春日井市の概要

春日井市の地理

春日井市は名古屋市の北東にある市で、北部から東部を弥勒山・道樹山などの山地で構成されており、西側が丘陵地域となっているため、市内は東高西低の地形になっています。

春日井市は夏は短いですが湿度が高く暑い日が多く、冬は平均的な寒さとなっています。

春日井市の人口

令和5年1月1日時点での人口総数は30万8,937人で、男性が15万3,314人、女性が15万5,623人です。

また、世帯数は14万501世帯となっています。

人口は平成31年をピークに減少傾向となっています。

春日井市の面積

春日井市の面積は92.78km²で、東西に15.7km、南北に13.7km広がっています。

面積は愛知県内で14位で、県内でのシェア率は1.795％です。

平均値が95.74km²のため、平均よりも総面積が小さい地域となっています。

春日井市の特徴

春日井市の歴史

春日井市の歴史は古くは旧石器時代まで遡ります。

その当時を知ることができる古墳として、特に価値が大きいものとして味美古墳群や二子山古墳が有名です。

中世には書で有名な小野道風が活躍し、尾張天台宗の復興のために密蔵院が建立し、建稲種命（たけいなだねのみこと）と日本武尊（やまとたけるのみこと）が祀られる内々神社も建てられました。

近世になると東海道と中山道の間にある春日井には、木曽と名古屋を結ぶ、参勤交代にも用いられた上街道と、現在の国道19号に沿った、庶民向けの道である下街道が作られました。

また、水不足に悩んだ春日井では、江戸時代に用水やため池が多く作られました。

近代になると中央本線ができたことで鉄道が通り始め、名古屋から多治見までが結ばれます。

馬車の代わりとして鉄道によって様々な品物が運搬され、移動手段としても利用されていきます。

戦後は農業や工場に力を入れていましたが、現在では住宅地として発展し、名古屋までのアクセスが良好なこともあり、多くの方が住んでいます。

春日井市の文化

春日井市はその歴史が古いことから、旧石器時代から近世までの多くの歴史的建造物が点在しています。

94メートルの大きさを誇る前方後円墳の味美二子山古墳は、国の指定史跡にも選ばれています。

他にも、密蔵院では彫刻「木造薬師如来立像」や建造物「密蔵院多宝塔」などの国の指定文化財を所有しています。

内々神社は「内々神社庭園」が県指定の文化財に選ばれています。

また、近年は落合公園を会場とした夏祭りである「春日井市民納涼まつり」を開催しています。

「春日井市民納涼まつり」では屋台が立ち並び、盆踊りを踊ったり花火を家アフェたりといったイベントを通して市民の交流が行われています。

また、1977年から続いている「春日井まつり」では、市内を練り歩くパレードや「全国お国巡り物産展」などの出店が行われ、春日井市民が中心となって地域を盛り上げています。

