大田区の概要

大田区の地理

東京都大田区は、東京都の南東部に位置する区で、東には東京湾に面していて、南には多摩川が面しています。

多摩川を境に神奈川県川崎市と隣接していて、この他には江東区、品川区、世田谷区、目黒区と隣接している区です。

大田区の人口

2023年4月現在で、大田区の人口は約73万人となっています。

世帯数は約40万6,752世帯です。

大田区は羽田空港があるなどの理由から、外国人も2万5,740人ほど住んでいて、これは23区内ではかなり多い人数になります。

大田区の面積

東には日本で最大級の大きさを誇る羽田空港があり、西には高級住宅街として有名な田園調布を持つことで知られる東京都大田区。

その面積は61.86平方キロメートルに及び、これは23区の中で最大の面積を誇ります。

大田区の特徴

大田区の歴史

東京都大田区が誕生したのは、1947年の3月14日のことです。

それまで現在の大田区は、「大森区」と「蒲田区」という2つの区でしたが、合併によって現在の大田区へと区名が改称されました。

ちなみに「大田区」という名前は、大森と蒲田から一文字ずつ取って「太田」と命名されたことに由来します。

また、「大森区」と「蒲田区」の誕生は1932年に当時の東京市に隣接する郡町村が編入して誕生した区です。

馬込、東調布、池上、入新井、大森の5つの町が大森区に、矢口、蒲田、六郷、羽田の4つの町が蒲田区になりました。

大田区の文化

大田区の文化には様々なものがあります。

大田区の北西には、洗足池という池があり、そこには勝海舟の記念館があり、勝海舟にまつわる様々な展示物を見学できる施設です。

また、品川区の境目あたりの大森地区には、縄文時代末期の貝塚の遺跡として歴史の教科書でも紹介されている、大森貝塚の遺跡があります。

大森貝塚から出土された土器は、縄文時代の文化を使える重要な出土品として、国の重要文化財にも登録されている有名な物です。

大田区の産業

大田区の産業として有名なのが、機械金属工場を中心とする「町工場」です。

「ものづくりの街」として全国的に名前が知られていて、従業員9名以下の小さな零細企業が区内の全工場の8割を占めているくらいです。

これらの工場で生産されているのは、電気機械などで使用されるネジやバネなどの金属加工品で、その製品の品質は内外から高い評価を受けていることで知られています。

この他にも大田区は銭湯が多いことでも有名で、都内で最も銭湯数が多い区です。

大田区の葬儀事業

大田区にある火葬施設付きの斎場は、臨海斎場です。

近隣の区との共同事業である「臨海部広域斎場組合」によって運営されている斎場で、アクセスは東京モノレールの流通センター駅から徒歩で10分、この他にもJR大森駅からバスだと10分で行けます。

駐車場は乗用車が249台、バスが10台駐車できるほど広大なので、規模の大きい葬儀でも余裕を持って駐車することが可能です。

館内は火葬炉や待合室といった施設以外にも、70名収容可能な葬儀式場や80名近く収容可能な会葬者控室もありますので、通夜から火葬まで全て行えます。

大田区には、民間が運営する葬儀場も多く構えており、臨海斎場の近くでボートレース平和島の向かい側にある「平和の森会館」は、会合だけでなく葬儀にも利用可能です。

馬込地区には「サンセルモ玉泉院　太田会館」や、「萬福寺（梶原殿）ホール」があり、池上本門寺近くの千鳥地区には、「サンゼルモ玉泉院　千鳥会館」など、この他にも大規模から小規模まで、様々な葬儀場があります。

大田区の葬儀場探しのコツ

自治体のウェブサイトを確認する

亡くなった後は、速やかに大田区のウェブサイトを確認して、戸籍に関する届出の方法を検索してください。

大田区の場合は、区役所の戸籍住民窓口や出張所で受付けをしています。

死亡後7日以内に届け出をするようにしましょう。

届出の際に必要な書類は、死亡届書と医師が作成する死亡証明書です。

この2枚は一体となっていて、その書類を区役所に持っていって受理されれば、火葬場を利用する際に必要となる火葬許可書が渡されます。

地元の葬儀社に問い合わせる

もし葬儀の費用を安く見積もりたいと思っているなら、地域密着型の地元の葬儀社に問い合わせてみましょう。

なぜなら大手の葬儀社と比較しても、人件費や広告費などを抑えていることから費用が安く設定されている場合もあるからです。

大手の葬儀会社の場合は、様々な細かいルールもあったりで遺族の要望に答えられない場合もあったりしますが、地域密着型の場合は細かな希望に対して臨機応変に応じてくれる場合もあるので、もしどの葬儀社にするか迷ったら選んでみるのもいいかもしれません。

参考になる口コミサイトを利用する

いざ葬儀となると、なれない場合は色々と慌ただしくなるので、葬儀のマナーなどについて色々と困惑してしまうことも多いかもしれません。

なので、いざという時のために参考となる口コミサイトを利用するのも1つの手です。

人生の終わりは唐突にやってくる場合もありますので、いつどうなっても計画的に進められるように、葬儀に関するサイトを探して参考にしていきましょう。

葬儀の際に悔いを残さないためにも、早めに準備しておくのが大切です。

大田区の葬儀場探しのお役立ち情報

東京都大田区の周辺には、大規模から小規模まで数々の葬儀場があります。

大規模な葬儀ができる大手葬儀場や、家族葬専用の小さな葬儀場など複数の葬儀場がありますので、自身の希望に合わせて選択することが可能です。

メモリアルニッソーや、葬式のえにしなど、東京都全域で利用可能な大手葬儀場も利用できる他に、大田区と世田谷区で4つの自社会館を持つサンセルモ玉泉院のような地域密着型の葬儀場もあります。

