一宮市の概要

一宮市の地理

一宮市は愛知県北西部に位置しており、市内に濃尾平野が広がっています。

低地に位置しており、平坦な土地となっているのが大きな特徴です。

気候は温暖で過ごしやすく、年平均気温はおよそ15度となっています。

ただし、ゲリラ豪雨が多い他、台風や集中豪雨などによって浸水することが多いため注意しなければなりません。

一宮市内を木曽川が流れている他、五条川、青木川、緑葉川などの河川や、大江用水、新般若用水などの水路もあり、水資源に恵まれているのも特徴です。

一宮市の人口

令和5年5月1日時点で一宮市の人口総数は37万9,341人で、男性は18万5,241人、女性は19万4,100人です。

人口密度は3,333人/km²です。

平成29年4月1日時点の人口が38万6,105人のため、減少傾向にあるといえるでしょう。

一宮市の面積

一宮市の面積は11,382ヘクタールで、東西が約15.3km、南北が約13.3kmとなっています。

一宮市の面積は愛知県内では12番目に大きく、愛知県全体の2.202％を占めています。

愛知県の面積の平均値が9,574ヘクタールのため、平均よりも面積の広い地域であることが分かります。

一宮市の特徴

一宮市の歴史

一宮市は古くは真清田神社の門前町として栄えた町です。

一宮市という名前は「一の宮」に由来しています。

「一の宮」とは、その地域（国）で最も格式高い神社のことを指す言葉でした。

この一宮市は尾張の「一の宮」である真清田神社があったため、この地域自体の名称が「一宮」となりました。

大正10年9月1日に市制が施工されて一宮市と呼ばれるようになり、その後、周辺地域の旧・尾西市や木曽川町などと合併し現在の形になりました。

一宮市の文化

一宮市には令和4年9月6日時点で、国指定の文化財が17件、県指定の文化財が34件、市指定の文化財が249件あります。

国の重要文化財には妙興寺勅使門、富田一里塚、木曽川堤の桜などが選ばれています。

また、前述した真清田神社は現在もパワースポットとして多くの方が訪れています。

真清田神社は舞楽でも有名で、毎年4月29日には舞楽神事が行われます。

この舞楽に用いられてきた木造舞楽面も、国の重要文化財に選ばれています。

他にも、近年では「凧あげ祭り」や「おりもの感謝祭一宮七夕祭り」、「一宮桜まつり」などの多くの観光客で賑わう季節ごとのイベントも催されています。　

一宮市の産業

一宮市は繊維産業が特に有名な地域であり、古くから木曽川や濃尾平野にある水を用いることで産業が栄えました。

織物・紡績・縫製・染色整理など、テキスタイル分野で特に秀でており、毛織物製造出荷額では国内の半分程度のシェアを誇っています。

工業地域では繊維工業の他に、食料品製造やプラスチック製品製造などの工場も多くあります。

日本三大七夕まつりの1つである「おりもの感謝祭一宮七夕祭り」や2尺玉が打ち上げられる「濃尾大花火」、「真清田神社」などへ観光で訪れる方も多い地域です。

一宮市の葬儀事業

一宮市には、一宮市によって運営されている一宮斎場と尾西斎場があります。

一宮斎場周辺は自然豊かな田園風景となっており、落ち着いて火葬を行える環境となっています。

一宮斎場には火葬炉が13基、汚物炉1基、動物炉1基と充実しており、様々な種類の火葬に対応可能です。

また、それ以外にもお別れ室や見送りホール、収骨室、待合室などの火葬中やその前後も快適にお過ごしいただける施設が備わっています。

駐車場も完備しているため、お車でお越しの方も安心です。

斎場の予約は市役所本庁舎市民課、尾西庁舎窓口課、木曽川庁舎総務窓口課、出張所の窓口で行えます。

また、時間外は本庁舎・尾西庁舎・木曽川庁舎の宿直までご連絡ください。

一宮斎場は死亡者か使用者の住所が一宮市内の場合などに料金が市内料金となり、安価に火葬を行えるため、市内にお住まいの方に特におすすめです。

犬や猫などのペットの火葬にも対応しているため、ご希望の方は一宮斎場の利用をご検討ください。

