犬山市の概要

犬山市の地理

犬山市は、愛知県の最北端に位置しています。

北側で木曽川を挟んで岐阜県各務原市・坂祝町と接し、東側は岐阜県可児市・多治見市と、南側は小牧市・春日井市と、そして西側は扶桑町・大口町と隣接しています。

犬山市の西部は、濃尾平野の一部であり、市街地、農地、工業地として利用されています。

北側を流れる木曽川の周辺は、名勝地に指定されており、古くから続く伝統的な鵜飼いも行われています。

鵜飼いは、1300年以上の歴史を持っています。

東部は丘陵地帯であり、自然に囲まれた美しい里山が広がっています。

ここには国の天然記念物に指定されているヒトツバタゴの自生地や、人工的に造られた池である入鹿池があります。

この地域は自然の景観が豊かであり、多くの人々にとって癒しの場となっています。

犬山市の人口

令和5年5月31日時点で犬山市の総人口は、7万2,290人です。

そのうち、男性が3万5,885人で、女性が3万6,405人です。

総世帯数は、3万1,772世帯です。

前年の同月に比べると、総人口は562人減っており、総世帯数は131世帯増えています。

犬山市の面積

犬山市の総面積は、74.90㎢です。

可住地面積は、41.02㎢で、可住地人口密度は1㎢あたり、1,782人になっています。

犬山市の総面積は、愛知県内で17番目に広い面積です。

犬山市の特徴

犬山市の歴史

犬山市は、古代から小さな集落が形成され、その中には東之宮古墳や青塚古墳などの古墳が残されています。

戦国時代には、織田氏の領地となりました。

江戸時代には、尾張藩付家老である成瀬氏が犬山城下町を建設しました。

この城下町は、戦災を免れたため、歴史的な建物や当時の町割りが多く残されており、国宝である犬山城とともに現在でも鑑賞することができます。

明治時代以降、犬山市は数回の合併を経て現在の姿となりました。

具体的には、昭和29年4月1日に犬山町、城東村、羽黒村、楽田村、池野村が合併して犬山市が設立されました。

犬山市の文化

「石上げ祭」とは、毎年8月に犬山市の尾張冨士で行われる祭りです。

この祭りは、犬山市の無形民俗文化財に指定されており、地域の大切な伝統行事として大変愛されています。

石上げ祭は、主に「石上げ」と「火振り」という2つの要素で構成されています。

朝早くから夕方までの時間帯に、多くの人々が尾張冨士の山道を登り、石を背負って山頂の奥宮を目指します。

尾張冨士の山中には、昔の人々が奉納した数多くの石が残されており、その中には非常に大きな巨石もあります。

日が暮れると、花火の打ち上げが合図となり、火振りが始まります。

山中は3つのエリアに分かれ、約1メートルの火のついた松明を振り回しながら、参道を下りて麓の広場に向かいます。

最後に、広場で焚かれた大きな篝火に松明を投げ入れるという締めくくりの儀式が行われます。

石上げ祭は、犬山市の地域文化を象徴する重要な行事であり、地域の人々によって大切に守られています。

多くの参加者が集まり、伝統と風習を体験することで、地域の結束を深める素晴らしい祭りです。

犬山市の産業

犬山市は、かつて稲置荘が存在し、尾張や飛騨など周辺地域との交流が盛んでした。

江戸時代には犬山街道が整備され、名古屋へのアクセスが向上しました。

明治時代以降、宅地開発や工業化が進み、現在では犬山高根工業団地に多くの工場が立地しています。

分野別には、生産用機械器具やプラスチック製品が重要な産業です。

犬山市は愛知県内で製造品出荷額トップの地位を誇ります。

また、げんこつ飴や犬山焼、地酒など個性的な食品加工品も犬山市の特産品として広く知られています。

犬山市の葬儀事業

犬山市には、尾張北部聖苑という公営の火葬場があります。

この施設は名濃バイパスに近く、犬山市、江南市、岩倉市、大口町、扶桑町の3市2町によって運営されています。

尾張北部聖苑では、葬儀場が併設されているので、火葬と葬儀を同じ場所で行うことができ、該当管内地域の住民の方は、手頃な料金で利用できます。

尾張北部聖苑の式場は、スライディングウォールを使用し、式場を仕切ることができるので、60名ほどの中規模斎場や、15名ほどの家族葬の会場として利用することが可能です。

