大網白里市の概要

大網白里市の地理

大網白里市は、東京都心から約50〜60キロメートル離れた場所に位置しています。

大網白里市は九十九里平野のほぼ中央に広がっており、周囲には自然に囲まれた美しい風景が広がっています。

大網白里市の西部は緑豊かな丘陵地帯であり、自然の景観が魅力です。

中央部は広大な田園地帯が広がっており、東部は白砂と青い松の美しい海岸線が広がっています。

この地域は風光明媚な海岸地帯であり、自然の息吹を感じることができます。

大網白里市の人口

令和5年6月時点での大網白里市の総人口は4万8,349人で、男性が2万3,883人、女性が2万4,466人で世帯数が2万2,359世帯です。

令和5年5月時点からでは、人口が10人増加し、世帯数は21増加しました。

大網白里市の面積

大網白里市の総面積は58.08㎢で、その中で林野面積と主要湖沼面積を差し引くと、可住地面積は48.99㎢となります。

この可住地面積に対しての人口密度は1㎢あたり982人となっています。

大網白里市の特徴

大網白里市の歴史

大網白里市には、歴史的に古い遺跡などが存在しています。

昭和29年には2町1村が合併し、大網白里町が誕生しました。この町は丘陵、田園、海岸の3つの特徴ある風景を持つまちとなりました。

その後、第一次産業を中心とする地域として豊かな海や自然を背景にしていました。

高度経済成長期に入り、千葉市や東京都心からのベッドタウンとして注目され、昭和50年代からは町の西部の丘陵地を中心に宅地開発が進みました。

さらに、JR京葉線の外房線の乗り入れなどにより交通アクセスが向上し、人口が急速に増加しました。

そして平成25年1月1日に市制が施行され、大網白里市となりました。

大網白里市の文化

大網白里市には複数の国登録有形文化財と県指定文化財があります。

その中でも国登録有形文化財の「旧千葉銀行大網支店」は、大正10年頃に建築されました。

現在もタイル張りの外観で、大正時代の特徴を残しています。

当時の商業建設特有の様式で、モルタル塗りに目地を付けた石造りの外観が特徴です。

屋上には半円状の装飾があり、窓は上下開きで、建設当時の雰囲気を感じることができる建物です。

また、県指定文化財の「板絵馬著色武者絵」は、牛若丸と弁慶が描き込まれた一組の絵馬です。

これは県内で最も古い絵馬であり、裏面には墨書があり、天正7年に酒井伯耆守康治が縣神社に奉納したことが判明しています。

絵馬の上部には2箇所にひもを通す穴があり、一部が傷んで失われていますが、残っている部分の色彩は鮮やかで保存状態も良好です。

現在は県立中央博物館で保管されており、通常は一般公開されていません。

大網白里市の産業

大網白里市は千葉県に位置し、イチゴ栽培が盛んな地域です。

この地域で発祥したくろいちご「真紅の美鈴」は、酸味が低く糖度が高い特徴を持っています。

また、大網白里市は海産物の生産も盛んであり、特産品としてイワシのゴマ漬けが知られています。

このゴマ漬けは、大量に揚がるカタクチイワシを日持ちさせるために作られた九十九里の伝統的な料理です。

さらに、大網白里市からは「ソフトみりん干し」という特産品も生まれました。

この商品は試行錯誤を繰り返し、従来のみりん干しよりも柔らかく仕上げられています。

煮干しの生産量でも全国トップクラスを誇っています。

乾燥した煮干しは水分が少ないため、良質なタンパク質を含んでおり、栄養バランスの良い食品として注目され健康食としても人気があります。

大網白里市の葬儀事業

大網白里市の住民は、隣接する東金市に位置する「山武郡市広域斎場」という火葬場を利用することができます。

この火葬場は、大網白里市の住民も含まれる構成市町の住民が利用できる施設です。

山武郡市広域斎場では、火葬を行う際に比較的安価な料金で利用することができます。

斎場は渡り廊下と中庭によって、火葬棟と待合棟に分かれており、火葬棟は儀式の場にふさわしい尊厳と品位を持っています。

一方、待合棟は静かで暖かみのある雰囲気を大切にし、南側に庭園を設け、待合室からは美しい眺望と憩いの場を提供しています。

また、斎場全体は冷暖房完備であり、熱源として市営の天然ガスを使用しています。

火葬炉は無煙・無臭であり、耐久性と低燃費化を実現するためにファインセラミックを炉壁材として使用しています。

また、火葬炉の燃料にも公害のない市営の天然ガスが利用されています。

火葬の費用を抑えるために、山武郡市広域斎場を利用することは、葬儀の費用を少しでも抑えるための方法の一つです。

大網白里市の葬儀場探しのコツ

葬儀場の場所を確認する

葬儀場は多くの人が参列する場であり、参列者が円滑に到着できるよう、アクセスの利便性が求められます。

そして、葬儀は故人を偲ぶ大切な場なので、周囲の騒音や混雑が少なく、参列者が心静かに故人を見送ることができる環境かどうかも重要です。

