じてしまいます。

式の進行にも、悪い影響が出てしまうでしょう。

いっぽうで葬儀の規模に比べて式場が広い場合、式場内が閑散としてしまって、どこか寂しい雰囲気になってしまいます。

「良いお葬式だった」と感じられるためには、葬儀の形式や規模と、式場の広さのバランスが大切です。

まずは葬儀の形式と規模を決めてから、葬儀に相応しい広さの葬儀式場を探すようにしましょう。

葬儀場の設備についての確認も、葬儀選びの際にはしておかなければなりません。

葬儀場に火葬施設があるかどうかは、葬儀場選びの際の重要なポイントになるでしょう。

火葬施設のある葬儀場は、あまり多くありません。

葬儀場に火葬施設が無い場合、告別式の後に火葬場へ移動する必要があります。

そのためには移動の手間がかかりますし、マイクロバスなどの車両の用意もしなければなりません。

特にご遺族のなかに高齢者の方がいる場合、葬儀の途中での移動は、大きな負担になることが考えられます。

しかし葬儀場に火葬施設があれば、移動の必要がありません。

ストレスも少なく移動の費用も必要ないので、火葬施設の有無は、葬儀場を選ぶ際には、ぜひとも確認しておきたいポイントです。

また葬儀場がバリアフリーに対応しているか、という点も事前に確認しておきたいポイントです。

葬儀は高齢の方が多く参列する機会です。

そのため段差の有無やエレベーターの有無など、足元に不安を抱える方への配慮がある設備が整っているかは、重要なポイントになります。

葬儀場によっては、車椅子の貸し出しにも対応している所もあります。

これらの設備面の充実度も考慮しながら、最適の葬儀場を選ぶようにしてください。

葬儀場での装飾や花の手配の可否を確認する

葬儀では祭壇を設け、装飾を施すことが一般的です。

ご遺族や故人の好みに沿った、祭壇や装飾にしたいと思う方もいるでしょう。

しかし祭壇や装飾は、宗派や葬儀の規模によって決められているものです。

また葬儀場によっては、対応できるものとできないものがあります。

事前に自分達の宗派を確認して、どのような祭壇や装飾が可能なのか、葬儀場と話し合うようにしましょう。

葬儀に供える花の手配についても、事前に確認しておくべき事柄です。

葬儀場によって、供花や花輪などの対応は様々です。

葬儀場で供花の手配を受け付けている所もありますが、花の手配には関知せず、葬儀社や花屋を通して手配する場合もあります。

なかには特定の葬儀社を通さないと、供花を受け付けない葬儀場もあります。

供花や花輪、樒や献花などは、故人を偲ぶ参列者の方々のありがたいお気持ちを表すものです。

せっかく用意していただいたのに、葬儀場の都合で対応できないとなると、申し訳ありません。

事前に花の手配が可能なのかを確認して、無理な場合はその旨を参列者の皆さんにお知らせしたほうがいいでしょう。

葬儀場での宿泊施設や食事の提供状況を確認する

葬儀場に宿泊できるかどうかも、葬儀選びの際には確認しておきましょう。

日本の伝統的な葬儀は、夜通しお通夜を行い、翌日に告別式を行うというものでした。

近年は夜通しお通夜をすることが減ってきましたが、それでも故人との最期の夜を過ごしたい、というご遺族も多いでしょう。