また、控室も清潔であり、安心して利用することができます。

霊安室は2つあり、遺体の安置が可能です。

また、喫茶コーナーや自動販売機も完備されており、コーヒーや紅茶、ジュース、アイスクリームを楽しむことができます。

駐車場には大型バス5台と乗用車132台が駐車できるスペースがあり、車での参列者が多くても問題ありません。

尾張北部聖苑は広大な敷地に位置し、周囲は自然に囲まれています。

そのため、静かで穏やかな雰囲気が漂っており、故人を厳かに送るには最適な場所となっています。

犬山市の葬儀場探しのコツ

葬儀場でのお通夜や葬儀に参列する人数について確認する

葬儀場を探す時には、まず通夜や葬儀に参列する予定の人数を確認し、それに対応できる葬儀場を選ぶようにしましょう。

特に家族葬などの場合、参列人数が少ないのに広すぎる会場を選んでしまうと、寂しい印象を与えてしまうことがあります。

さらに、寂しい印象を回避するために、大きな祭壇に変更するなどすると、追加料金が発生し、予算をオーバーする可能性があるので注意が必要です。

また、参列人数を事前に確認せずに葬儀場を選んでしまうと、会場が狭く感じられる場合もあります。

そのため、葬儀場を探す時は、通夜や葬儀に参列する人数に適した葬儀場を探すことが大切です。

葬儀場のアクセスや駐車場の有無を確認する

参列者の中に、遠方から出席する方や、高齢者が多くいる場合、最寄りの駅やバス停からの距離や駐車場の有無を確認することが必要です。

また、葬儀を行う現地の状況によって、来場のしやすさも変わるため、実際に訪れてみることをおすすめします。

段差や斜面の有無など、実際の道のりを確認することも大切です。

民営斎場の場合は、火葬場までの距離も考慮する必要があります。

火葬場までの距離が遠いと、移動に身体的な負担がかかるだけでなく、渋滞によって火葬の予定が遅れる可能性もあります。

葬儀場での宿泊施設や食事の提供状況を確認する

葬儀場によっては、通夜の際に宿泊ができない場合があります。

その場合は、近隣のホテルを利用する必要があるので、事前に確認することが大切です。

宿泊が可能とされていても、シャワーや湯船の設備はなく、寝具のみのレンタルが可能な場合もあります。

そのような場合、自宅で入浴を済ませた後に葬儀場に向かうか、近くの温泉施設を利用する必要があります。

宿泊を検討している場合は、入浴設備の有無も確認しましょう。

また、食事の提供に関しても葬儀場ごとに異なることがあります。

葬儀場によっては、食事の持ち込みや別の飲食店からの出前ができない場合もありますので、スタッフに確認することが必要です。

犬山市の葬儀場探しのお役立ち情報

犬山市では、一般的な葬儀だけでなく、故人の生前の希望や家族のニーズに合わせた様々な形式の葬儀が行われています。

近年では、需要が高まっている小規模な葬儀も増えています。

犬山市がある愛知県の一部地域では、葬儀が終わった後に親族が集まり、「出立ちの膳」として食事をする風習があります。

この食事の際には、特に「涙汁」と呼ばれる辛いスープを飲むことが一般的です。

涙を流すことで故人との別れを惜しむ意味合いがあり、また体調を整える効果もあるとされています。

かつては、棺を担ぎ墓地まで運ぶなどの重労働があったため、葬儀後の疲労を回復させるために食事が大切でした。

現代でもこの風習は市民の生活に根付いており、葬儀に欠かせない要素として続けられています。

犬山市では、伝統的な葬儀形式から現代のニーズに合わせた葬儀まで幅広く対応していることが特徴です。

そのため、地域の風習に詳しく、様々な葬儀プランを提供している葬儀社を選ぶことをおすすめします。

犬山市の交通事情

犬山市の鉄道

犬山市の中心駅は、名古屋鉄道の小牧線、犬山線、広見線が通っている犬山駅です。

この駅は観光スポットへのバス発着が多く、活気にあふれています。

また、名古屋駅へは急行を利用すれば約30分でアクセスできます。

犬山市には犬山駅以外にも「犬山遊園駅」「楽田駅」「羽黒駅」「犬山口駅」「富岡前駅」「善師野駅」の6つの駅がありますが、このうち5駅は無人駅です。

犬山駅は交通の要所として重要な役割を果たしており、観光客や市民にとって便利な交通手段となっています。

犬山市のバス

犬山市には、コミュニティバスの「わん丸君バス」があります。

わん丸君バスは、発車時刻や遅延状況などの運行情報を、携帯電話やパソコンから閲覧できるバスロケーションシステムを導入しており、無料で利用できます。

また、令和3年11月からPayPayで運賃が支払えるようになりました。

わん丸君バスの1日乗車券は大人が200円で、子供が100円です。

わん丸君バスでは、四季折々の花や木を鑑賞できるほか、「花木めぐり」や犬山市の歴史を訪ねる「歴史探訪」が可能です。

犬山市の高速道路

