日進市の概要

日進市の地理

日進市は、愛知県のほぼ中央に位置しており、西には名古屋市、東は豊田市やみよし市、南には東郷町、北には長久手市が隣接している都市です。

周囲は標高50〜160ｍの丘陵地で形成されており、市内の中央部には天白川が東西に流れており、流域には農耕地があります。

日進市の人口

令和5年4月1日現在の人口は、以下の通りです。

男性	女性	総人口	世帯数
4万6,598人	4万7,045人	9万3,643人	3万9,373世帯

数値は、登録されている日本人と外国人を合わせた人口になります。

1958年の統計開始以来、日進市の人口は年々増加傾向にあります。

人口が増加傾向にある理由として、名古屋市と豊田市の間に位置する日進市は、居住や就労を考慮したときに恵まれた立地であることが挙げられます。

また、市街地の整備などにも力を入れてきた結果、人口増加が続いていると考えられています。

日進市の面積

日進市の面積は、東西が8.9km、南北6.8kmで、面積は34.91平方キロメートルです。

1906年に、愛知郡香久山村・白山村・岩崎村が合併し、「日進村」となり、その後、町制・市制の制度施行を経て、1994年に現在の日進市となっています。

日進市の特徴

日進市の歴史

日進市には、古墳時代の群集墳が発見されており、その頃から人々が生活していたことがうかがえます。

奈良時代以降は、「猿投山西南麓古窯跡群」の主要地域として窯業を中心に発展を遂げてきた都市です。

戦国時代に織田信秀の領地となり、岩崎城が築城され、1584年には小牧長久手の戦いの舞台になった場所でもあります。

1889年に14村から3村になり、1906年に合併したことで日進村となりました。

その後、1958年に町制施行により日進町になり、1994年の市制施行に伴って、日進市へと変更されています。

昭和40年代からは、名古屋市のベッドタウンとして住宅街が立ち並んだほか、大学や短期大学などが多く設立され、文教・住宅都市として発展を遂げています。

日進市の文化

日進市の指定文化財は、以下の7つがあります。

• 臥龍の松（岩崎町小林・妙仙寺境内）
• 妙仙寺山門（岩崎町小林・妙仙寺境内）
• 白山第1号墳（本郷町宮下・白山宮境内）
• 天地社旧本殿（赤池町屋下・天地社境内）
• 岩藤天王祭の山車（岩藤公民館内）
• 香久山古窯（香久山五丁目・すずかぜ公園内）
• 聖人塚（浅田町東田面）

また、このほかにも市内に9つの文化財があります。

• 結界石（赤池町中島・霊鷲院境内）
• 椎の木（赤池町西組・龍淵寺境内）
• 日進変電所・防空壕（赤池町北山）
• 六字名号石塔（米野木町丸山）
• 馬の頭（米野木地区）
• 棒の手（浅田地区）
• 石橋（米野木町阿弥陀前）
• 石鳥居（本郷町宮下・白山宮境内）
• 岩崎城跡・空堀