その場合葬儀場に宿泊できるのか、もしくは仮眠できるのかを確認しておく必要があります。

葬儀場に宿泊施設がある場合には、浴室にバスタブがあるのか、シャワーだけなのかも確認しておきましょう。

また仮眠だけの場合、寝具は用意してもらえるのか、自分達で手配する必要があるのかも聞いておきましょう。

食事の提供状況も、確認しておかなければなりません。

お通夜と告別式を二日間に渡って行う場合、通夜振る舞いと精進落としを用意する必要があります。

これらの料理を葬儀場で提供できるのか、近隣の料理店に注文する必要があるのかを、事前に知っておかなければいけません。

どのような料理が可能で、費用がいくら位かかるのかも含めて、事前に確認しておきましょう。

豊岡市の葬儀場探しのお役立ち情報

豊岡市には豊岡市立豊岡斎場という公営斎場があり、火葬をすることが可能です。

ただし富岡市立富岡斎場は火葬に特化した施設のため、お通夜や告別式などの葬儀全般を執り行うことができません。

そのため豊岡市内で葬儀を執り行うためには、専用の施設がある葬儀場を探す必要があります。

豊岡市の交通事情

豊岡市の鉄道

豊岡市内を走る鉄道路線は、JR山陰本線と京都丹後鉄道・宮豊線の2つの路線です。

山陰本線はJR西日本が運営している路線で、京都駅から兵庫県北部や鳥取県、島根県を通り、山口県の下関市にまで至ります。

京都丹後鉄道・宮豊線は、京都府の宮津駅から豊岡駅へと至る私鉄の路線です。

路線　駅名　1日平均乗降客数（2019年時点）

山陰本線

　江原駅　1,118

　国府駅　176

　豊岡駅　3,434

　玄武洞駅　18

　城崎温泉駅　1,858

　竹野駅　370

京都丹後鉄道・宮豊線

　豊岡駅　183

　コウノトリの郷駅　2

玄武洞駅のみ、乗降客数は2020年時点のものです。

豊岡駅は山陰本線と宮豊線を合計すると、3,627人になります。

豊岡市のバス

豊川市内には全但バスが、豊岡駅を中心に走っています。

主な路線は以下のとおりです。

• 日和山線・八鹿豊岡線　日和山～豊岡駅～但馬農高
• 豊岡・出石線　日和山～豊岡駅～出石
• 八鹿出石線　出石～出石福祉ゾーン～但馬農高
• 江原出石線　江原駅～鳥居～出石
• 中筋線　江原駅～豊岡駅～豊岡病院
• 奥野線・目坂線　奥野～豊岡駅～目坂
• 団地バス線　法花寺～豊岡駅～戸牧団地
• 竹野線　豊岡営業所～豊岡駅～竹野
• 神鍋高原線　江原駅～神鍋温泉ゆとろぎ前～東河内
• 但馬空港線(空港リムジンバス)　城崎温泉～豊岡駅～コウノトリ但馬空港

また豊岡市内にはコミュニティバスや市内循環バスもあり、市内全般に交通網が張り巡らされています。

市営の循環バスとコミュニティバスの路線は以下のとおりです。

• 市循環バス・コバス　総合健康ゾーン～豊岡駅～総合健康ゾーン
• イナカー・気比三原線　城崎温泉～三原
• イナカー・赤石線　豊岡駅～赤石
• イナカー・竹野海岸線　相谷～田久日
• イナカー・八代線　市役所日高庁舎～小河江
• イナカー・三方線　市役所日高庁舎～知見
• イナカー・河野辺線　合橋小学校～薬王寺