葬儀場を探す時は、参列者や遺族が心地よく過ごせる場所であるか確認することが必要になります。

葬儀場の広さや設備の充実度を確認する

執り行いたい葬儀の形式の規模に合わせた広さかどうか、設備が充実しているかどうかなどは、葬儀場を探す際に確認する必要があります。

参列者が多ければ葬儀場もそれに合わせた広さが必要になりますし、逆に小規模の葬儀を行いたい場合は、葬儀場が広すぎると寂しくなってしまいます。

さらに、高齢者や身体的に制約のある人々にとっては、葬儀場がバリアフリーであるかどうかも重要です。

車椅子や歩行補助具を使用する人々が円滑に移動できるように、段差のないエントランスや手すりの設置など、利便性に配慮された葬儀場が求められます。

葬儀場に適切な広さと設備が整っているかどうかを確認し、葬儀を行うことが大切です。

葬儀場での装飾や花の手配の可否を確認する

葬儀場によっては、オリジナルの祭壇で葬儀を行うことが可能です。

葬儀場の装飾や花は、故人への最後の敬意を示せますし、葬儀の雰囲気や会場の美しさを演出し、参列者に感動や心の安らぎを与えることもできます。

ただし、装飾や花の手配などの費用がプランに組み込まれているかどうかの確認は必ずしましょう。

葬儀場によってプラン外で別に費用がかかったり、個人で手配しなければいけない場合もありますので、注意が必要です。

葬儀場での装飾や花の手配が可能な場合、専門のスタッフが適切なアドバイスやサポートを提供してくれることがあります。

大網白里市の葬儀場探しのお役立ち情報

関東地方では、火葬後にすべての焼骨を骨壷に納める「全収骨」が行われますが、大網白里市の近隣の千葉市などでは「部分収骨」が主流です。

部分収骨とは、焼骨の主要な部分のみを骨壷に納める方法であり、通常は西日本で一般的な方法で、東日本ではあまり見かけることがありません。

このような事情から、千葉市の「千葉市斎場 指定管理者管理運営の基準」では、部分収骨の希望の有無を確認することが規定されています。

九十九里町から館山市にかけての地域では、葬儀当日の朝に火葬が行われることがよくあります。

これは、「前火葬」と呼ばれる習慣であり、山間地や豪雪地帯など、訃報を受け取った親族がすぐに駆けつけられない地域でよく見られます。

「前火葬」は、遺体保存技術がまだ発展途上だった時期に、遺体の損傷を防ぐ目的で普及した風習でした。

また、海岸部の漁業が主体の地域においても、漁からすぐに帰還できない事情から、「前火葬」が実施される地域が存在します。

現代では、葬儀の習慣は古くからのものが少なくなってきていますが、農村部や沿岸部では古いしきたりがなおも受け継がれています。

葬儀を執り行う際には、地域に密着した葬儀社に依頼することで、地元の風習やしきたりに詳しい専門家のサポートを受けることができます。

大網白里市の交通事情

大網白里市の鉄道

大網白里市内にはJR外房線が通っており、大網駅と永田駅の2つの駅があります。さらに大網駅ではJR東金線も利用できます。

JR外房線は千葉駅から安房鴨川駅までを結んでおり、多くの人が通勤や通学に利用しています。

大網駅を利用することで、大網白里市内の人々がスムーズに都心部へ移動でき、生活や仕事において便利な交通手段となっています。

大網白里市のバス

大網白里市では、住民の生活を支えるために複数の公共交通機関が運行されています。

小湊鐵道や千葉中央バス、九十九里鐵道による路線バスが市内で利用できます。

また、交通の便が不十分な地域へのアクセスを改善するため、大網白里市内中心部と増穂地区を結ぶコミュニティバスが運行されています。

このバスは平成24年から運行が開始され、週末や祝日、年末年始も休まずに毎日運行されています。

運賃は、中学生以上は200円となっています。

また、小学生以下の子供や障害者手帳の提示があれば100円で利用できます。

さらに、運転免許自主返納者も運転経歴証明書の提示があれば100円で利用することができます。

大網白里市の高速道路

千葉県大網白里市の小中地区に位置する「大網白里スマートインターチェンジ」は首都圏中央連絡自動車道の一部として開発され、2019年3月24日に利用開始されました。

このインターチェンジは大網白里市と東日本高速道路株式会社関東支社によって整備が進められました。

大網白里スマートインターチェンジは、首都圏中央連絡自動車道の茂原北IC〜東金JCT間の本線に接続しており、24時間利用することができます。

利用する際には、一旦停止型のフルIC形式を採用しています。

この新たなインターチェンジの整備により、大網白里市周辺のアクセス性が向上し、観光や産業の活性化が期待されています。

また、救急医療施設への所要時間が短縮されることにより、救命率の向上も期待されています。

大網白里スマートインターチェンジは地域の発展に貢献する重要な交通インフラとなっており、地元の方々や訪れる人々にとって便利な利用拠点となっています。

大網白里市のおすすめエリア

大網エリア

