君津市(千葉県)の斎場・葬儀場一覧

君津市の概要

君津市の地理

君津市は千葉県の房総半島南部にあります。

北西部は東京湾に接し、南東部には雄大な房総丘陵が広がります。

鹿野山や安房高山などの、県内でも有数の高さを誇る山も複数ありながら、東京湾岸の埋め立て地もあるという、標高差のある地理が特徴的です。

君津市内は君津地区と小糸地区、清和地区と小櫃地区、上総地区の5つの地区に分けられます。

そのなかでも北西部にある君津地区が、重工業地帯を擁する市街地として、最も栄えています。

君津市の人口

君津市の人口は、8万2,233人です。（2021年10月時点）

世帯数は3万9,160世帯で、男女比の人口は男性が4万1,954人、女性が4万319人です。

続いて市内の5つの地区別人口も見てみましょう。

• 君津地区　6万1,123人　2万9,465世帯
• 小糸地区　7,737人　3,452世帯
• 清和地区　2,513人　1,250世帯
• 小櫃地区　4,703人　2,038世帯
• 上総地区　6,197人　2,955世帯

人口・世帯数共に、君津地区に集中していることがわかります。

次に過去20年分の、人口推移を見てみましょう。

• 2001年4月　9万3,049人　3万3,012世帯
• 2011年4月　8万9,377人　3万6,667世帯
• 2021年10月　8万2,273人　3万9,160世帯