一宮市の葬儀場探しのコツ

葬儀場での宿泊施設や食事の提供状況を確認する

一宮市で葬儀場探しをする際は、宿泊施設や食事の提供状況の確認をすると良いでしょう。

葬儀場によっては宿泊施設がない場合があります。

通夜を行う場合、宿泊施設がないと親族は近くのホテルなどに宿泊する必要があるため、移動が負担になる可能性があります。

また、葬儀場で通夜振る舞いや精進落としなどの会食を行いたい方は、葬儀場で会食施設や食事の提供が行えるかを事前に確認しておく必要があります。

葬儀場内に会食施設がないと、外部の施設で会食を行う必要が出てきます。

葬儀場で会食を行った方が金銭的にも時間的にも負担が減るため、会食を行いたい場合は事前に葬儀場内に施設があるかを確認しておきましょう。

葬儀場の広さや設備の充実度を確認する

一宮市で葬儀場探しをする際は、葬儀場の広さや設備の充実度を確認すると良いでしょう。

葬儀場の広さは、行いたい葬儀の規模や参列者の人数をあらかじめ想定した上で決めることをおすすめします。

設備は親族控室や会食室、待合室、火葬場などの施設があるかなどを基に決めていくと良いでしょう。

親族控室は何部屋あるか、施設内に宿泊はできるのか、待合室は広いのかなどを事前に知っておくことで不満のない葬儀が行えます。

また、高齢の方や障がいのある方が参列する場合は、バリアフリーに対応しているかも併せて確認しておくと良いでしょう。

参考になる口コミサイトを利用する

葬儀場を選ぶ上で、口コミサイトを活用すると希望に合う葬儀場を見つけやすいでしょう。

葬儀場を事前に見学したとしても、実際に利用した時のことは分かりません。

後から希望通りに葬儀を行えなかったとしてもやり直しはできないため、慎重に選ぶことが重要です。

口コミサイトには実際にその葬儀場を利用した方の声が集まっています。

使ってみないと分からない部分についても情報を得られます。

さまざまな葬儀場の口コミが掲載されているため、複数の葬儀場を比較する際にも役立ちますので上手に活用していきましょう。

一宮市の葬儀場探しのお役立ち情報

一宮市の公営斎場である尾西斎場は、火葬炉が5基の他、告別室、炉前ホール、待合ロビー、収骨室、駐車場などの設備が備わっています。

また、民営の斎場では葬儀社「のいり」が運営するアメイユ本町が一宮駅東口から徒歩約5分とアクセス面で優れています。

式場は20席までとなっており小規模ですが、家族葬を行うには十分な広さがあります。

親族控え室も1部屋備わっており、駐車場は15台まで収容可能です。

なお、1組につき4台までしか停められないため、なるべく公共交通機関をご利用いただくと良いでしょう。

通夜には宿泊も可能で、浴室があるため自宅のように落ち着いてお過ごしいただけます。

他にも一宮市内では駅の近くにある葬儀場も多いため、公共交通機関ご利用の方も葬儀場探しが難しくないでしょう。

一宮市内には平安会館やシオン株式会社、イズモ葬祭などの葬儀社があり、家族葬や一日葬などご希望に応じて葬儀の手配を行ってくれます。

一日葬や家族葬など、希望する葬儀形式がある方は葬儀場が対応しているかをご確認の上、葬儀場探しをしていただければと思います。

一宮市の交通事情

一宮市の鉄道

一宮市内は名鉄とJRの2つの鉄道会社が走っている地域です。

一宮市内の名鉄一宮駅は、名古屋本線と尾西線の2路線が利用できます。

また、JR尾張一宮駅は東海道本線に組み込まれており、名古屋や豊橋、米原まで一本でアクセスが可能です。

名鉄一宮駅とJR尾張一宮駅は2つを合わせて一宮総合駅とも呼ばれています。

一宮市のバス

一宮市には「i - バス」という市内を巡行するバスがあります。

「i - バス」には、一宮地区を走る一宮コースや、尾西地区を走る尾西北コース、尾西南コース、木曽川町地区を走る木曽川・北方コースなどがあります。

また、他地域でも千秋町コース、大和町・荻原町コースなどの路線もあり、生活をする上で便利です。