大網エリアには、地域の中心となる大網白里市役所が位置しています。

市役所は地域の行政サービスを提供し、市民の生活を支えています。

また、大網エリアでは朝市が開催され、生産者と消費者が交流する機会が提供されています。

この朝市では、地元の生産者が自ら栽培した新鮮な野菜や地場産の魚、水産加工品などを販売しています。

地元の良さを知ることで、地場産業の活性化を図り、地域経済の発展に寄与しています。

朝市は地域の特産品を手に入れるだけでなく、生産者との直接のふれあいも楽しめます。

新鮮な食材や加工品を手に取りながら、生産者との会話や情報交換が行われ、地域の絆を深める場としても重要な役割を果たしています。

金谷郷エリア

金谷郷エリアには、鮮やかなヒマワリ畑が広がり、地域住民や観光客の目を楽しませていました。

地元の市民団体「ひまわりの里山辺実行委員会」は、1991年から遊休農地や転作田を活用し、景観の向上を目指してヒマワリの栽培を始めました。

夏休みの時期になると、農村ふれあいセンターやまべの郷前とJR外房線陸橋下の2カ所で見頃を迎えるヒマワリが楽しめました。

特に陸橋下では、電車とヒマワリを一緒に撮影することができ、鉄道ファンにとっても人気のスポットとなっていました。

しかし、残念なことに、ひまわりの栽培を担ってきた市民団体「ひまわりの里山辺実行委員会」が会員の高齢化により管理が難しくなり、解散を余儀なくされました。

その結果、ヒマワリの作付けが行われなくなってしまいました。

これにより、金谷郷エリアでヒマワリ鑑賞は難しくなりましたが、かつてのヒマワリ畑は地域の人々や訪れる人々に多くの喜びを与えました。

その風景と思い出は、地域の宝として今も心に残っています。

南今泉エリア

南今泉エリアには、美しい白里海岸が広がっています。

この海岸は太平洋を望む九十九里浜の中心に位置し、約3.5キロメートルにわたる海岸線が広がっています。

昔からイワシ漁の盛んな地域として知られており、その歴史を感じることができます。

また、南今泉エリアには多くの飲食店もあります。

特に海を眺めながら新鮮な魚介類を楽しむことができる日本食のお店が人気です。

海の幸を堪能しながら、清らかで美しい自然の景色を楽しむことができます。

南今泉エリアは、自然の美しさと美食の魅力が融合した場所です。

海岸沿いの散策や食事を通じて、地域の魅力を存分に楽しむことができるでしょう。

大網白里市のおすすめ観光スポット

季美の森ゴルフ倶楽部

季美の森ゴルフ倶楽部は、フラットな地形を活かした本格的なチャンピオンコースが特徴です。

緩やかな丘陵や白砂のバンカー、さらに多彩なウォーターホールのアレンジによって、戦略的なプレーを楽しむことができます。

周辺には住宅が点在しており、まるでアメリカのリゾートコースのような雰囲気が漂っています。

クラブハウスは、きらめく水面を望む美しいロケーションに位置しており、高級感にあふれています。

ここではゴルフを楽しみながら、さまざまな人との出会いを楽しむこともできます。

東京都内の箱崎インターチェンジから車で約55分というアクセスの良さや、電車でも簡単にアクセスできる立地も魅力の一つです。

また、カートにはGPSナビが搭載されているため、初めての方でも快適にラウンドを楽しむことができます。

季美の森ゴルフ倶楽部は、高品質なゴルフ体験を求める方におすすめの場所です。

小中池公園

小中池公園は、豊かな自然に囲まれた静かな場所であり、休日をのんびりと過ごすのに最適です。

千葉県内でも有数の長さを誇るローラーすべり台や、令和3年に新たに設置された大型複合遊具で、子供たちは存分に遊ぶことができます。

春には美しい桜並木が咲き誇り、桜を楽しむことができます。

また、秋には紅葉が美しい季節であり、彩り豊かな景色を楽しむことができます。

公園の堤防の上には遊歩道があり、広がる青空は美しいです。

小中池には多くの野鳥がやってきており、鳥のさえずりや風の音を聞きながらリラックスすることができます。

また、令和2年にはトイレが改装されたので、清潔で快適な環境で過ごすことができます。

小中池公園は自然と触れ合いながらリフレッシュしたい方におすすめの場所です。

白里海岸

白里海岸は、九十九里浜の中心に位置している海岸線です。

昔からイワシ漁で栄えており、都心からの交通アクセスも便利です。

毎年多くの海水浴客でにぎわい、トイレや無料シャワーなどの施設も整備されており、快適に過ごすことができます。

元旦には、初日の出を見るために多くの人が訪れ、雄大な太平洋から昇る朝日を楽しむことができます。

海辺には海浜植物が集まって生息するエリアが広範囲にわたり、5月中旬頃からハマヒルガオなど多くの海浜植物を見ることができます。

また、千葉県の重要保護生物であるコアジサシの営巣地でもあり、春から夏にかけて卵を抱く姿が確認されています。

同じ時期にはアカウミガメの上陸や産卵、ふ化も観察できます。