春日井市の産業

春日井市はサボテンや桃が特産品として知られています。

サボテンは日本一の生産量で、近年は食用のサボテンの栽培にも取り組んでいます。

春日井市は丘陵地が多いことで桃の栽培に適しており、「しのおかの桃」などが特に全国的に知られています。

また、春日井市は工業にも力を入れている地域でもあります。

1950年に「王子製紙春日井工場」が工場を作ってからは、「パナソニック」や「富士通」、「トヨタ」などの有名企業が市内に工場を作りました。

現在では住宅地が多いことから、その周辺に大型商業施設ができており、小売業も発展しています。

春日井市の葬儀事業

春日井市の尾張東部聖苑は、春日井市・小牧市・豊山町によって運営されている公営の火葬場です。

火葬炉は15基、汚物炉が1基ある他、待合室や会議室、遺族控室、告別ホール、炉前ホール、収骨室などの施設が完備しています。

再燃焼装置によって無煙無臭化されており、周辺環境にも配慮している火葬場です。

また、通夜・葬儀・告別式に使用できるお別れ室も完備しており、尾張東部聖苑内で通夜から火葬までの一連の儀式を完了できます。

ただし、祭壇などは設置されていないため、葬祭業者に用意して貰う必要があります。

遺族控室は寝具や浴室がありませんが、通夜の宿泊が可能となっています。

火葬場やお別れ室を利用したい場合は、葬祭業者を経由してWeb予約システムから予約が行えます。

また、葬祭業者を利用しない場合などは、尾張東部聖苑に直接電話で予約を行うことが可能です。

なお、火葬は前日の午後3時までの予約が必須です。

火葬場は　組合市町である春日井市・小牧市・豊山町内に故人か使用者の住所がある場合、組合料金で安価に利用できます。

春日井市の葬儀場探しのコツ

葬儀場での宿泊施設や食事の提供状況を確認する

春日井市で葬儀場探しを行う際は、葬儀場の宿泊施設や食事の提供について確認しておきましょう。

葬儀場によっては通夜の宿泊が出来ないケースもあります。

故人の側に夜通し付き添っていたいとお考えの方は、そうした葬儀場では希望を満たせない可能性があります。

また、会食施設が無い場合は葬儀場で通夜振る舞いや精進落としなどの会食が行えない場合があります。

会食を行いたいとお考えの方は、ご利用予定の葬儀場が会食施設を備えているか事前に確認しておきましょう。

葬儀場の広さや設備の充実度を確認する

葬儀場選びでは、式場の広さもポイントです。

式場は希望する葬儀の規模に合わせて選ぶことが重要です。

式場が大きすぎると葬儀の印象が寂しくなる可能性があります。

小さすぎると参列者が全員会場に入れなくなる可能性もあるでしょう。

希望する葬儀の規模や形式を事前に考えておいて、検討している葬儀場の式場の規模が最適かどうかを確認しておきましょう。

また、設備の充実度も葬儀場によって異なるため事前の確認をおすすめします。

特に火葬場や霊安室、親族控室、会食室が備わっているかなどはしっかり確認しておきましょう。

また、参列者に高齢者や障がいのある方などがいる場合は、バリアフリーや車椅子の貸し出しなども確認しておきましょう。

可能であれば事前に葬儀場の見学を行うと、実際に葬儀を行う際の様子も想像しやすいでしょう。

葬儀場のアクセスや駐車場の有無を確認する

葬儀場へのアクセスについては事前に確認しておく必要があります。

最寄り駅や最寄りのバス停から葬儀場までどれくらい時間がかかるかを確認しておきましょう。

アクセスが悪い場所で葬儀を行うと、参列者が葬儀場まで来るのが大変になってしまうため注意しましょう。

また、車を利用される方が多い地域では、葬儀場の駐車場の有無も確認しておきましょう。

駐車場がない場合は周辺のパーキングなどを利用する必要が生じます。

できるだけ駐車場がある葬儀場を利用しましょう。

春日井市の葬儀場探しのお役立ち情報

春日井市には「家族葬のきずな　春日井」や「スマート・ホール 春日井 味美」などの葬儀場があります。

「家族葬のきずな　春日井」は、葬儀社「家族葬のきずな」によって運営されている式場で、家族葬に特化しています。

親族控室や会食室、小規模な式場が完備しており、付添安置も可能の施設が充実した葬儀場です。

周辺環境も良好でコンビニや飲食店なども500m圏内にあります。

「スマート・ホール 春日井 味美」は株式会社一平によって運営されている葬儀場で、家族葬や一般葬に対応しています。

1日1件の貸し切りの式場のため、他の葬儀の参列者を気にすることなくご利用いただけます。

バリアフリーにも対応しているため、高齢の方や障がいのある方も葬儀に参列しやすい斎場です。

また、春日井市・小牧市・豊山町で構成される組合が運営する尾張東部聖苑は、葬儀から火葬までを一か所で行えます。

また、組合地域内にお住まいの場合は費用も安価になるため、条件の合う方は利用を検討してみてはいかがでしょうか。

春日井市内で葬儀場をお探しの方は上記の情報を参考にしつつ、自分にとって最適な葬儀場を見つけていただければと思います。

春日井市の交通事情