いずれも信頼と実績のある葬儀場ですので、自分に合った葬儀場を選ぶようにしましょう。

大田区にある火葬場は、東京モノレールの流通センター駅から徒歩で10分のところにある臨海斎場です。

品川区、港区、目黒区、大田区、世田谷区の5区によって共同運営されている火葬場で、これらの5区に住む住民は安い料金で火葬ができます。

葬儀ホールが4つと規模は大きく、通夜から告別式、火葬と一連の流れでスムーズに行えるので、葬儀場から火葬場への移動の負担を軽減することが可能です。

大田区の交通事情

大田区の鉄道

東京都大田区を走る鉄道は、JRは京浜東北線、私鉄は京浜急行本線と羽田空港へアクセス可能な京急空港線があります。

私鉄はこの他に蒲田駅から多摩川駅方面へ向かう東急多摩川線と、五反田駅方面へアクセスできる東急池上線があり、早朝から深夜まで本数も多く便利です。

この他にも、浜松町駅から羽田空港を結ぶ東京モノレールも大田区内を走っています。

東京と横浜の間に位置することから、大田区は鉄道のアクセスに恵まれています。

大田区のバス

大田区内を走るバスは、大森から蒲田、羽田地区の方は京浜急行バスの管轄で、池上や在原、田園調布付近は東急電鉄の沿線にあたるので、東急バスが走っています。

この他に、羽田空港近くの天空橋には川崎鶴見臨港バスが、大井競馬場や大田市場周辺には品川駅や大井町駅を結ぶ都営バスも運行していて便利です。

この他に、下丸子や矢口地区を走る「たまちゃんバス」というコミニュティーバスも運行していて、運賃は全区間160円となっております。

大田区の高速道路

大田区内を走る高速道路は、首都高速1号線羽田線と、首都高速湾岸線があります。

東京駅の西銀座ジャンクションから首都高速に入って、そのまま浜離宮公園や竹芝、芝浦埠頭を横目に直進している高速道路で、ほぼ東京モノレールと併走しながら羽田空港の方へ行けるようになっていますので、空港アクセスには重要な道路です。

首都高速湾岸線は、羽田空港のターミナルにアクセスしたり、横浜やお台場、東京ディズニーランド方面にアクセスできるようになっています。

大田区のおすすめエリア

蒲田エリア

最初に紹介する大田区のおすすめエリアは、JR、東急の蒲田駅と京浜急行の京急蒲田駅を中心とする蒲田エリアです。

ここは、京急蒲田駅から直接羽田空港へ移動できることから、羽田空港の利用者が前泊や深夜に到着した際に利用できるホテルがたくさんあります。

蒲田駅の周辺には、大田区役所や警察署などの官公庁が集まり、大田区の中心としての役割も果たしている他に、商業施設や飲食店が並ぶ商店街があって、連日活気のある街です。

大森エリア

次に紹介するのは、品川区と隣接したところに位置する大森エリアです。

JR大森駅の東口には繁華街や商業施設が立ち並び、西側には閑静な住宅街や商店街が広がっています。

大森駅の西側には大正末期から昭和にかけて、川端康成や村岡花子といった多くの文史が暮らしていたことで「馬込文史村」とも呼ばれたエリアもあり、記念館や居住地の跡地などもある地域です。

また、このエリアは、起伏に富んだ地形で自然に囲まれた地域でもあります。

蓮沼エリア

最後に紹介するのは、蒲田駅の隣に位置する蓮沼エリアです。

東急池上線の蒲田駅の隣に位置するエリアで、閑静な住宅街と庶民的な商店街がある地域で、五反田駅から20分でアクセスできて蒲田駅へも歩いて行ける距離にあるので、とても居心地の良い場所として人気があります。

多数の飲食店やコンビニ、スーパーも何件かありますので、生活する上で困ることはありません。

もし、蒲田駅の近隣に住みたいなら、おすすめのエリアです。

大田区のおすすめ観光スポット

池上本門寺

大田区を代表する寺院として有名なのが、池上地区にある池上本門寺です。

日蓮宗の大本山で、日蓮聖人入滅の霊場として知られており、日蓮宗の布教活動も行っている池上本門寺。

日蓮聖人が1282年に61歳で生涯を閉じた場所としても有名な池上本門寺は、「長栄山本門寺」とも呼ばれています。

この名前は日蓮聖人が、「法華経の道場として長く栄えるように」という祈りを込めたことで命名されました。

境内には700年の歴史を持つ墓地や、永台供養のお墓や樹木葬によるお墓もあります。

大森山王日枝神社

大森山王日枝神社はJR大森駅の近くにある神社で、新井宿の盟主である酒井権左衛門邸内に山王を祀った神社です。

1677年には、領主である木原義永の暴政に耐えかねた酒井と新井宿の義民6人がこの場所で斬殺されました。

現在の「日枝神社」と呼ばれるようになったのは1868年で、その後第2次世界大戦の空襲によって消失してしまいますが、1960年に再建を果たし現在に至ります。

御朱印をもらうこともでき、初穂料は300円です。

大森ふるさとの浜辺公園・大森海岸

大森ふるさとの浜辺公園・大森海岸は、東京都大田区平和の森公園内にある公園で、入場料は無料です。

公園内には、遊泳禁止ではありますが波打ち際で遊べる綺麗な砂浜や、無料で利用可能なレストハウスや長いローラースライダー、芝生広場もあってのんびりくつろぐには最適の公園となっています。

他にも有料になりますが、フットサル場やビーチバレー場もあるので、スポーツも気軽に満喫できる公園なので、週末に家族連れなどで楽しめる公園です。