それぞれの文化財を訪れることで、日進市の歴史や文化に触れられるため、おすすめです。

日進市の産業

日進市は、名古屋市と豊田市に接した立地から、ベッドタウンとしての特徴が現れています。

日々の暮らしに役立つショッピングモールや、スーパーなどの商業施設が多く建ち並んでおり、商業やサービス業の発展がめざましい地域です。

また、市内には工業団地が2ヶ所あり、金属製品や輸送用の機械器具の製造業が盛んです。

豊田市と隣接していることにより、自動車関連の向上が多く、自動車部品工場もあります。

市の南部には研究開発地区があり、研究開発施設や民間の研究施設、教育機関、研究センターなどもあり、教育や研究に関する産業も発展しています。

日進市の葬儀事業

日進市では、国民健康保険の加入者が死亡したときに、葬祭費が支給されます。

申請には、死亡した方の保険証や、申請者の葬祭を実施したことが確認できる資料、振込口座が分かるもの、本人の確認書類が必要です。

申請期間は、葬祭を執り行った日の翌日から2年以内とされています。

また、葬儀事業を扱う企業もあるため、故人や遺族の方のさまざまな希望に寄り添ったサービスを受けられるようになっています。

日進市でできる葬儀の形式は、以下の通りです。

• 一般葬
• 家族葬
• 一日葬
• 火葬式

一般葬は、故人の友人や知り合いの方など、幅広く来てもらえるようにする葬儀の形式です。

家族葬は、家族や親族のみで執り行えるため、故人との最後の時間をゆっくりと過ごせる葬儀の形式になります。

一日葬とは、通夜式をせずに告別式と火葬のみを実施する葬儀の形式であり、火葬式は火葬のみを実施する葬儀の形式です。

葬儀をサポートする企業によっては、事前相談や葬儀後のサポートを取り扱っているところもあります。

葬儀に関することで不安な点がある方は、事前相談を申し込むのも良いでしょう。

日進市の葬儀場探しのコツ

葬儀場の設備やサービス内容を確認する

葬儀場を選ぶときは、葬儀場の設備やサービス内容を確認しておきましょう。

葬儀場を利用する方は高齢者が多い傾向があるため、バリアフリーやエレベーターの有無を調べておくことが重要です。

また、葬儀中の親族控え室やロビーや会食室の広さなども、出席予定人数に合わせて確認しておきましょう。

特に親族控え室は、身体的・精神的に負担が大きい遺族の方が使用する部屋になるため、できるだけ快適に過ごしやすい部屋であることが重要です。

また、泊まる場合も考慮して、宿泊可能な施設かどうかや、浴室やアメニティなどの設備についても、あらかじめ把握しておくようにしましょう。

葬儀場の広さや設備の充実度を確認する

葬儀場の広さや設備の充実度を確認しましょう。

葬儀場の広さは、参列する人数に対応できる広さでなければなりません。

しかし、葬儀場が広すぎると、寂しい印象を与えたり、追加料金が発生したりする可能性があります。

そのため、あらかじめ葬儀場の広さを確認し、葬儀のイメージを固めておくことをおすすめします。

また、参列する方が待ち時間に過ごせる、ロビーがあるかどうかも重要なポイントです。

参列する方が待ち時間の過ごし方に困らないように、対策を立てておきましょう。

葬儀場のアクセスや駐車場の有無を確認する

葬儀場のアクセスや駐車場の有無を確認しておきましょう。

葬儀場へのアクセスは、最寄り駅から徒歩で来る場合やバス停などから来る場合など、さまざまなパターンが考えられます。

また、遠方から参列する方や高齢者の方が居る場合は、できるだけ移動距離が負担にならないよう、考慮した立地の葬儀場を選択しましょう。

自家用車での移動が可能な場合は、葬儀場や火葬場の駐車場の有無を確認しておくことが重要です。

民営斎場での葬儀の場合は、火葬場へ行くときの距離も合わせて検討しておく必要があります。

遠すぎると身体的な負担になったり、渋滞によって火葬に間に合わなかったりすることがあるため、注意しましょう。

日進市の葬儀場探しのお役立ち情報

葬儀をする上で、費用について知っておくべきことがいくつかあります。

日進市で葬儀をすると、少なくとも20万円程度の費用がかかります。

生活保護法に則し、地域で定められている葬祭費になり、火葬のみを実施した場合の金額です。

身元や身寄りのない方の葬儀を行政が主導となって執り行う場合、必要な物品や人件費を含めた費用が、約20万円となっています。

そのため、20万円以下の表記を公式サイトなどで掲載している葬儀業者の場合、追加料金が発生する可能性があるため、注意が必要です。

また、葬儀費用には、以下の費用がかかることがあります。

• 葬儀本体の費用（運営進行など）
• 物品費（お棺やシーツなど）
• 車両費（寝台車や霊柩車など）
• 飲食接待費（料理や返礼品など）
• 火葬費（火葬料金、収骨時の容器など）
• 会場費（葬儀場利用の場合/自宅の場合は不要）