春日井市の鉄道

春日井市ではJR中央本線が市内を横断しており、名古屋駅まで鉄道を利用して行くことが可能です。

また、名鉄小牧線、東海交通事業（TKJ）城北線・愛知環状鉄道なども市内と周辺都市を繋いでいます。

鉄道によって周辺都市との交通網が確立されており、小牧市や名古屋市中心部までの移動も便利に行えます。

JRの駅ではバリアフリーに対応しており、多くの方が安心して利用できるよう工夫されています。

春日井市のバス

春日井市のバスは、JR勝川駅やJR春日井駅、JR高蔵寺駅などの春日井市内の主要駅から周辺の市までを繋いでいます。

名鉄バスは駅から住宅街や重要な施設や市外を繋いでおり、あおい交通は春日井駅から小牧市までを繋いでいます。

また、県営名古屋空港までもJR勝川駅からバスによって繋がれているため、利便性が高いです。

コミュニティバスであるかすがいシティバスが高齢者の移動手段として、空白地域を埋める形で4路線が運行されています。

これらの3種類のバスにより、春日井市全域がカバーされています。

春日井市の高速道路

春日井市には、春日井ICや勝川IC、松河戸ICといったインターチェンジがあります。

春日井ICは東名高速道路と国道19号を接続するためのものです。

また、勝川ICは第二環状自動車道と国道19号を接続しています。

松河戸ICは名古屋第二環状自動車道と清洲ジャンクションや名古屋西ジャンクション、国道302号を繋いでいます。

内津峠パーキングエリアは春日井市内にある中央自動車道のパーキングエリアで、スナックやショッピング、トイレなどの施設が完備しています。

春日井市のおすすめエリア

勝川エリア

勝川エリアはベッドタウンとして機能しており、勝川駅周辺にはショッピングモールなどの商業施設が多く存在しています。

駅前にはコンビニエンスストアやカフェ、飲食店も充実しており生活がしやすいエリアとなっています。

名古屋からは電車一本でアクセスができ、高速道路や国道なども近いため、交通網が発達している地域となっています。

春日井エリア

春日井エリアは春日井市の中心であり、名古屋までのアクセスが良好なため、ベットタウンになっており、住宅地には多くの方が住んでいます。

病院や商業施設なども充実していて、スーパーマーケットやコンビニ、飲食店も豊富なため生活をする上で困らないでしょう。

春日井市役所からも近いため、自治体の手続きなどもしやすくなっています。

落合公園や県営朝宮公園や吉根観音寺などの観光スポットも充実しています。

高蔵寺エリア

高蔵寺エリアは自然が豊かでありながら、高蔵寺駅前にはスーパーマーケットやコンビニ、飲食店などもあるため、生活もしやすい地域です。

高蔵寺エリアでは、春日井市都市緑化植物園などの自然の中にある観光スポットが多くあります。

春日井市都市緑化植物園では四季折々の花々が楽しめる他、池ではボートに乗ることも可能です。

園内の温室では季節ごとに植物が変わるため、いつ行っても新鮮な気持ちで散策できます。

アスレチックもあり、家族でレジャーを楽しめます。

春日井市のおすすめ観光スポット

愛岐トンネル群

愛岐トンネル群は愛知と岐阜を繋いでいた国鉄中央線の廃線路が保存された観光スポットです。

トンネル群は1966年に廃線となってから長い間忘れられていましたが、地元住民たちの協力を得て半年間の捜索の末に発見されました。

その後、2007年から保存活動が始まり、現在は春秋の限定公開で実際にトンネルや周辺を歩いて見て回れるようになっています。

現在、愛岐トンネル群は、片道1.7kmの往復路で公開されており、約2時間をかけてトンネルや周辺を散策できます。

周辺には歴史遺産「玉野古道」や愛岐渓谷などのスポットもあり、併せて散策が可能となっています。

内々神社

内々（うつつ）神社は、建稲種命（たけいなだねのみこと）と日本武尊（やまとたけるのみこと）が祀られている由緒正しい神社です。

延喜式（えんぎしき）という平安時代中期に作られた律令の法典にも、その名が記載されています。

夢窓国師によって作られた林泉廻遊式庭園や、名工立川一族によって作られた権現造の社殿が特に有名です。

「すべらずの松」という松と百日紅が一つになっている木も観光客に人気で、特に受験生は合格祈願によく訪れています。

瑞雲寺

瑞雲寺は臨済宗妙心寺派の寺院で、県指定の文化財である「縄衣文珠画像」や「呂洞賓の図」などが所蔵されています。

西暦760年頃に熱田神宮の祠人の一人が僧侶となり、この寺院が作られたとされています。

瑞雲寺は天正十二年（1584年）に合戦で消失しましたが、大祐休軌禅師によって復興され、その後、享保十二年（1727々）に再び消失しましたが、十三年（1728年）に復興。

平成14年に本堂庫裡を再建してから、現在まで大切に保存されています。

坐禅会や、ペーパークラフトで韋駄天様を作るワークショップなども催されており、地域との交流にも力を入れています。

多数の文化財が所蔵されているため、歴史好きの方には特におすすめの観光スポットです。