ここ20年で人口が1万人以上減少しているのが分かります。

また人口減に対して、世帯数は6,000戸ほどの増加です。

1世帯当たりの構成人数が、減少していることが分かります。

君津市の面積

君津市の面積は、318.81km²です。

これは368.17km²の市原市に次ぐ、千葉県内で2番目の広さになります。

幅は東西に27.3km、南北に22.6kmと広がっており、周囲は118.2kmにも及びます。

君津市と市境を接しているのは、木更津市と市原市、富津市と鴨川市、大多喜町の5つの自治体です。

君津市の特徴

君津市の歴史

君津市が誕生したは1971年です。

それ以前は、君津町として存在していました。

君津町は戦時中の1943年、君津郡八重原村と周西村が合併して誕生しました。

終戦後の1954年にそれまでの君津町に、十周南村と貞元村が統合されます。

1970年には小糸村と清和村、小櫃村と上総村が、新たに君津町に加わりました。

これで現在の君津地区と小糸地区、清和地区と小櫃地区、上総地区の5つの地区が揃ったことになります。

そして翌1971年に市制が施行され、千葉県内25番目の市として、君津市が誕生したのです。

君津市の文化

君津市は北西部の東京湾岸に工業地帯と市街地、南東部の内陸には豊かな自然が拡がります。

都会と田舎が、ほどよく融合している点が特徴的な街です。

JRの快速や高速道路などの交通網も充実しており、都心に1時間程度で行けます。

気候は温暖で過ごしやすく、水資源も豊かです。

国定公園や自然公園も多く、レジャーや観光施設も充実しています。

市の花として制定されているのは、ミツバツツジです。

1981年に市制10年を記念して、市民の意見を反映して制定されました。

市の木に制定されているのは、庭木や垣根として親しまれているキャラボクです。

1970年の君津町合併の際に、住民の意見を参考にして制定されました。

また君津市には、マスコットキャラクターもいます。

耳がミツバツツジになっていて、房総丘陵の森の中に住んでいる「きみぴょん」です。

人気のゆるキャラとして、各種イベントやテレビ番組などで活躍しています。

また自然が豊かな君津市内には、国や県が指定した文化財や史跡が数多くあることも特徴です。

国指定文化財の鹿野山の神野寺や梯子獅子舞い、高宕山の猿生息地などをはじめ、有形無形の文化価値の高い見所が多々あります。

また八幡神社や白山神社などに残る古墳や、平安時代の貞元親王のお墓など、古い歴史を辿る史跡にも出会えます。

君津市は古代から現代までの、幅広い文化を育んでいる街だと言えるでしょう。

君津市の産業

君津市で最も盛んな産業は工業です。

特に東京湾岸沿いの京葉工業地帯の一角を担う、製鉄業が重要な産業となっています。

君津市の製鉄業は、1960年代に始まりました。

当時九州に拠点を置いていた八幡製鉄が、君津市の東京湾岸に八幡製鉄君津製鉄所を設立しました。

八幡製鉄の君津進出に伴い、君津市の人口が増大します。

工場だけではなく工員やその家族も含めて、九州から大量に移住してきたのです。

1970年には八幡製鉄は社名が新日鉄となり、製鉄所も新日鉄君津製鉄所となります。

以降オイルショックやリーマンショックなど、景気の浮き沈みに左右されることはありましたが、現在も君津の主要産業として、確固たる地位を築いています。

東京湾岸の工業以外では、温暖な気候と豊かな自然を利用した農業も盛んです。

特に清和地区の自然薯や、小糸地区の大豆・枝豆などが、名産品として親しまれています。

また観葉植物として人気のカラーは、全国有数の産地としても知られていますし、地酒の醸造も盛んです。

君津市の葬儀事業

君津市には8万人以上の方が住んでいます。

人口の分布としては、北西部の東京湾岸に集中していることが特徴的です。

君津市の北西部は、昭和の高度経済成長期に製鉄業が勃興した地域で、当時九州をはじめとした他所の地域から、たくさんの方が移住して来ました。

また平成になってから、東京湾アクアラインをはじめとした交通網の拡充により、東京のベッドタウンとして利用する人も増えてきました。

現在の君津市の住民も、先祖代々君津に住んでいる方よりも、他所の地域から越してきた方が多くなっています。

このように君津市には比較的新しい住民が多いため、伝統的な風習の葬儀よりも、現代的な葬儀を行うことが多いのが特徴的です。

家族葬や一日葬、直葬などのシンプルな葬儀が、主流となりつつあります。

君津市内には、火葬場がひとつだけあります。

君津市の公営斎場である上総聖苑です。

市内にひとつだけある公営の火葬場なので、君津市民は上総聖苑で火葬を行うことが一般的です。

君津市の周辺には、木更津市にきみさらず聖苑、市原市にはいちはら聖苑という火葬場があります。

いずれも公営斎場で、それぞれの市民が優遇された価格になっています。

君津市民も利用はできますが、君津市の上総聖苑と比較すると、使用料金は約10倍です。

費用のことを考慮すると、君津市民が火葬をするのには、君津聖苑が最適と言えるでしょう。

君津市の葬儀場探しのコツ

葬儀場のアクセスや駐車場の有無を確認する

どこの葬儀場を利用するか決める際には、葬儀場のある場所が重要なポイントです。

自宅の近くや、地元で名前の通っている葬儀場を選ぶ、という方もいるかもしれません。

自宅の近くというのは、たしかに喪主やご近所の方にとっては、便利で自然なことでしょう。

しかし遠方から参列する方にとっては、必ずしも良い選択とは言えないかもしれません。

駅からや高速道路からなどの、アクセスの良い葬儀場にしたほうが、遠方からの参列者は来場しやすいでしょう。

喪主やご遺族の利用しやすさに加えて、参列者のアクセスしやすい所を考慮することが、葬儀場を選ぶ際には重要です。

また車で来場する方にとって、駐車場の有無も大きなポイントです。

駐車場の有無にくわえて、駐車場の収容台数がどれだけあるのかということも、事前に確認しておきましょう。

葬儀場での宿泊施設や食事の提供状況を確認する

二日間に渡って葬儀を行う場合、一日目にお通夜を、二日目に告別式を行います。