飲食接待費や会場費は、参列する人数や規模によって異なります。

これらの費用について見積もりをきちんと出しているかどうか、理解した上で葬儀を依頼することが重要です。

日進市の交通事情

日進市の鉄道

日進市には、赤池駅・日進駅・米野木駅の3駅があります。

各駅に乗り入れている路線は、以下の通りです。

赤池駅	名古屋市営地下鉄鶴舞線、名鉄豊田線
日進駅	名鉄豊田線
米野木駅	名鉄豊田線

名古屋市営地下鉄・鶴舞線は、名古屋市西区にある上小田井駅から赤池駅までを繋ぐ路線です。

ラインカラーは青で、名鉄線と見分けられやすいように補色が使用されています。

赤池駅から豊田市駅までと、犬山線経由の岩倉駅や柏森駅、扶桑駅、犬山駅まで、相互直通運転を実施している路線です。

直通運転とは、複数の路線や区間、事業者をまたがった列車の運行を指します。

私鉄の名鉄豊田線は、名古屋市と豊田市を繋ぐ通勤や通学に便利な路線です。

沿線には大学や高校が多数あるため、通学目的での学生の利用も多くあります。

日進市のバス

日進市のバスは、日進市を巡回する「くるりんばす」と、名鉄バスや名古屋市などが運行する路線バスがあります。

「くるりんばす」は、日進市役所のバス停を中心に、7路線が市内を巡回するバス路線です。

「くるりんばす」で巡回している7路線は、以下の通りです。

• 赤池線
• 米野木線
• 三本木線
• 梅森線
• 五色園線
• 岩崎線
• 循環線

2016年から、バスロケーションシステムを導入しており、運行状況がリアルタイムで把握しやすくなっています。

市内在住の方で、中学生以下の子どもや障害者手帳・療育手帳などの交付を受けている方などは無料で乗車できるため、便利な移動手段です。

2023年4月現在、日進市内で運行しているバスは、以下の通りです。

• 名鉄バス
• 名古屋市営バス（名古屋市交通局）
• 三好ヶ丘ループバス（愛知つばめ交通）
• 東郷・藤田医大バス（名鉄バス）

その他、近距離高速バスも運行しており、市内の移動がしやすくなっています。

日進市の高速道路

日進市の高速道路は、東名高速道路と名古屋瀬戸道路が通っています。

日進市にはJCTがあり、上り・下りともにアクセスしやすいエリアです。

また、米野木町には東郷PAがあり、大型車21台・小型車70台が停められる駐車場もあります。

ぷらっとパークとしても機能しており、コンビニや食事を楽しめる施設もあるため、長距離移動の休憩にもおすすめしやすい場所です。

ぷらっとパークとは、高速道路の運営会社であるNEXCO中日本が設置しているSA・PAであり、商業施設は一般道からでも利用できます。

日進市のおすすめエリア

浅田町エリア

浅田町には、以下のおすすめエリアがあります。

• 名古屋市市電・地下鉄保存館「レトロでんしゃ館」
• マスプロ美術館
• いけばな八代流日進校

レトロでんしゃ館は、市内で実際に運航していた市電や地下鉄の車両を展示しています。

電車や地下鉄の歴史や、実際に運転を体験できる運転シミュレーション設備もあります。

マスプロ美術館は、浮世絵や古陶磁器などを展示している施設です。

幕末から明治時代の文明開化に伴う美術品の展示を主にしており、横浜や東京の開化絵や、美人画なども展示されています。

いけばな八代流日進校は、生け花教室として日本古来の生け花や、個性を重視した自由な生け花まで、幅広い生け花の技術を学べる教室です。

実際に生けた花を撮影してSNSにアップロードするためのスタジオも併設されており、初心者向けの生け花体験も開催されています。

生け花稽古のあとは、抹茶と和菓子が楽しめるサービスもあり、生け花に興味がある方におすすめしやすい施設です。

岩崎町エリア

岩崎町エリアには、以下のおすすめ施設があります。

• 御嶽山
• 岩崎城
• 岩崎御嶽社
• 岩崎城歴史記念館
• 岩崎城址公園
• ツキツキランプ

御嶽山は、標高3,067mの台形状の霊峰です。

ロープウエイもあるため、ハイキングや登山、ウインタースポーツなど四季折々の自然やアクティビティを楽しめます。

岩崎城は、室町時代の末に、織田信長の父・信秀が守っていた城です。

その後、丹波氏清が本郷城から移り、小牧長久手の戦いのときには激戦が繰り広げられた地域でもあります。

また、岩崎城歴史記念館には、日進市の歴史を知るための品が多く展示されています。

岩崎城周辺には岩崎城址公園があり、花見や歴史見学などのために多くの観光客が訪れています。

岩崎御嶽社は、岩崎町の御嶽山の山頂にある神社です。

本堂に洞穴があり、「お助け穴不動」という不動尊が祀られています。

また、北西400mほど離れたところに奥之院が置かれており、境内には展望台もあります。

ツキツキランプは、トルコの伝統工芸品であるモザイクランプの製作体験ができる施設です。

オリジナルのモザイクランプを製作できるため、自分の好きなデザインや色の魅力的なランプを作れます。

また、モザイクランプの販売やオーダーなどもできるため、モザイクランプに興味がある方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