豊岡市の高速道路

豊岡市内を走っている高速道路は、北近畿豊岡自動車道のみです。

山陰自動車道との接続も計画されていますが、2023年時点では未だ開通には至っていません。

豊岡市内には3つのインターチェンジがあります。

日高神鍋高原インターチェンジは、豊岡市の中で最も南にあるインターチェンジです。

国道482号線に接していて、神鍋高原へ行くのに便利です。

起点である丹波市の春日インターチェンジからは、59.4㎞の地点にあります。

日高北インターチェンジは、JR国府駅から西へ2㎞ほどの距離にあるインターチェンジです。

県道1号線に接しています。

起点である春日インターチェンジからの距離は63㎞です。

但馬空港インターチェンジは、北近畿豊岡自動車道における、2023年時点の終点になります。

県道50号線に接していて、但馬空港までは約3㎞、空港までの所要時間は5分ほどです。

起点である春日インターチェンジからは、65.5㎞ほどあります。

豊岡市のおすすめエリア

豊岡駅周辺エリア

豊岡駅周辺は、豊岡市内の中心部です。

駅前には駅直結のショッピングモールがあり、買い物や飲食に便利です。

駅前には高い建物が特になく、スッキリとしていて穏やかな雰囲気が漂います。

また少しレトロな雰囲気の商店街もあるので、散歩がてらの買い物も楽しめるでしょう。

市役所などの公的機関へのアクセスも良く、駅のすぐ近くまで住宅地が広がっています。

豊岡駅周辺は住宅地と商業施設がバランス良く整っていて、暮らしやすいエリアと言えるでしょう。

江原エリア

江原は豊岡市南部の日高町にある、江原駅周辺のエリアです。

街の中心には国道482号線が走り、かつては交通の要衝として栄えました。

神鍋高原の玄関口としても知られ、多くのレジャー客が訪れる街でした。

駅前にはおしゃれな洋館が建ち並び、まるでヨーロッパの高原かと見まがうようです。

駅周辺には高校や小学校、博物館や図書館などがあり、教育施設が整っています。

バス便は充実していますし、総合病院もあります。

レトロな雰囲気の商店街も健在で、買い物にも不自由はありません。

江原駅周辺はこぢんまりとしていますが、穏やかでおしゃれな雰囲気も楽しめる、暮らしやすい街と言えます。

城崎温泉エリア

城崎温泉は豊岡市北部にある、平安時代から続く温泉街です。

その昔コウノトリが傷を癒していたことから、発見された温泉と言われています。

駅周辺には趣のある旅館が軒を連ねています。

飲食店やスーパーもあるので、普段の買い物にも事欠きません。

城崎温泉エリアの特徴として、外湯と呼ばれるシステムがあります。

内湯が旅館の中の温泉なのに対して、外湯とは旅館ではなく街中にある共同浴場のことです。

城崎温泉の街中には7つの外湯があり、それぞれの外湯を巡るのも名物のひとつとされています。

城崎温泉から更に北へ向かうと日本海に至り、日和山海岸には「城崎マリンワールド」という人気の水族館があります。

城崎温泉エリアは、訪れる人の心と身体をほぐしてくれる、癒しのスポットと言えるでしょう。

豊岡市のおすすめ観光スポット

玄武洞(玄武洞公園)

玄武洞は豊岡市赤石の円山川東岸にある、そそり立つ石柱が印象的な絶壁と洞窟です。

JR玄武洞駅の対岸になります。

160万年前に火山の噴火で噴き出たマグマが、冷えて固まり分厚い層になりました。

以降長い年月をかけ、川の浸食によってできたのが、玄武岩の独特な石柱です。

玄武洞は国の天然記念物に指定されていて、玄武洞の周囲は玄武洞公園として、多くの観光客を集めています。

公園内には玄武洞ミュージアムがあり、鉱物や岩石の展示を行っているほか、カフェや工芸品の体験ゾーンがあり、幅広い層の方が楽しめるようになっています。

城崎マリンワールド

城崎マリンワールドは、日本海の日和山海岸沿いにある水族館です。

メインの水槽は推進12mもあり、これは水族館として国内で最大級の深さを誇ります。

館内にいる生物は、アザラシやトドなどの哺乳類やペンギンなどの鳥類、ブリやタカアシガニなどの魚類や、オオサンショウウオなどの両生類まで多種多彩です。

イルカやアシカのショーなども楽しめるほか、体験型のアトラクションも用意されています。

ドルフィントレーナーの体験や魚群への餌やり、水族館の裏側を飼育員の解説を聞きながら見学できます。

またアジ釣り体験もでき、釣った魚を天ぷらにしていただくことも可能です。

城崎マリンワールドは、家族でもカップルでも、一日中楽しめる人気のレジャースポットと言えるでしょう。

神鍋高原

神鍋高原は豊岡市の南西部の日高町にある、神鍋山を中心とした高原です。

神鍋山は2万年ほど前の火山によってできました。

噴火によって噴出したマグマが、冷却してできたスコリア丘で、標高は469mあります。

神鍋山周辺の神鍋高原には、火山の溶岩流でできた渓谷や風穴など、自然が作った魅力溢れるスポットです。

大正時代からスキー場ができるなど、古くからレジャースポットとして人気を集めてきました。

現在ではスキーの他にもキャンプや登山、釣りやハングライダーなど、自然の中での様々なレジャーを思いっきり楽しめます。