どちらかにだけ参列する方は別として、お通夜と葬儀の両方に参列する方には、宿泊施設の確保が必要です。

そのため葬儀場に宿泊できるかどうかも、葬儀場選びの重要なポイントになります。

葬儀場に宿泊できなければ、近隣にホテルなどを手配しなければなりません。

その場合に必要になる費用なども含めて、葬儀場を比較したほうがいいでしょう。

また夜通しでお通夜を行う場合、ご遺族が仮眠できるかどうかも重要なポイントです。

仮に仮眠スペースがあったとしても、寝具の提供ができない葬儀場も数多くあります。

その場合には貸布団の手配も必要になるので、事前によく確認しておきましょう。

葬儀場で食事の提供が可能かどうかの確認も不可欠です。

お通夜には通夜振る舞いを行い、参列者の方と故人との想い出を語らいます。

火葬の後の初七日法要には、精進落としをいただきながら、お世話になった方々をねぎらいます。

このように葬儀には、参列者の方々との会食を伴うことが一般的です。

そのため葬儀場を選ぶ際には、食事の提供が可能かどうかも確認しなければなりません。

葬儀場によっては、葬儀場で料理を用意できる所もあります。

また近隣の料理店に、仕出し料理を依頼する場合もあるでしょう。

葬儀の際の会食は、故人といただく最期の食事です。

食事提供の状況を確認することも、葬儀場を選ぶ際には忘れないようにしてください。

葬儀場の広さや設備の充実度を確認する

葬儀を行う際には、葬儀式場の広さが葬儀の規模や形式に合っているか、という点も重要でなポイントです。

参列者の多い大規模な葬儀なのに、狭い式場では葬儀の進行もままなりません。

いっぽうで葬儀の規模に比べて式場が広すぎると、とても寂しい印象の葬儀になってしまいます。

まずはどのような形式で、どのくらいの規模の葬儀を行うのかを決めてから、実際に行う葬儀の規模に見合った式場を選ぶようにしましょう。

葬儀場の設備についても、しっかりと確認する必要があります。

葬儀には様々な方々が参列してくれます。

高齢の方もいれば、幼いお子様を連れた方もいるでしょう。

その場合葬儀場内の段差の有無や、エレベーターや多目的トイレなど、バリアフリーに対応しているかどうかも重要なポイントになります。

またご遺族のための控室や、待合室の有無なども確認する必要があるでしょう。

全ての参列者の方々が、快適に過ごせる設備が整っているかという点も考えて、葬儀場を選ぶようにしてください。

君津市の葬儀場探しのお役立ち情報

千葉県の葬儀ではご遺体の安置を、故人の自宅で行うことが多い傾向にあります。

安置後に斎場や寺院などで葬儀を執り行い、火葬場へと赴くことになります。

君津市内にある火葬場は、市営の上総聖苑のひとつだけです。

上総斎場がある場所は、JR久留里線の久留里駅から車で5分ほど行った所です。

そのため住んでいる地域によっては、上総斎場よりも木更津市のきみさらず斎苑のほうが、近いということもあるかもしれません。

ただし市外の火葬場を使用する際には、使用料金が10倍ほどになってしまうので、注意が必要です。

それではここで、上総聖苑の利用料金をご紹介しましょう。

上総聖苑の火葬料金は、故人の年齢やご遺体の状態によって異なります。

また君津市民と、市外の方でも料金に差があります。

君津市民と市外の方の火葬料金

• 12歳以上　7,000円　4万円
• 12歳未満　4,000円　2万円
• 死胎　4,000円　2万円
• 改葬　4,000円円　2万円
• 事故などによる四肢　4,000円　2万円

上総聖苑を利用する際には、事前に予約をしなければいけません。

それではここで、上総聖苑で火葬をする際の、手順を紹介しておきましょう。

1. 上総聖苑の予約をする
2. 医師から受け取った死亡診断書を役所に提出する
3. 火葬許可申請書に必要事項を記入して提出する
4. 火葬許可証を発行してもらう
5. 予約日に上総聖苑へ、火葬許可証を提出する

上総聖苑の予約に関する問い合わせは、上総地域市民センターへ連絡してください。

電話番号は0439-27-3111です。

このようにして上総聖苑で火葬をすることができますが、上総聖苑には葬儀式場はありません。

そのためお通夜や告別式は、別の斎場で行う必要があります。

君津市の交通事情

君津市の鉄道

君津市内を走る鉄道は、JR内房線とJR久留里線の2つの路線です。

JR内房線は蘇我駅から房総半島の東京湾沿いに走る路線で、安房鴨川駅まで続きます。

JR久留里線は木更津駅から上総亀山駅まで、東京湾から房総半島の丘陵地を走る路線です。

内房線と久留里線は、木更津駅で乗り換えることができます。

君津市内にある駅は、以下の8つの駅です。

• 君津駅
• 下郡駅
• 小櫃駅
• 俵田駅
• 久留里駅
• 平山駅
• 上総松丘駅
• 上総亀山駅

内房線は君津駅のみ、その他の駅は全て久留里線になります。

内房線のダイヤは、ラッシュ時には1時間に7本ありますが、それ以外は2本前後です。

久留里線のダイヤは本数が少なく、1時間に1本程度です。

君津市のバス

君津市内には日東交通というバスが、君津駅周辺を中心に走っています。

路線バスだけではなくコミュニティバスも含めて、市内に走っているバスは14路線です。

路線名と主な運行経路を紹介しておきましょう。

• イオンモール富津線　君津駅北口～イオンモール富津
• 周西線　君津製鉄所～中島
• 畑沢線　木更津駅西口～君津駅南口
• 富津線　木更津駅西口～富津ジャンボプール
• 三島線　木更津駅西口～君津バスターミナル
• 君津市内循環線　君津駅～君津製鉄所～八重原
• かずさアカデミアパーク線　木更津駅東口～かずさ小糸南
• イオンモール木更津線　木更津駅西口～イオンモール木更津～君津駅南口
• 鹿野山線　佐貫町駅前～マザー牧場～神野寺
• 富津市役所・君津駅線　大貫駅東口～君津駅南口
• 鴨川・木更津線　イオンモール木更津～亀田病院
• 小糸川循環線（コミュニティバス）　君津駅南口～君津グラウンドゴルフ場～君津駅南口
• 人見・大和田・神門線（コミュニティバス）　君津市役所～君津高校～君津市役所
• 中島・豊英線（コミュニティバス）　県民の森～鈴木病院前