犬山市へのアクセスは、尾張パークウェイを通る中央自動車道の小牧インターチェンジか、小牧東インターチェンジが最も便利です。

小牧インターチェンジは名古屋高速との接続点でもあり、東名高速道路や明神高速道路へは連絡路を通じて直結しています。

明神高速道路の小牧インターチェンジと中央道の小牧東インターチェンジから、犬山城まで車でおよそ25分で到着することができます。

この便利なアクセスルートを利用すれば、犬山市の魅力的な観光地や名所を手軽に訪れることができます。

また、道路の状況や交通量によって所要時間は異なる場合がありますので、事前に最新の交通情報を確認することをおすすめします。

犬山市のおすすめエリア

犬山駅周辺エリア

犬山駅は路線の乗り換えが出来るのでビジネスでの利用も多く、観光人気スポットへのバス発着も多い駅です。

また、名鉄犬山線の特急と急行列車が停車するため、約25分で名古屋駅まで行けるアクセスの良いエリアです。

東口にある犬山キャスタには、ローカルスーパーが入っているので買い物に便利で、西口には犬山市役所があるので、補助金などの各種申請などの手続きができます。

観光客の方は、犬山駅を拠点として駅から徒歩で犬山城下町を散策や食べ歩きされる方が多いです。

さらに、季節によって城下町をもっと楽しめるイベント・キャンペーンなども用意されています。

今井・池野エリア

犬山市内の山間部に位置する今井・池野エリアは、自然に囲まれた場所であり、多様なアウトドアアクティビティが楽しめます。

特に、ワカサギ釣りが人気の入鹿池や八曽ます釣り場は、釣り好きの方にとって魅力的なスポットです。

また、八曽自然休養林では、五段の滝や八曽滝をめぐるハイキングコースが楽しめます。

自然の中を歩きながら、美しい滝を鑑賞することができるのでおすすめです。

キャンプが好きな方には、アウトドア・ベース犬山キャンプ場や八曽モミの木キャンプ場がおすすめです。

ここでは自然の中でのんびりとキャンプを楽しむことができます。

さらに、博物館明治村や野外民族博物館リトルワールドなど、ドライブやデートにぴったりのスポットもあります。

今井・池野エリアは、自然の恵みを満喫しながらアウトドア活動や観光を楽しめる魅力的な場所となっています。

城東エリア

犬山駅の東に広がる城東エリアの丘陵地には、ひばりが丘公園や小野洞砂防公園などがあり、ウォーキングやジョギングに最適な場所です。

このエリアの住宅街では、自然に囲まれた環境で生活を送ることができます。

また、おしゃれなカフェも点在しており、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

交通アクセスも便利で、富岡前駅から名鉄広見線に乗り換え、犬山駅で名鉄犬山線に乗り換えれば、名古屋駅まで約45分でアクセスできます。

そのため、通勤にも適したエリアとなっています。

城東エリアは、自然を満喫しながら健康的なライフスタイルを楽しむことができる魅力的な場所です。

犬山市のおすすめ観光スポット

国宝 犬山城

国宝 犬山城は、織田信長の叔父である信康によって天文6年に創建された、現存する日本最古の木造天守です。

この城では、築城当時の木材が多く使用されており、歴史的な価値を持つ古木材のぬくもりを感じることができます。

特に注目すべきは、望楼型の天守の最上階からの眺めです。

晴れた日には、木曽川や御嶽山、岐阜城、名古屋駅ビルなど、美しい景色を一望することができます。

国宝 犬山城は、その歴史と美しさから多くの人々に親しまれています。

日本モンキーパーク

「日本モンキーパーク」は、大人も子供も楽しめる総合レジャーランドです。

ここでは、小さなお子様も楽しめる30機種以上のアトラクションが揃っており、ご家族の皆さまで心ゆくまで楽しむことができます。

特に人気なのは、オリジナルキャラクターの「モンパ君」と「モンピーちゃん」によるミニステージショーやグリーティングです。

子供たちは大興奮間違いなしです。

「日本モンキーパーク」は、お子様の遊園地デビューにも最適なレジャースポットとしておすすめです。

安全な環境で楽しい思い出を作ることができること間違いありません。

家族みんなで楽しい時間を過ごすために、ぜひ訪れてみてください。

桃太郎神社

犬山市にある桃太郎神社は、木曽川沿いにあります。

この地域は「桃太郎誕生地伝説」で有名であり、桃太郎が鬼を退治するために桃の実から現れた大神実命であると言われ祀られています。

神社の奥には桃太郎が最後に姿を消したと言われる桃山があり、古くから地域の信仰の対象となってきました。

境内には、彩色されたコンクリート彫刻が約20体設置されており、華やかな色彩の彫刻を通じて桃太郎の伝説を親子で体験することができます。

桃太郎神社は、家族で訪れて桃太郎の伝説に触れることができる素敵なスポットです。