岩藤町エリア

岩藤町エリアには、以下のおすすめ施設があります。

• 五色園
• 日進市総合運動公園

五色園は、大安寺が所有する敷地内に、親鸞聖人の生涯を再現した像がある宗教公園です。

五色園の「五色」は、園内で栽培されている松・竹・梅・桜・紅葉の5種類の色彩から名付けられています。

毎年4月上旬には桜が満開となり、花見の名所としても知られている施設です。

また、園内には宿泊施設もあるため、研修や合宿など幅広い目的で利用できます。

日進市総合運動公園は、さまざまなスポーツやアクティビティが楽しめる施設です。

日進市総合運動公園には、以下のスポーツを楽しめる設備があります。

• 野球
• テニス
• 水泳
• キャンプ
• ジョギング
• 弓道

また、中央に位置するスポーツ広場では、サッカーやソフトボールなどさまざまなスポーツのために利用できます。

冬期には、管理釣り場もあるため、釣りや魚のつかみ取り体験などができる施設もあります。

日進市のおすすめ観光スポット

五色園

五色園のおすすめポイントは、園内に5種類の樹木が植えられており、四季折々の自然と美しい風景が楽しめるところです。

また、園内には親鸞聖人の人生を表した等身大の像があり、五色園を一周することで、親鸞聖人のさまざまな生き様を感じ取れます。

五色園には、談話室や大広間、研修室などのレンタルスペースもあります。

ミーティングやワークショップ、講演会など幅広い目的で利用できるため、レンタルスペースをお探しの方は電話でのお申し込みをおすすめします。

岩崎城

岩崎城の敷地内には、岩崎城歴史記念館や庭園などがあり、岩崎城の歴史や文化を感じられる施設になっています。

戦国時代初期、岩崎城は尾張国の東側にあり、織田信長の父・信秀の市場として築城されました。

岩崎は尾張や三河を往来するために使われており、交易の中心地として栄えていたといわれています。

その後、1529年に松平清康が攻め落とし、天文年間から丹羽氏清が修繕したあと、4代にわたって丹羽氏の居城として利用されます。

1600年の関ヶ原の戦いに参戦した丹羽氏は、大名へと昇格したあとで、城を三河国伊保へ移したため、岩崎城は廃城となります。

その後、1987年に住民の寄付によって現在の岩崎城が建設され、城址公園が整備されました。

岩崎城は、土塁や空堀などが残っており、日本史において重要な遺産となっています。

岩崎の歴史が分かる歴史記念館もあるため、岩崎の歴史を知りたい方におすすめしやすい施設です。

愛知牧場

愛知牧場は、名鉄豊田線の黒笹駅から徒歩約10分の距離にある牧場です。

牛の乳搾り体験や動物とふれあえる広場のほか、バーベキューやパターゴルフができる施設やジェラートハウス、売店などがあります。

また、愛知牧場には乗馬クラブがあり、引き馬体験やポニーへの乗馬体験ができます。

3日間でポニーライダーのライセンスが取れるサービスもあるため、乗馬に興味がある方におすすめの施設です。

季節によって、菜の花やひまわり、コスモスなどが咲く花畑迷路や、夏はブルーベリー、秋はサツマイモなどの収穫体験もできます。

牧場内をトラクターで一周できるイベントもあり、家族での牧場体験にもおすすめです。

お淋し見舞いは愛知県独自の文化

愛知県には、葬儀のときに「お淋し見舞い」を包む文化があります。

お淋し見舞いとは、遺族の方に向けた香典とは別の品を渡す文化です。

お酒やお菓子、果物など、「遺族の方が通夜の夜に寂しい思いをしないように」という願いを込めて渡すものになります。

お淋し見舞いを渡すときは、弔事用ののしを使って、「御淋し見舞い」や「御淋見舞い」などと記入した上で渡すようにしましょう。

また、お淋し見舞いとして渡す代表的な品として、薯蕷饅頭（じょうよまんじゅう）があります。

薯蕷饅頭はこしあんが入った白いまんじゅうのことを指します。

しかし、参列者の多くが持ってくる可能性があるため、日持ちのするお菓子やジュース、お酒などを持参する方もいます。

個包装されているお菓子などであれば、遺族の方の中で分けて持ち帰られるため、処分などの負担が少なくなるため、おすすめです。