君津市の高速道路

君津市内を走っている高速道路は、館山自動車道です。

館山自動車道は富津市の富津竹岡インターチェンジから、千葉市中央区の千葉南ジャンクションを結ぶ自動車専用道路です。

千葉南ジャンクションからは京葉道路に繋がり、その先は東関東自動車道や首都高速道路に繋がります。

また館山自動車道の木更津ジャンクションからは、東京湾アクアラインに接続します。

館山自動車道の君津市内にあるインターチェンジは、君津インターチェンジと君津スマートインターチェンジの2か所です。

君津インターチェンジから、京葉道路の起点である篠崎インターチェンジまでは69.3kmあります。

君津スマートインターチェンジから、篠崎インターチェンジまでは73.8㎞です。

また君津スマートインターチェンジには、上り下り線共に君津パーキングエリアがあります。

君津市のおすすめエリア

君津駅周辺エリア

JR君津駅には南北に出口があり、いずれの駅前にもロータリーがあり、整然としています。

普通電車に加えて快速や通勤快速、特急電車が停まる駅ではありますが、駅前はゴミゴミとしたところが無く、のどかな雰囲気が漂います。

駅周辺には飲食店や大型ディスカウントストアなどがあり、買い物にも食事にも困りません。

駅前には大型マンションがあり、また駅のすぐ近くにまで住宅が拡がっています。

君津駅周辺は、住居と商業施設がほど良く同居していて、暮らしやすいエリアと言えるでしょう。

人見エリア

人見は君津の市街地にあるエリアで、住みたい街としても人気があります。

北側には東京湾岸道、南にはJR内房線に挟まれた地域で、街の中心には小糸川が流れています。

街の東側にはイオンタウン君津が、西側にはイオンモール富津があり、買い物に便利です。

街全体は平坦ですが、中央部には人見山と呼ばれる、緑が豊富な小高い丘があります。

丘の上には千葉眺望100選にも選ばれた人見神社があり、参拝がてらに君津の街と、工場と海の絶景を見下ろすことができます。

日々の暮らしを豊かにする、最高の散歩道と言えるでしょう。

北子安エリア

北子安エリアは、君津駅や君津市役所の北東に位置する、住宅街を中心とした地域です。

東西南北に拡がるエリアで、東はなぎさ内房ラインに達し、北部は木更津市との境の広大な山林となっています。

エリア南西部は君津市役所近くの市街地に隣接し、駅までのアクセスも良好です。

北子安を東西に横切る子安通り沿線には、飲食店や商店もあり、普段の買い物や食事も便利です。

エリア内には緑豊かな公園があり、比較的ゆとりのある一戸建てが多く、子育てにも適した地域と言えるでしょう。

君津市のおすすめ観光スポット

清水渓流広場

清水渓流広場は、君津市の南東部の房総スカイラインに近い、笹川上流にあります。

SNSなどで話題になった、自然が作り出すハートが人気のスポットです。

豊かな自然の中にあり、一年を通して四季折々の自然の醍醐味を楽しめます。

5月から6月にかけてはゲンジボタル、6月から8月にかけてはヘイケボタルが現れ、幻想的な光のショーを見せてくれます。

11月から12月にかけての晩秋には、笹川沿いの豊かな樹々が美しく色づき、本州で最後まで楽しめる紅葉スポットとしても人気です。

自然が作り出すハート形を楽しめるのは、3月と9月の彼岸の頃の早朝がベストと言われています。

亀岩洞窟に太陽の光が差し込み、洞窟のフォルムを川面に映し出すことによって、ハートの形を作り出すのです。

ハート形は季節や天気に左右されるので、いつでも見られるというわけではありません。

様々な条件が合わさって初めて見ることができるのです。

亀岩の洞窟のハート形を見ることができた人は、素敵な幸運の持ち主だと言えるでしょう。

亀山湖

亀山湖は君津市南東部の、上総亀山駅の近くの小櫃川上流にある人造湖です。

1981年に完成した千葉県内初のダム、亀山ダム建造の際にできました。

サイクリングやハイキング、キャンプや釣りなどを楽しめるレジャースポットとして人気です。

特に秋の終わりに遊覧ボートから眺める紅葉が絶景で、たわわに色付く赤や金色の木の葉を、船上から見上げて堪能できます。

亀山湖と亀山ダムは、次世代に残したい20世紀遺産として、市によって指定されています。

ロマンの森共和国

ロマンの森共和国は君津市南部の清和地区にある、大自然の中でアトラクションを楽しめるスポットです。

40万m²ある広大な敷地にボートや釣り堀、アスレチックや巨大迷路、ミニSLなどの数々のアトラクションがあります。

親子で思いっきり身体を動かせるでしょう。

また木工細工や楽焼、ステンドグランスなどのもの作りも体験でき、子供に様々な経験を積ませることができます。

一日中遊んだ後には宿泊も可能です。

共和国内に専用のホテルがあるほか、キャンピングロッジやコテージなど、好みのスタイルでの宿泊を選べます。