バスは「尾張一宮駅前」からも出ているため、鉄道からの乗り換えも便利です。

一宮市の高速道路

主要なインターチェンジである一宮ICは、名神高速道路と名古屋高速16号一宮線名古屋方面に繋がっています。

一宮西ICは東海北陸自動車道に入ることができ、名神高速道路方面へ繋がっています。

尾西ICは東海北陸自動車道の木曽川市と岐阜市方面へ繋がっています。

一宮市内には他にも、多くのインターチェンジがあり、各種自動車道へ便利に接続されています。

一般道の国道22号線は名古屋市と岐阜市へ行けるため、市民の方が多く利用しており、一宮インターや木曽川インターと繋がっており、高速にも入りやすい道路です。

一宮市のおすすめエリア

名鉄一宮エリア

名鉄一宮エリアは、JR尾張一宮駅や名鉄一宮駅の一宮市内の2つの主要駅が中心となって生活圏が成り立っています。

駅前ビルには図書館や百貨店なども併設されており、市民の生活を支えています。

また、周辺にはカフェやコンビニエンスストア、スーパーマーケット、飲食店などが立ち並んでいます。

国営公園の木曽三川公園がある他、7月には商店街で一宮七夕まつりが行われます。

一宮の歴史を紡いできた真清田神社も名鉄一宮駅からほど近い場所にあります。

JR尾張一宮駅から名古屋駅までは約13分ほどでアクセス可能です。

妙興寺エリア

妙興寺駅前は、その名の通り妙興寺を中心としたエリアです。

妙興寺は貞治4年（1365年）に完成したとされる、大変長い歴史を有する寺院です。

「妙興寺勅使門」や「妙興寺文書」、「絹本著色仏涅槃図」、「絹本墨画白衣観音図」などの重要文化財が生まれた場所でもあります。

一宮市博物館も近くにあり、一宮市の文化を支えている地域でもあります。

歴史に興味がある方や一宮市の歴史を追いたい方はこのエリアを散策してみると良いでしょう。

木曽川エリア

木曽川駅は岐阜県に最も近い愛知県の駅で、このエリアは駅周辺が閑静な住宅地となっています。

また、「アピタ木曽川店」、「イオンモール木曽川」などの大型ショッピング施設が多くあり、お買物に便利な地域でもあります。

木曽川では、山内一豊の生誕を記念する一豊まつりが有名で、人々が甲冑や衣装に身を包み、一豊と妻お千代を中心に町を練り歩くパレードが目玉となっています。

一宮市のおすすめ観光スポット

138タワーパーク

138タワーパークには、一宮市のシンボルである138メートルの高さを誇る展望台「ツインアーチ138」があります。

138メートルは「いち（1）のみ（3）や（8）」にちなんでおり、展望台からは360度風景をパノラマで見渡せます。

138タワーパークの周りは自然豊かな公園になっており、芝生や庭園の四季折々の景色を見られます。

時期によって様々なイベントが行われるため、その都度多くの方で賑わう一宮の観光スポットです。

真清田神社

真清田神社は、本殿と渡殿が国の登録文化財にも指定された長い歴史を有する観光スポットです。

真清田神社は、太陽の神様である「天火明命（あめのほあかりのみこと」を祀っており、現在ではパワースポットとして多くの方が観光に訪れています。

一宮市はこの神社を中心として発展してきたため、一宮の観光スポットとしては欠かせない場所になっています。

毎年4月3日には「桃花祭」が行われ、商店街を神輿と騎馬武者が乗る馬が練り歩く名物イベントも行われます。

大野極楽寺公園

大野極楽寺公園は、一宮市内の木曽川の河川敷にある公園で、138タワーパークが隣接しています。

公園内にはバーベキューやサイクリング、グラウンドゴルフ、ドッグランなども行えるのが特徴です。

野球場も備えられている他、視聴覚室や研修室などの屋内施設も充実しています。

自然に恵まれているだけでなく、地域の方の交流の場としても発展しているスポットです。

自然の中でレジャーを楽しめるため、一宮の自然を体感したい方は大野極楽寺公園を訪れると良いでしょう。